JPS6041910Y2 - ミシンにおける監視装置 - Google Patents

ミシンにおける監視装置

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JPS6041910Y2
JPS6041910Y2 JP4801280U JP4801280U JPS6041910Y2 JP S6041910 Y2 JPS6041910 Y2 JP S6041910Y2 JP 4801280 U JP4801280 U JP 4801280U JP 4801280 U JP4801280 U JP 4801280U JP S6041910 Y2 JPS6041910 Y2 JP S6041910Y2
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JP
Japan
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sewing
feed
presser foot
operating
sewing machine
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JP4801280U
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Inventor
雅夫 小川
敏夫 佐々木
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ブラザー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は送り歯の送り運動を利用する直線縫、ジグザ
グ縫等の一般の縫製作業、送り歯の送り運動を利用しな
い刺しゅう縫及びしつけ縫等の特殊な縫製作業並びに下
糸巻取り作業が任意に選択可能なミシンに関するもので
ある。
考案の目的 この考案の目的は前記の各作業に応じたミシン運転前の
準備操作のし忘れ、同じく準備操作に誤りがあるか否か
を確実にチェックできるようにした監視装置を提供する
ことにある。
実施例 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明すると、ミシン機枠1の脚柱2からアーム部3にか
けての前面には表示板4が取付けられ、その表示板4の
上部には横長四角形の模様表示部5が設けられるととも
に、その下部には監視部6が設けられている。
前記模様表示部5には、第2図に示すように縫目模様の
表示7が並列符記されるとともに、一端部にはその表示
7に対応する縫目等を選択するための選択部材としての
選択ボタン8が配置されている。
すなわち、この選択ボタン8の操作に基づく選択スイッ
チの作動により、第4図に示す縫目情報選択装置が作動
されて、第1図に示す押え足9及び第6図に示す送り歯
10を使用する直線縫、ジグザグ縫、かぎり縫等の一般
縫製作業と、押え足9に代えて専用の押え足を使用する
か、又は押え圧力をゼロにして使用し、送り歯10の送
り運動を利用せず手動にて加工布を任意方向に移送する
しつけ縫、刺しゅう縫等の特殊縫製作業と、縫目の形成
を必要としない下糸巻取り作業とを任意に選択してなし
得るようになっており、その状態が前記模様表示部5上
で表示されるようになっている。
前記監視部6には第1〜第7の表示12〜18が上下に
並列符記され、第1〜第6の表示12〜17にはそれぞ
れ1押え足UPJ、”送り歯UPヨ、1送り歯DOWN
J、’糸巻きSET J、 ”糸巻きUNSETJ、
’押え圧カヨと明記されており、又、第7の表示18に
は押え圧力の大きさを示す数字’0. 1.2.3ヨが
明記されるとともに、その各数字の部分が裏面側に設け
られた発光ダイオード19の発光によって点灯するよう
になっている。
第1〜第6の表示12〜17の左側には透光窓20〜2
5がそれぞれ対応して配置され、その透光窓の後方に設
けられた警告用指示ランプとしての発光ダイオード20
a〜25aの点灯を認識し得るようになっている。
第1〜第7の表示12〜18群の右側には、第3図に示
すようにこのミシンの簡略平面図26及び簡略正面図2
7が描かれている。
そして、第1〜第6の表示12〜17とこの両図26.
27中の対応する部分との間には指示線28が描かれて
いる。
すなわち、第1の表示12からの指示線28は簡略図中
の押え上げレバー29を指向し、第2及び第3の表示1
3.14からの指示線28は送り歯30を指向し、第4
及び第5の表示15゜16からの指示線28は糸巻き部
31を指向し、第6の表示17は押え圧力調節部32を
指向している。
次に、前記押え上げレバー29関係の具体的構成を第5
図に基づいて説明すると、下端に前記ミシン針11を有
する針棒50が設けられたミシン機枠1の頭部51には
スプリング52により下方へ向かつて付勢された押え棒
53が上下動可能に支持され、その下端には第1図に示
す押え足9が取付けられている。
押え棒53の中間部には押え棒抱き54が固着されると
ともに、その下方において押え棒54には作動板55が
挿嵌され、その作動板55の上部には作動突片55aが
形成されている。
押え棒53の近傍において、頭部51には押え上げレバ
ー56が回動操作可能に支持され、その一部には前記押
え棒抱き54及び作動板55に係合し得るカム部(図示
せず)が形成されていて、この押え上げレバー56を2
点鎖線位置から実線位置に回動させたとき、作動板55
及び押え棒抱き54を介して押え棒53及び押え足9を
上昇させ、それらを上昇位置で保持するようになってい
る。
押え棒53の近傍における頭部51には伝達レバー57
が中間部にて回動可能に支持され、その一端部が前記作
動板55の作動突片55aと係脱可能に対応している。
同じく押え棒53の近傍における頭部51には公知の上
糸張力調整装置58が配置されている。
前記伝達レバー57と上糸張力調整装置58との間にお
いて、ミシン機枠1に固定されたブラケット59には軸
60により作動レバー61が中間部にて回動可能に支持
され、その一方の腕部61aが伝達レバー57の他端部
に連結されるとともに他方の腕部61bが前記上糸張力
調整装置58の調子皿62に対するばね力を解放するた
めの連杆63に連結されていて、その作動レバー61の
近傍には第1のスイッチ64が配置されている。
そして、第5図の2点鎖線位置にある押え上げレバー5
6が上方に回動されて、押え棒53及び作動板55が扛
上されると、作動板55の作動突片55aと伝達レバー
57の一端部とが係合してその伝達レバー57が回動さ
れ、これに基づいて作動レバー61が2点鎖線位置から
実線位置まで回動されて、その一方の腕部61bにより
第1のスイッチ64が閉成されるようになっている。
一方、前記選択ボタン8により直線縫等の一般縫製又は
刺しゅう縫等の特殊縫製が選択された状態において、押
え足9が上がって第1のスイッチ64が閉成されている
と、第4図に示す縫目模様選択装置からの入力と、その
第2のスイッチ64からの閉路信号とが制御回路にて判
別され、第1の指示ランプとしての発光ダイオード20
aが点灯される。
なお、作動レバー61に対する実線位置への回動により
両調子皿62に対するばね力が解放される。
次に、前記送り歯30関係の具体的構成を第6図〜第9
図に基づいて説明すると、ミシン機枠1のベッド部71
内には送り台72が支持され、ミシン主軸に連動して回
転される周知の水平送りカム(図示しない)により前後
方向に往復動されるようになっている。
送り台72上には第1図に示すベッド部71上の針板7
3の開ロア4を通って上方に出没し得る前記送り歯10
が固定されている。
そして、送り台72はその一部とベッド部71との間に
設けられたばね(図示しない)により、送り歯10が沈
下する方向に回動付勢されており、その下限位置が送り
台72上に設けられたストッパ75とベッド部71の一
部との係合により規制されるようになっている。
送り台72の下方には、第7図に示すように軸76によ
り上下送り腕77が回動可能に支持され、その先端には
第8図に示すように収容孔77aが形成されるとともに
、その収容孔??a内にはスプリング78により外方に
付勢された係合ピン79が収容されている。
又、この上下送り腕77は上下送りカム80により上下
方向に往復揺動されるようになっている。
上下送り腕77の一側中間部には段付きねじ81により
上下送り板82が回動可能に取付けられ、その先端には
前記収容孔?7aと合致し得る嵌合孔82aが透設され
ている。
上下送り板82の中間部には偏心ねじ83が回動調節可
能に取付けられ、その偏心軸部にはコロ84が回転自在
に嵌挿支持されている。
前記送り台72の前端部には挾持板85がねじ86によ
り固定され、この挟持板85と送り台72との間で前記
コロ84を挾持するようになっている。
そして、前記上下送り腕77の収容孔??aと上下送り
板82の嵌合孔82aとが合致したときには、スプリン
グ78の付勢力により前記係合ピン79の頭部79aが
嵌合孔82aに嵌合されて、上下送り腕77と上下送り
板82とが一体的に結合され、この状態において送り台
72がコロ84を介して上方の作用位置に保持され、前
記送りカム80の回転により上下送り腕77及び上下送
り板82を介して送り台72に上下運動が付与されると
ともに、水平送りカムの回転により送り台72に前後運
動が付与されて、送り歯10が周知の四運動送りを行う
ようになっている。
又、前記係合ピン79の係合頭部79aが嵌合孔82a
から離脱した状態においては、上下送り腕77と上下送
り板82との結合が解除され、第7図に示すようにその
上下送り板82が時計方向に回動されて、前記送り台7
2の送り歯10が針板73の上面から沈下されるように
なっている。
第8図に示すように、前記係合ピン79の右端部にはス
トップリング87により作動杆88がその左端部におい
て取着されている。
第6図及び第9図に示すように、その作動杆88の近傍
において、ミシン機枠1にはねじ89により支持板90
が固定されている。
その支持板90の前面には送り歯沈下用手動部材として
の操作杆91が移動可能に支持され、その操作杆91に
形成されたL形孔91a及び横長孔91bには、支持板
90に螺着された段つきねじ92がそれぞれ挿通されて
いる。
又、この操作杆91の一端には操作部91cが折曲形成
されるとともに、他端には前記作動杆88に透設された
係合孔88aに遊嵌する段付き操作ピン93が突設され
ている。
そして、この操作杆91はスプリング94により左側下
方に向かって引かれている。
操作杆91の右端部近傍には第2のスイッチ95が配置
され、操作杆91が右方へ移動されたときに閉成される
ようになっている。
従って、操作部91cにより操作杆91を右方へ移動さ
せると、スプリング94の付勢力により第8図に示すよ
うにL形孔91aの直立部に段っきねじ92が係合して
操作杆91がその右方位置に保持される。
このため、操作ピン93を介して作動杆88が同方向へ
移動され、これに基づいて係合ピン79が右方へ移動さ
れて、その頭部79aが前記上下送り板82の嵌合孔8
2aから離脱し、上下送り板82及び送り台72が下方
に移動し、送り歯10が針板73の下方に沈下される。
又、操作杆91の右方移動により、その操作杆91が第
9図に示されているように、傾動するためその下側縁に
て第2のスイッチ95が押圧作動されて閉成される。
その後、操作杆91をそのL形孔91aの直立部と段つ
きねじ92との係合が外れるように引上げれば、スプリ
ング94の付勢力によりその操作杆91が左方へ復帰さ
れる。
従って、その後のミシン運転にともない係合ピン79の
頭部79aが上下送り板82の嵌合孔82aに嵌合され
て、送り歯10が加工布に送り運動を付与し得る状態に
復帰する。
そして、前記選択ボタン8により一般縫製に係る各種縫
目模様の形成が選択された状態において、送り歯10が
沈下位置にあって第2のスイッチ95が閉成されている
と、第5図に示す縫目情報選択装置からの入力と、第2
のスイッチ95からの入力とが制御回路にて判別されて
、第3の指示ランプとしての発光ダイオード22aが点
灯される。
又、刺しゅう縫等の特殊縫製が選択された状態において
、送り歯10が作用位置にあって第2のスイッチ95が
開放されている場合には、前記制御回路の作用により第
2の指示ランプとしての発光ダイオード21aが点灯さ
れる。
次に、前記糸巻き部31の構成を第10図に基づいて説
明すると、ミシンの上端(図示しない)の端部に設けら
れたハンドホイール101にはスプロケットホイール1
02が一体的に固着され、そのスプロケットホイール1
02と駆動用モータのスプロケットホイール(図示しな
い)との間には歯付はベルト103が掛装されている。
前記スプロケットホイール102の上部近傍において、
ミシン機枠1内の取付板104には段つきねじ105に
より、軸受部106a及びアーム部106bを有する支
持腕106が回動可能に支持され、実線で示す位置と2
点鎖線で示す位置とに選択的に回動配置されるとともに
、それらの位置に弾性的に保持されるようになっている
前記軸受部106aには糸巻き軸107が回動可能に支
持され、その上端部が第1図に示すようにミシン機枠1
に形成された透孔108から上方へ突出し、その突出部
に下糸ボビン(図示しない)が取付けられるようになっ
ている。
糸巻き軸107の下端にはゴム製の糸巻き車109が固
定され、支持腕105が2点鎖線位置に配置されたとき
に、前記スプロケットホイール102の側面に形成され
た凹凸のきざみ部に当接して、糸巻き軸107に回転が
伝達されるようになっており、その状態において糸巻き
軸107上の下糸ボビンが巻取回転されるようになって
いる。
前記支持腕106の近傍において、前記取付板104に
は第3のスイッチ110が固定され、その支持腕106
が実線位置にあるときに、前記アーム部106bによっ
て閉成されるようになっている。
第1図に示すように、糸巻き軸107の近傍において、
ミシン機枠1の外側面には糸立て棒111が設けられ、
前記針11又は糸巻き軸107上の下糸ボビンに糸を供
給するための糸駒が取付けられている。
そして、前記選択ボタン8により糸巻き作業が選択され
た状態において、支持腕106が実線で示す休止位置に
あって第3のスイッチ110が閉成されていると、第4
図に示す制御回路を介して前記第5の指示ランプとして
の発光ダイオード24aが点灯するようになっている。
又、選択ボタン8により前記一般縫製及び特殊縫製が選
択された状態において、支持腕106が2点鎖線で示す
糸巻き位置に回動配置されていて、第3のスイッチ11
0が開放されている場合には、前記制御回路の作用によ
り第4の指示ランプとしての発光ダイオード23aが点
灯されるようになっている。
なお、選択ボタン8により糸巻き作業が選択されたとき
には、ミシン主軸とスプロケットホイール102との間
にクラッチが解放されて、ミシン針及び送り歯の運動が
中断される。
次に、前記押え圧力調節部32関係の具体的構成を第1
1図及び第12図に基づいて説明すると、前記押え棒5
3上のスプリング52上部において、その押え棒53に
は作動杆121及びばね受け122が上下動可能に嵌挿
され、その作動杆121の先端部にはフック部121a
が形成されている。
押え棒53の近傍において、ミシン機枠1に固定された
支持金具123には軸124が回動可能に支持されてい
る。
その軸124には手動調節しバー125がその基端にお
いて固定され、その基端寄りには前記作動杆121のフ
ック部121aが連結され、先端には爪部125aが形
成されるとともに、操作部125bが取付けられていて
、この手動調節レバー125を操作部125bにて回動
操作することにより、前記作動杆121を介してスプリ
ング52の圧縮量を調節し得るようになっている。
従って、前記押え棒抱き54に作用するばね力を変更調
節して、前記押え足9による押え圧力を調節することが
できる。
手動調節レバー125の近傍において、ミシン機枠1に
は位置決め板126が固定され、その側縁部には手動調
節レバー125上の爪部125aと選択的に係合して、
押え足9にそれぞれ異なった押え圧力を提供するための
切欠部126a〜126dが形成されている。
すなわち、爪部125aが上端の切欠部126aに係合
されたときには押え圧力がゼ田こなり、その係合部が下
方へ移動するのに従って押え圧力が大きくなるようにな
っており、各切欠部126a〜126dと対応するよう
に位置決め板126上には押え圧力の大きさを示すr
□ Jrl 、 r 2 Jj″3Jの数字がそれぞれ
付されている。
前記支持金具123の外側面にはロータリスイッチより
なる第4のスイッチ127が取付けられ、この第4のス
イッチ127は支持金具123に固定の固定接点体12
8と、第12図に示す中心の突起129において前記軸
124の端面溝部124aに嵌合固定されてその軸12
4と一体的に回動する可動接点体130とにより構成さ
れている。
前記固定接点体128には4個の接点が設けられるとと
もに、可動接点体130には1個の接点(図示しない)
が設けられ、前記手動調節レバー125の爪部125a
と位置決め板126のいずれかの切欠部126a〜12
6dとの噛合関係に従って、可動接点体130上の接点
が固定接点体128上のいずれかの接点128aに接触
するようになっている。
そして、前記第7の表示18上において、前記爪部12
5aが係合したいずれかの切欠部126a〜126dに
対応する数字の発光ダイオード19が点灯されて、押え
圧力の度合いを表示するようになっている。
なお、この発光ダイオード19は第4図の回路とは別の
回路に接続されている。
さらに、選択ボタン8により一般縫製を選択した場合に
おいて、前記爪部125aが切欠部126aに係合して
、押え圧力がゼロの状態であると、第4図の制御回路の
作用により第6の表示17と対応する第6の指示ランプ
としての発光ダイオード25aが点灯され、又、特殊縫
製を選択した場合において、爪部125aが切欠部12
6b〜126dのいずれかに係合して、押え圧力が作用
する状態であると、同じくその発光ダイオード25aが
点灯されるようになっている。
次に、このように構成した監視装置の作用を説明する。
さて、通常の直線縫、ジグザグ縫の如く送り歯の送り運
動を利用する一般の縫製作業が選択された状態において
て、押え足が扛上位置にあると、第1のスイッチ64が
閉成され、制御回路の作用により発光ダイオード20a
が点灯して、押え足9が扛上状態にあることを第1の表
示12と協働して警告する。
又、送り歯10が沈下位置にあると、第2のスイッチ9
5が閉成され、制御回路の作用により発光ダイオード2
2aが点灯して送り歯10が沈下状態にあることを第3
の表示14と協働して警告する。
従って、作業者は押え足9が扛上状態にあること、送り
歯10が沈下状態にあることを、作業開始前に認識する
ことができ、この認識に基づいて押え上げレバー56又
は操作杆91を操作して、押え足9、送り歯10を作用
位置に移動させれば、前記第1.第2のスイッチ64.
95が開放されて、第1.第3の指示ランプ20a、2
2aが消灯され、一般縫製のための正常な準備状態にす
ることができる。
又、このとき、押え足9による押え圧力が第7の表示1
8にて表示されるのであるが、この押え圧力が適当なも
のに設定されていない場合、すなわちゼロである場合に
は、第6の指示ランプ25aが点灯してそれを第6の表
示17と協働して警告する。
従って、作業者は縫製にさきだって指示ランプ25aが
消灯するように押え圧力を最適なものに切換えることが
できる。
又、刺しゅう縫、しつけ縫等の特殊縫製は加工布を手で
送るため送り歯10の送り運動を利用せず、押え足9は
下降させて押え圧力をゼロにして作業を行うのであるが
、選択ボタン8により前記の特殊縫製を選択したにもか
かわらず、送り歯10が作用位置にあると、第2の指示
ランプ21aが点灯し、又、押え足9が扛上位置にある
と第1の指示ランプ20aが点灯し、さらに押え圧力が
ゼロ以外のものに設定されていると、第6の指示ランプ
25aが点灯され、それぞれ第2の表示13、第1の表
示12、第6の表示17と協働して特殊縫製の準備不良
状態を警告する。
従って、これに基づいて前記各表示12,13.17の
指示ランプ20a* 21at 25aが消灯され
るように、押え上げレバー56、操作杆91及び手動調
節レバー125を操作すれば、特殊縫製のための正常な
準備状態が得られる。
一方、これらの一般縫製及び特殊縫製を選択したときに
、糸巻き軸107が糸巻き位置に配置されていると、ミ
シン主軸と針棒50及び送り歯10との間の連結が断た
れるが、第4の指示ランプ23aが点灯してそれを第4
の表示と協働して警告するので、糸巻き軸107を休止
位置に移動させて縫製可能な状態にすることができる。
この場合も糸巻き軸107の休止位置への移動によって
指示ランプ23aが消灯する。
さらに、選択ボタン8により、糸巻き作業を選択した場
合において、糸巻き軸107が第10図に実線で示す休
止位置に配置されていると、第5の指示ランプ24aが
点灯してその状態を第5の表示16と協働して作業者に
警告する。
従ってこれに基づき作業者が空の下糸ボビンを取付けて
糸巻き軸107を糸巻き位置に配置すれば、第4のスイ
ッチ127が開放されて前記指示ランプ24aが消灯し
、それを確認した後ミシンを始動すれば、下糸巻取り作
業を行うことができる。
このように、ミシンの縫製開始にさきだって、準備操作
のし忘れ、誤操作があれば、その操作状態に対応する表
示の指示ランプが点灯し、その表示と協働して作業者に
警告がなされるので、作業者はこれに基づいて不良な状
態を修正することができ、正常な状態になれば指示ラン
プが消え、これによって作業者はこの正常な状態を確認
して不都合なく縫製作業、糸巻き作業を開始できる。
なお、前記実施例では第1〜第6の表示12〜17中に
、例えば1押え足UPJのように操作対象物とその状態
とを並記したが、作業者に異常な状態にあることが警告
されればよいので、′押え足ヨのように操作対象物の記
載だけでもよく、又、例えば1押え足UPJの代りに1
押え足DOWN Jとして、準備状態を正常にするため
の操作内容の表示でもよい。
考案の効果 以上実施例で例示したように、この考案は選択された作
業に対応して、その準備操作のし忘れ、誤操作を指示ラ
ンプの点灯により警告するとともに、正常な準備状態が
得られた場合にはその指示ランプが消灯するように構成
したので、それらの準備操作のし忘れ、誤操作に基づい
た好ましくない事態の発生を未然に防止できる優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したミシンの斜視図、第2図
は表示板の正面図、第3図は簡略図の拡大図、第4図は
この考案の監視装置のブロック回路図、第5図は押え足
の関連機構を示す斜視図、第6図は送り歯の関連機構を
示す斜視図、第7図は同じく側断面図、第8図は同じく
平断面図、第9図は同じく正面図、第10図は糸巻き部
の斜視図、第11図は押え圧力調節部の斜視図、第12
図は第4のスイッチの分解斜視図である。 ミシン機枠・・・・・・1、表示板・・・・・・4、押
え足・・・・・・9、送り歯・・・・・・10、第1〜
第6の表示・・・・・・12〜17、第1〜第6の指示
ランプ・・・・・・20〜25、押え上げレバー・・・
・・・29、第1のスイッチ・・・・・・64、支持板
90、第2のスイッチ・・・・・・35、支持腕106
、糸巻き軸・・・・・・107、第3のスイッチ・・・
・・・110゜

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 送り歯10の送り運動を利用する一般の縫製作業、
    送り歯10の送り運動を利用しない刺しゅう縫及びしつ
    け縫等の特殊な縫製作業並びに下糸巻取り作業等が任意
    に選択可能なミシンにおいて、 押え上げレバー29の操作、送り歯沈下用手動部材91
    の操作、糸巻き装置106,107等の動作位置への操
    作、押え圧力の調節操作等のミシンの運転のための複数
    の準備操作にそれぞれ関連して動作する個別のスイッチ
    20,95.110,127と、 ミシン機枠1の前面側に配置され、前記複数の準備操作
    にそれぞれ対応する操作対象あるいは操作内容の表示が
    並列符記された表示板4と、 その表示板4上の前記各要素にそれぞれ対応して配置さ
    れた警告用指示ランプ20〜25と、 その指示ランプ20〜25と前記個別のスイッチ64,
    95,110,127とに作動的に連結され、選択され
    た縫製作業に対する各準備作業の必要性を、点灯した警
    告用指示ランプ20〜25とそれに対応する表示12〜
    18との協働作用により作業者に認識させるために、個
    別のスイッチ64,95,110,127の動作に基づ
    く指示ランプ20〜25の点滅を選択された縫製作業に
    応じて制御する制御回路手段と を設け、 所望の縫製作業の遂行を全ての指示ランプ20〜25が
    消灯した状態において行い得るようにしてなる監視装置
    。 2 一般の縫製作業としての各種縫目模様縫、特殊な縫
    製作業としての刺しゅう縫及びしつけ縫並びに下糸巻取
    り作業としての糸巻きとが同一の選択部材8の操作によ
    り選択される実用新案登録請求の範囲第1項に記載のミ
    シンにおける監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513656A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 フリツツ・ゲガウフ・アクチエンゲゼルシヤフト・ベルニナ・ネーマシイネンフアブリーク ミシンにおける針の運動を制御するための方法及び装置

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JP2007513656A (ja) * 2003-12-15 2007-05-31 フリツツ・ゲガウフ・アクチエンゲゼルシヤフト・ベルニナ・ネーマシイネンフアブリーク ミシンにおける針の運動を制御するための方法及び装置

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