JPS6041606B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents
誘導加熱装置Info
- Publication number
- JPS6041606B2 JPS6041606B2 JP56053364A JP5336481A JPS6041606B2 JP S6041606 B2 JPS6041606 B2 JP S6041606B2 JP 56053364 A JP56053364 A JP 56053364A JP 5336481 A JP5336481 A JP 5336481A JP S6041606 B2 JPS6041606 B2 JP S6041606B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- induction heating
- gas
- heating coil
- heat insulating
- furnace
- Prior art date
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- Expired
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- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は誘導加熱装置、特に炉体構造の改良に関する
。
。
第1図は従来の誘動加熱装置を示す平面図であり、第2
図はその断面図である。
図はその断面図である。
図において1は被加熱物であり、この実施例の場合、誘
導加熱により黒鉛化処理を行なおうとする炭素材の焼成
品からなる。この焼成品は、炭素粉をバインダで固形化
し15000C以下の温度で焼成されたものである。2
は上記被加熱物1を加熱するための耐火セメントでモー
ルドされた誘導加熱コイルである。
導加熱により黒鉛化処理を行なおうとする炭素材の焼成
品からなる。この焼成品は、炭素粉をバインダで固形化
し15000C以下の温度で焼成されたものである。2
は上記被加熱物1を加熱するための耐火セメントでモー
ルドされた誘導加熱コイルである。
3は断熱層であり、コイル2の内面に沿つて配設された
耐火レンガからなる第1の断熱材31と、この断熱材3
1と被加熱物1との間に充填された炭素粉からなる第2
の断熱材によつて構成されている。
耐火レンガからなる第1の断熱材31と、この断熱材3
1と被加熱物1との間に充填された炭素粉からなる第2
の断熱材によつて構成されている。
4は誘導加熱コイル2を支持する耐火レン・−・、ゝA
−−+」 μ(n^il 口^4に−I 、4本、Y
Zゝ−生するガスを示す。
−−+」 μ(n^il 口^4に−I 、4本、Y
Zゝ−生するガスを示す。
なお、耐火レンガからなる第1の断熱材31は誘導加熱
コイルの内面耐火セメントを保護している。従来の誘導
加熱式熱処理炉は、上記のように構成され、たとえば加
熱途中で発生するガス6は、誘導加熱コイル2の内壁と
第1の耐熱材31の微少なスキマから上部及び下部から
排出させている。
コイルの内面耐火セメントを保護している。従来の誘導
加熱式熱処理炉は、上記のように構成され、たとえば加
熱途中で発生するガス6は、誘導加熱コイル2の内壁と
第1の耐熱材31の微少なスキマから上部及び下部から
排出させている。
また、排出ガス6は耐火レンガからなる第1の断熱材3
1及び誘導加熱コイル2の耐火セメントに浸透し冷却後
は有害物(導電性物質及び腐食性物質)として長期間蓄
積されている。しかるに上記のような従来構造の場合次
のような欠点があつた。
1及び誘導加熱コイル2の耐火セメントに浸透し冷却後
は有害物(導電性物質及び腐食性物質)として長期間蓄
積されている。しかるに上記のような従来構造の場合次
のような欠点があつた。
1 炉頂部で炉内ガス6が発生するため、炉周辺は相当
なガス充満となり、非常に作業環境が悪い。
なガス充満となり、非常に作業環境が悪い。
2 排出ガス6は冷却後第1の断熱材31及び誘導加熱
コイル2に有害物質として長期間蓄積される。
コイル2に有害物質として長期間蓄積される。
これは第1の断熱材31を構成する耐火レンガ及び誘導
加熱コイル2の耐火セメントの寿命を短かくする。特に
、誘導加熱コイル2内部に蓄積された導電性物質は、誘
導加熱2の絶縁破壊事故に発展する可能性がきわめて高
い。この事故は熱処理炉の長期間運転不能という事態と
なる。本発明は、上記の欠点を除去するためになされた
ものであり、誘導加熱コイルの内側に放出ガスを受ける
集ガス部を設けると共にこの集ガス部に接続されたガス
を誘導加熱コイルの外側へ導出する排出路を設けること
により、寿命が長く信頼性が高く、また作業環境上も有
利な誘導加熱装置を提供することを目的とするものであ
る。
加熱コイル2の耐火セメントの寿命を短かくする。特に
、誘導加熱コイル2内部に蓄積された導電性物質は、誘
導加熱2の絶縁破壊事故に発展する可能性がきわめて高
い。この事故は熱処理炉の長期間運転不能という事態と
なる。本発明は、上記の欠点を除去するためになされた
ものであり、誘導加熱コイルの内側に放出ガスを受ける
集ガス部を設けると共にこの集ガス部に接続されたガス
を誘導加熱コイルの外側へ導出する排出路を設けること
により、寿命が長く信頼性が高く、また作業環境上も有
利な誘導加熱装置を提供することを目的とするものであ
る。
以下図にもとずいてこの発明の一実施例を説明する。
第3図は、この発明の一実施例になる誘導加熱装置を示
す平面図、第4図その断面図、第5図は第3図中に示す
A部の拡大断面図、第6図、第7図及び第8図は第5図
に示すそれぞれ■−■線、■一■線及び■一■線におけ
る断面図である。図において1〜6は、従来の炉体構造
と全く同一のものである。7は誘導加熱コイル2の内表
面を形成する耐火セメントと耐火レンガからなる第1の
断熱材31との間に上・下方方向及び周方向に所定間隔
をおいて複数個配設されている耐火断熱材てある。
す平面図、第4図その断面図、第5図は第3図中に示す
A部の拡大断面図、第6図、第7図及び第8図は第5図
に示すそれぞれ■−■線、■一■線及び■一■線におけ
る断面図である。図において1〜6は、従来の炉体構造
と全く同一のものである。7は誘導加熱コイル2の内表
面を形成する耐火セメントと耐火レンガからなる第1の
断熱材31との間に上・下方方向及び周方向に所定間隔
をおいて複数個配設されている耐火断熱材てある。
8,9は、炉内で発生するガス6を炉外に導くために上
記ガス6を受け入れるそれぞれ第1及び第2の集ガス部
であり、例えばセラミックス製の耐熱チューブからなつ
ており、炉内で発生するガス6に接触する面には複数個
のガス吸入穴81,91を備えたものである。
記ガス6を受け入れるそれぞれ第1及び第2の集ガス部
であり、例えばセラミックス製の耐熱チューブからなつ
ており、炉内で発生するガス6に接触する面には複数個
のガス吸入穴81,91を備えたものである。
第1の集ガス部8は、誘導加熱コイル2の内表面を形成
する耐火セメントと第1の断熱材31の間に周方向に対
し上・下方向に所定間隔をおいて耐火断熱材7の間に複
数配設されている。また第2の集ガス部9は、第1の断
熱材31の内面側に上下方向に陥設され、周方向に所定
間隔をおいて複数個配設.されている。10は上記第1
及び第2の集ガス部8,9に集まつた発生ガス6を炉外
に導くための排出路てあり、各々第1及び第2の集ガス
部8,9を結合されている。
する耐火セメントと第1の断熱材31の間に周方向に対
し上・下方向に所定間隔をおいて耐火断熱材7の間に複
数配設されている。また第2の集ガス部9は、第1の断
熱材31の内面側に上下方向に陥設され、周方向に所定
間隔をおいて複数個配設.されている。10は上記第1
及び第2の集ガス部8,9に集まつた発生ガス6を炉外
に導くための排出路てあり、各々第1及び第2の集ガス
部8,9を結合されている。
この排出路10も集ガス部8,9と同様、セラミックス
の耐火チューブなど.が好ましく用いられる。この発明
の誘導加熱装置は、上記のように構成され、たとえば加
熱途中で発生するガス6は、第1及び第2の集ガス部8
,9に受け入れられ、排出路10を流れ容易に炉外へ排
出され炉内におい、てガス6による有害物の長期間蓄積
は、大巾に低減できる。
の耐火チューブなど.が好ましく用いられる。この発明
の誘導加熱装置は、上記のように構成され、たとえば加
熱途中で発生するガス6は、第1及び第2の集ガス部8
,9に受け入れられ、排出路10を流れ容易に炉外へ排
出され炉内におい、てガス6による有害物の長期間蓄積
は、大巾に低減できる。
また集ガス部8,9内に不活性ガス11を圧入すれば炉
内の大半の発生ガス6は、炉外周部で集中的に導出され
る為炉頂部周辺の作業環境は大巾に改善される。また第
1の断熱材31の寿命による炉内部の築炉解体時は、耐
火断熱材7及び第1の集ガス部8により誘導加熱コイル
2の内壁耐火セメントの損傷は皆無となる。
内の大半の発生ガス6は、炉外周部で集中的に導出され
る為炉頂部周辺の作業環境は大巾に改善される。また第
1の断熱材31の寿命による炉内部の築炉解体時は、耐
火断熱材7及び第1の集ガス部8により誘導加熱コイル
2の内壁耐火セメントの損傷は皆無となる。
従つて上記のようなこの発明の構造の場合次のような効
果が期待できる。
果が期待できる。
1炉内発生ガス6を排出することにより、第1の断熱材
31及び誘導加熱コイル2の内壁耐火セメントの大巾寿
命延長が計れる。
31及び誘導加熱コイル2の内壁耐火セメントの大巾寿
命延長が計れる。
又、誘導加熱コイル2の絶縁破壊の可能性は非常に低く
なる。従つて熱処理炉本体の寿命延長が大巾に期待でき
る。2炉内発生ガス6を炉外で燃焼させれば排熱として
の利用が可能となる。
なる。従つて熱処理炉本体の寿命延長が大巾に期待でき
る。2炉内発生ガス6を炉外で燃焼させれば排熱として
の利用が可能となる。
また作業環境上も大巾な改善ができる。3集ガス部にハ
ロゲンガスがや不活性ガスを導入した場合には被加熱物
としての焼成品の高純度化を計ることもできる。
ロゲンガスがや不活性ガスを導入した場合には被加熱物
としての焼成品の高純度化を計ることもできる。
ところで上記実施例では、集ガス部を耐火断熱材7と第
1の断熱材31の部分に設けたものについて説明したが
必ずしもこれに限定されず、例えば第1の断熱材31と
第2の断熱材32との間にガス吸入穴を有する耐火チュ
ーブ材を配設するなど、種々の変形、変更が可能である
ことはいうまでもない。
1の断熱材31の部分に設けたものについて説明したが
必ずしもこれに限定されず、例えば第1の断熱材31と
第2の断熱材32との間にガス吸入穴を有する耐火チュ
ーブ材を配設するなど、種々の変形、変更が可能である
ことはいうまでもない。
さらにこの発明は焼成品の黒鉛化以外に用いることがで
きることは当然てある。二の発明は、以上説明したとお
り、従来の欠点を解消するとともに熱処理炉の寿命延長
及び絶縁破壊事故の低減が計れる。
きることは当然てある。二の発明は、以上説明したとお
り、従来の欠点を解消するとともに熱処理炉の寿命延長
及び絶縁破壊事故の低減が計れる。
また作業環境の大巾改善及び排熱利用が出来る効果を有
するものてある。
するものてある。
第1図は従来の誘導加熱装置を示す平面図、第2図はそ
の断面図てある。
の断面図てある。
Claims (1)
- 1 被加熱物のまわりを断熱層を介して包囲する誘導加
熱コイルを備えたものにおいて、上記誘導加熱コイルの
内側に配設された上記被加熱物または断熱層から放出さ
れるガスを受ける集ガス部、この集ガス部に接続して設
けられた上記集ガス部で受けるガスを上記誘導加熱コイ
ルの外へ導出する排出路を備えた誘導加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56053364A JPS6041606B2 (ja) | 1981-04-07 | 1981-04-07 | 誘導加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56053364A JPS6041606B2 (ja) | 1981-04-07 | 1981-04-07 | 誘導加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57166307A JPS57166307A (en) | 1982-10-13 |
JPS6041606B2 true JPS6041606B2 (ja) | 1985-09-18 |
Family
ID=12940747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56053364A Expired JPS6041606B2 (ja) | 1981-04-07 | 1981-04-07 | 誘導加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041606B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635325B2 (ja) * | 1986-09-22 | 1994-05-11 | 東洋炭素株式会社 | 高純度黒鉛材の製造方法 |
US6881680B2 (en) | 2002-06-14 | 2005-04-19 | Toyo Tanso Co., Ltd. | Low nitrogen concentration carbonaceous material and manufacturing method thereof |
-
1981
- 1981-04-07 JP JP56053364A patent/JPS6041606B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57166307A (en) | 1982-10-13 |
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