JPH0139693Y2 - - Google Patents
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- JPH0139693Y2 JPH0139693Y2 JP9539584U JP9539584U JPH0139693Y2 JP H0139693 Y2 JPH0139693 Y2 JP H0139693Y2 JP 9539584 U JP9539584 U JP 9539584U JP 9539584 U JP9539584 U JP 9539584U JP H0139693 Y2 JPH0139693 Y2 JP H0139693Y2
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- Japan
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- firing furnace
- heat insulating
- carbon
- insulating material
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- Expired
Links
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、カーボン成形体を焼成するための
改良された焼成炉構造に関する。
改良された焼成炉構造に関する。
カーボン材料は、コークス原料とタールピツチ
のようなバインダーとの〓合物から得られるカー
ボン成形体を直接または金属サガーに装入し、周
囲をコークスパツキング材で被包して焼成炉区画
内にセツトしたのち外周空間を流通する燃焼ガス
により700〜1000℃に加熱焼成することにより製
造される。この焼成過程は十分に制御された温度
管理下におこなわれるが、応々にして焼成体にク
ラツクあるいは割れを生じて製品得率の低下を招
く問題点があつた。
のようなバインダーとの〓合物から得られるカー
ボン成形体を直接または金属サガーに装入し、周
囲をコークスパツキング材で被包して焼成炉区画
内にセツトしたのち外周空間を流通する燃焼ガス
により700〜1000℃に加熱焼成することにより製
造される。この焼成過程は十分に制御された温度
管理下におこなわれるが、応々にして焼成体にク
ラツクあるいは割れを生じて製品得率の低下を招
く問題点があつた。
この考案は上記の問題点を解消し、焼成不良現
象を伴うことのない改良されたカーボン成形体の
焼成炉構造を提供するものである。
象を伴うことのない改良されたカーボン成形体の
焼成炉構造を提供するものである。
従来、上述した焼成不良の発生はカーボン成形
体が不均一な伝熱を受けることに基因する現象と
みられており、このため成形体全周面をいかにし
て均等に加熱するかが得率向上化のキーポイント
とされている。この考案は、前記従来の認識とは
全く異なる一方向加熱構造を採ることによつて焼
成不良の解消を図つたものである。
体が不均一な伝熱を受けることに基因する現象と
みられており、このため成形体全周面をいかにし
て均等に加熱するかが得率向上化のキーポイント
とされている。この考案は、前記従来の認識とは
全く異なる一方向加熱構造を採ることによつて焼
成不良の解消を図つたものである。
以下、この考案を図示の一実施例に基づいて説
明する。
明する。
図はこの考案に係る焼成炉構造のうち、カーボ
ン成形体の上面から一方向的に加熱する態様を示
した側断面図である。例示の炉形態は燃焼ガスを
矢印方向に流通させることにより各焼成炉区画を
外周から加熱する形式の通常、リングキルンと称
される連続焼成炉で、図中、１は炉壁２および外
周煙道３により仕切られた焼成炉区画、４は炉蓋
である。
ン成形体の上面から一方向的に加熱する態様を示
した側断面図である。例示の炉形態は燃焼ガスを
矢印方向に流通させることにより各焼成炉区画を
外周から加熱する形式の通常、リングキルンと称
される連続焼成炉で、図中、１は炉壁２および外
周煙道３により仕切られた焼成炉区画、４は炉蓋
である。
焼成炉区画１の中心部には上面を除く周辺部
（側面部および底面部）を普通に使用されるコー
クスパツキング材５で被包した状態にカーボン成
形体６がセツトされており、その外周部には断熱
材囲繞層７が介設されている。断熱材囲繞層７
は、例えば耐火断熱性の煉瓦あるいはキヤスタブ
ルなどによつても形成することができるが、図示
のように鉄製の内部サガー８と外部サガー９で構
成された一方開口形の二重サガー内にアルミナ、
シリカ系などのセラミツク断熱繊維を充填して炉
内に介設する形態とすることが、詰め替えその他
炉操業上のハンドリングに便宜である。
（側面部および底面部）を普通に使用されるコー
クスパツキング材５で被包した状態にカーボン成
形体６がセツトされており、その外周部には断熱
材囲繞層７が介設されている。断熱材囲繞層７
は、例えば耐火断熱性の煉瓦あるいはキヤスタブ
ルなどによつても形成することができるが、図示
のように鉄製の内部サガー８と外部サガー９で構
成された一方開口形の二重サガー内にアルミナ、
シリカ系などのセラミツク断熱繊維を充填して炉
内に介設する形態とすることが、詰め替えその他
炉操業上のハンドリングに便宜である。
コークスパツキング材５および断熱材囲繞層７
が介在しないカーボン成形体６の上面部位には、
界面が接する状態に良熱伝導性パツキング材の充
填層１０が設けられている。良熱伝導性パツキン
グ材としては黒鉛粉末が最適で、この充填層を設
けることによりカーボン成形体の上面方向から選
択的に加熱される。
が介在しないカーボン成形体６の上面部位には、
界面が接する状態に良熱伝導性パツキング材の充
填層１０が設けられている。良熱伝導性パツキン
グ材としては黒鉛粉末が最適で、この充填層を設
けることによりカーボン成形体の上面方向から選
択的に加熱される。
上記の例はカーボン成形体６の上面を一方向的
に加熱する構造態様を示したものであるが、底面
を除く周辺部をコークスパツキング材５で被包し
たカーボン成形体６の外周部に断熱材囲繞層７を
介設し、カーボン成形体６の底面部位に良熱伝導
性パツキング材の充填層１０を設けることにより
底面方向からの一方向加熱をおこなう炉構造を形
成することができる。また、焼成炉の形態はリー
ドハンマー炉に制約されることはなく、各種形式
の焼成炉に実用することができる。
に加熱する構造態様を示したものであるが、底面
を除く周辺部をコークスパツキング材５で被包し
たカーボン成形体６の外周部に断熱材囲繞層７を
介設し、カーボン成形体６の底面部位に良熱伝導
性パツキング材の充填層１０を設けることにより
底面方向からの一方向加熱をおこなう炉構造を形
成することができる。また、焼成炉の形態はリー
ドハンマー炉に制約されることはなく、各種形式
の焼成炉に実用することができる。
この考案の炉構造によれば断熱材囲繞層７が介
設された外周部からの熱は遮断され、カーボン成
形体６の加熱焼成は良熱伝導性パツキング材の充
填層１０を介して上面あるいは底面から選択的か
つ一方向的に進行する。このため、カーボン成形
体には加熱面から反対面に向つて熱が平面波的に
伝播し、この熱移動作用を受けて焼成部位と未焼
成部位の間に生ずる応力歪の界面層も同時に併行
移動する。よつてクラツクあるいは割れの発生は
巧みに回避される。
設された外周部からの熱は遮断され、カーボン成
形体６の加熱焼成は良熱伝導性パツキング材の充
填層１０を介して上面あるいは底面から選択的か
つ一方向的に進行する。このため、カーボン成形
体には加熱面から反対面に向つて熱が平面波的に
伝播し、この熱移動作用を受けて焼成部位と未焼
成部位の間に生ずる応力歪の界面層も同時に併行
移動する。よつてクラツクあるいは割れの発生は
巧みに回避される。
この考案に係るカーボン成形体の焼成炉構造は
以上のような構成および作用を有するから、従来
技術において問題とされていた成形体のクラツ
ク、割れなどの焼成不良現象は効果的に消去され
る。したがつて、常に製品得率よく焼成工程を完
了することができる実用的利益がもたらされる。
以上のような構成および作用を有するから、従来
技術において問題とされていた成形体のクラツ
ク、割れなどの焼成不良現象は効果的に消去され
る。したがつて、常に製品得率よく焼成工程を完
了することができる実用的利益がもたらされる。
図は、この考案の一実施態様を示した側断面図
である。 １……焼成炉区画、２……炉壁、３……外周煙
道、４……炉蓋、５……コークスパツキング材、
６……カーボン成形体、７……断熱材囲繞層、８
……内部サガー、９……外部サガー、１０……良
熱伝導性パツキング材の充填層。
である。 １……焼成炉区画、２……炉壁、３……外周煙
道、４……炉蓋、５……コークスパツキング材、
６……カーボン成形体、７……断熱材囲繞層、８
……内部サガー、９……外部サガー、１０……良
熱伝導性パツキング材の充填層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ カーボン成形体をコークスパツキング材で被
包して焼成炉区画にセツトし燃焼ガスにより加
熱する方式の焼成炉において、上面あるいは底
面を除く周辺部をコークスパツキング材５で被
包したカーボン成形体６の外周部に断熱材囲繞
層７を介設し、前記コークスパツキング材５お
よび断熱材囲繞層７が介在しないカーボン成形
体６の上面あるいは底面部位に良熱伝導性パツ
キング材の充填層１０を設けてなるカーボン成
形体の焼成炉構造。 ２ 断熱材囲繞層７を断熱材を充填した一方開口
形の二重サガーにより介設する実用新案登録請
求の範囲第１項記載のカーボン成形体の焼成炉
構造。 ３ 良熱伝導性パツキング材の充填層１０を黒鉛
粉末で形成する実用新案登録請求の範囲第１項
記載のカーボン成形体の焼成炉構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9539584U JPS6111737U (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | カ−ボン成形体の焼成炉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9539584U JPS6111737U (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | カ−ボン成形体の焼成炉構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6111737U JPS6111737U (ja) | 1986-01-23 |
| JPH0139693Y2 true JPH0139693Y2 (ja) | 1989-11-29 |
Family
ID=30654501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9539584U Granted JPS6111737U (ja) | 1984-06-27 | 1984-06-27 | カ−ボン成形体の焼成炉構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6111737U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4782537B2 (ja) * | 2004-10-21 | 2011-09-28 | 新日鐵化学株式会社 | 炭素材料焼成炉および炭素材料の焼成方法 |
-
1984
- 1984-06-27 JP JP9539584U patent/JPS6111737U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6111737U (ja) | 1986-01-23 |
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