JPS6041433A - 加熱器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マントに含浸された殺虫剤や芳香剤を発熱体
で加熱し、揮散する加熱器に関するものであり、電気蚊
取器、芳香器として利用される。

従来例の構成とその問題点 従来、この種の加熱器が電気蚊取器に利用さ′れた場合
、第１図に示すように、電気蚊取器の本体１０頂面に殺
虫剤を含浸したマットを載置する収納部２が形成されて
いる。このマント収納部の下部に電気発熱体が設けられ
ており、収納部に接触しているマントの面が加熱され、
殺虫剤を揮散さぜるものである。

しかし、かかる構成において、マントの収納部は、平坦
面であシ、マントを単に載置しているだけであるので、
収納部の平坦面に接触している側のマットの一面からの
み加熱されるため、マント全体が均一に加熱にされない
という欠点を有している。また一般に、収納部の表面温
度は不均一であり、周辺部の加熱が不十分で、マントの
周辺部の殺虫剤を十分に揮散できない。マットの温度の
低い部分の殺虫剤を揮散させるため、温度を高くすると
、マットの中央部の温度が高くなり過ぎて、マット中央
部の殺虫剤が分解等して殺虫効力の低下を招く。また、
芳香剤を揮散させよつとする場合にも、同様に分解等を
生じ、その効力の低下を生じる。

発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、殺虫剤や芳香剤を含浸させた
マットを加熱して揮散する加熱器において、マット全体
が均一に加熱でき、揮散効果を高めることのできる加熱
器を提供するものである。

発明の構成 この目的を達成するために、本発明の加熱器は、電気発
熱体の上部に芳香剤や殺虫剤等を含浸したマットを収納
し、マットを加熱して、芳香剤、殺虫剤等を揮散させる
もので、マント収納部は、マットを縦方向に収納するだ
めの溝部が設けられ、そして、溝部の両側壁に複数個の
貫通孔が設けられている。この構成によって、マットを
収納部の溝部の中へ挿入し、電気発熱体を通電すると、
マットは、両側壁から熱を受け、全体が均一に加熱され
、芳香剤や殺虫剤は、溝部および、両側面に設けられた
複数個の貫通孔から揮散される〇実施例の説明 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。第２図は、本発明の加熱器が電気蚊取器として利
用された場合の一実施例の斜視図である。本体１の頂面
にマットを収納するだめの断面Ｕ字状の形状をした収納
部２が配置されている。この収納部２０両端壁部には貫
通孔が複数個設けられており、かつその下部には電気発
熱体が設けられている。また、収納部２の両端壁部の端
縁にはマット３の収納、取出しを容易にするだめの切欠
部９がそれぞれ設けられている。マット３を加熱器の収
納部２に縦方向にすなわち両側面部間に位置するように
収納する。

第３図は、マントの収納部および電気発熱体部の分解斜
視図である。両主乎面に電極４が形成された長方形平板
状正特性サーミスタ５を、電極４全面を覆うように一対
の電極板６ではさみ、さらに、外側から絶縁板７ではさ
むように重ね合わせて電気発熱体を構成している。電極
板６にはそれぞれ舌片駄の端子部が図に示す配置関係に
なるよう設けられている。そして、電気発熱体の上部に
、マットの収納部２を重ね合わせ、ネジ８を用いて、本
体１に電気発熱体およびマノ］・の収納部２を装着して
いる。ここで正特性サーミスタ５は、通電によシ発熱し
、自己温度制御機能により一定した温度を保持する。本
実施例では、その構成材料としてＢａＴｉＯ３系半導体
を使用している。正特性サーミスタ６の形状は任意であ
り、方形状に限らず円盤状のものなどさ丑ざまである。

また、マットの収納部２の材質として黄銅・アルミニウ
ムなど熱伝導性に優れたものが有効であシ、マットの収
納部の各部温度を迅速にかつ、均一にすることができる
。さらに、電気発熱体、マットの収納部２の本体への一
装着方法は、ネジ止めのほか、バネによう圧着、また接
着剤による接着でもよいことは言うまでもない。

以上のように構成された加熱器において、電極板６に通
電すると正特性サーミスタ６が発熱し、その熱は、絶縁
板７を通電、マントの収納部２へ伝導され、収納部２に
挿入されたマットを加熱し、殺虫剤を収納部２の溝部ま
だは、両側壁の複数個の貫通孔から揮散させることがで
きる。なお、殺虫剤に代えて芳香剤を含浸させたマット
を使用すれば、同様に芳香剤を揮散させることができる
。

発明の効果 以上のように本発明は、殺虫剤や芳香剤を含浸させたマ
ットを加熱して揮散する加熱器において、マントの収納
部に、マットが縦方向に収納できるように溝部を設け、
その両側壁に複数個の貫通孔を設けているので、マット
全体が迅速かつ均一に加熱し、揮散効果を高めることが
できるもので、その実用上の価置犬なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は電気蚊取器に利用された従来の加熱器の斜視図
であり、第２図は本発明における一実施例の加熱器の斜
視図、第３図はその７４気発熱体及びマットの収納部の
分解斜視図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・収納部、３・・・・
・・マット、４・・・・・・電極、５・・・・・・正特
性サーミスタ、６・・・・・・電極板、７・・・・・・
絶縁板、８・・・・・・ネジ。 第１図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電気発熱体の上部に芳香剤や殺虫剤等を含浸した
   マットを収納し、このマントを加熱することによって、
   芳香剤や殺虫剤等を揮散させる加熱器であって、前記マ
   ントを収納するために形成された収納部には、前記マッ
   トを縦方向に収納する溝部が設けられており、かつこの
   溝部を構成する両側壁部に複数個の貫通孔が設けられて
   いることを特徴とする加熱器。
2. （２）　マント収納部の両側壁部の端縁にそれぞれに、
   マントを取出すための切欠部が設けられていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の加熱器。