JPS6041426B2 - 蓄電池極板用焼結基板の製造方法 - Google Patents
蓄電池極板用焼結基板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6041426B2 JPS6041426B2 JP51117533A JP11753376A JPS6041426B2 JP S6041426 B2 JPS6041426 B2 JP S6041426B2 JP 51117533 A JP51117533 A JP 51117533A JP 11753376 A JP11753376 A JP 11753376A JP S6041426 B2 JPS6041426 B2 JP S6041426B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nickel
- storage battery
- slurry
- sintered
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はニッケルカドミウム蓄電池などの蓄電池極板に
用いる焼結基板の製造方法に関する。
用いる焼結基板の製造方法に関する。
従来ニッケルカドミウム蓄電池などの極板に用いる競結
基板は、粒径が１．５〜４．５山のニッケル粉末とカル
ボキシメチルセルロースとからなるスラリーを、ニッケ
ルメッキした多孔鉄板に充填塗着した後これを乾燥、暁
結することにより製造される。このようにして得られた
焼結基板に所定の活物質を充填して陽極板あるいは陰極
板を製造する上記ニッケル粉末は比較的粒度が大きいた
めに多孔鉄板のニッケルメッキ層に対するニッケル粉末
の接触面積が小さ〈結暁後において両者は十分な密着性
を有していなかった。従って極板で蓄電池を組立てた場
合該ニッケルメッキ層とニッケル凝結層との界面で焼結
層が剥離してこれを短絡の原因となり、とくに密閉型ニ
ッケルーカドミウム蓄電池の場合極板を渦巻状に巻回し
なければならないためにニッケル焼結層に多くの歪がか
かりこの傾向が特に著しい。このようなことからニッケ
ル粉末の粒子径を小さくしてニッケルメッキ層とニッケ
ル暁結層との密着性を高めることが考えられるが、この
場合ニッケル焼結層の気孔率が低くなり該暁給層に含浸
しうる活物質量が少なくなり、蓄電池の電池特性が不良
となる問題があった。
基板は、粒径が１．５〜４．５山のニッケル粉末とカル
ボキシメチルセルロースとからなるスラリーを、ニッケ
ルメッキした多孔鉄板に充填塗着した後これを乾燥、暁
結することにより製造される。このようにして得られた
焼結基板に所定の活物質を充填して陽極板あるいは陰極
板を製造する上記ニッケル粉末は比較的粒度が大きいた
めに多孔鉄板のニッケルメッキ層に対するニッケル粉末
の接触面積が小さ〈結暁後において両者は十分な密着性
を有していなかった。従って極板で蓄電池を組立てた場
合該ニッケルメッキ層とニッケル凝結層との界面で焼結
層が剥離してこれを短絡の原因となり、とくに密閉型ニ
ッケルーカドミウム蓄電池の場合極板を渦巻状に巻回し
なければならないためにニッケル焼結層に多くの歪がか
かりこの傾向が特に著しい。このようなことからニッケ
ル粉末の粒子径を小さくしてニッケルメッキ層とニッケ
ル暁結層との密着性を高めることが考えられるが、この
場合ニッケル焼結層の気孔率が低くなり該暁給層に含浸
しうる活物質量が少なくなり、蓄電池の電池特性が不良
となる問題があった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところはニッケル焼結層の気孔率を維持しつつ
多孔金属板とニッケル燈結層との間の密着性を高めるこ
とができる蓄電池極板用競緒基板に造方法を提供するも
のである。
的とするところはニッケル焼結層の気孔率を維持しつつ
多孔金属板とニッケル燈結層との間の密着性を高めるこ
とができる蓄電池極板用競緒基板に造方法を提供するも
のである。
すなわち本発明は０．１仏以下の平均粒径を有する暁結
用金属粉と粘着剤とからなるスラリ−を多孔金属板表面
に塗着した後これを乾燥、燐結し、ついでこの表面に１
．５〜４．５山の平均粒径を有する暁結用金属粉と粘着
剤とからなるスラリーを塗着した後これを乾燥、競結す
ることを特徴とする蓄電池極板用焼結基板の製造方法で
ある。
用金属粉と粘着剤とからなるスラリ−を多孔金属板表面
に塗着した後これを乾燥、燐結し、ついでこの表面に１
．５〜４．５山の平均粒径を有する暁結用金属粉と粘着
剤とからなるスラリーを塗着した後これを乾燥、競結す
ることを特徴とする蓄電池極板用焼結基板の製造方法で
ある。
以下本発明を詳細に説明する。
まず０．１山以下の平均粒径を有するニッケル粉末の焼
結用金属粉とカルボキシメチルセルロース粘着剤の水溶
液とを混和してスラリーを形成し、該スラリーを多孔金
属板の表面に充填塗付する。
結用金属粉とカルボキシメチルセルロース粘着剤の水溶
液とを混和してスラリーを形成し、該スラリーを多孔金
属板の表面に充填塗付する。
この場合暁結用金属粉と粘着剤との混合割合は２〜５％
粘着剤水溶液６０〜７の重量部に対し、暁縞用金属粉４
０〜３の重量部程度とするのが好ましい。また上記多孔
金属板としてはパンチングしたニッケル板、パンチング
した鉄板をニッケルメッキしたもの、あるいはニッケル
板のラスシートなど従来から用いられているものを用い
る。さらに上記スラリーを多孔金属板に塗着する厚さは
、このスラリーを塗着して得られる競結層が後工程で得
られる焼結層を含めて最終的に得られる焼結層の厚さの
１′５〜１／２の峯度で、少なくとも厚さ０．０５肋以
上となるように調整するのが好ましい。次いでスラリー
を塗着した多孔金属板を熱風炉などにより乾燥した後、
水素ガスなどの還元性雰囲気中において約９００ｏＣで
加熱する。
粘着剤水溶液６０〜７の重量部に対し、暁縞用金属粉４
０〜３の重量部程度とするのが好ましい。また上記多孔
金属板としてはパンチングしたニッケル板、パンチング
した鉄板をニッケルメッキしたもの、あるいはニッケル
板のラスシートなど従来から用いられているものを用い
る。さらに上記スラリーを多孔金属板に塗着する厚さは
、このスラリーを塗着して得られる競結層が後工程で得
られる焼結層を含めて最終的に得られる焼結層の厚さの
１′５〜１／２の峯度で、少なくとも厚さ０．０５肋以
上となるように調整するのが好ましい。次いでスラリー
を塗着した多孔金属板を熱風炉などにより乾燥した後、
水素ガスなどの還元性雰囲気中において約９００ｏＣで
加熱する。
この加熱により前記蕨結用金属粉が互いに焼結するとと
もに多孔金属板に拡散融着する。この場合金属粉の平均
粒径が０．１仏以下と細かいため多孔金属板の単位面積
当りの接触面積が大きく、該金属粉の焼結層が多孔金属
板で強固に密着する。なお０．１〃を越える平均粒度の
金属粉からなるスラリ−で焼結層を形成した場合接触面
積が小さいため該焼結層は十分な装着強度は得られない
。さらに上述の如く形成した第１の暁結層の表面に１．
５〜４．５仏の平均粒径を有するニッケル粉末などの焼
給用金属粉とカルボキシメチルセルロースなどの粘着剤
水溶液とを混和して形成したスラリーを塗着する。
もに多孔金属板に拡散融着する。この場合金属粉の平均
粒径が０．１仏以下と細かいため多孔金属板の単位面積
当りの接触面積が大きく、該金属粉の焼結層が多孔金属
板で強固に密着する。なお０．１〃を越える平均粒度の
金属粉からなるスラリ−で焼結層を形成した場合接触面
積が小さいため該焼結層は十分な装着強度は得られない
。さらに上述の如く形成した第１の暁結層の表面に１．
５〜４．５仏の平均粒径を有するニッケル粉末などの焼
給用金属粉とカルボキシメチルセルロースなどの粘着剤
水溶液とを混和して形成したスラリーを塗着する。
この場合談金属粉と粘着剤との混合割合は前述したスラ
リーを形成する場合と同様である。次いで、第１の競結
層にスラリ−を塗着した多孔金属板を乾燥した後９００
℃程度の還元性雰囲気中で暁結し、第２の暁結層を形成
した暁結基板を得る。
リーを形成する場合と同様である。次いで、第１の競結
層にスラリ−を塗着した多孔金属板を乾燥した後９００
℃程度の還元性雰囲気中で暁結し、第２の暁結層を形成
した暁結基板を得る。
この場合第２の焼結層は従来のものと同様に１．５〜４
．５山の比較的粒子の大きなニッケル粉末で形成されて
いるので、その気孔率を良好に維持できる。次に本発明
の実施例を説明する。
．５山の比較的粒子の大きなニッケル粉末で形成されて
いるので、その気孔率を良好に維持できる。次に本発明
の実施例を説明する。
水１０の重量部に対し、平均粒径０．１ｒのニッケル粉
４の重量部と３％カルボキシメ・チルセルロース粘着剤
水溶液６の重量部とを混練して粘度約３５０ポアズのス
ラリーを作製し、これをパンチングした厚さ０．１側の
帯状鉄板にニッケルメッキを施した多孔金属板に塗着し
、乾燥後９００ｑｏの水素ガス雰囲気中で焼結して厚さ
０．１側の焼結層を得た。
４の重量部と３％カルボキシメ・チルセルロース粘着剤
水溶液６の重量部とを混練して粘度約３５０ポアズのス
ラリーを作製し、これをパンチングした厚さ０．１側の
帯状鉄板にニッケルメッキを施した多孔金属板に塗着し
、乾燥後９００ｑｏの水素ガス雰囲気中で焼結して厚さ
０．１側の焼結層を得た。
次に該暁結層を形成した多孔金属板にさらに平均粒径が
約２．５仏のニッケル粉３５重量部と３％カルボキシメ
チルセルロース粘着剤水溶液６５重量部とを混和したス
ラリ−を塗着し、乾燥後９００ｏｏの水素ガス雰囲気中
で燐結し、全体の厚さ約０．７５肋の焼絹基板を製造し
た。このようにして得られた暁結基板に夫々ニッケル活
物質又は力ドミゥム活物質を含浸充填した後化成処理し
、次いで所定寸法に切断して陽、陰極板を作製した。
約２．５仏のニッケル粉３５重量部と３％カルボキシメ
チルセルロース粘着剤水溶液６５重量部とを混和したス
ラリ−を塗着し、乾燥後９００ｏｏの水素ガス雰囲気中
で燐結し、全体の厚さ約０．７５肋の焼絹基板を製造し
た。このようにして得られた暁結基板に夫々ニッケル活
物質又は力ドミゥム活物質を含浸充填した後化成処理し
、次いで所定寸法に切断して陽、陰極板を作製した。
これら陽、陰極板をセパレーターを介して渦巻状に巻回
し密閉型ニッケル−カドミウム蓄電池を製造した。製造
に際し暁結層の剥離はもとんどなく、蓄電池の短絡が発
生せず、蓄電池の不良率は０．１％以下であった。これ
に対し、平均粒蓬が平均粒径以下のニッケル粉末を用い
ず平均粒径が２．５ムのニッケル粉末からなるスラリー
を用いた従来方法による焼給基板を作り、この焼結基板
から陽、陰極板を製造した場合、該極板を組立てて得ら
れた蓄電池の不良率は０．２〜０．３％であった。
し密閉型ニッケル−カドミウム蓄電池を製造した。製造
に際し暁結層の剥離はもとんどなく、蓄電池の短絡が発
生せず、蓄電池の不良率は０．１％以下であった。これ
に対し、平均粒蓬が平均粒径以下のニッケル粉末を用い
ず平均粒径が２．５ムのニッケル粉末からなるスラリー
を用いた従来方法による焼給基板を作り、この焼結基板
から陽、陰極板を製造した場合、該極板を組立てて得ら
れた蓄電池の不良率は０．２〜０．３％であった。
Claims (1)
- １ ０．１μ以下の平均粒径を有する焼結用金属粉と粘
着剤とからなるスラリーを多孔金属板に塗着した後これ
を乾燥、焼結し、ついでこの表面に１．５〜４．５μの
平均粒径を有する焼結用金属粉と粘着剤からなるスラリ
ーを塗着した後これを乾燥、焼結することを特徴とする
蓄電池極板用焼結基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51117533A JPS6041426B2 (ja) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | 蓄電池極板用焼結基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51117533A JPS6041426B2 (ja) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | 蓄電池極板用焼結基板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5342343A JPS5342343A (en) | 1978-04-17 |
| JPS6041426B2 true JPS6041426B2 (ja) | 1985-09-17 |
Family
ID=14714136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51117533A Expired JPS6041426B2 (ja) | 1976-09-30 | 1976-09-30 | 蓄電池極板用焼結基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6041426B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH044437Y2 (ja) * | 1985-10-24 | 1992-02-10 | ||
| JPH0444657B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1992-07-22 | Swan Shoji Kk |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0380164A (ja) * | 1989-08-22 | 1991-04-04 | Isuzu Motors Ltd | 多孔質焼結体とその製造方法 |
| JP2002194320A (ja) | 1999-12-27 | 2002-07-10 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | 固形接着剤組成物 |
| JP6318781B2 (ja) * | 2014-04-03 | 2018-05-09 | 新日鐵住金株式会社 | アルカリ蓄電池正極用ニッケル焼結基板の製造方法、及びアルカリ蓄電池正極用ニッケル焼結基板 |
-
1976
- 1976-09-30 JP JP51117533A patent/JPS6041426B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH044437Y2 (ja) * | 1985-10-24 | 1992-02-10 | ||
| JPH0444657B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1992-07-22 | Swan Shoji Kk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5342343A (en) | 1978-04-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20230121023A1 (en) | Continuous manufacture ofa nickel-iron battery | |
| JPH097603A (ja) | 非焼結式ニッケル極とその製造法 | |
| EP2951335B1 (en) | Coated iron electrode and method of making same | |
| JPS6041426B2 (ja) | 蓄電池極板用焼結基板の製造方法 | |
| JPS6123706A (ja) | 電池用焼結基板の製造方法 | |
| US4930211A (en) | Silver electrode for electrochemical cell | |
| JP3269123B2 (ja) | アルカリ蓄電池用電極基体及びその製造方法並びに該基体を用いたアルカリ蓄電池用電極 | |
| JP2000173597A (ja) | 捲回型ペースト式帯状電極 | |
| JP4588288B2 (ja) | 極板用基材の製造方法、正極板の製造方法、およびアルカリ蓄電池 | |
| JPH11233120A (ja) | アルカリ蓄電池用電極及びその製造方法 | |
| JPS61263047A (ja) | アルカリ電池用ニツケル極 | |
| JPS60211770A (ja) | アルカリ電池用正極板 | |
| JPS60136163A (ja) | アルカリ蓄電池用焼結基板の製造法 | |
| JPS61135054A (ja) | アルカリ二次電池用のニツケル電極の製造方法 | |
| JPH05151965A (ja) | アルカリ蓄電池用ニツケル極の製造法 | |
| JP2003288901A (ja) | アルカリ蓄電池用焼結基板の製造方法 | |
| JPS6042585B2 (ja) | 蓄電池電極用焼結基板の製造方法 | |
| JPS6327822B2 (ja) | ||
| JPH05205739A (ja) | アルカリ蓄電池用ニッケル極の製造法 | |
| JP2001102058A (ja) | アルカリ蓄電池用焼結基板の製造方法 | |
| JPH044558A (ja) | アルカリ蓄電池用正極板の製法 | |
| JPH07114920A (ja) | ニッケル極板とその製造方法およびこれを用いたアルカリ蓄電池 | |
| JPH04237951A (ja) | アルカリ蓄電池用ニッケル極の製造法 | |
| JPS58225566A (ja) | ニツケル電極の製造方法 | |
| JPH05174814A (ja) | アルカリ蓄電池用焼結基板の製造法 |