JPS6041367B2

JPS6041367B2 - 和文ワ−ドプロセツサ

Info

Publication number: JPS6041367B2
Application number: JP54087351A
Authority: JP
Inventors: 正光高橋
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1979-07-09
Filing date: 1979-07-09
Publication date: 1985-09-17
Also published as: JPS5611583A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、デジタルメモリ及びデジタル論理回路等のエ
レクトロニクス技術を用いて日本語の自動編集，印刷を
行う、いわゆる日本語ワードプロセッサに関する。

本発明の目的は、横書きの書物を編集，印刷する日本語
ワードプロセッサにおいて、用紙の右側ページと左側ペ
ージを同時並行的に処理する装置を提供することにある
。

例えば、編集された結果第１図に示すようにページ数と
その内容が決定したとき、従来の日本語ワードプロセッ
サでは第３図に示すように、まず１ページの処理を完全
に終えたのちに２ページの処理を行っていた。

これに対して本発明の処理方式は、第２図に示すように
、１ページの１行目につついて２ページの１行目の処理
を行い、次に１ページの２行目と２ページの２行目の処
理を行い、このようにして例えば袋とじする書物の表の
ページと裏のページとを同時並行的に処理することを特
徴としている。本発明によれば、従来方式に比べて改行
回数が半減するなどの理由で処理時間が大幅に短縮され
る効果がある。

次に本発明の処理方式を詳細に説明する。本発明に用い
られる日本語の文字情報の構成は、第８図に示すように
、１６ビットのデジタル信号で構成され、そのうちの１
２ビットが文字コード、４ビットが付加ビットであり、
この付加ビットは、禁則ビット、下線ビット、半角ビッ
ト及び反転ビットから成っている。

禁則ビットは行頭や行末で使用してはならない文字、記
号であるときこのビットが“１”となる。例えば行頭に
おける句読点や閉じるカッコ「）」、行末における開く
カッコ「（一などがこれである。下線ビットは下線付き
の文字のときこのビットが“１”となる。半角ビットは
文字の大きさが漢字等の全角文字に対しその半分しかな
いときこのビットが“１”になる。例えば第６図におい
て「日本語」は全角文字であるが「ワードプロセッサ」
はいずれも半角文字で表わされている。反転ビットは文
字パターンが白抜きに反転しているときこのビットが“
１”になる。このような文字コード‘こ基づく１行の文
字データ群の構成を第７図に示す。左マージンＡ，は用
紙の左側の余白を設けるために設定される。次のィンデ
ントスベースＡ２は各行の頭に設ける余白である右スペ
ースＡ５は行末が禁則文字であるときもう１文字を追加
したり、次の行の行頭が禁則文字であるときその文字を
前の行末に入れる場合のために設けられたスペースであ
る。第６図に第７図の形成に従って編集され印刷された
文章の一例を示す。文章の編集は、上記した全角文字、
半角文字、禁則、左マージン、ィンヂント、右スペース
の形式に則り、印字位置カゥンタの計数値に従って進め
られる。

この計数値は全角文字を「２ハ半角文字を「１」として
計数され、第６図に示すように、左から右へ進むにつれ
て計数値が増加する向きに設定されている。従ってこの
計数値を用いてその文字の印字位置を表わすことができ
る。第９図に本発明方式による左側ページと右側ページ
の編集、印刷の形式を示す。左ページ（これを奇数ペー
ジとする）はデッドマージンＢ，、左マージンＢ２、イ
ンテ十ントＢ３、デ十一夕Ｂ４、スべ−スＢ５から成り
、右ページ（これを偶数ページとする）は左マージンＢ
６、インデントＢ？、データ＆、スペースＢ９、デッド
マージンＢｏから成っている。和文キーボードから入力
された情報は、メモリに記憶されるが、その際、用紙の
大きさ、印字体の大きさ、行間から１行の文字数と１ペ
ージの行数が定まり、文章の改行点、写真、図表の挿入
などの情報から各ページに属する和文情報が定まる。

そこで１ページ、３ページ，・・・の情報を奇数ページ
・デ−タメモリに書き込み、２ページ、４ページ，・・
・の情報を偶数ページ’データメモ川こ書き込む。また
、奇数ページと偶数ページの同一行の情報を記憶する印
字バッファを設け、奇数ページと偶数ページの同一行に
係る情報を順次印字バッファに導入することにより編集
を行い、その内容を改行することなく連続的に印字する
。第１０図Ａはメモリの内容を表わしており、同図Ｂは
１行目の内容が書き込まれた印字バッファの情報内容を
表わし、同図Ｃは２行目の内容が書き込まれた印字バッ
ファの情報内容を表わしている。次に本発明の実施例を
説明する。第４図に本発明実施例の回路ブロック図を示
す。

奇数ページデータメモリー川ま奇数ページに印刷すべき
文字データを記憶し、偶数ページデータメモリ１１は偶
数ページに印刷すべき文字データを記憶している。各文
字データは第８図に示した通り１６ビットのコード信号
により構成されている。メモリ選択回路１２はデータメ
モリ１０の読み出すべきアドレスを選択するもので、Ａ
ＮＤゲート５１の出力により選択アドレスを１文字分力
ウントダウンする。メモリ選択回路１３はデータメモリ
１１のアドレスを選択するものでＡＮＤゲート５２の出
力により選択アドレスを１文字分力ウントダウンする。
バッファー４は１文字（１６ビット）の記憶容量を有し
、データメモリ１０又は１１から読み出された文字コー
ドを一時記憶し次のデータバッファ１５に転送する。

ィンデントコード検知回路１７は文字コードのィンデン
トコードを検出し、ィンデントスベース数を出力する。
禁則検知回路１８は禁則文字を検知すると“０”を出力
し、それ以外のときは“１”を出力する回路で、比較回
路２１の出力信号があるときだけ動作状態になる。半角
文字検知回路３２は半角文字を検知しその検知信号を印
字位置カウンタ１９に入力する。データバッファ１５は
、第１０図に示すように、奇数ページの１行分と偶数ペ
ージの１行分の記憶容量を有し、タイミング制御回路３
３のタイミング信号に従って書込み又は議出しが行われ
る。

データバッファ１５の文字コードはもう一つのバッファ
１６を経て文字発生器４０に供給され、ここで文字パタ
ーン信号に変換される。印字部４１は公知のドット式プ
リンタであって、印字制御部４２からの制御に従い文字
の印刷を行う。また、バッファ１６は第８図に示す付加
ビットんを文字発生器４川こ供給し、半角文字であれば
文字の大きさを二分、下線文字であれば文字の下に罫線
を付加し、反転文字であれば白抜き文字になるようパタ
ーンを反転させる。印字位置カウンタ１９は１ページ１
行分の文字数を計算するカゥンタで、スべ−スコード又
は全角文字１個を検知すると２カウント、半角文字１個
を検知すると１カウント計数し、比較器２１より１行分
の計数の終ったことが検出されるとクリアされる。

印字数レジス夕２２は左マージン、インデント、文字デ
ータを合わせた１行の印字数を設定する。ベースカウン
タ２川まタイミング信号を計数し、この計数値を比較器
２３，２４，２６に与え、計数値が左マージン、ィンデ
ントスベース、右スペースの各スペースコードの桁数に
等しくなると、比較器２３，２４，２６から一致信号で
リセットされる。右スペースレジスタ２５は右スペース
の桁数を設定する。左マージンレジスタ３川ま左マージ
ンの桁数を設定する。比較器２３は信号４により作動状
態となり、スペースカゥン夕２０の計数値が右スペース
レジスタ２５の設定値と一致するか否かを検出する。比
較器２４は信号１により作動状態となりスペースカゥン
タ２０の計数値が左マージンレジスタ３０の設定値と一
致するか否かを検出する。比較器２６は信号２により作
動状態となりスペースカウンタ２０の計数値がインデン
トスベース・メモリ２８又は２９の設定値と一致するか
否かを検出する。スペースコード発生回路２７は比較器
２３，２４，２６のいずれかが不一致を検出するごとに
１個のスペースコードを発生してバッファ１４に供給す
る。タイミング制御回路３３はシフトレジスタやカウン
タを作動させるタイミング信号を発するほか、プログラ
ムの進行に従い信号１，２，３，・・・６を出力する。
フリップフロップ３１は奇数ページの処理と偶数ページ
の処理の切換えを制御するためのもので、信号５よりセ
ットされ信号６によりセットされ、出力ＱはＡＮＤゲー
ト５１，５３，５５，５７を開かせ、出力ＱはＡＮＤゲ
ート５２，５４，５６，６８を開かせる。次に、第５図
のフローチャートに従って作用を説明する。

まず奇数ページの左マージンＢ２の数に相当するスペー
スコードをデータバッファー５に書き込む。

すなわち、タイミング制御回路３３から信号１が出力さ
れ比較器２４が動作可能状態になり、左マージンレジス
タ３０１こ記憶されている左マージンのスペース数が比
較器２４に供給され、スペースカウンタ２０の内容と比
較される。不一致であればＯＲゲート６０が開きスペー
スコード発生部２７がスペースコードを発生し、ＯＲゲ
ート６２を通じてバッファ１４にスペースコードを入力
する。このスペースコードがタイミング信号によりデー
タバッファ１５に転送され、同時にこのタイミング信号
によりスペースカウンタ２０がカウントアップされる。
この動作が繰り返し実行され、データバッファ１５に転
送されたスペースコードの数が左マージンレジスタ３川
こ設定されたスペース数と等しくなると、比較器２４が
一致を検出して“０”を出力し、ＮＯＲゲート６３の出
力によりスペースカウンタ２０がリセットされる。この
ようにして、左マージンＢの桁数に相当する数のスペー
スコードがデータバッファ１５に記憶される。次に信号
２が出力され、奇数ページのィンデントＢ３の桁数に相
当するスペースコードをデータバッファー５に書き込む
。

すなわち、信号２が出力されると比較器２６が動作伏態
となり、奇数ページのィンデントスベース・メモリ２８
の内容がＡＮＤゲート５７、ＯＲゲート５９を通して比
較器２６に供給され、スペースコード２０の内容と比較
される。不一致であれば、前述した左マージンの場合と
同様に、スべ−スコードがデータバッファ１５に供給さ
れる。この動作は比較器２６が一致検出するまで繰り返
され、インデントスべ−ス・メモリ２８に設定されてい
る数のスペースコードがデータバッファ１５に書き込ま
れる。なお、スペースコードがデータバッファ１５に転
送されるときには、印字位置カウンタ１９はスペースカ
ウンタ１個について２ずつカウントアップされる。次に
、奇数ページデータメモリ１０から文字データがデータ
バッファ１５に書き込まれる。

すなわち、タイミング制御回路３３より信号３が出力さ
れ、比較器２１が動作可能状態となり、印字桁数を記憶
している印字数レジスタ２２の設定値と印字位置カウン
タ１９の内容の比較が行われる。同時に信号３の出力に
よりメモリ選択回路１２が作動し、奇数ページデータメ
モリ１０から順次文字コードが読み出され、ＡＮＤゲー
ト５５、ＯＲゲート６１，６２を経てバッファ１４に供
給され、さらにタイミング信号に同期してデータバッフ
ァ１５に転送される。このようにして順次文字データが
データバッファー５に転送されてゆき、それに応じて印
字位置カウンタ１９も計数値が増加してゆく。

やがて比較器２１が一致を検出すると、一致検出出力に
より禁則検知回路１８が作動状態になり、バッファ１４
の文字が禁則文字であれば“０”が出力されてデータバ
ッファー５にその文字が転送され、禁則文字でなければ
ＡＮＤゲート５１が開かれてメモリ選択回路１２が１文
字戻され次の行の初頭文字とする。文字データの１行文
の転送が終ると、次に奇数ページ右スペース蚤に相当す
るスペースコードをデータバッファ１５に転送する。

すなわち、信号４が出力されると比較器２３が作動状態
となり、右スペースレジスタ２５の設定数だけスペース
コード発生部２７からスペースコードがデータバッファ
１５に転送される。この動作は左マージンの場合と同様
である。なお、行末に禁則文字が転送されたときは右ス
ペースレジスタ２５の設定数が１文字分減算されるよう
になっている。上記の動作により奇数ページの１行分の
情報がデータバッファ１５に転送される。ここで信号５
が出力され、フリツプフロツプ３１がセットされて○＝
１となり、奇数ページに係るＡＮＤゲート５１，５３，
５５，５７が閉じられ、代って偶数ページに係るＡＮＤ
ゲート５２，５４，５６，５８が開かれる。従ってフロ
ーチャートのはじめに戻り、偶数ページについて左マー
ジンＢ６のスペースコード、ィンデントＢ７のスペース
コード、文字データ＆、右スペースＢ９の各情報が奇数
ページの場合と同機にしてデータバッファ１５に転送さ
れる。

このようにして第９図又は第１０図に示すような奇数ペ
ージの１行分と偶数ページの１行分を併せた印刷情報が
データバッファ１５に記憶される。次に、データバッフ
ァ１５の内容が１文字分づつバッファ１６に出力され、
文字発生器４０を経て印字部４１により用紙上にプリン
トされる。２ページ１行分のプリントが終ると、信号６
が出力されてフリツプフロツプ３１がリセットされ、再
び奇数ページの２行目と偶数ページの２行目の編集とプ
リントが実行され、これを繰り返し実行することにより
全行のプリントが終了する。

なお、文字データ中のィンデントコードがィンデント検
出１７により検出されると、ＡＮＤゲート５３又は５４
を通してィンデントスベース・メモリ２８又は２９に新
たな数値が書き込まれ、次の行からィンデントスベース
の数が変更される。本発明の他の実施例として、データ
バッファを２本設けるとともに、奇数行目と偶数行目を
区別するフリップフロップを設け、編集処理と印字処理
を２本のデータバッファを交互に使用して同時に並行し
て実行させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図，第２図，第３図は本発明の目的を説明する図で
ある。第４図は本発明の実施例を示す回路ブロック図、第５図
は第４図実施例の作用を説明するフローチャートである
。第６図、第７図は本発明の１ページ１行の構成を説明
する図である。第８図は本発明の１ワードの構成を説明
する図である。第９図、第１０図は本発明の左右両ペー
ジの構成を説明する図である。１０・・・奇数ページデ
ータメモリ、１１・・・偶数ページデータメモリ、１５
…印字バッファ、４０…文字発生器、４１・・・印字部
。第２図第３図第１図第５図第６図第７図第８図第９図第４図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

１和文キーボードから入力された情報をコード化され
たデジタル信号に変換してデジタルメモリに記憶させ、
メモリの内容を編集して複数ページに及ぶ内容を自動的
に印字処理する装置において、奇数ページに印字すべき
情報を記憶する奇数ページデータメモリと、偶数ページ
に印字すべき情報を記憶する偶数ページデータメモリと
、奇数ページと偶数ページの同一行の情報を記憶する印
字バツフアと、その印字バツフアの内容を印字する印字
装置とを設け、奇数ページと偶数ページの同一行を改行
することなく連続的に印字するよう構成したことを特徴
とする和文ワードプロセツサ。