JPS6041332Y2 - 金型交換用台車 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特に垂直割面のグイキャスト金型の交換に
用いる台車の改良に関するものである。

一般にグイキャストマシンの金型交換は、台車を用いて
行っている。

ところで、取り出した金型を補修する場合、その台車で
仕事場まで運び、定盤に載せ替えて割面が上に向くよう
に金型を置いて作業を行なっているが、わずかな補修と
もなれば、作業時間に対して運搬、載替え、型開き等の
付属作業の時間的なロスが多くなって、効率的でない。

この考案は、この点に着目してなされたものであり、台
車構造を工夫し、金型を任意に傾動させることができて
補修作業をも行な得るようにしたものである。

以下、図面に基づいて一実施例を説明する。

第１図および第２図において、１は台車で、主に金型載
置台２と支持台３とからなっている。

金型載置台２は、２つの載置プレート４，５を複数のは
り６，６・・・・・・を介して半円弧状の２つのフレー
ム７．７に固定腰載置プレート４と５とが直角になるよ
うに構成し、さらに、フレーム７の外周面に反転用チェ
ーン８を取り付けている。

なお、載置プレート４には金型移送用のローラ４ａが多
数設けられている。

支持台３にはその下部の四隅に車輪９を取付け、また、
前記フレーム７を支えるための受はローラ１０並ひに押
えローラ１１と、前記各反転用チェーン８に噛み合うス
プロケット１２．１２および駆動機構１３を備えている
。

このスプロケット１２．１２は一軸に取り付けられてい
る。

駆動機構１３はブレーキ付きのモータ１４と伝達用チェ
ーン１５とからなっている。

なお、１６は台車用のレール１７．１８は台車１を床に
固定すべく、図示しないフックを引っ掛けるための係合
片、１９は作業台、２０は給電用のコンセント、２１は
モータ正逆回転操作用のスイッチボックス、Ａはグイキ
ャスト金型である。

この台車１によれば、マシン（図示せず）から金型Ａを
取り出す際には、載置プレート４が水平になるように操
作しておき、金型Ａを補修する際には、載置プレート５
が水平になるように操作し、金型Ａの片方をクレーン等
で吊り上げておけばよい。

以上のように、この考案は金型交換用の台車でありなが
ら、金型を傾動させることができ、補修作業をも行なう
ことができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は正面
図、第２図は側面図である。 １・・・・・・台車、２・・・・・・金型載置台、３・
・・・・・支持台、４，５・・・・・・載置プレート、
７・・・・・・フレーム、８・・・・・・反転用チェー
ン、１０・・・・・・受はローラ、１１・・・・・・押
えローラ、１２・・・・・・スプロケット、１４・・・
・・・ブレーキ付きモータ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 半円弧状のフレームを並設し、このフレームの湾曲空間
   側に２つの載置プレートを互いに隣り合って直角に設け
   るとともに該フレームの外周面に反転用チェーンを固定
   して金型載置台を構成する一方、車輪付きの支持台があ
   り、この支持台には、該金型載置台のフレームを支える
   ための受はローラ並びに押えローラと、前記フレームの
   反転用チェーンに噛み合うスプロケットと、このスプロ
   ケットを回転させるためのモータとを設け、金型載置台
   を傾動させて金型の補修が行な得るようにしたことを特
   徴とする金型交換用台車。