JPS6041200A - 径路誘導システム - Google Patents

径路誘導システム

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JPS6041200A
JPS6041200A JP14944184A JP14944184A JPS6041200A JP S6041200 A JPS6041200 A JP S6041200A JP 14944184 A JP14944184 A JP 14944184A JP 14944184 A JP14944184 A JP 14944184A JP S6041200 A JPS6041200 A JP S6041200A
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time
vehicle
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文伸 古村
井原 広一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本特許は道路交通管制用の径路誘導システムに関するも
のである。
広域道路網の交通流を的確に制御し、ドライノ々に最新
の交通情報を提供するシステムとして、地上−車輛間の
双方向通信を利用した径路誘導システムが知られている
。これは道路網内の主要地点ごとに設置したループアン
テナ等により、各車輛の到着目的地点までの最適な径路
に沿った進路を各車輛に知らせるシステムである。最適
進路としては、道路網内の各区間の混雑状況および通行
規制により定まる最短時間径路を選ぶのが一般的である
。径路誘導システムの従来の構成は、次のようになって
いた。すなわち、双方向通信を利用して計測した各道路
区間の走行所要時間データと別途与えられた通行規制に
もとづいて、管制システムの中実装置は、一定時間(数
分ないし数10分)ごとに上記最適径路を計算し、その
結果を各地点のループアンテナに接続された路上処理装
置に送り、誘導情報として路上処理装置内のメモリに貯
えさせる。各車輛への進路指示内容は、車輛の到着目的
地点に対応した誘導情報を各路上処理装置でこの装置内
のメモリを検索することにより得られる。この従来方式
では、管制を行なう対象となる道路網内のすべての出発
地点、到着目的地点の組合せについて最適径路をめる処
理をすべて中実装置で行なうため、対象道路網の規模が
大きくなると、この処理時間がぼう太になり、交通状況
の変化に速応した適切な制御、すなわち誘導情報の更新
が困難になるという欠点がありた。
上記従来方式の欠点を解決するため、最適径路計算機能
を路上処理装置に分散させる方式を先に提案した(実願
昭54−168706)。すなわち、道路網内の主要地
点に設置した路上処理装置間をデータ回線で相互に接続
し、この回線を通して他の路上処理装置から送られた情
報にもさづいて、各地点の路上処理装置で、該地点から
他のすべての地点へ到るすべての最適径路を計算するこ
とにより、上記中央処理装置を不要にするだけでなく、
すべての地点の路上処理装置を同時に動作させることに
より、計算処理時間を従来方式に比べはるかに短縮する
径路誘導システムである。
しかしこの先に提案した考案において、各道路区間の走
行所要時間データの現在値を用いて最適径路を計算する
ため、出発地点と目的地点の距離が小さい場合には計算
結果の径路が現実の最適径路とが一致するが、距離が大
きい場合には一致しない場合が出る。それは、出発地点
から車輛が走行開始後、時間の経過に従い、現実の各区
間の走行所要時間が上記計算に用いた値と異なってくる
からである。
本発明は、各区間の走行所要時間の未来値を予測し、遠
くの目的地への最適径路はこの予測値を用いて計算する
ことにより、より正確な最適径路へ誘導する径路誘導シ
ステムを提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。初めに本発明に使用す
る最短時間径路探索の原理について述べる。第1図は、
仮想的道路網を示す図である。AからJまでの円印で示
した各ノードは道路網の地点である。各地点を結ぶ道路
区間(すなわちリンク)には走行所要時間すなわちり/
クコスト(例えば地点AからBへのリンクコストはTA
Bと称す)と通行規制(すなわち車種に対応した通行の
可否を含む通行規制)が与えられているとする。このと
き第1図の出発地点Aから到着目的地点Jに到る最短時
間径路は次の方法でめられる。
地点Aに隣接する下流側の地点B、C,D、Eのそれぞ
れから地点Jへ到る最短時間径路があらかじめめられて
いるとする。各最短径路を同図中の矢印付実線で余す。
その他の径路を矢印付点線で示す。例えば地点Bからの
最短径路はB→F→Jである。地点B、C,D、Eから
、これらの最短時間径路に沿って地点Jに到着するまで
の所要時間すなわちルートコストをそれぞれ、TBJ 
ITCJ ”DJ I TIJとする・ また、地点Aから地点B、C,D、Eのそれぞれへのリ
ンクコストをTA!ll TACI TAD I TA
llとする。
このとき地点Aから地点Jへの最短時間径路とそれに沿
ってのルートコストTAJは次のように与えられる。す
なわち、 TA J ” m1n(Th e + TB J r 
T A C+ Tc J T TA D十T D、 。
TAm+TIIJ) ・・・・・・(1)但しm1n(
)は()内の最小値をめる演算を意味する。また最短時
間径路は地点B、C,D。
Eのうち上記最小値を与える地点を経由し、その経由地
点から地点Jまでは既に得られている(該経由地点を出
発点として地点Jを到着目的地点とする)最短時間径路
に一致する。この原理はR,E、 Bellmanの最
適性の原理として知られているものである。
地点Jに隣接した上流側地点F、G、I(、Iから地点
Jへの最短時間径路とその所要時間はTFJ IToJ
、THJ、T□、である。この結果と上の原理を用いれ
ば、F、G、H,Iに隣接した上流側地点B、C,D、
EからJへの最短時間径路さぞのル−トコストがめられ
る。このようにして最適性の原理を用いることにより、
到着目的地点Jから順次リンク金さかのぼって隣接地点
を出発地点とし地点J−i到着目的地点とする最短時間
径路がめられ、道路網内の地点総数が有限であれば有限
の計算ステップで、全地点の各々から地点Jへ到る最短
時間径路が得られる。
以上の原理を利用した径路誘導システムが先願(実願昭
54−168706) である。この考案において、径
路探索に用いる各リンクのリンクコストが現在値である
とすれば、既に述べたごとく、距離の大きな目的地点に
対する径路が最短時間径路でなくなるきいう難点があっ
た。本発明はリンクコストの予測値を径路探索に用いる
ことにより上記難点を解決するものである。
以下本発明に使用するリンクコスト予測手法および、上
記最短時間径路探索原理の改良について述べる。先づ各
道路区間の走行所要時間(リンクコスト)の予測は次の
ようにして行なう。交通状況の変化をT分(例えば5分
ないし15分)刻みでとらえるとする。このときT 、
 、 (klを、第に時間帯すなわち(k−1)Tくt
<kTにおける地点工からJへのリンクコストの時間平
均値とする。
但しkは整数、tは現時点からの時間とする。現在まで
の各時間帯についてのリンクコストT□、(kl。
k=0、−1、−2 、・・・、が実測により得られて
いるとする。この時、時系列手法を用いて未来のリンク
コストT□J(k) l k= ” l 213+・・
・、を計算する。計算式としては例えば次の自己回帰予
測式を用いればよい。
T I、 (kl = Σ ” TIJ (kl ) 
、、、 、、、(21ml 但し、係数a、(I!= 1. = 、 m )は過去
実績からめた最適値をあらかじめ設定しておく。
次にこのリンクコストの予測値を用いて最短時間径路を
計算する方法を述べる。いま各地点から1つの目的地点
Jへの最短時間径路を計算する場合を考える。第2図に
示すごとく道路網を、JへT分以内に到達できる領域■
、JへT分から2T分以内に到達できる領域■、Jへ到
達するのに2T分以上必要とする領域■に分割する。道
路網の大きさに応じて領域数は適宜増やせばよいが、こ
こでは3分割を例にとる。各地点Aについて、第に時間
帯にAを出発して目的地点Jへ最短時間で到達できる径
路のルートコストをTA、(klと表わす。またAの下
流側に隣接する地点の集合をPAと表わし、地点工′を
PA内の1代表地点とする。
このとき地点Aと1′の間に領域の境界があることは次
のようにして地点工′で検出できる。すなわち、 が同時に成立するとき、地点Aは領域のに、地点工′は
領域i−1にある。いま第に時間帯に地点Aを出発し地
点I′を経由して、工′から最短時間径路を経由して地
点Jへ到る径路のルートコストは、 T (k)十T□7.(k’) ・・・(4)人I′ で与えられる。但しく3)式の条件が成立ち、地点Aと
地点1′が異なる領域にある時には、k’ = k +
 1 ・・・(5) とし、その他の場合は上記2地点は同一領域内にあるの
で に’ = k ・・・(6) とする。このとき第に時間帯における地点AからJへの
最短時間径路のルートコストTAJ(k)は(i1式を
変形した次式で与えられる。
’r、(k)=min(TA、(k)+T1..(k’
)) −(7)I’ E PA 最短時間径路は、PAO中で上記最小値を与える地点I
’ l経由する。いま前述の方法で各リンクについて第
1.第2および第3時間帯のリンクコスト予測値が得ら
れているとすれば、以上の手順によって領域■の各地点
では第1.第2、第3の各時間帯について、領域■の各
地点では第1および第2時間帯について、領域■の各地
点で)ま第1時間帯について、それぞれ地点Jへの最短
時間径路が得られる。各地点を通過する車輛に対し、上
記のうち第1時間帯の最短時間径路に誘導すれば、車輛
は目的地点Jへ到達するまでの時間経過に伴なう交通状
況の変化に対応した径路をたどることができる。以上の
最短時間径路探索を、道路網内の全目的地点Jについて
行なえばよい。
次に上記原理を適用した本発明における径路誘導システ
ムについて説明する。第3図は第1図の道路網に対応し
た路上処理装置の接続方法を示したものである。第3図
の1.1 、・・・、1.はλ B それぞれ第1図の地点A、B、・・・、Jに設置された
路上処理装置である。2は道路リンクに対応した、路上
処理装置IA、 l、 、・・・、l、を結ぶデータ回
線である。路上処理装置IA、 IB、・・・。
1、 のそれぞれメモリには該地点を終端とする各リン
クについての、リンクコスト値と通行規制データが第1
.2.3の各時間帯について貯えられているとする。リ
ンクコスト値は、超音波方式あるいはループアンテナ方
式の車輛通過検出器で計測された(同一車輛がある所定
の範囲の空間を占める)占有時間データから推定する方
式、あるい置と路上処理装置間の信号伝送によって計測
する方式、等により各路上処理装置で時々刻々の値をめ
、ることが可能である。これを第0時間帯のリンクコス
トとして、(2)式に従い第1.2.3時間帯のリンク
コストを予測する。また通行規制データは車種、時間帯
別のものを各路上処理装置ごとに外部から設定するか、
第2図に示すように、特定箇所に設けたデータ入力装置
3からデータ回線2を通して複数地点の各路上処理装置
IA、 lB。
・・・、11 に同時に設定すればよい。後者の場合は
通行規制データに地点番号(すなわち地点コード)を付
けて、データ入力装置3から回線2を介して各路上処理
装置に通行規制データを送出する。各路上処理装置では
データ回線2全通して受信したデータのうち自分の地点
番号のもののみを抽出して該装置内のメモリに貯えたの
ち、受信した残りのデータ回線2を通して下流側の路上
処理装置に送る。
以上の準備の後、次のようにして最短時間径路探索を行
なう。路上処理装置1. 、 lc、 LD。
l のメモリにはそれぞれリンクコストの予測値TAB
(k)、 TA、(k) 、 TAD(k) 、 TA
II(k) (但しに=12.3)が貯えられている。
また各路上処理装置1B、1c、lD、INOメモリに
はそれぞれ地点B、C,D、Eから地点Jへ到る、各時
間帯の最短時間径路のルートコストTB、(kl 、 
T、(k) 。
TD、(k) 、 T、J(6)が得られているとする
。但し該地点が目的地点Jに対し領域■にある時はに=
1゜2.3とし、領域■にある時はに=1.2とし、ま
た領域■にある時はに==1とする。このとき各路上処
理装置1□′ では次のようにしてルートコストを算出
する。但し工′はB、C,DまたはEとする。すなわち
(4)式の結果得られた値を、第に時間帯に地点Aから
工′を経由してJへ到る径路のルートコストとする。た
だし、 (イ) Aと■′がともに領域■に含まれるとき、k−
に’ とし、k=1.2.3 (ロ)Aが領域■に含まれ、■′が領域■に含まれると
き、k’=に−)1とし、k=1.2G/→ Aと 1
′がともに領域■に含まれる吉き、k=に’ とし、k
=1,2 に)Aが領域■に含まれ、■′が領域■に含まれるとき
、k’ =に−1−1とし、k=1(iA、:I’がと
もに領域■に含まれるとき、k、に’ とし、k=1 について(4)式を計算する。領域の判定は(3)式に
より行なう。こうして得られたルートコストは回線2を
通して処理装置lAに送られる。処理装置lA は(7
)式の演算を行なうことにより地点Jへの最短時間径路
とそのルートコストが得られる。いま地点Aから出てい
るリンクに、相対番号を、l(地点Aから地点Bへ到る
リンク)、・・・、4(地点Aから地点Eへ到るリンク
)の如く付けておけば、各時間帯の最短時間径路の情報
として、この相対番号(以下、出リンク番号と称す)と
ルートコストとを用いることができる。これを各時間帯
の誘導情報という。
すなわち、地点Aから地点Jに到る最短時間径路探索す
るため、まず、到着目的地点Jに対応する処理装置l、
かう、上流に隣接する処理装置1.、1. 、 LH,
lI へそれぞれ各時間帯のルートコストとして予測さ
れたり・/クコストTp、。
TGJ I THJ IT工、を送る。その後、各処理
装置1、、1o、 lH,1,で上述のとおり、4つの
ステップを行なう。すなわち、■下流側処理装置11 
から各時間帯のルートコストを受信する、■最小ルート
コスト径路を検出する、■検出されたルートコストに出
リンクの予測されたリンクコストを加算する、■加算し
た各時間帯のルートコストをさらに上流側処理装置IB
、 io、 ID。
lBへの送信する。各処理装置IB、 io、 lD。
18で上記■〜■のステップと同様のステップを行ない
、さらに、処理装置lAで上記の、■のステップと同様
のステップを行なうことにより、出発地点Aから到着目
標地点Jへの最短時間径路が各時間帯についてめられる
同様のデータ伝送と処理により、道路網内の1つノ出発
地点から他の到着目的地点までのすべての各地点につい
て、最短時間径路に関するルートコストおよび出リンク
番号をめる。このようにすることによって道路網内の全
出発地点から他の全到着目的地点へ到る最短時間径路探
索の処理が各路上処理装置内で同時並列に行なえる。こ
の結果各路上処理装置のメモリには、この各装置が設地
された地点から他の全地点に到る各時間帯における最短
時間径路の出リンク番号とルートコストすなわち誘導情
報が貯えられる。
径路誘導を受ける各車輛は各地点通過時に自車幅の到着
目的地点の地点コードをこの通過地点の路上処理装置に
送る。車輌から地点コードを受信した処理装置ではこの
地点コードに対する第1時間帯の誘導情報をこの装置内
のメモリから読出し車輛に送り返す。車輛では車載装置
に出リンク番号およびルートコス1表示する。運転者は
これに従って走行すれば到着目的地点まで最短時間径路
で到着できる。
次に、本発明における径路誘導システムの実施例を詳細
に説明する。第4図は径路誘導システムの全体構成図で
ある。lは路上処理装置、2はデータ回線、4は地点(
ノード)に対応するループアンテナ、5は誘導対象とな
る車輛である。ループアンテナ4は、道路網の各交叉点
手前、100〜200mの地点であって、車輛がその交
叉点に進入するとき走る走行帯止の地点に設ける。した
がって、片側1車線の対面通行路では、交叉点から交叉
点に到るまでの区間(リンク)に、片側車線に1個づつ
、合計2個のループアンテナを設けることになる。なお
、ループアンテナ上に車輛が駐車することがないように
、駐車車線を避けて、ループアンテナ4を設置しなけれ
ばならないことはいうまでもない。処理装置lはループ
アンテナ1個ごとに1台設ける。ただし、何個かのルー
プアンテナに対し−て1台設けるようにしてもよい。
データ回線2は、通常車輛が上流側から下流側へ進むと
きのすべてのルー上に対応して、そのルート上に設置さ
れたループアンテナに接続された複数の処理装置間を、
相互に接続する。
次に、車輛5と処理装置lとの間の交信動作を説明する
。第5図は車輛5の車載装置の構成図、第6図は処理装
置1の構成図である。
第5図において、車輛の運転者は走行開始時に到着した
い目的地点の地点コードを人力装置より入力する。入力
された地点コードはレジスタlOにセットされる。連続
発振器123からは、アンテナ6(介して、連続正弦波
信号が地上に送出されている。車輛が走行し、車輛が地
上ループアンテナ上にさしかかると、処理装置がこの正
弦波信号を検知し、トリガ信号を地上アンテナから車輛
に送出する(詳細は後述)。車輛は車載アンテナ6を介
して、このトリガ信号を受信機7で受信する。フィルタ
8は、受信機7の受信信号から、このトリガ信号を分離
し、レジスタ10に出力する。
レジスタlOは、このトリガ信号にもとづき、運転手に
よって先にセットされた行先地点コードを、送信機11
に送る。送信機11は車載アンテナ6を介して、地上に
到着目的地点コードを送出する。
地上の処理装置は、到着目的地点コードを地上アンテナ
を介して受信し、同装置内のメモリに貯えられた誘導情
報の中から、受信した到着目的地点コードに対応する誘
導情報、すなわち最適ルートの出リンク番号とルートコ
ストを読み出し、地上アンテナを介して、車輌に送出す
る(詳細は後述)。
車輛は車載アンテナ5を介して受信機7で、この誘導情
報の信号を受信する。フィルタ8は、受信機7の受信信
号の中から、この誘導情報信号を分離し、表示制御回路
121に出力する。表示制御回路121は、この誘導情
報信号により、表示装置122を制御する。すなわち、
誘導情報信号に含まれている出リンク番号の情報に応じ
て、交叉点での進路(左折、直進、右折等)を矢印で示
すように、また、ルートコストAを「目的地までA分」
と示すように、表示装置122を制御する。
ルートコス)Aが非常に大きな一定値以上のときは、「
目的地到着不能」と示すように表示装置を制御する。な
お、進路の矢印表示の消去を、次のようにして行なって
もよい。
すなわち、表示制御回路121にタイマを設け、かつ、
誘導情報信号を受信した際、このタイマを起動し、一定
時間(例えば30秒)の経過を検出して表示装置122
の矢印表示をやめる。
ところで、送信機11の送信信号と、発振器123の発
振信号と、地上からのトリガ信号と、地上からの誘導情
報信号の周波数帯域は、互いに異ならしであるので、混
信することはない。
第9図の地上ループアンテナを含む処理装置において、
車輛が地上ループアンテナ4上にさしかかると、車輛か
らの連続正弦波信号がアンテナ4を介して、受信機13
に受信される。フィルタ131は、受信機13からの受
信信号から、この連続正弦波信号を分離し、車輛検出回
路16に出力する。車輛検出回路16は、この連続正弦
波信号を全波整流し、さらに平滑したのち、所定の域値
で2値化し、2値化パルスを出力する。2値化パルスの
高レベルの部分は、ループアンテナ4上に車輛があるこ
とを示し、低レベルの部分は、ループアンテナ4上に、
車輛がないことを示す。トリガ回路14は、この2値化
パルスの立ち上りを検出して、トリガ信号を送信機15
、アンテナ4を介して、車輛を送出する。車輛は、この
トリガ信号にもとづいて、到着目的地点コードの信号を
地上に送出する。地上ループアンテナ4を介して、この
信号を受信機13で受信する。フィルタ131は、この
信号を受信機13の受信信号から分離し、検索制御回路
17に送出する。検索制御回路17は、この地点コード
信号に対応する誘導情報を、メモリ18に記憶されてい
る各時間帯の誘導情報のうち第1時間帯の誘導情報の中
から検索し、送信機15に出力する。送信機15は、ト
リガ信号と異なる周波数帯域の信号である誘導情報信号
をアンテナ4を介して、車輛に送出する。
メモリ18には、第7図に示すように、到着目的地点コ
ード19に対応して、誘導情報、すなわち、出リンク番
号2oおよびルートコスト21が地点コード19の順に
記憶されている。ただし出リンク番号20−1およびル
ートコスト21−1は第1時間帯、出リンク番号2o−
2およびルートコス)21−2は第2時間帯、出リンク
番号20−3およびルートコスト21−3は第3時間帯
のものである。
次に、第6図に示す処理装置のメモリ18に記憶されて
いる誘導情報の更新動作を説明する。前述のデータ入力
装置3から、通行規制データ、すなわち、第8図に示す
ように、規制を受ける隣接2地点間を表わすための地点
コード51および52、−その地点間の規制開始および
終了時刻53および54を、各処理装置lのメモリ33
に受信機32−〇を介して、記憶させる。
車輛が上流側から下流側へ進行でき、るすべてのルニト
に対応して、データ回線2は各処理装置間を接続してい
る。したがって、下流側にある各処理装置1からは、受
信機32−1.・・・、32−jを介して、それぞれメ
モリ25−1.・・・、25−jに、その各処理装置l
でめた各時間帯の誘導情報、すなわち、第7図に示すよ
うに、出リンク番号20およびルートコス)21が到着
目的地点コード順に、到着目的地点コード19とともに
出力されている。選択読み出し回路31−1.・・・。
31−jは、規制データ読み出し回路30(詳細は後述
)の出力にもとづいて、それぞれ、メモリ310に記憶
されている非常に大きな所定値のルートコストか、また
は、メモリ25−1.・・・。
25−jに記憶されているルートコストか、いずれかを
選択し、かつ、メモリ25−1.・・・、25−jに記
憶されている到着目的地点コードおよび出リンク番号を
併せて、演算回路26に出力する。
この選択読み出し回路31−1.・・・、31−jによ
り、各時間帯に交通規制を受けるリンク間のルートコス
トのみを、非常に大きな所定値に変更することができる
。たとえば、A地点とその隣接下流側の地点Bとの間で
第に時間帯に全面交通上の規制が行なわれるとすると、
地点Aから地点Bを介して到着目的地点へ到るルートの
第に時間帯のルートコストはすべて非常に大きな所定の
値に変更されることになる。演算回路26では、回路3
1−1.・・・1回路31−jから得られる各時間帯の
ルートコストを、各到着目的地点コードごとに、前記(
7)式に相当する演算を行ない、その最小値である各時
間帯のルートコストと、そのルートコストに得るための
出リンク番号を検出し、到着目的地点コード順に、到着
目的地点コードと、検出したルートコストおよび出リン
ク番号と、ルートコスト更新回路27に順次出力する。
メモIJ 21には、本処理装置lの設置地点に対応し
た地点コードがあらかじめ記憶されている。
ルートコスト更新回路27は、この地点コードと到着目
的地点コードを比較し、一致したときのみ、到着目的地
点コードとともに送られてくるルートコストヲ零にする
。したがって、回路27は、到着目的地点コード順に、
到着目的地点コード、ル−トコスト(到着目的地点コー
ドがメモリ21の地点コードと一致する場合は、零)、
出リンク番号が、メモIJ l 8、および誘導情報作
成回路28−1.28−2.・・・、2B−iに出力さ
れる。このようにして、メモリ18の誘導情報は更新さ
れる。一方、誘導情報作成回路28−1.28−2・・
・・、28−iは、それぞれ回路27からの到着目的地
点コードおよび各時間帯のルートコストのみを受け取り
、出リンク番号は受けとらない。回路28−1.28−
2.・・・、28−1は、一定時間ごとに、リンクコス
ト算出回路24−1.24−2、・・・、24−i(詳
細は後述)の出力である各時間帯のリンクコストを取り
込み、これと回路27からの各時間帯のルートコストを
(4)式に従って加算する。このとき(3)式の判定に
よって、ル−トコストのめられない時間帯がある。例え
ば上記リンクコストをめたリンクの始地点すなわち当該
処理装置1の設置地点の上流側に隣接する地点iIとし
、目的地点iJとするとき、[がJに対し前述の領域■
にあれば第3時間帯のル−トコストはめられない。また
地点■がJに対し領域■にあれば第2および第3時間帯
のル−トコストはめられない。各目的地点についてこれ
らのめられない目的地へのルートコストは、メモリ31
0に記憶されている非常に大きな所定値のル−トコスト
を設定する。回路28−1 、28−2 。
・・・、28−iは、到着目的地点コード順に、到着目
的コード、上記手順で得られたルートコスト、およびこ
れらの情報が送られるすぐ上流側の地点から本地点へ到
る出リンク番号を、それぞれ、順次、送信機34−1 
、34−2 、・・・、34−1を介して、すぐ上流側
の処理装置lに送信する。
前述したように車輛検出回路16は、地上ル−プアンテ
ナ4上に車輛があることを示す2値化)鳴ルスを発生す
るが、平均パルス幅検出回路23は、一定時一間前まで
に発生された2値化パルスのパルス幅の平均値を検出し
、リンクコスト算出回路24−1 、24−2 、・・
・、24−tに出力する。
IJ yクコスト算出回路24は第1O図に示す構成で
ある。係数乗算器401はすぐ上流側の地点から本地点
に到るリンクコスト現在値を、平均ノ(ルス幅検出回路
の出力である平均値から推定するものである。この乗算
器の係数値は、リンクコスト(すぐ上流の地点から本地
点に到る時間)と上記平均値との相関を実測データより
め、それにもとづいて決定すればよい。また、平均パル
ス幅検出回路23のかわりに、超音波、光等を利用した
周知の車輛速度検出器から車輛の平均速度をめる回路に
おきかえてもよい。この場合、リンクコストと平均速度
との相関を実測データよりめ、それにもとづいて、係数
値を決めればよい。メモリ書込回路402は時計400
の時刻にもとづき、一定周期T分ごとに係数乗算器40
1の出力であるリンクコスト現在値をメモリ50−1に
書きこむ。このときメモリ50−1にすでに貯えられて
いたT分前のリンクコスト値はメモリ5o−2へ、メモ
リ50−2の内容は5o−3へと順次転送される。メモ
リ50−mにあった内容は破棄される。
上記周期Tは(2)式によるリンクコスト予測の周期と
一致させておく。予測演算器403はメモリ50−1 
、50−2 、 =・、 50−mに貯えられたリンク
コスト実測値がら(2)式に従い、第1.第2および第
3周期のリンクコストを予測する。予測結果は誘導情報
作成回路28に出力される。演算器403の係数は、実
測データからめた最適値を予め設定しておけばよい。
第9図に示す回路30は、前述の規制データ読み出し回
路のブロック図である。301は、時計である。300
−1、−.300−jは、すぐ下流側にある地点コード
を記憶するためのメモリで−1,・・・、31−jのそ
れぞれに情報を送ってくる処理装置lの設置地点の地点
コードに対応している。検索回路30−1.・・・、3
0−jのそれぞれは、メモリ21の地点コード(この処
理装置1が設置された地点コード)と、メモリ300−
1゜・・・、300−jの地点コードのそれぞれと、時
計301−1,301−2,301−317)時刻ニモ
とづき、メモリ33の、第8図に示す規制データを検索
する。ここに時計301−1は現在時刻を、301−2
および301−3はそれぞれ現在時刻よりT分および2
T分先の時刻を示すとする。すなわち、回路30−1は
、メモリ300−1(l!:メモリ21の地点コードの
組が、地点コード51と地点コード52の組にあって、
かつ、時計301−1の時刻が規制開始時刻53と規制
終了時刻54との間にあるものをメモリ33がら検索す
る。
該当するものがあれば、選択読み出し回路31−1に、
第1時間帯のルートコストとしてメモリ310のルート
コストを選択するようにし、もし、該当するものがなけ
れば、メモリ25−1のうち第1時間帯のルートコスト
を選択するように信号を送出する。同様に時計301−
2の時刻が規制開始時刻53と規制終了時刻54との間
に該当するものがメモリ33の中にあれば、回路31−
1に、第2時間帯のルートコストとしてメモリ310の
ルートコストを選択するように、もし該当するものがな
ければ、メモリ25−1のうち第2時間帯のルートコス
トを選択するように信号を送出する。さらに時計301
−、jの時刻が規制開始時刻53と規制終了時刻54と
の間に該当するものがメモリ33の中にあれば、回路3
1−1に、第3時間帯のルートコストとしてメモリ31
0のルートコストを、その他の場合はメモリ25−1の
うち第3時間帯のルートコストをそれぞれ選択するよう
に信号を送出する。検索回路30−jも、検索回路30
−1と同等の検索機能を有する。
なお、上記実施例においては、出リンク番号を含めた誘
導情報を各処理装置間で伝送していたが、出リンク番号
20を含めて伝送する必要は必ずしもない。たとえば、
メモリ25−1.・・・、25−jに、回線2を介して
接続された下流側の処理装置1の設置された地点へ本地
点より到る出リンク番号をメモリ25−1.・・・、2
5−jにそれぞれ記憶させておく。メモリ25−1.・
・・、25−jは、受信機32−1.・・・、32−j
の出力である到着目的地コード19、ルートコスト21
にこのあらかじめ記憶された出リンク番号を付加して、
演算回路26に出力する。ただし、送信機34−1.・
・・、34−iを介して上流側の処理装置1に送る情報
の中から出リンク番号20を除外しておく。
以上述べたごとく本発明によれば、対象道路網内の各リ
ンクの未来値を予測し、それにもとづいた最短時間径路
を探索するため、遠くの目的地点に対しても車輛を交通
状況、規制状況の変化に適応した最適径路に誘導するこ
とが可能となる。予測の周期Tの長さ、および誘導情報
を作成する周期数は、対象道路網の大きさに応じて適宜
法めることができる。この時周期数に応じて十分な数の
路上処理装置lの時計301.メモリ50、および十分
な大きさのメモリ25,8等を用意すればよい。また事
故等の突発渋滞による緊急事態−に対処するには、書込
回路402にリンクコスト値の判定機能を持たせればよ
い。もし書込回路402が係数乗算器401の出力とし
であるしきい値を超えた異常に大きなリンクコストを検
出した際には、時計400の時刻にかかわらず上記リン
クコストをメモリ50−1に書きこむ。この際他のメモ
リ50−2.・・・、50−mの内容は変えない。
こうすれば、ある路上処理装置で検出した突発渋滞情報
はデータ回線を介して順次上流側地点の処理装置に伝え
られ、これに応じて誘導情報が更新される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図までは本発明の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 道路網内の所定の複数地点に設置された複数の路
    上処理装置と、車輛が通行可能な道路網内のルートに対
    応して、上記複数の処理装置間を接続するデータ回線と
    、上記所定の複数の地点の車輌の混雑度に対応した検出
    信号をそれぞれ検出して、上記複数の路上処理装置に出
    力する複数の検出手段と、上記複数の路上処理装置から
    、該各路上処理装置がそれぞれ設置された各地点を通過
    する車輛に、車輛の誘導情報を送信するための複数のア
    ンテナとを備え、上記各路上処理装置は、該装置が設置
    された地点の上記検出手段の検出信号と下流側にあって
    隣接している路上処理装置からの上記誘導情報とによっ
    て車輛が通過する予定時刻および該時刻における上記各
    地点間の走行所要時間の未来値を予測し、該未来値にも
    とづき、該地点における最適膵路への誘導情報を決定し
    、上流側にあって隣接している路上処理装置に送信する
    径路誘導システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4718131A (en) * 1986-07-28 1988-01-12 Toto Ltd. Sanitary facility unit
JPS63219099A (ja) * 1986-09-09 1988-09-12 株式会社フジクラ 情報伝送表示装置
JPH0336095U (ja) * 1989-08-11 1991-04-09
JPH0441591U (ja) * 1990-08-08 1992-04-08
JPH08313286A (ja) * 1996-05-01 1996-11-29 Sumitomo Electric Ind Ltd 経路選出方法

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