JPS6041185B2 - 陸屋根の換気構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は勾配の緩やかな陣屋根、殊に陸屋根周り縁のパ
ラベットと外壁パネルとを巧みに利用して陸屋根と天井
板の間の空間の換気を可能とした新規な陸屋根の換気構
造を提供するものである。

以下に本発明の構成を図面に示す一実施例に基づき説明
する。第１図において、１は陸屋根を構成する陸屋根壁
、２はづ・量裏、即ち前記陸屋根壁１とその下方に設け
られた天井板（図外）との間に形成された空間、３は梁
、４はコ字状の取付金具、５，６はコ字型のチャンネル
村である。前記取付金具４の上端面とチャンネル杵５の
下面とには空気流通可能な関口４ａ・・・５ａが長手方
向に適当間隔おきに形成されている。また該取付金具４
及びチャンネル杵５の外側面には外壁パネル７が添穀さ
れ、他方チャンネル杵５と６の内側面にはコンクリート
パネル８が添設されている。このコンクリートパネル８
の上端外側面には笠木９が取付けられ、該笠木９の上面
から外壁パネル７外面の上端部を覆うようにパラベット
１０が折曲げ延設されている。このパラベット１０の延
出端都側１０ａと前記外壁パネル７の上端部外面との間
には例えば１５凧程度の第１の隙間Ａが形成され、また
笠木９と外壁パネル７上端との間にも第２の隙間Ｂが形
成されていて、これらＡ，Ｂ及び前記チャンネル杵５と
取付金具４の関口５ａ・・・４ａ・・・を通じて小屋裏
２の換気が行なえるようになっている。

この構成の換気構造は、陣屋線の周部であれば入隅部で
も出隅部でも適用できる。

第２図に入隅部に適用した例を示す。本発明に係る陸屋
根の換気構造は以上説明した如く、陣屋根の局縁上部に
笠木が設けられ、陸屋根の周縁下部に、取付金具を介し
て外壁パネルが取付けられ、笠木並びに外壁パネルの上
端部外面を覆ってパラベツトが設けられ、パラベットと
外壁パネル外面との間に第１の隙間Ａが形成され、外壁
パネル上端と笠木との間に第２の隙間Ｂが形成され、第
１の隙間Ａ及び第２の隙間Ｂを通じて陸屋根と天井との
間の空間の換気を行なうようにしたものであるから次の
ような諸効果がある。

■ 従来は密閉されていた陸屋根下方の空間（小屋裏）
の換気を行なうことができるため、該空間内の縞露を防
止できる。■ 陸屋根の回り縁全部について本発明の換
気構造を採用するため、効率の良い換気が可能となる。

■ パラベットと外壁パネル上端部外面との間に第１の
隙間を形成することによって換気を行なっているため、
換気が可能であるにも拘らず、換気部分が外部に目立た
ず、従って屋根回り縁外観の見栄えが良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は本発
明の換気構造の適用された入隅部の斜視図である。 ７・・・・・・外壁パネル、９・・・・・・笠木、１０
・・…・パラベット、Ａ・・・・・・第１の隙間、Ｂ・
・・・・・第２の隙間。 第１図第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 陸屋根の周縁上部に笠木が設けられ、陸屋根の周縁
   下部に、取付金具を介して外壁パネルが取付けられ、笠
   木並びに外壁パネルの上端部外面を覆つてパラペツトが
   設けられ、パラペツトと外壁パネル外面との間に第１の
   隙間Ａが形成され、外壁パネル上端パネル上端と笠木と
   の間に第２の隙間Ｂが形成され、第１の隙間Ａ及び第２
   の隙間Ｂを通じて陸屋根と天井との空間の換気を行なう
   ようにしたことを特徴とする陸屋根の換気構造。