JPS6041101B2 - 表面処理液 - Google Patents

表面処理液

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Publication number
JPS6041101B2
JPS6041101B2 JP50129860A JP12986075A JPS6041101B2 JP S6041101 B2 JPS6041101 B2 JP S6041101B2 JP 50129860 A JP50129860 A JP 50129860A JP 12986075 A JP12986075 A JP 12986075A JP S6041101 B2 JPS6041101 B2 JP S6041101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
chromium
surface treatment
treatment liquid
compound
Prior art date
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Expired
Application number
JP50129860A
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English (en)
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JPS5253784A (en
Inventor
正一 松本
大介 中川
長雄 金子
清 水野谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP50129860A priority Critical patent/JPS6041101B2/ja
Publication of JPS5253784A publication Critical patent/JPS5253784A/ja
Publication of JPS6041101B2 publication Critical patent/JPS6041101B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Lubricants (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二塩基怪力ルボキシル酸を三価のクロムと結合
させてなるウェルナー型錯化合物を必須成分として成る
表面処理液に関する。
例えば樹脂ーガラス繊維系複合材料の製造に際し、ガラ
ス繊維の処理液として一塩基性カルボキシル酸のクロム
鎖化合物を必須成分としたものが知られている。
しかしながらこの表面処理液は安定性、表面処理の耐久
性に劣ると云う不都合さがある。例えば上記一塩基性カ
ルボキシル酸のクロム鍔化合物を水に溶かし濃度数%の
表面処理液に調製した場合、24時間経過で沈澱が折出
して処理液としての機能を果さなくなる。またガラス繊
維を処理して樹脂と結合させ複合材料とした場合、その
複合材料は経時に伴い強度が急速に低下して所要の強度
を維持し得ない。本発明者らはこのような点に対処して
検討を進めたところ或る種の二塩基性カルボキシル酸1
分子当り、3価のクロム原子を4個結合させてなるウェ
ルナー型錨化合物が水溶液化した場合も安定性にすぐれ
、且つ耐久性のすぐれた処理膜を容易に形成するため表
面処理剤に適することを見出した。
本発明はこのような知見に基づき、安定性が良好で取扱
い易く且つ耐久性のすぐれた処理を施しうる表面処理液
を提供しようとするものである。
以下本発明を詳細に説明すると本発明は、一般式HOO
C−R−COO日 (但し式中Rは炭化水素基、置換炭化水素基、またはカ
ルボニル基もしくはエーテル基を有する炭化水素基であ
る)で示される二塩基性カルボキシル酸1分子当り、3
価のクロムが4個の割合で結合してなるウェルナー型錆
化合物を含有することを特徴とする表面処理液であり、
次のようにして容易に調製しうる。
例えば上記二塩基性カルボキシル酸と3価のクロムとよ
りなるウェルナー型錆化合物を水或いはエタノールなど
の有機溶媒により0.01〜1の重量%程度の溶液とす
ることにより得られる。しかしてこの処理液は酸性であ
るため、要すればアンモニア、苛性ソーダ、ヘキサメチ
レンテトラミン、尿素などアルカリ性物質を適宜加えて
pHを調整してもよい。本発明に係る表面処理液の必須
成分をなす上記ウェルナー型銭化合物は次のようにして
製造しうる。例えば塩化クロミルを低級アルコールで還
元してまたは3価のクロム塩を苛性ソーダで処理して得
た3価の塩基性塩化クロムを、上記式HOOC−R−C
OO日で示される二塩基性カルボキシル酸とを反応させ
ることによって製造しうる。
しかして上記二塩基性カルボキシル酸としては例えばコ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ブラシル酸、メチル
コハク酸、リンゴ酸、L−アスパラギン酸、L−グルタ
ミン酸、ヒドロケリドン酸、ジクリコール酸、酒石酸、
粘液酸、p−フェニレン二酢酸、p−フェニレンニプロ
ピオン酸、クロロコハク酸、クロロマレィン酸、2・3
ージフロモコハク酸、ニトロフタール酸、クロロフター
ル酸、ジクロロフタール酸、テトラクロロフタール酸、
ヒドロキシフタール酸などが挙げられる。かくして上記
一般式HOOC一R−COO日におけるRは飽和もしく
は不飽和の鎖式や環式の炭化水素基、これら炭化水素基
中の水素原子がハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、ヒドロキシ基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基など
で置換された置換炭化水素基、または炭化水素基中にカ
ルボニル基やエーテル基などを有する炭化水素基と云え
る。また本発明の表面処理液の必須成分をなすウェルナ
ー型の錯化合物は次式(但しRは前記と同じでXは陰イ
オンである)で示され二塩基性カルボキシル酸1分子当
りに、3価のクロムが4個結合した構成をとっている。
上記の如く二塩基怪力ルボキシル酸と3価のクロムとが
所定の比で結合してなるウェルナー型錯化合物を必須成
分として含む表面処理液は被処理基材の表面に有用な特
性を付与し得る。例えば飽和炭化水素系二塩基怪力ルボ
キシル酸クロム鈴化合物の水溶液で紙や繊維類を処理し
た場合には矛軟性や剥離性(離型性)をニトロ基やハロ
ゲンなど極性基の大きい置換炭化水素系二塩基性カルボ
キシル酸クロム錯化合物の溶液でプラスチツクス類を処
理した場合には帯電防止性を付与しうる。また不飽和炭
化水素系二塩基性カルボキシル酸クロム鍔化合物溶液で
処理した場合にはビニル系ポリマーとの接着性を向上し
得るし、アミノ基やヒドロキシル基をもつ置換炭化水素
系カルボキシル酸クロム鰭化合物溶液で処理した場合に
は縮合系ポリマーとの接着性を向上しうるなどの有用さ
がある。しかして本発明に係る表面処理液は例えば浸薄
法、スプレー法、ブラッシング法、スピンナ法、引上げ
法、ロール法などの適用が可能で、また処理後は常温乾
燥でも足りるが加熱乾燥を施せばさらに処理効果が向上
する。かくして本発明の表面処理液は取扱い易いこと、
必須成分たるクロム錯化合物の選択によりいろいろの処
理効果を与えうろこと、さらに処理効果は耐久性の点で
もすぐれていることなどの点と相換って実用上多くの益
をもたらすものと云える。次に本発明の実施例を記載す
る。
実施例 1 三塩化クロム・水和物のエタノール溶液に等モルの苛性
ソーダを加えて塩基性塩化クロムを生成させてから反応
副生した食塩を炉取して取り去った。
しかる後上記塩基性塩化ク。ムに対し1′4等モルの1
・12ードデカン二酸(2塩基性カルボキシル酸)を加
えて反応させて、1・12−ドデカン二酸のクロム鍔化
合物を合成した。上記合成した鈴化合物を1重量%水溶
液に調製して表面処理液を得、この処理液にクラフト紙
を浸濃塗布し、100qoで10分間加熱乾燥したとこ
ろ剥離の良好なクラフト紙が得られた。また上記処理液
を3日間放置後、使用した場合も同様の結果が得られた
。比較のためトリデカン酸(一塩基性カルボキシル酸)
1分子当り塩基性塩化クロム2分子を結合させてなるト
リデカン酸のクロム鎧化合物1重量%水溶液で処理した
場合、初期ではクラフト紙に良好な剥離性を付与し得た
が1日後には沈澱の析出がみられ、処理したクラフト紙
の剥離性は著しく低減したものであった。
実施例 2 2塩基性カルボキシル酸としてマレィン酸を用いた他は
実施例1の場合と同様にしてマレィン酸のクロム鍔化合
物を合成した。
上記マレィン酸のクロム錆化合物を2重量%水溶液に調
製し表面処理液を得た。
次いでこの処理液でガラスクロスを処理し、ガラスクロ
スに乾燥を施した後、ポリエステル樹脂を被着させて得
たプリプレグを重ね合せ加熱加圧成形して厚さ3側の積
層板を作成した。また比較のため上記マレィン酸の代り
に一塩基性カルボキシル酸であるメタクリル酸を用いて
なるメタクリル酸のクロム錆化合物(モル比メタクリル
酸/クロム=1/2)の水溶液で処理したガラスクロス
(比較例A)または無処理のガラスクロス(比較例B)
を用い上記と同じ条件でガラスクロスーポリェステル系
積層板をそれぞれ作成した。
かくしてなる積層板についてJISK6911に準じた
試験法により曲げ強さを常態および2鮒時間煮沸後にお
いてそれぞれ測定した結果は次表に示す如〈であった。
表実施例 3 二塩基怪力ルボキシル酸としてニトロフタール酸を用い
た他は実施例1の場合と同じ条件でニトロフタール酸の
クロム鍔化合物を合成し、これを5重量%の水溶液に調
製して表面処理液を得た。
上記処理液を径9仇吻、厚さ2肋のポリスチレン成形板
の表面に塗布し乾燥を施した。しかる後回転セクター式
静電圧測定装置を用い、上記処理したスチレン成形板に
ついて5000Vのコロナ放電下で静帯電させ、飽和帯
電圧を測定したところ80Vに過ぎず、1分間以内に帯
電圧はほとんど零となった。また上記ポリスチレン成形
板は水洗や石ケン水による処理後でも帯電防止性の低下
は認められなかった。尚表面無処理のポリスチレン成形
板は上記コロナ放電による飽和帯電圧は2000Vで、
数分間経過後でも飽和帯電圧の減衰が認められなかった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二塩基性カルボキシル酸1分子当り3価のクロムが
    4個の割で結合してなるウエルナー型錯化合物を含有す
    ることを特徴とする表面処理液。
JP50129860A 1975-10-30 1975-10-30 表面処理液 Expired JPS6041101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50129860A JPS6041101B2 (ja) 1975-10-30 1975-10-30 表面処理液

Applications Claiming Priority (1)

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JP50129860A JPS6041101B2 (ja) 1975-10-30 1975-10-30 表面処理液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5253784A JPS5253784A (en) 1977-04-30
JPS6041101B2 true JPS6041101B2 (ja) 1985-09-13

Family

ID=15020049

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50129860A Expired JPS6041101B2 (ja) 1975-10-30 1975-10-30 表面処理液

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JP (1) JPS6041101B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143106U (ja) * 1987-03-11 1988-09-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63143106U (ja) * 1987-03-11 1988-09-21

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JPS5253784A (en) 1977-04-30

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