JPS6041013B2 - 発泡体内蔵構造物用防水層形成組成物 - Google Patents

発泡体内蔵構造物用防水層形成組成物

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JPS6041013B2
JPS6041013B2 JP8217182A JP8217182A JPS6041013B2 JP S6041013 B2 JPS6041013 B2 JP S6041013B2 JP 8217182 A JP8217182 A JP 8217182A JP 8217182 A JP8217182 A JP 8217182A JP S6041013 B2 JPS6041013 B2 JP S6041013B2
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emulsion
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邦秀 斎藤
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Hoechst Gosei KK
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Hoechst Gosei KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/04Portland cements

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は構造物の内外部に防水層を形成する組成物に関
する。
構造物の外壁、ことに屋上の防水は困難な工事の1つで
ある。
屋上の防水工事は、従釆、熔融したアスファルトを流し
て防水層を形成するホットメルト形式のアスファルト防
水工法と、合成樹脂溶液や合成樹脂ェマルジョンを塗り
重ね、溶媒を蒸発さて防水層を形成する塗腰防水工法と
、ゴムシートやポリ塩化ビニルシートやステンレスプレ
ートなどで被覆するシ−ト防水工法と、防水剤混入セメ
ントモルタルで防水層を形成するモルタル防水工法が主
な工法として用いられる。しかしながらこれらの工法に
は夫々欠点がある。
すなわち、アスファルト防水工法は、施工時に加熱溶融
しなければならないので、加熱設備を必要とし、また不
快な悪臭を発生する。
そしてえられた防水層は温感性が大きいので、夏は湯水
のように流れ、冬は固化して亀裂が生じる。塗膜防水工
法は、合成樹脂ェマルジョンを用いるためえられた塗腰
の造腰性が完全でなく、ピンホールが生じたり、含まれ
ている乳化剤のため水で膨張したりして防水性が不完全
である。
合成樹脂液を用いる場合は、有機溶剤による毒性や引火
の危険がある。シート防水工法はシートとシートあるい
はシートと基体との接着性に問題があり、また狭い場所
や複雑な形状の場所の施工は非常に困難である。
モルタル防水工法には、ゲル化系、塩カル系などがある
が、いずれも下地との密着性がわろく、また下地の伸縮
に対して追随できないので亀裂が生じるという欠点があ
る。また、上記の工法はいずれも、クッション性や断熱
性に欠けるものである。
本発明者はかかる問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、水硬性セメントと合成樹脂ェマルジョンと直径50
〆m〜IW吻の合成樹脂発泡体粒子とからなる組成物が
きわめてすぐれた性能を有することを見出し、本発明を
完成した。
すなわち本発明は、水硬性セメント10の重量部と、最
低造膜温度25qo以下の合成樹脂ェマルジョンを固形
分で50〜50匹重量部と、直径50山m〜10肋の合
成樹脂発泡体粒子とからなる発泡体内蔵機造物用防水層
形成組成物である。
本発明の防水層形成用組成物を用いた防水層は、温感性
がきわめて4・さく、基体との密着性がすぐれており、
従って四季の変化による亀裂の発生はなく、防水性はき
わめてすぐれている。
しかも、樹脂と合成樹脂発泡体粒子の相乗効果によりク
ッション性と断熱性が非常にすぐれている。本発明で使
用する水硬性セメントとしては、普通ポルランドセメン
ト、早強ボルトランドセメントなどのボルトランドセメ
ント、高炉セメント、アルミナセメントなどの特殊セメ
ント、フライアツシュセメントなどの混合セメントなど
が用いられる。本発明で用いられる合成樹脂ヱマルジョ
ンとしては、Q,8モノェチレン性単量体を水系で乳化
重合した最低造膜温度が40o○以下のものであればよ
い。
従って乳化重合直後にえられた水性ェマルジョン状態の
ものでよく、またこれを贋霧乾燥や凍結乾燥などによっ
て乾燥した水に添加すると再分散して再びェマルジョン
に戻ることのできる再分散性粉末状ェマルジョンでもよ
い。最低造膜温度が40qoを超えると、クッション性
が劣るので不適当である。Q,8モノェチレン性単量体
としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、Q位で分
岐した高級カルボン酸のビニルェステルなどのピニルェ
ステル類、アクリル酸、メタクリル酸、マレィン酸、ィ
タコソ酸、クロトン酸などの不飽和酸、およびこれらと
脂肪族アルコールとのェステル類、塩化ピニル、塩化ビ
ニリデン、エチレン、スチレン、イクリルアミド、アク
リルニトリル、N−メチロールアクリルアミド、ジビニ
ルベンゼンなどである。
合成樹脂発泡体粒子としては、発泡ポリスチレン粒子、
発泡ポリウレタン粒子、発泡尿素樹脂粒子などの合成樹
脂発泡体粒子、が用いられる。
粒子の大きさは平均の大きさは平均直径約50ミクロン
〜約10柳が用いられ、好ましくは0.1肋〜3岬が用
いられる。この合成樹脂発泡体粒子は他の気泡物、たと
えばパーラィト、バーミキュラィトのごとき無機質加熱
膨張骨材に比べて、疎水性で、透水性がなく、圧縮強度
が大きく、弾性にすぐれているという特長をもっている
超泡剤としては界面活性剤やアルミニウムパウダーとア
ルカリとの組合せなどが用いられる。
本発明の組成物を製造するには、水硬性セメントと、合
成樹脂ェマルジョンと、合成樹脂発泡体粒子とを均一に
混合すればよい。合成樹脂ェマルジョンが水性ェマルジ
ョン状態である場合は、水硬性セメントが混合と同時に
硬化反応を開始するので、使用直前に混合しなければな
らない。これに対し、合成樹脂ェマルジョンが再分散性
粉末状ェマルジョンである場合は、3者を混合しておい
ても水硬反応は起らないので、使用時に水を加えて混練
するだけでよく、既製調合品として貯蔵しておくことが
できる。
水硬性セメント10の重量部に対して、合成樹脂ェマル
ジョンは固形分で50〜50の重量部が用いられるが、
5の重量部未満では防水層を施工した場合可榛性が劣る
ので下地の伸縮に追随ができず、亀裂発生の原因となる
。また本発明の防水層形成用組成物の特徴は、水硬性セ
メントモルタルの間隙をェマルジョン粒子が充填し、合
成樹脂発泡体粒子との相乗効果により防水性を発揮する
ものであるため、5の重量部未満では防水層の防水性が
不足することになる。また500重量部を超えて使用す
ると、水硬性セメントの量が不足するので防水性が不十
分となる。本発明の発泡体内蔵構造物防水層形成組成物
は、住居、事務所用などのコンクリート構造物の屋上や
外壁の防水施工に使用される。
また断熱性がすぐれているので、風呂場や押入れなどの
続露防止工事にも利用できる。また土木分野では、トン
ネルの防水工事にも利用することができる。またクッシ
ョン性がすぐれているので、軽歩行用場所にも施工する
ことができる。次に実施例と比較例と応用例と試験例を
あげて本発明を説明する。
実施例 1 普通ボルトランドセメント10の重量部と、エチレン含
有量1紅重量%で濃度5の重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ェマルジョン30の重量部と粒度0.1〜3
脇の発泡ポリスチレン(マィポール、菱和産業■の商品
名)へ2の重量部を均一に混線してペースト状の発泡体
内蔵構造物用防水層形成組成物をえた。
応用例 1 トンネル工事の際の一例として説明する。
山岳トンネルの場合、掘削後の一時的な地山補強として
、アンカーロックボルトの埋込み後、セメント系ショッ
トクリートが施される。
このセメント系ショットクリート表面に下記配合のクッ
ション性防水材組成物を圧送ガン(ノズル径9肋)で約
2仇吻厚に吹付けた。
普通ボルトランドセメント 10の重量部合成
樹脂ェマルジョン(濃度50%、エチレン含有量1箱重
量%、塩 化ビニル3の重量%、酢酸ビニル57 重量%) 30の重量部発泡
ポリスチレン(マィポール) 2箱重量部スラグフア
ィバー(3柳以下) 5重量部珪砂8号
2の重量部水 適量このク
ッション性防水材組成物が十分に乾燥硬化した後、構造
体としての覆工コンクリートが打設された。
クッション性防水材組成物が、■地山からの漠水の透水
防止、■地山の膨脹変位と覆工コンクリートの硬化収縮
歪を柔らかく受けとめるという効果を継続して発揮した
ため、硬化した覆工コンクリートには亀裂、ゆがみなど
の現象は全く認められなかった。
応用例 2 一般家庭、飲食店などから出た生ごみ類の捨て場所に都
市効外の山間地がよく利用されている。
この捨て場所で、生ごみと土砂の積層物の表面処理とし
て、下記配合のクッション性防水材組成物を技送ガン(
ノズル径9肋)で生ごみ捨て場所の土砂表面に10〜1
5側厚に吹付けた。普通ボルトランドセメント
10の重量部合成樹脂ェマルジョン(濃度50%、エチ
レン含有量1母重量%、酢 酸ビニル含有量8a重量%) 35の重量部 発泡スチレンの粉粋品(径3側以下)25重量部パルプ
ファイバー(100メッシュ通過品)2重量部珪砂8号
3の重量部水 適
量この組成物は、乾燥硬化後雨水の浸透がなく、また直
射日光をうけてもブリスターが発生せず、その外観は長
期間にわたり良好であった。
試験例 1 実施例1の組成物を用いて形成した防水層(10肌厚)
と、アスファルト防水層(2伽厚)(比較例例1)、ブ
チルゴム系シート(2肋厚)(比較例2)、金属石ケン
系防水モルタル層(2仇舷厚)(比較例3)とについて
、接着強さ、透水量、熱伝導率、耐屈曲性を比較試験し
た。
その結果は第1表のとおりであった。
第1表 (1)いずれも凝 被 ホ 乙。
比較例 4 実施例1で用いたものと同様のエチレン−酢酸ビニル共
重合体ェマルジョン30の重量部と、粒度0.5〜1.
5肋の発泡黒函石(アサノパーラィト4号/加熱膨張骨
材の商品名)2の重量部を均一に漁綾してペースト状の
組成物をえた。
試験例 2 実施例1および比較例4の組成物を用いて形成した防水
層(IQ肋厚)について屋外暴露し、JISA 140
4に準じて透水量(9)を経時的に測定した。
その結果は第2表のとおりであった。
第2表 比較例 5 単童体としてスチレン6塁重量部、アクリロニトリル他
重軍部、プチルアクリレート2匹重量部、アクリル酸1
重量部とェマルゲン920(花王石鹸■製/ポリオキシ
ェチレンノニルフェノールエーテル:エチレンオキサィ
ド附加モル数20)6重量部、プルロニックF68(旭
電化工業■製/オキシエチレンオキシプロピレンブロツ
クコポリマー:平均分子量8000)5重量部及び重合
接触として過硫酸アンモニウム0.5重量部を用いて7
5〜7がoで6時間乳化重合を行ないガラス転移温度約
720、樹脂固形分40%のェマルジョンのをえた。
また、エチルアクリレート7班重量部、メチルメタクリ
レート2の重量部、アクリル酸1重土部の混合単量体を
使用する他は前記と同様に乳化重合したガラス転移温度
約2℃、固形分40%のェマルジヨン‘B’をえた。次
に前記のェマルジョン■2の重量部とェマルジョン{B
)8の重量部とを混合した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水硬性セメント100重量部と最低造膜温度40℃
    以下の合成樹脂エマルジヨンを固形分で50〜500重
    量部と直径50μm〜10mmの合成樹脂発泡体粒子と
    から成る発泡体内蔵構造物用防水層形成組成物。 2 合成樹脂エマルジヨンが水性エマルジヨンである特
    許請求の範囲第1項記載の発泡体内蔵構造物用防水層形
    成組成物。 3 合成樹脂エマルジヨンが再分散性粉末状エマルジヨ
    ンである特許請求の範囲第1項記載の発泡体内蔵構造物
    用防水層形成組成物。
JP8217182A 1982-05-14 1982-05-14 発泡体内蔵構造物用防水層形成組成物 Expired JPS6041013B2 (ja)

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