JPS604067B2 - 高さの調整自在な可動容器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車に積込むため、特に肥料または粉体物質その
他砂、砂利、穀類、種子類などの固体物質を配布するた
め、車に取付けられた装置で、可動容器用のフック部材
と共同するフックと、この容器用の支えおよび傾斜制御
アームを構成する水平方向分岐部材とを備えた少なくと
も一つの水平分岐部材よりなる枢動ホィストで基本的に
構成された装置により車に積み、地面に下し、且つ高さ
が調整されるようにした高さの調節可能な可動容器に関
する。

上記装置は例えばフランス特許２１０９１０９号におい
て本申請人が記載の装置と同類である。

この装置は本質的には支持体の役目をすると共にホィス
トの垂直方向分岐部材の上側部に配置されたフック部材
を介して容器の制御アームの役目をする長さが伸縮自在
で煩勤自在な角度部材またはホィストよりなる。この装
置によって容器は車から地上におろしまたその逆に地上
から車に乗せることができるのみならず、さらに容器全
体が懐勤スキップ（かご）またはバケットとして機能す
ることができる。さて、ホィストを傾ける種々な可能性
を応用するにあたって、申請人はフレームに配置された
容器を地面に対し上げ下げは勿論のこと上記容器を輸送
し、地面に下し、これを再び地面から引き上げ、材料の
配布ステーションを直接現地に随意に構成することを発
見した。

特に肥料撒布の分野においては、配布ステーションを被
処理地域の近くにおいてここで撒布装置の行程を限定す
るように撒布装置に供給できるようにすることは使用者
にとって有利である。

しかし現在では可動ステーションには輸送、配置、次い
で受取るといった操作に要する複雑な装置が伴う、しか
のみならず、一般に脚に取付けられたこれらのステーシ
ョンはその地中へのめり込みが不同で予見できないため
に上記の操作をさらに複雑にする。本発明はの目的は任
意の撒布装置を現場において供給することを操作および
再操作し易くさせ、地面にしっかり着座する上言己のご
とき装置を組合せた可動容器を提供することによって叙
上の欠点を克服することにある。

本発明はの容器は車のシャシにその延長部分により取付
けられた積上げ積下し装置と組合され、少なくとも一つ
の垂直方向の分岐部材と一つの水平方向の分岐部村とを
有するホィストよりなり「上記垂直方向分岐部材はその
上端にフックを備え、上記水平方向分岐部材は地面に平
行し上記シャシを横断する枢軸を中心にジャッキの作用
で枢動できるようにした形式の容器で、この容器の特徴
とする所はこの容器が前後両端に垂直方向の支柱を備え
たクレードルと、このクレードルと係合関係にあって、
容器を支える少なくとも一つの縦けたよりなるブリッジ
に連結されたスライダと、上記ブリッジの煩角を支える
装置とよりなり、上記スラィダが上記フックと共同する
少なくとも一つのフック部村を備え、上記垂直方向の支
柱はスラィダを不動にするピンを受入れる欠を備えたこ
とにある。

本発明の別の優れた特徴によれば、ブリッジの煩角を変
える装置は例えばクレードルの後側にはスラィダに対し
縦けたを第１横軸の周りにつなぐ関節連結装置と、クレ
ードルの前側には、上託けたに設けられた摺動孔と、ス
ラィダに対し上託けたを第２横軸の周りにつなぐ関節連
結装置または端部近くがそれぞれスラィダおよびブリッ
ジに枢着された連結棒と、スラィダに対する第１横軸の
周りの関節連結装置と、容器またはけた間接に、または
容器またはけたに固定したブリッジの一部分を貫通する
第２機軸の周りのスラィダに対する関節連結装置とより
なる。

本発明のその他の特徴および利点は添付の図面を参考に
おこなう以下の説明でさらに明白になる。

本発明の容器は車のシャシ１の積上げ位置にあり、車は
上端部にフック４を備える少なくとも一本の垂直方向分
岐部材３１と一本の水平方向分岐部材３２とよりなるホ
ィスト３が設けられた前記型式の積上げ積下し装置をシ
ャシ延長部２上に備えている。

ホィスト３の水平方向分岐部材３２は地面に平行しシャ
シ延長部２を横切る軸５を中心に枢動できる。容器本体
は製品を受取るための容器６により構成されていて、公
知形式の煩斜底を備え、トラツプ戸８で終っている数個
の密閉仕切室７を備えることができる。容器６は二本の
縦けた９で支えられ、このけたは車の縦方向に放置され
て、容器６はこのけたで高さを調整できるブリッジを形
成している。けた９はその各端部が二つの前側スラィダ
１０と後側スラィダ１１とに連結され、これらスライダ
１０および１１は垂直の前側支柱１２と後側支柱１３の
周面に係合して下側部分でクレードル１４に固定されて
いる。けた９の後端は横軸１５との枢軸を介してスライ
ド１１に連結され、機軸１５は二本の後側支柱１３をつ
なぐ横材により支えられ、容器６はその上げ下げされる
間、水平面に対し傾斜した位置を取って、初めに一側が
、次に池端が積上げ積下し装置により作動されるように
、けた９の前端はけた９の前端に設けられた摺動孔１７
内に孫合する横軸１６によりスライド１０に連結されて
おり、このような構造体がブリッジの傾斜、さらに詳し
く言えば容器の傾斜を変える装置を構成している。支柱
１２および１３には穴１８が設けられ、スライド１０お
よび１１で支えられている。上記穴はスライド１０およ
び１１の高さを所定位置に止めるためのスピンドル１９
および後側スピンドル２０を受入れるものである。支柱
１２および１３は同数の穴を備え、この穴は同一水平面
に対で形成されている。フック４はスライド１０の上側
部分に配置されたフック部材２１と共同し、第２フック
部材２２は同じくスライド１の上側部分に配置されてい
る。この第２フック部材２２の目的については後述する
。クレードル１４の底面はシャシ延長部２の後側部分に
配置されたローラ２３に支えられている。

第１図乃至５図について述べると、容器の操作は次のよ
うにおこなわれる。第１図に示した位置から始まり、容
器６は支柱１２−１３に対し下側位置にあって、ホィス
ト１３がジャッキ２６‘こよって軸５を中心に後側へ総
動すると容器６は地面におかれる（第２図参照）。

容器６が地面につくと、次にフック４がフック部村２１
と係合し、前側ピン１９が引込み、ホィスト３が前方へ
懐き、このため前側スライド１０は支柱１２の上側部分
へ移動し、フック４と直線スライド１０の曲線的な通路
の差が車２７を僅かに移動させ、この移動が上記差を補
償する。

縦けた９はスライド１０の運動に従い、一方においてス
ライド穴１６のせいで、他方、軸蝶板１５のせいで傾斜
する。この運動が終りにおいて、スピンドル１９は適当
なしベルにある、符号１９Ｂ（第３図）における穴に再
びはいる。フック４は脱係合し、次に車の後側が出てき
てスライド１１（第４図）のフック部材２２にフック４
を係合することによって容器の後部に面する。スライド
１１を前記と同じように操作して引上げることによって
、スピンドル２０‘ま２０Ｂにおいて係合するので、容
器は水平位置になっている（第５図）。次にフック４が
脱孫合し、車は解放される。 」容器を再び地面か
ら引上げて車に乗せるためには逆の操作をすればよい。

積上げ積下し装置のホィスト３は軸５で関酸結合された
摺動路２５に係合した摺敷部分２４により構成された下
側または「水平の」分岐部材３２を含む。

必要なら、制御ジャツクル３３は煩勤ジャッキ２６の作
動以前に摺動部分２４を摺動路２５に多少とも係合させ
ることができ、上記煩動ジャッキは特に摺動路２５の摺
動部分２４とさらに係合することによって、摺動路また
はシャシ延長部（第１図）の後側部によって支えられた
短軸で輸送位置に係合したクレードルの底面の下側に配
置された脚２９のため水平延長部３２に対し容器０の解
錠を可能にする。ホィスト３の運動作用を直接受けて、
即ちホィスト３の上昇コースと同じコースで作動される
ものとして説明したスライドの支柱面上の摺動は任意別
の方法で、例えば二本の腕を備えたコンパスによってま
たはリンク棒によっておこないホィスト３の上昇に対す
るスライドの行程を増大できる。

またここで注目すべきことはスライド１０および１１に
はその上側部分または下側部分のどちらかにフック部材
２１および２２を設けるか、あるいはまた二本のフック
部材２１および２２のうち一方を上側部分に他方を下側
部分に設けることもできるということである。

下側部分におけるフック部材２１および２２は特に地面
から特上げている間上昇を増加させることができる。さ
らに、クレードル１４には要すれば地面への着座を向上
するためのソール２８を設けることができる。

第６図は支柱とスライドとの間の係合関係がやや異なる
方法で、等しいとしても三つの部分に入れこ式の伸縮装
置を使って、得られる場合の可動容器を示す。

この入れこ伸縮装置の最外側部分はクレードル１４に固
定されているので、第１図の支柱１２および１３に対応
した支柱４１を構成する。最内側の部分は容器６を支え
ているので第１図のスライド１０および１１に対応する
スライド４２を構成する。中間部分またはスライド４３
は入れこ式伸縮装置に対し所望の伸縮を可能にする。部
分４１，４２および４３はまた穴およびスピンドル装置
（図示せず）によって相互に対し所定位置に鎖錠するこ
とができる。スライド４２は積上げ種下し装置のホィス
ト３の垂直腕３１のフック４に対しリングの形式をとっ
たフック部村４４よりなり、中間部分またはスライド４
３はこれもまたリングの形をとったフック４を備えた二
つのフック部材４５および４６（それぞれの機能につい
ては本説明の後の方で説明する）よりなり、別の方法と
して、この一つのフック部材のうちの一方、例えば下側
フック部材４６を支柱４１で支えるようにすることもで
きる。スライド４２に適当に連結されたスライド穴を備
えた縦けたを設けることも可能であるが、図では容器６
の傾斜を変えること、さらに一般的に言えばブリッジの
全体を変えることの今一つ別の可能性が示されている。

これは一端に近い所でスライド４２の横軸４８の周りに
関節連結され、他端に近い所で機軸４９の周りに関節連
結されたりンク藤装置４７によって構成されている。こ
の関節連結は直接にまたは脚５０と固定部材５１とを介
して間接に容器６の一つのけたまたは容器に固定された
別の部分に対しおこなうことができ、全対がスライド間
に高さが調節できるブリッジを構成している。容器６は
このように支柱４１の位置およびスライド４２および４
３の位置に従って支柱と前後側のスライドとの水平面に
対し煩動できるのはリンク棒４７の位置が変わるためで
あることは容易に理解されよう。実際には、調節可能な
容器を前後に対称的に構成することが有利であり、また
支柱および前後側のスライドは中間部分と共に同一のも
のとする。このことはブリッジの煩角を変える装置につ
いても同じである。第６図の容器（容器は下側位置にあ
り）を地面で作動させるためには、フックを中間部分４
３または支柱４１の下側フック部材４６内へ入れ、積下
し操作をいつもの方法でおこなう。

容器は地面にあり、横側リールは折り曲げてピンで止め
てあるので、フック４はフック部材４６と脱係合してス
ライド４２のフック部材４４と係合し、スライド４２は
車４７が後退するのに伴ってホィスト３が回転すること
によりフック部材４４によって引上げられる。スライド
４２がその行程の終端にある時には、例えば第１実施例
で説明したようなスピンドルによって動かなくされる。
そうするとフック４はホイスト３を操作することにより
フック部材４４から脱係合して、中間部分４３のフック
部村４５と係合する。中間部分４３のピンは脱係合し、
ホィスト３は車２７の前へ向って樋勤することにより操
作され、容器６を再び引上げる。ホィスト３の水平分岐
部材３２（常時）が垂直方向の時は、ジャッキ３３が作
動されるので摺動部分２４は、容器６が所望の高さに達
するまで引上げられ、中間部分４３の不動のスピンドル
が次に再び所定位置について所望の高さを維持し、ホィ
スト３は後退し、車は前進する。容器６を水平位置にす
るためには他側を同様に操作すればよい。容器を再び下
げるためには、フック４をフック部材から解放するため
にホィスト３の常時水平の分岐部材を約３０センチメー
トルだけ延ばしてから中間部分４３のフック部材４５を
取るというように操作を逆にする。容器は均整がとれて
いるので前からもまた後からも等しく移送し操作できる
ことに注目すべきである。

さらに、本発明の特別な構想は一人で簡単に早く無理の
ない操作を可能にしている。本発明は好ましさ実施例に
ついて図示説明したもので本発明の範囲を逸脱すること
なく同様な技術の導入が可能であることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は車上に輸送位置において本発明の区分けした容
器の好ましさ実施例の主要部材の数個を示す側面図、第
２図乃至第５図は第１図の実施例を地上で作動できる操
作順序を縮少して概略的に示す側面図、第６図は地上で
の作動が第１図の実施例とはやや異なる本発明の容器の
変態実施例の上側位置を概略的に示す部分図である。 なお図において、符号１はシヤシ、２はシャシ延長部、
３は延長部、３はホイスト、４はフック、７は密閉仕切
室、９は縦けた、６は容器、１０は前側スラィダ、１１
は後側スライダ、１２は前側支柱、１３は後側支柱、１
４はクレードル、１７は摺敷孔、２１および２２はフッ
ク部材、２４は沼動部分、２５は摺動路、２９は脚、３
１は垂直方向分岐部分、３２は水平方向分岐部材、３３
はジヤツキ、４２，４３はスライドト４５，４６はフッ
ク部材である。 Ｆ′Ｇ‐ナ Ｆ／Ｇ．２ Ｆ′６．３ Ｆ／６‐千 Ｆ／６．６ Ｆ／６．６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 前側および後側に設けられた垂直の支柱、並びに容
   器を支持する少なくとも一体の縦けたおよび前記支柱に
   沿ってスライドを止めるピンを含んで前記支柱に係合関
   係にあり一点で結合されるスライドおよび車のフレーム
   に装着された積上げ積下し装置を備えた形式の高さの調
   節自在な可動容器を含む装置であって、前記積上げ積下
   し装置は少なくとも一本の垂直方向の分岐部材および水
   平方向分岐部材を有するＬ字形（または直角形）の枢動
   可動素子からなる形式のものであり、前記の垂直方向の
   分岐部材はその上方端にフツクを含み、前記の水平方向
   の分岐部材は地面に平行かつ前記フレームを横断する方
   向の枢動のまわりでジヤツキの作用で枢動できる高さの
   調節自在な可動容器を含む装置において、 一方におい
   ては、前記の積上げ積下し装置が容器を地面にもたらす
   と、前記容器は前記の積上げ積下し装置により高さが調
   節可能であり、そのため、前記の前側および後側スライ
   バ１０，１１，４２の各々前記Ｌ字形素子３の如き前記
   の積上げ積下し装置のフツク４と共同する少なくとも一
   個のフツク装置２１，２２，２４を備え、対応するスラ
   イドから止めピン１９，２０を除去した後に容器６の水
   平に対する傾斜を変化させるために容器６のいずれか一
   方の端を上昇あるいは下降させることが出来、前記止め
   ピン１９，２０は対応するスライド１０，１１，４２が
   所望の高さにもたらされたとき再びその位置にもたらさ
   れ、 他方においては、容器は地面に対して良好な着座
   を呈し、そのため、垂直の前側および後側支柱１２，１
   ３，４１はその下方端を地面上の容器のための完全な支
   持多角形を構成する下側構造体またはフレーム１４に固
   着され、 しかして農産物を所望の場所に直接その場で
   分配するためのステーシヨンを実施でき、かつまた撒布
   されるべき農産物および必要条件に依存して地面に関し
   て容器を任意に上下できるようになしたことを特徴とす
   る高さの調節自在な可動容器を含む装置。 ２ 前記スライド１０，１１は前記の垂直の支柱１２，
   １３のまわりに係合している特許請求の範囲第１項記載
   の高さの調節自在な可動容器を含む装置。 ３ 前記スライド４２は、入れ子式伸縮装置を形成すべ
   く前記スライド４２と前記支柱４１との間に挿入された
   中間スライド４３で、前記の垂直の支柱４１に係合され
   ている特許請求の範囲第１項記載の高さの調節自在な可
   動容器を含む装置。 ４ 前記容器６を支持する前記縦けた９は、一端におい
   て第一の横断方向軸線１５のまわりで対応するスライド
   １１に結合された関節と、他端において第２の横断方向
   軸線１６のまわりで対応する他のスライド１０に結合さ
   れた関節を備えた開口１７とを含む特許請求の範囲第１
   項記載の高さの調節自在な可動容器を含む装置。 ５ 容器６を支持するブリツジがカツプリング・リンク
   ４７を介してスライド４２に連結されており、前記カツ
   プリング・リンク４７はその各端付近で前記スライドお
   よび前記ブリツジに、第一の横断方向軸４８のまわりで
   前記スライド４２に結合された関節および第二の横断方
   向軸４９のまわりで前記ブリツジに結合された関節によ
   り、連結されている特許請求の範囲第１項記載の高さの
   調節自在な可動容器を含む装置。