JPS6040257Y2 - スロ−アウエイドリル - Google Patents
スロ−アウエイドリルInfo
- Publication number
- JPS6040257Y2 JPS6040257Y2 JP2622980U JP2622980U JPS6040257Y2 JP S6040257 Y2 JPS6040257 Y2 JP S6040257Y2 JP 2622980 U JP2622980 U JP 2622980U JP 2622980 U JP2622980 U JP 2622980U JP S6040257 Y2 JPS6040257 Y2 JP S6040257Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- central
- drill
- chip pocket
- chip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- Drilling Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は加工物に下穴なしに穴明は加工のできるスロ
ーアウェイドリルに関する。
ーアウェイドリルに関する。
従来、通常のツイストドリルを用いて穴明は加工を行う
場合にドリルの回転に伴い切刃の中心部と外周部とては
切削速度が異なる。
場合にドリルの回転に伴い切刃の中心部と外周部とては
切削速度が異なる。
即ち、ドリルの中心部では切削速度が低い（中心ではゼ
ロ）ため切れ味が悪く、切削というよりもむしろ被削材
を押し潰して進むような状態となりスラスト荷重が大き
くなり切刃がチッピングしやすい。
ロ）ため切れ味が悪く、切削というよりもむしろ被削材
を押し潰して進むような状態となりスラスト荷重が大き
くなり切刃がチッピングしやすい。
そこで高速度鋼などの靭性のある材料製のチップを中央
切刃とし、超硬合金などの靭性が低いが硬度が高く耐摩
耗性のある材料製のチップを外周切刃とし各チップをド
リル本体の軸方向に設けた取付面に取付けたものがあっ
た。
切刃とし、超硬合金などの靭性が低いが硬度が高く耐摩
耗性のある材料製のチップを外周切刃とし各チップをド
リル本体の軸方向に設けた取付面に取付けたものがあっ
た。
例えば実開昭５１−１６２３８咥公報に開示されたもの
は、超硬合金製および高速度鋼製チップを予めろう付け
してから、これをドリル本体の取付面にボルトで取付け
るようにしているが、超硬合金と高速度鋼との熱膨張係
数の差によりろう付は割れが発生し、作業能率の低下を
招いた。
は、超硬合金製および高速度鋼製チップを予めろう付け
してから、これをドリル本体の取付面にボルトで取付け
るようにしているが、超硬合金と高速度鋼との熱膨張係
数の差によりろう付は割れが発生し、作業能率の低下を
招いた。
さらに、ドリルの外周部は中心から離れるほど切削速度
は大きくなるため単位時間の仕事量が大きく、ラジアル
（半径方向）荷重が大きくなる。
は大きくなるため単位時間の仕事量が大きく、ラジアル
（半径方向）荷重が大きくなる。
このため、上記従来品では半径方向の厚みが薄いので外
周切刃の切削速度が速いことに起因して切刃の摩耗が大
となり、切削抵抗の増大やラジアル荷重の増大により、
外周切刃の折損のおそれがあった。
周切刃の切削速度が速いことに起因して切刃の摩耗が大
となり、切削抵抗の増大やラジアル荷重の増大により、
外周切刃の折損のおそれがあった。
この考案は、かかる問題点を解決すべくなされたもので
あって、中央チップ取付面を軸方向に設けると共に外周
チップ取付面を先端切刃角に平行でかつ逃げ面方向に設
け、さらに前記各取付面に中央チップおよび外周チップ
をボルトにより締着したスローアウェイドリルに関する
。
あって、中央チップ取付面を軸方向に設けると共に外周
チップ取付面を先端切刃角に平行でかつ逃げ面方向に設
け、さらに前記各取付面に中央チップおよび外周チップ
をボルトにより締着したスローアウェイドリルに関する
。
次にこの考案の実施例を図面について説明すると、ドリ
ル本体１の先端に外周チップポケット２．３及び中央チ
ップポケット４が形成され、該中央チップポケット４に
靭性の高い材料、例えば高速度鋼製の中央チップ５を、
及び外周チップポケット２，３には靭性が低いが硬度が
高い材料製のチップ６．７がボルト９．１０．１２によ
って締着されている。
ル本体１の先端に外周チップポケット２．３及び中央チ
ップポケット４が形成され、該中央チップポケット４に
靭性の高い材料、例えば高速度鋼製の中央チップ５を、
及び外周チップポケット２，３には靭性が低いが硬度が
高い材料製のチップ６．７がボルト９．１０．１２によ
って締着されている。
外周ポケット２，３のチップ取付面１３．１４は、いず
れもドリルの先端切刃角αに平行で、かつ逃げ角βに沿
って形成されている。
れもドリルの先端切刃角αに平行で、かつ逃げ角βに沿
って形成されている。
一方、中央チップポケット４の取付面１５は工具の軸方
向に形成され、中央チップ５がドリルの回転中心Ｏ−Ｏ
を越えてポルト９により締着されている。
向に形成され、中央チップ５がドリルの回転中心Ｏ−Ｏ
を越えてポルト９により締着されている。
さらに、中央チップ５の切れ刃５１、外周チップ６．７
の切れ刃６１．７１は本体の中心Ｏを通る中心線Ｙ−Ｙ
上にある。
の切れ刃６１．７１は本体の中心Ｏを通る中心線Ｙ−Ｙ
上にある。
なお、切削条件によっては中央チップ５を超硬合金とし
、外周チップ６．７をサーメットやセラミックとするこ
ともできる。
、外周チップ６．７をサーメットやセラミックとするこ
ともできる。
この考案は上述のように切刃チップを中央チップ５及び
左右の外周チップ６．７の３個に分割し、それぞれのチ
ップをチップポケット２，３゜４の上記のような取付面
１３，１４．１５にボルト９，１０，１２で取外し可能
に締着したので従来品の如くろう付けによる熱膨張係数
の差異による割れのおそれは全くない。
左右の外周チップ６．７の３個に分割し、それぞれのチ
ップをチップポケット２，３゜４の上記のような取付面
１３，１４．１５にボルト９，１０，１２で取外し可能
に締着したので従来品の如くろう付けによる熱膨張係数
の差異による割れのおそれは全くない。
しかも中央チップにかかるスラスト荷重が大であっても
チップの厚みのある方向に力が作用する。
チップの厚みのある方向に力が作用する。
逆に外周チップに半径方向に大きい力が作用するが、チ
ップポケットの取付面が先端切刃角に平行でかつ逃げ角
に沿って形成されているので、中央チップ同様にチップ
の厚みのある方向に力が作用する。
ップポケットの取付面が先端切刃角に平行でかつ逃げ角
に沿って形成されているので、中央チップ同様にチップ
の厚みのある方向に力が作用する。
このため、中央チップ、外周チップはいずれも大なる力
に耐えることができ、強力にして高精度の切削加工が可
能となった。
に耐えることができ、強力にして高精度の切削加工が可
能となった。
第１図はこの考案の実施例の正面図、第２図はこの考案
の実施例の側面図、第３図は第１図のＸ−Ｘ線による断
面図である。 １・・・・・・ドリル本体、２，３・・・・・・外周チ
ップポケット、４・・・・・・中央チップポケット、５
・・・・・・中央チップ、６，７・・・・・・外周チッ
プ、１３，１４・・・・・・外周チップ取付面、１５・
・・・・・中央チップ取付面、Ｏ・・・・・・ドリル本
体の中心、α・・・・・・先端切刃角、β・・・・・・
逃げ角。
の実施例の側面図、第３図は第１図のＸ−Ｘ線による断
面図である。 １・・・・・・ドリル本体、２，３・・・・・・外周チ
ップポケット、４・・・・・・中央チップポケット、５
・・・・・・中央チップ、６，７・・・・・・外周チッ
プ、１３，１４・・・・・・外周チップ取付面、１５・
・・・・・中央チップ取付面、Ｏ・・・・・・ドリル本
体の中心、α・・・・・・先端切刃角、β・・・・・・
逃げ角。
Claims (1)
- ドリル本体先端に、軸中央付近に中央チップポケットを
設け、該中央チップポケットに靭性の高い材料製の中央
チップを、さらに前記中央チップポケットの両側に外周
チップポケットを設は該外周チップポケットに前記中央
チップより靭性が低いが硬度の高い材料製の外周チップ
をそれぞれ固着したスローアウェイドリルにおいて、前
記中央チップポケットにチップ取付面を軸方向に設ける
と共に前記外周チップポケットにチップ取付面を先端切
刃角に平行でかつ逃げ角に沿よって設け、さらに各前記
取付面に中央チップおよび外周チップをボルトにより締
着したスローアウェイドリル
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2622980U JPS6040257Y2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 | スロ−アウエイドリル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2622980U JPS6040257Y2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 | スロ−アウエイドリル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56132024U JPS56132024U (ja) | 1981-10-06 |
| JPS6040257Y2 true JPS6040257Y2 (ja) | 1985-12-04 |
Family
ID=29622231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2622980U Expired JPS6040257Y2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 | スロ−アウエイドリル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6040257Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-03 JP JP2622980U patent/JPS6040257Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56132024U (ja) | 1981-10-06 |
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