JPS6040126B2 - 真空しや断器 - Google Patents

真空しや断器

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JPS6040126B2
JPS6040126B2 JP4626179A JP4626179A JPS6040126B2 JP S6040126 B2 JPS6040126 B2 JP S6040126B2 JP 4626179 A JP4626179 A JP 4626179A JP 4626179 A JP4626179 A JP 4626179A JP S6040126 B2 JPS6040126 B2 JP S6040126B2
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JP
Japan
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vacuum
connecting ring
magnetic
fixed
shield
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JP4626179A
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JPS55137625A (en
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義之 印南
敬史 橋本
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空しや断器に関し、さらに詳細には、磁歪現
象による振動騒音を低減した真空しや断器に関する。
一般に、真空しや断器は、第1図に示すように、内部を
高真空に保持した真空容器1内に外部回路(図示省略)
を接続、しや断する固定、可動電極2,3を収納し、図
示しない操作機構による可動電極3を固定電極2に対し
て接触、離反させるように構成されている。
すなわち、真空容器1は、ガラスあるいはセラミックス
などの絶縁物からなる円筒状の髄数の絶縁筒4の両端に
、円環状の接続リング5,5,・・・・・・の基部を埋
設し、各絶縁筒4,4を中間金具6を侠持した一端の接
続リング5,5を介して同一軸線上に接続し、各絶縁筒
4,4の池端を他端の接続リング5,5の端部に接合し
た円板状の端板7,7によって封止してその内部を高真
空に保持してある。そして真空容器1内には、前記固定
電極2が一方の端板7の中心部を挿通し、かつ、気密に
固定された固定IJ−ド8の内端部に固着されており、
この固定電極2に対して接触、離反する可動電極3は、
他方の端板7の中心部を鱗方向に移動自在に挿通し、か
つ、金属べローズ9により気密に取り付けられた可動リ
ード10の内端部に固着されている。なお、第1図にお
いて11で示すのは、固定、可動電極2,3を函給する
ほぼ円筒状の主シールドで、前記一端の接続リング5,
5の間に挟持された中間金具6によって支持されている
。また、12,12で示すのは、固定、可動リード8,
10に装着したキャップ状の軸シールド、13,13で
示すのは、各端板7の内部に植設したりング状の補助シ
ールドである。ところが、上述した真空しや断器におけ
ぬ中間金具6、各端板7、主シールド11、軸シールド
12および補助シールド13は、一般にオーステナィト
系ステンレス鋼のごとき非磁性体からなるものの、基部
を絶縁筒4に埋設した各接続リング5は、その熱膨張係
数が絶縁筒4と同等であることが望ましいために、一般
にCo−Fe−Ni合金あるいはFe−Ni合金などが
用いられている。
しかしCo一Fe−Ni合金あるいはFe−Ni合金な
どは、強磁性体であるために、固定、可動電極2,3に
商用周波数(50、60日2)の電流が通電されると、
各接続リング5は、通電電流によって交番に磁化される
とともに磁気歪を発生させられ、特に現在の真空しや断
器のように定格3000A以上の通電電流が交番に流れ
た場合には、振動音の形で問題を生じている。すなわち
、各接続リング5は、固定、可動電極2,3を交番に流
れる通電電流1によって磁気回路を形成し、通電電流1
による各接続リング5の磁界の強さ、すなわち磁化力日
は、通電電流1の経路から各接続リング5までの距離(
接続リング5の半径)をrとすると、H=1/2竹r〔
AT/m〕で表わされる。したがって、通電電流1が3
000Aで、接続リング5の半径rが0.078hであ
る場合には、各接続リング5に約6400AT/mの交
番磁界が印加されることとなり、各接続リング5は、磁
歪現象によって円周方向に伸縮されて振動し、騒音を発
生しているのである。そして、磁歪現象による振動騒音
は、通電電流1が3000A、周波数50HZ、接続リ
ング6の半径が0.075mの真空しや断器においては
、接続リング5から1.仇hの位置において7の旧と測
定されている。ために近来のように真空しや断器を人家
の密集した場所に設置する場合には、騒音公害等の問題
を生じている。本発明は、上述した問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、磁気回路を形成す
る各後続リングにおける一部分の磁気抵抗を高めること
により、通電電流による交番磁界の影響を低減もしくは
完全に排除し、もって磁歪現象による振動騒音を低減も
しくは皆無とした真空しや断器の提供にある。
以下、第2図以降の図面を用いてこの発明の実施例を詳
細に説明する。第2図は、本発明に係る真空しや断器1
4の一部を破断した正面説明図で、前述した真空しや断
器とほぼ同様に構成されている。
すなわち、この真空しや断器14は、内部を高真空に保
持した真空容器15、真空容器15内の胸0部に対向配
置した固定、可動電極16,17と、可動電極17を固
定電極16に対して接触、離反させる操作機構部(図示
省略)などにより構成されている。真空容器15は、ガ
ラスあるいはセラミックスなどの絶縁物からなる円筒状
の通数の絶縁筒18,18の両端に、円環状の接続リン
グ19,19,.・・・・・の基部を埋設し、各接続リ
ング19の中間金具20を侠持した一端の接続リング1
9,19により同一軸線上に配置して接続し、かつ、各
絶縁筒19の他端を池端の接続リング19,19の端部
に接合した円板状の端板21,21によって封止してそ
の内部を高真空に保持してある。なお、各後続リング1
9は、絶縁筒18と同等の熱膨張係数にするためにCo
−Fe−Ni合金あるいはFe−Ni合金などの強磁性
体を用いているものであり、中間金具20および端板2
1は、オーステナィト系ステンレス鋼のごとき非磁性体
を用いている。前記真空容器15における一方の端板2
1の中心部には、外部回路(図示省略)と適宜に接続し
た固定リード22が挿通されるとともに、気密に固着さ
れており、この固定リード22の内端部には、前記固定
電極16が適宜に固着されている。また、他方の端板2
1の中心部には、孔23が穿段されており、この孔23
には、前記外部回路と適宜に接続した可動リード24が
軸万向(第2図において上下方向)に移動自在に挿通さ
れるとともに金属のべローズ25を介して気密に装着さ
れており、その内端部には、前記固定電極16と接触、
離反して外部回路を接続、しや断する前記可動電極17
が適宜に固着されている。そして、可動リード24は、
この可動リード24を軸方向に往復移動する前記操作機
構部と運動連結されている。また、真空容器15内には
、固定、可動電極16,17などを囲鍵するほぼ円筒状
の主シールド26が、前記中間金具20‘こよりその外
周中央部付近を支持されて配設されているとともに、各
端板21の内部には、円環状の補助シールド27,2了
が適宜に植設されており、かつ、各リード22,24に
は、キャップ状の滋シールド28,28が適宜に装着さ
れている。なお、主シールド26、各補助シールド27
および各軸シールド28は、前記各端板21と同様にオ
ーステナィト系ステンレス鋼のごとき非磁性体からなる
ものである。前記各接続リング19の外周には、第3図
、第4図に示すように、直方体状の1個の永久磁石29
がその一方の磁極により吸着されるとともに適宜の接着
剤を介して固着されている。
この永久磁石29は、磁気回路を形成する接続リング1
9における一部分の磁気抵抗を高めるためのもので、希
士類コバルト、フェライト、ァルニコなどの永久磁石材
料を暁結した焼結磁石あるいは上述した永久磁石材料を
レジンでバィンドしたレジンバィンド磁石(プラスチッ
ク磁石)からなるものであり、その残留磁束密度Brは
、各接続リング19における一部分の磁束密度Bを飽和
もしくは飽和に近い状態に磁化することが可能であると
ともに真空しや断器14に流れる事故電流によっても脱
磁されない保持力,Hcを備えているものである。ここ
で、磁気回路における一部分の磁束密度が飽和もしくは
飽和に近い状態になると、その磁気抵抗Rが大、すなわ
ちその比透磁率仏sが空気の比透磁率(仏sニ1)とほ
ぼ等しくなることが知られている。したがって、半径r
の接続リング19における一部分(円周方向の長さ〆、
断面積S)の磁束密度が飽和もしくは飽和に近い状態に
おいて、真空の透磁率を仏。 =4汀×10‐7〔H/
m〕、接続リング19の比透磁率をrsとすると、その
部分の磁気抵抗Rは次式で表わされる。R=夕/ム。A
SS〔A/Wb〕 ・・・・・・【1}また、真空
しや断器14に流れる通電電流1によって各接続リング
19に与えられる超磁力Fは、F:nl〔AT〕(n−
1) ……‘2}であり、かつ、磁束0は
、め=F/R〔Wb〕 ……{31であ
る。
しかして、接続リング19の一部分の磁束密度が飽和も
しくは飽和に近い状態となったときの比透磁率仏sは、
ほぼ1であり、その部分の磁束密度Bは断面積がSであ
るから、B=◇/S ……【4}
で表わされ、この(4ー式に{1},■,【3}式を代
入し、B=F/R・S=4汀(10‐7)/そ〔Wb/
の〕.・・.・・風を得る。
一方永久磁石29が装着されていない場合における各接
続リング1 9の磁束密度B2は、次式で表わされる。
&=4汀(10‐7)仏sl/2汀r〔Wb/〆〕.・
・.・・{6}したがって、永久磁石29を装着しない
場合の磁束密度B2と、永久磁石29を装着した場合の
磁束密度Bと比較してみると、B 1 2汀r
,.,,.,【7,&=衣,?となる。
今、接続リング19の直径が15仇岬(r=75側)、
永久磁石29によって磁束密度が飽和もしくは飽和に近
い状態に磁化される長さそが15柳である場合の両者の
磁束密度を比較してみると、Co−Fe−Ni合金の比
透磁率一sが3000〜mSの通電電流1において17
3と実測されるので、葦−.章3汀鼓溝羊器3)=。
‐・8となる。
したがって、各接続リング19における15脚の部分の
磁束密度が飽和もしくは飽和に近い状態に磁化されるこ
とによって、通電電流1による交番磁界は、約1/5に
低減される。ために、滋歪現象による各接続リング19
の振動が低減されるとともに、その振動による騒音が低
減される。なお、上述した第1実施例における真空しや
断器14の振動騒音は、残留磁束密度Brが0.91〜
0.98〔Wb/〆〕で、かつ、保持カーHcが(5.
01〜5.81)×1び〔A/m〕である永久磁石(1
4×15×15側の長万体)を用い、かつ44凪の脂騒
音のもとにおける接続リング1 9の外周面から1.位
h離れた位置で、51dBであった。したがって、従来
の真空しや断器で、51dBであった。したがって、従
来の真空しや断器と比較して18〜1母旧程度の騒音が
低減されている。また、前記第1実施例の永久磁石29
は、JEC規格に定められている普通最大の事故電流8
0KA皿sの2.針音(ピーク値としての規格)の電流
による磁界の強さ、(H=80×1ぴ×2.5/27r
=80×1ぴ×2.5/汀×150×10‐3=4.2
5×1び〔AT/m〕)であっても脱磁されないもので
あり、事故電流の大きさに対応して、脱磁されない範囲
内の保持力を備えた永久磁石に変更してもよいのは勿論
である。第5図は、磁気回路を形成する各接続リング1
9の磁気抵抗を高めた第2実施例で、この実施例の場合
には、各接続リング19の外周面に2個の永久磁石29
が、その一方の磁極による吸着されているとともに円周
方向に適宜に離隔して接着剤などにより固着されている
そして、相隣る永久磁石29における接続リング19に
吸着した磁極は、互いに異極となるように設けられてい
るとともに、他方の磁極には、円弧状に蟹曲した継鉄3
0が適宜に固着されている。継鉄30は、珪素鋼、純鉄
あるいはパーマロィなどの高透磁率材料からなるもので
ある。なお、この実施例における真空しや断器の振動騒
音は、第1実施例における真空しや断器と同一の条件、
同一の測定条件のもとで、4&旧であった。以上のごと
く本発明は、絶縁筒の両端にこの絶縁筒内を真空状態に
封止する端板を磁性体の接続リングにより接合して設け
るとともに前記絶縁筒内に固定、可動電極を接触、離反
自在に設けてなる真空しや断器において、前記接続リン
グにこの接続リングの一部分の磁束密度を飽和もしくは
飽和に近い状態に磁化する磁界印加手段を設けたもので
あるから、磁気回路を形成する各接続リングの磁気抵抗
が高められ、通電電流による交番磁界の影響が低減もし
くは皆無となる。
したがって、磁歪現象による振動騒音を低減もしくは皆
無とすることができるなどの効果を奏する。なお、上述
した各実施例においては、接続リングの円周方向と同方
向の磁界を印加してその磁気抵抗を局部的に高めた場合
について詳述したが、この実施例に限定されるものでは
なく、たとえば、接続リングを切る方向に磁石を装着し
てその一部分の磁気抵抗を高める構成とすることもでき
る。
その他本発明の技術範囲を逸脱することなく種々の変更
を加えた実施態様のものも本願発明に属するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な真空しや断器の正断面説明図、第2図
は本発明に係る真空しや断器の一部を破断した正面図、
第3図は本発明における第1実施例の要部の斜視図で、
第4図はその横断面説明図、第5図は本発明における第
2実施例の要部の横断面図である。 16・・・・・・固定電極、17・・…・可動電極、1
8・・・・・・絶縁筒、19・・・・・・接続リング、
21・…・・端板、29・・・・・・永久磁石。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁筒18の両端にこの絶縁筒18内を真空状態に
    封止する端板21を磁性体の接続リング19により接合
    して設けるとともに前記絶縁筒18内に固定、可動電極
    16,17を接触、離反自在に設けてなる真空しや断器
    において、前記接続リング19にこの接続リング19の
    一部分の磁束密度を飽和もしくは飽和に近い状態に磁化
    する磁界印加手段を設けたことを特徴とする真空しや断
    器。
JP4626179A 1979-03-23 1979-04-14 真空しや断器 Expired JPS6040126B2 (ja)

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DE8080300820T DE3061568D1 (en) 1979-03-23 1980-03-19 Vacuum circuit interrupter
EP80300820A EP0017378B1 (en) 1979-03-23 1980-03-19 Vacuum circuit interrupter
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US06/132,421 US4306128A (en) 1979-03-23 1980-03-21 Vacuum circuit interrupter
US06/437,144 USRE32440E (en) 1979-03-23 1982-10-27 Vacuum circuit interrupter

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