JPS5852584Y2 - 真空しや断器 - Google Patents

真空しや断器

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JPS5852584Y2
JPS5852584Y2 JP13831879U JP13831879U JPS5852584Y2 JP S5852584 Y2 JPS5852584 Y2 JP S5852584Y2 JP 13831879 U JP13831879 U JP 13831879U JP 13831879 U JP13831879 U JP 13831879U JP S5852584 Y2 JPS5852584 Y2 JP S5852584Y2
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JP
Japan
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vacuum
connecting ring
fixed
vacuum container
movable
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JP13831879U
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JPS5656137U (ja
Inventor
義之 印南
博司 宮川
敬史 橋本
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株式会社明電舎
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は真空しゃ断器に関し、さらに詳細には、磁歪現
象による振動騒音を低減するとともに真空容器の外部沿
面耐電圧の向上を図った真空しゃ断器に関する。
一般に、真空しゃ断器は、内部を高真空に保持した真空
容器内に外部回路を接続、しゃ断する固定。
可動電極を収納し、可動電極を操作装置と連動連結して
固定電極に対し接触、離反させるように構成されている
真空容器は、円筒状に形成したガラスあるいはセラミッ
ク等からなる適数の絶縁筒の両端に、薄肉円環状の接続
リングの基部を植設し、各絶縁筒を一端の接続リングを
介して同軸的に接続するとともに各絶縁筒の他端を他端
の接続リングの端部に接合した円板状の端板によって気
密に封止しその内部を高真空に保持しである。
真空容器の内部には、固定電極が一方の端板の中心部を
挿通するとともに気密に固定した固定リードの内端部に
固着されており、また、固定電極に対して接触、離反す
る可動電極は、他方の端板の中心部を軸方向に移動自在
に挿通するとともに金属のベローズを介して気密に装着
した可動リードの内端部に固着されている。
なお、固定、可動リードは、外部回路と適宜に接続され
ているものであり、また、可動リードは操作装置と適宜
に連結されているものである。
しかるに上述に真空しゃ断器における端板等は新オース
テナイト系ステンレス鋼のごとき非磁性体からなるもの
の、各接続リングは、温度変化による絶縁筒との熱膨張
係数の差によって面接合部の気密性が損なわれるのを防
止するために、その熱膨張係数が絶縁筒と同等であるC
o−Fe−Ni合金あるいはFe−Ni合金等が一般に
用いられている。
とそろがCo−Fe−Ni合金あるいはFe−Ni合金
等は、強磁性体であるために、固定、可動電極に商用周
波数の電流が通電されると、各接続リングは、通電電流
によって生ずる交番磁界によって磁歪現象を発生させら
れ、特に現在の真空しゃ断器のように大定格電流(たと
えば200OA 、特に3000A以上)が交番に流れ
た場合には、振動騒音の形で問題を生じている。
なお、磁歪現象による振動騒音は、通電電流3000
A 、周波数50止、接続リングの半径0.075mの
真空しゃ断器において、接続リングから1.0m離れた
位置で69〜70 dBと測定されている。
本考案は、上述した問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、磁気回路を形成する各接続リング
の磁気抵抗を高めるためにその外周に永久磁石を装着す
るとともに、永久磁石を装着した真空容器を硬質高分子
樹脂からなる碍子管に嵌挿し、かつ、碍子管と真空容器
との間に軟質高分子樹脂からなるクッション層を注型に
より形成することにより、磁歪現象により振動騒音を低
減もしくは皆無とするとともに真空容器の外部沿面耐電
圧の向上を図り、かつ、投入、しゃ断時における衝撃力
を緩和吸収することができる真空しゃ断器の提供にある
以下、図面を用いてこの考案の実施例を詳細に説明する
第1図は本考案に係る真空しゃ断器1の断面説明図で、
この真空しゃ断器1は、内部を高真空に保持した真空容
器2と、真空容器2内の軸心部に対向配置した固定、可
動電極3,4と、固定、可動極3゜4を接触、離反させ
る操作装置(図示省略)等により構成されている。
真空容器2は、円筒状に形成したガラスあるいはセラミ
ック等からなる適数の絶縁筒5,5の両端に薄肉円環状
に形成した接続リング6.6.・・・・・・の基部を気
密に植設し、各絶縁筒5をリング状の中間支持金具7を
挾持した一端の接続リング6.6により同軸的に接続す
るとともに他端の接続リング6.6の端部に接合した円
板状の端板8.8によって気密に封止し、その内部を高
真空に保持しである。
なお、各接続リング6は、絶縁筒5と同等の熱膨張係数
とするためにCo−Fe−Ni合金あるいはFe−Ni
合金等の強磁性体からなるものであり、中間支持金具7
および各端板8は、オーステナイト系ステンレス鋼のご
とき非磁性体からなるものである。
前記真空容器2における一方の端板8の中心部には、外
部回路(図示省略)と適宜に接続される固定リード9が
挿通されるとともに気密に固定されており、その内端部
には、前記固定電極3が適宜に固着されている。
また、他方の端板8の中心部には、前記外部回路と接続
される可動リード10が軸方向に移動自在に挿通される
とともに金属のベローズ11を介して気密に装着されて
おり、その内端部には、固定電極3と接触、離反して外
部回路を接続、しゃ断する前記可動電磁4が適宜に固着
されている。
そして、可動リード10は、この可動リード10を軸方
向に往復移動する前記操作装置と適宜に連結されている
また、真空容器2内には、固定。可動電極3,4等を囲
繞するほぼ円筒状の主シールド12が、前記中間支持金
具7によりその外周中央部付近を支持されて配設されて
いるとともに、各端板8の内面には、円環状の補助シー
ルド13.13が適宜に植設されており、かつ、各リー
ド9,10には、キャップ状の軸シールド14.14が
適宜に取り付けられている。
なお、主シールド12.各補助シールド13および各軸
シールド14は、前記各端板8等と同様にオーステナイ
ト等ステンレス鋼のごとき非磁性体からなるものである
また、各端板8は、絶縁筒5の外径あるいは真空容器2
の軸心から後述する永久磁石の外側までの距離より適宜
大径に設けられており、そのいずれか一方の外周部には
、後述するごとき軟質高分子樹脂を注入する際の注入口
となる切欠部15が設けられている。
前記各接続リング6の外周には、第1図、第2図に示す
ように、互いに対向した先端間にこの接続リング6の円
周方向に着磁された永久磁石16を適宜に挾持した複数
対の継鉄17が、その基部を永久磁石16による磁化に
よって吸着されているとともに、同一円周上において適
宜に離隔して配設されている。
永久磁石16は、焼結合金によるもの、またはレジンバ
インドによるものあるいはプラスチック等の可撓性のも
の等各種のものが用いられており、また、各継鉄17は
、硅素鋼、純鉄あるいはパーマロイ等の高透磁率材料か
らなるものである。
また、永久磁石16は、定格通電電流により生ずる交番
磁界では脱磁されない保持力を有することはもちろん、
定格通電電流より約−桁大きい事故電流により生ずる磁
界によっても容易に脱磁されない程度に充分に大きな保
持力を有するものであり、各接続リング6の磁気抵抗は
、この永久磁石16により、それぞれの接続リング6が
定格通電電流により印加される交番磁界によっても磁気
歪を生ずることがない程度に高められているものである
前述したごとく各接続リング6の外周に永久磁石16を
吸着した真空容器2は、その端板8の外径とほぼ等しい
孔18aを有する碍子管18に嵌挿されている。
碍子管18は、真空容器2全体を外的応力から保護する
とともにその長さ方向(軸方向)外表面耐電圧の向上を
図るためのもので、エポキシ樹脂等の硬質高分子樹脂か
らなるものであり、その外周面18bは、外部沿面距離
の増大を図るために断面波形状に形成されている。
そして、碍子管18における固定リード9側の端部には
、前記外部回路と固定リード9とを接続する図示しない
リード導体を固定するための埋込み金具19が少なくと
も1個埋設されており、その体部には、外方に開口した
雌螺子孔19aが穿設されている。
また、碍子管18における可動リード10側の端部には
、この碍子管18とともに真空容器2を図示しない固定
枠に取り付けるための複数の埋込み金具20が円周方向
に適宜に離隔して埋設されており、それぞれの体部には
、ボルトのごとき締結具(図示省略)が螺入される雌螺
子孔20 aが外方に開口して穿設されている。
前記碍子管18の内周面と真空容器2の外周面との間に
は、一方の端板8の切欠部15から注入して軟質ゴム状
に硬化した軟質高分子樹脂からなるクッション層21が
形威されている。
クッション層21は、接続リング6および永久磁石16
等における酸化等の環境劣化を防止するとともに、永久
磁石16を接続リング6に対して固着し、かつ、温度変
化による碍子管18と真空容器2との相互の応力を吸収
緩和し、さらに真空容器2の外部沿面耐電圧の向上を図
るためのもので、液状シリコーンゴム、液状ポリブタジ
ェンゴムあるいは液状エポキシゴム等が用いられている
なお、上述した各液状高分子樹脂は、通常のイソシアネ
ート類を当量比混合するとともに室温放置することによ
りゴム質層となって硬化するものである。
したがって、接・続リング6と永久磁石16および継鉄
17との間にボイドが生ずることはない。
第3図は、磁気回路を形成する接続リング6の磁気抵抗
を高めるために永久磁石16の取り付は方を変えた第2
実施例の部分断面説明図で、この実施例の場合には、接
続リング6の外周に、その円周方向と直交する軸方向に
離隔して対向配置し、かつ、円周方向に適宜に離隔した
複数対の継鉄17を、その間に挾持した永久磁石16の
磁化によって吸着せしめである。
第4図は、第2実施例と同様に接続リング6の磁気抵抗
を高めた第3実施例の横断面図で、接続リング6の外周
に複数の永久磁石16を円周方向に適宜に離隔して配置
するとともにその一方の磁極により吸着させたものであ
り、その外周には、前述した第1実施例と同様にクッシ
ョン層21および碍子管18が配設されている。
第5図、第6図は、それぞれ第1実施例における永久磁
石16の取り付方を変えた第4実施例および第5実施例
の横断面図で、第4実施例の場合には、第3実施例の場
合と同様に接続リング6の外周に4個の永久磁石16を
円周方向にほぼ等分に離隔して配置するとともにそれぞ
れの永久磁石16をその一方の磁極により接続リング6
の外周に吸着せしめるとともに、相隣る永久磁石16を
その他方の磁極に吸着された円弧状の継鉄22によって
連結してあり、また、第5実施例の場合には、接続リン
グ6の外周に2個の永久磁石16を互いに離隔して配置
するとともにその一方の磁極により吸着せしめ、かつ、
他方の磁極に円弧状の継鉄22の端部を吸着させること
により閉磁気回路を形成している。
以上のごとく本考案は、絶縁筒の両端にこの絶縁筒内を
真空状態に封止する端板を磁性体の接続リングにより接
合して真空容器を形威すとともに前記真空容器内に固定
、可動電極を接触、離反自在に設けてなる真空しゃ断器
において、前記接続リングの外周にこの接続リングの磁
気抵抗を高めるための永久磁石を装着するとともに前記
真空容器をその外径より大径の孔を有する硬質高分子樹
脂からなる碍子管内に嵌挿し、前記真空容器と碍子管と
の間に軟質高分子樹脂からなるクッション層を注型によ
り形成したものであるから、磁性体からなる接続リング
が定格通電電流による交番磁界によって磁気歪を発生さ
せられることが低減もしくは皆無となる。
したがって真空しゃ断器の磁歪現象による振動騒音が低
減もしくは皆無となる。
また、永久磁石の接続リングに対する固定をクッション
層の形成によって自動的に行なえるとともに、このクッ
ション層により接続リング、永久磁石の酸化等環境によ
る劣化を防止し得る。
さらに、碍子管とクッション層とによって真空容器に加
えらる外的応力を吸収緩和することができ、かつ、真空
容器の外部沿面耐電圧を大幅に向上することができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る真空しゃ断器の断面説明図、第2
図は第1図におけるII −II線要部断面図、第3図
は本考案に係る第2実施例の部分断面説明図、第4図、
第5図および第6図はそれぞれ本考案に係る第3実施例
、第4実施例および第5実施例の横断面図である。 2・・・・・・真空容器、3・・・・・・固定電極、4
・・・・・・可動電極、6・・・・・・接続リング、8
・・・・・・端板、16・・・・・・永久磁石、18・
・・・・・碍子管、18a・・・・・・孔、21・・・
・・クッション層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁筒5の両端にこの絶縁筒5内を真空状態に封止する
    端板8を磁性体の接続リング6により接合して真空容器
    2を形成するとともに前記真空容器2内に固定、可動電
    極3,4を接触、離反自在に設けてなる真空しゃ断器に
    おいて、前記接続リング6の外周にこの接続リング6の
    磁気抵抗を高めるための永久磁石16を装着するととも
    に前記真空容器2をその外径より大径の孔18aを有す
    る硬質高分子樹脂からなる碍子管18内に嵌挿し、前記
    真空容器2と碍子管18との間に軟質高分子樹脂からな
    るクッション層21を注型により形成したことを特徴と
    する真空しゃ断器。
JP13831879U 1979-10-04 1979-10-04 真空しや断器 Expired JPS5852584Y2 (ja)

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JPS5656137U JPS5656137U (ja) 1981-05-15
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