JPS6039825B2 - 建造物などの外装方法 - Google Patents

建造物などの外装方法

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JPS6039825B2
JPS6039825B2 JP51113274A JP11327476A JPS6039825B2 JP S6039825 B2 JPS6039825 B2 JP S6039825B2 JP 51113274 A JP51113274 A JP 51113274A JP 11327476 A JP11327476 A JP 11327476A JP S6039825 B2 JPS6039825 B2 JP S6039825B2
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JP
Japan
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buildings
sample
building
molded product
exterior
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Expired
Application number
JP51113274A
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English (en)
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JPS5338130A (en
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市郎 伊地知
俊春 小西
清志 松下
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は建造物などの外装方法に関する。
一般にビル、塔、橋、煙突、ガードレール、道路標識の
柱などの外装はそのほとんどが液状塗料をスプレーやハ
ケ塗りで塗装するという方法で行なっているが、この方
法によると塗料の1部が周辺に飛散したとえば高層ビル
の場合ビルの窓ガラスや道路、屋根に付着したり、とき
には通行人や走行車などに思わぬ被害を与えることもあ
り、極端な場合東京都内のある高層ビルの外装に使われ
ていた塗料が風にのって千葉の方まで飛散したという例
さえもある。これに対し多くの塗装現場では養生と称し
て飛散防止用のたれ幕を設けているが、設置上の煩わし
さがあるわりにはそれほどの効果が上っているとはいえ
ない。
またこのようなスプレーやはけ塗りで塗装する方法は均
一厚みとするために少なくとも2回以上の重ね塗りをし
なければならないということもあって一般に長時間作業
になりがちで、塗装面積の大きいところでは数日に亘る
ことが多くこの間天侯が不順になれば作業を中断しなけ
ればならないなど作業性に著しく劣るという欠点がある
しかもこの欠点に加えて露出面の凹凸の大きいたとえば
コンクリート面などに対しては密着性、表面平滑性に優
れる塗膜を形成することは非常に困難であり、露出面の
保護装飾という目的を充分に達成し‘こくいという憾み
がある。ところで建造物そのものは一般に短かくても2
0年以上の耐久年度があるが、外装塗膜はたとえ当初に
おいてその機能を充分に果し得るものでも屋外の場合紫
外線、酸化などにより漸次劣化して長くても4,5年以
内に色あせたり亀裂が生じてくるのが普通であり、その
都度外装処理を施こさなければならないから前記欠点を
解消することがいかに重要であるかが判る。
この発明はこのような観点から種々検討の結果、見出さ
れたものであり、以下図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の外装法においてその使用を最大の特
徴とするフィルム状もしくはシ−ト状の成形体の例を示
す。
図において剥離材1上の成形体2はカルボキシ基を有す
る高分子ポリマー3とこれに分散、結着させたメンデレ
フ周期律表第oa族金族の酸化物4とを主体として構成
され、乾燥状態において粘着性にして感圧接着性を示し
、湿気、水分の吸湿現象に伴なし、硬化するという特異
な性質を持つ。この性質は高分子ポリマー3が吸湿状態
においてのみ酸化物4と反応して三次元化するためであ
り、このような高分子ポリマー3としてはカルボキシ基
(一COOH)を持つものであれば任意の樹脂もしくは
ゴム類が用いられ、とくに好ましいものは(メタ)アク
リル酸−(メタ)アクリル酸アルキェステル共重合体、
(メタ)アクリル酸一ブタジェン共重合体、アクリル酸
−ブタジェン−ァクリロニトリル共重合体である。
また酸化物4は周期律表第oa族金属の酸化物であれば
単独でもしくは2種以上混合して使用できるし、場合に
よりこれら酸化物が含まれた他の酸化物などの混和物で
あってもよく、もっとも好適なものはカルシウム、スト
ロンチウムまたはバリウムの酸化物である。
この酸化物4の配合割合は高分子ポリマー310の重量
部に対して通常1〜200重量部である。このような成
形体2は通常上記成分3,4と、所要の着色剤たとえば
有機質もしくは無機質の顔料または染料と、有機溶剤さ
らには部分的架橋剤、粘着附与剤、可塑剤、安定剤、充
填剤などの任意成分とを、各成分が実質上脱水された状
態で混合しこれを剥離材1上にフィルム状もしくはシー
ト状に塗布し乾燥してくることができ、場合により押出
成形機などを用いて製造することも可能である。
また必要に応じて2層以上の多層構造に成成してもよい
。なお製造後の成形体2は使用前の吸湿硬化を防ぐため
に乾燥状態で保存してお必要があるが、この条件は15
%以下R・H以下好ましくは10%R.H以下であれば
充分であり、また30%R.H以下に保つと吸湿硬化速
度が非常におそくなるから、実用上保存性、取り扱い性
に支障をきたすことはなし、。
この発明においてまず第2図Aに示されるように成形体
2を建造物5の外壁面などの露出面6もこ粘着する。
この際成形体2自体の感圧接着性を利用でき特別に接着
剤などを使用する必要はなく、またコンクリートのよう
な凹凸の大きい露出面6に対しても圧着ロールなどを使
用して強〈押圧することにより密着良好に貼着できる。
この貼着後剥離材1を剥離し、これを数日間そのまま放
置しておくと、放置中に徐々に湿気、水分などを自然吸
湿し高分子ポリマー3と酸化物4とが反応して硬化し堅
固な装飾保護層2′を形成する(第2図B参照)。
屋外の場合放置中に降雨に曝されることがあっても極端
に激しい雨でないかぎり装飾保護層2′の形成に支障を
きたすことはほとんどなく、却って雨水の吸収により硬
化速度が速くなる。
このようにして形成される装飾保護層2′はもはや粘着
性を示さず露出面との接着強度が大きいしかも所定の均
一厚みを持った表面平滑性に優れるものであり、また耐
候’性などに関しても従来の塗膜に較べて改善されてお
り、建造物の保護および装飾用としての機能を長期に亘
り発揮する。
第3図は成形体2として2A,2Bからなる2層構造で
且つ両層間にガラス雛織布、レーヨン不織布、ポリエス
テル不織布、織布、多孔プラスチックフィルムなどの補
強材7が介在されたものを示し、これによれば装飾保護
層2′の強度を強くでき前記良好な接着力および耐候性
と相挨つて耐久性の改善を1段と図ることができる。以
上の通り、この発明法は特定の性質を持たせた成形体を
使用しこれを露出面に貼着するだけでよいから、液状の
塗料を用いた場合の塗料飛抹による環境汚染の問題やた
れ幕を設けるなどの煩わしさを全面的に回避できるとと
もに作業時間を大中に短縮でき、しかも成形体の感圧接
着性と吸湿硬化性とによりコンクリートなどのような表
面の凹凸が大きいものに対しても所定厚みで表面平滑性
が良く且つ接着強度に優れる装飾保護層を形成できるも
のであり、建造物などに対して極めて好適な外装法を提
供することができる。
次にこの発明の外装法の利点をより明確に理解してもら
うために、この発明において使用する成形体2,3の例
に付きその保存性、施工性、吸湿硬化性およびび耐候性
を調べた結果を以下に示す。
(1} 成形体 <サンプル1>…アクリル酸2−エチルヘキシルーアク
リル酸共重合体(アクリル酸8重量部)10碇都、ボル
トランドセメント(酸化マグネシウム67%含有)5碇
郡、チタン白4の部およびトルオール50の郡の各成分
を実質上脱水状態でコロイドミルで分散混合し、シリコ
ーン処理した離型紙上に乾燥厚が150仏にあるように
塗布し、12000で3分間乾燥して成形体とする。
<サンプル2>…アクリル酸ブチルーメタアクリル酸共
重合体(メタアクリル酸2重量%)10碇郭、酸化バリ
ウム(500メッシュパス)40部、赤色顔料(CHI
BAGEIGYMICRLITHREDBR−T)6部
、酸化防止剤(CHIBA社製 IRGNOCSI07
6)1部、紫外線吸収剤1部およびトルオール42礎部
の各成分を脱水状態においてサンプル1の場合と同様に
コロイドミルで分散混合し、剥離紙上に120叫こなる
ようにナイフコー外こて塗布し、乾燥する。得られる赤
色成形体をロール状に巻き取り保存する。<サンプル3
>…サンプル2においてアクリル酸ブチルーメタアクリ
ル酸共重合体10碇郭の代りにカルボン酸変成ブタジェ
ンポリマー(商品名NISSO−PB−C−1000、
平均分子量1000)10礎部を用いた以外はサンプル
2の場合と同様にして赤色成形体を得た。{2’ 施工
性 サンプル1〜3はいずれも粘着性(表面タック)を有し
、サンプル1に付き鉄板、アルミニウム板、ベニヤ板お
よび凹凸のあるコンクリートブロックに押圧し、ロール
状物で離型紙面から圧着した後離型紙を剥離したところ
、均一にムラなく貼着できた。
またサンプル2,3に付きPCコンクリート板にロール
圧着した後剥離紙を剥ぐと均一に貼着できた。この方法
によれば施工現場を汚さず、また溶剤などを含まないた
め密閉された室内でも作業者に害を与えることなく施工
できる。
剛 吸湿硬化性 貼着した各サンプル室内(2500−60%RH)(条
件Aとする)および3500一80%RH(条件Bとす
る)の環境下に放置し物性の変化を調べた結果は、下表
に示される通りであり、この表から吸湿硬化により接着
強度、塗膜性などに優れる装飾保護膜性が得られること
が判る。
(※1) 傾斜式ボールタック測定機(上島製作所製)
により30oに傾斜させた貼着サンプル上に径の異なる
鉄球をころがし、ころがり落ちない蚤Noで夕ツクの大
小を判定する。
(※2) 硬化サンプル面に硬度の異なる鉛筆で線を引
き、サンプル面に切り込んで黒線を残さなくなったとき
の鉛筆硬度で判定する。(※3) 接着度はサンプルを
鉄板その他に鮎り合わせた後さらに補強シートとして5
0ムポリェステルフィルムをその上から2kgの荷重で
保存後20柳中の広さで30仇吻/分の速度で180度
ビール剥離力を測定した。‘4) 吸湿硬化させたサン
プルをウェザオメータ−(東洋理科製サンシャインウェ
ザオメータ)に100瓜時間曝したが装飾保護層にキレ
ツ、ハガレ、著しい変色は認められず、屋外使用に充分
耐えることが判った。
‘5} サンプル1に付き上記各試険前にシリカゲルと
ともに200仏厚のポリエチレン袋に封入し室温3ケ月
で保存したが、表面夕ック、吸湿硬化後の接着性、塗膜
性などはほとんど変化してし、なかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の外装法に使用する粘着性成形体の1
例を示す断面図、第2図A,Bはこの発明の外装法の説
明図、第3図は粘着性成形体の異なる例を示す断面図で
ある。 2,2A,28・・・・・・粘着性成形体、3・・・・
・・カルボキシ基を有する高分子ポリマー、4・・・・
・・メンデレフ周期律表第oa族金属の酸化物、5・・
・・・・建造物、6・・・・・・露出面、7・・・・・
・補強材。 第1図第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 建造物などの露出面に、カルボキシ基を有する高分
    子ポリマーにメンデレフ周期律表第IIa族金族の酸化物
    を加えたものを主体とする単層もしくは多層構造のシー
    ト状またはフイルム状の粘着性成形体を貼着し、これを
    経日とともに吸湿硬化させることにより、前記露出面に
    堅固な装飾保護層を設けることを特徴とする建造物など
    の外装方法。 2 粘着性成形体として2層構造で且つ両層間にガラス
    維繊布などの補強材が介在されたものを使用する特許請
    求の範囲第1項記載の建造物などの外装方法。
JP51113274A 1976-09-20 1976-09-20 建造物などの外装方法 Expired JPS6039825B2 (ja)

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JP51113274A JPS6039825B2 (ja) 1976-09-20 1976-09-20 建造物などの外装方法

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Publication Number Publication Date
JPS5338130A JPS5338130A (en) 1978-04-07
JPS6039825B2 true JPS6039825B2 (ja) 1985-09-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5461512U (ja) * 1977-10-08 1979-04-28
NL184594C (nl) * 1979-09-04 1989-09-01 Philips Nv Radio-ontvanger voorzien van een frequentie gesleutelde lus met audiofrequente terugkoppeling, en een stomschakeling.

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JPS5338130A (en) 1978-04-07

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