JPS6039713Y2 - 風呂釜 - Google Patents
風呂釜Info
- Publication number
- JPS6039713Y2 JPS6039713Y2 JP10991781U JP10991781U JPS6039713Y2 JP S6039713 Y2 JPS6039713 Y2 JP S6039713Y2 JP 10991781 U JP10991781 U JP 10991781U JP 10991781 U JP10991781 U JP 10991781U JP S6039713 Y2 JPS6039713 Y2 JP S6039713Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathtub
- heat exchanger
- circulation path
- water
- closing valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Fluid Heaters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は水蒸気圧力を利用して浴槽水を強制循環させ、
浴槽内の上下均一加熱を計った新規な風呂釜に関するも
のである。
浴槽内の上下均一加熱を計った新規な風呂釜に関するも
のである。
従来の風呂釜は、浴槽と風呂釜とを上下２本の吊環バ、
イブで連結し、下部循環パイプから風呂釜缶体に流入し
た水を加熱してその自然循環力により、昇温水を上部循
環パイプから浴槽内に返すものであった為、浴槽内上部
ばかりが熱くなる欠点があった。
イブで連結し、下部循環パイプから風呂釜缶体に流入し
た水を加熱してその自然循環力により、昇温水を上部循
環パイプから浴槽内に返すものであった為、浴槽内上部
ばかりが熱くなる欠点があった。
そこで浴槽内に攪拌羽根を設置したり、循環路に電動ポ
ンプを介在させて逆循環即ち下部循環パイプ側から湯を
送り出す等の方法により浴槽内の湯温を均一にする提案
がこれ迄に多数なされているが、何れにしても電動ポン
プ等の高価な大型部品が必要となり、風呂釜本体及びそ
の制御装置が大型複雑化し、また価格の大幅な上昇を招
き、末だ殆んど実用化されていないのが現状である。
ンプを介在させて逆循環即ち下部循環パイプ側から湯を
送り出す等の方法により浴槽内の湯温を均一にする提案
がこれ迄に多数なされているが、何れにしても電動ポン
プ等の高価な大型部品が必要となり、風呂釜本体及びそ
の制御装置が大型複雑化し、また価格の大幅な上昇を招
き、末だ殆んど実用化されていないのが現状である。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、電動ポンプ
等を必要とせず、極めて簡単な構成で浴槽内の上下均一
加熱を遠戚できるもので、以下図示の実施例に基づいて
具体的に説明すれば、１は浴槽、２は上部循環路３、下
部循環路４により浴槽１の上下部と連通した風呂釜の熱
交換器、５は該熱交換器４を加熱するバーナ、６は上部
循環路３に設けた上部開閉弁で、常時はバネ７カにより
開いており、熱交換器２の内圧が上昇するとこの圧力で
バネ７に抗して閉じられる。
等を必要とせず、極めて簡単な構成で浴槽内の上下均一
加熱を遠戚できるもので、以下図示の実施例に基づいて
具体的に説明すれば、１は浴槽、２は上部循環路３、下
部循環路４により浴槽１の上下部と連通した風呂釜の熱
交換器、５は該熱交換器４を加熱するバーナ、６は上部
循環路３に設けた上部開閉弁で、常時はバネ７カにより
開いており、熱交換器２の内圧が上昇するとこの圧力で
バネ７に抗して閉じられる。
８は下部循環路４に設けた下部開閉弁で、常時はバネ９
力により閉じており、熱交換器２の内圧が上昇するとこ
の圧力でバネ９に抗して開かれる。
力により閉じており、熱交換器２の内圧が上昇するとこ
の圧力でバネ９に抗して開かれる。
そして熱交換器２は、開閉弁６，８とは反対側の奥の部
分で容積を極度に小さくする。
分で容積を極度に小さくする。
その実施構造としては、第１図のように水室１０を急激
なテーパー状とするか、第２図のように最奥部に小室１
１を形成しておくのである。
なテーパー状とするか、第２図のように最奥部に小室１
１を形成しておくのである。
なお１２は浴槽１と下部循環路４との接続部に取り付け
た湯拡散用の湯止めキャップで、その開口部を浴槽底部
に向けて取り付けである。
た湯拡散用の湯止めキャップで、その開口部を浴槽底部
に向けて取り付けである。
本考案はこのような構成からなるもので、次にその作用
について説明する。
について説明する。
今、バーナ５を点火する前に浴槽１に水を満たすと、開
放している上部開閉弁６を経て熱交換器２内に水が入り
込む。
放している上部開閉弁６を経て熱交換器２内に水が入り
込む。
そこでバーナ５に点火すると、熱交換器２が加熱され、
やがて熱交換器２の奥部１、小容積部分に蒸気が発生し
熱交換器内圧は急激に上昇する。
やがて熱交換器２の奥部１、小容積部分に蒸気が発生し
熱交換器内圧は急激に上昇する。
この内圧で上部開閉弁６が閉じ、さらに内圧が上昇する
と、この内圧がバネ９による下部開閉弁８の閉塞力にう
ち勝って該開閉弁８を押し開き、熱交換器２奥部に溜っ
た水蒸気がその圧力により熱交換器２中央部の充分加熱
された高温水を下部開閉弁８から浴槽１へと押し出すの
である。
と、この内圧がバネ９による下部開閉弁８の閉塞力にう
ち勝って該開閉弁８を押し開き、熱交換器２奥部に溜っ
た水蒸気がその圧力により熱交換器２中央部の充分加熱
された高温水を下部開閉弁８から浴槽１へと押し出すの
である。
下部開閉弁８は蒸気圧力を一定にまで高めるためのもの
であり、これがない場合にも蒸気圧が下部循環路４内の
水圧以上になると湯が噴出するものである。
であり、これがない場合にも蒸気圧が下部循環路４内の
水圧以上になると湯が噴出するものである。
これと同時に蒸気は熱交換器２の容積の大きな中央部に
拡散して凝縮液化し、熱交換器２内は負圧となり、上部
開閉弁６が開いて浴槽１内の水を上部循環路３から吸い
込み、熱交換器２内には再び水が満たされて初期状態に
復元するのである。
拡散して凝縮液化し、熱交換器２内は負圧となり、上部
開閉弁６が開いて浴槽１内の水を上部循環路３から吸い
込み、熱交換器２内には再び水が満たされて初期状態に
復元するのである。
尚、下部開閉弁８のかわりに湯止めキャップやオリフィ
ス等の抵抗部材を設けても同様の作用を行なうものであ
るが、弁ではそのバネ９の力を強くすることにより強力
なポンプ作用を得ることができ、循環路の配管抵抗や浴
槽の大きに応じて噴出力の調節を行いうる効果があるの
である。
ス等の抵抗部材を設けても同様の作用を行なうものであ
るが、弁ではそのバネ９の力を強くすることにより強力
なポンプ作用を得ることができ、循環路の配管抵抗や浴
槽の大きに応じて噴出力の調節を行いうる効果があるの
である。
かくして上記加熱作用が繰り返し継続され、浴槽水が焚
き上げられていくのであるが、本考案は熱交換器２の奥
の部分に容積を極度に小さくした小容積部分Ａを設けて
蒸気の発生を早めると共に、この蒸気が熱交換器出口へ
と移動する間に拡散して凝縮液化する大容積部分Ｂをす
ぐ手前に連続して設けた熱交換器形状としであるので、
蒸気発生←→凝縮のサイクルが極めて短く、浴槽水の循
環はほとんど連続的となる。
き上げられていくのであるが、本考案は熱交換器２の奥
の部分に容積を極度に小さくした小容積部分Ａを設けて
蒸気の発生を早めると共に、この蒸気が熱交換器出口へ
と移動する間に拡散して凝縮液化する大容積部分Ｂをす
ぐ手前に連続して設けた熱交換器形状としであるので、
蒸気発生←→凝縮のサイクルが極めて短く、浴槽水の循
環はほとんど連続的となる。
従って間欠的に湯が勢いよく噴き出てくるものと違って
、快適な入浴感が得られるのである。
、快適な入浴感が得られるのである。
このように本考案によれば、熱交換器２内には連続的に
発生する水蒸気の圧力により、加熱高温化された湯を強
制的に浴槽１内に送り込むポンプ作用が得られるから、
浴槽水の加熱循環量が増大し、更に浴槽下部からほぼ連
続的に湯を噴き出し槽内を攪拌して湯温の上下均一化を
計ることができ、入浴が非常に快適なものとなる。
発生する水蒸気の圧力により、加熱高温化された湯を強
制的に浴槽１内に送り込むポンプ作用が得られるから、
浴槽水の加熱循環量が増大し、更に浴槽下部からほぼ連
続的に湯を噴き出し槽内を攪拌して湯温の上下均一化を
計ることができ、入浴が非常に快適なものとなる。
そして電動ポンプが不要となり、構成簡単で安価に得ら
れる利点があり、実用性極めて大なるものがある。
れる利点があり、実用性極めて大なるものがある。
第１図は本考案の一実施例を示す全体概略構成図、第２
図は本考案の他の実施例を示す要部構成図である。 １・・・・・・浴槽、２・・・・・・熱交換器、３・・
・・・・上部循環路、４・・・・・・下部循環路、Ａ・
・・・・・小容積部分、Ｂ・・・・・・大容積部分。
図は本考案の他の実施例を示す要部構成図である。 １・・・・・・浴槽、２・・・・・・熱交換器、３・・
・・・・上部循環路、４・・・・・・下部循環路、Ａ・
・・・・・小容積部分、Ｂ・・・・・・大容積部分。
Claims (1)
- 上部循環路と下部循環路とを介して浴槽と熱交換器とを
連通させ、上部循環路には熱交換器の内圧上昇に伴って
閉じる上部開閉弁を設けると共に、熱交換器は奥部に容
積の極度に小さな小容積部分を設けると共にこの部分に
連なる大容積部分を手前に連続して設けた形状としたこ
とを特徴とする風呂釜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10991781U JPS6039713Y2 (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 風呂釜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10991781U JPS6039713Y2 (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 風呂釜 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5815147U JPS5815147U (ja) | 1983-01-29 |
| JPS6039713Y2 true JPS6039713Y2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=29904278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10991781U Expired JPS6039713Y2 (ja) | 1981-07-23 | 1981-07-23 | 風呂釜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039713Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59186751U (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-11 | 株式会社ノーリツ | 風呂釜 |
-
1981
- 1981-07-23 JP JP10991781U patent/JPS6039713Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5815147U (ja) | 1983-01-29 |
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