JPS6039455A - 滑り止め付き靴下製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、滑り止め付き靴下の製造方法に関する。

従来、靴下の滑りを止める手段として、口ゴム部を弾力
性に富む編組織とすることが一般に行われている。

この場合、普通糸による編組織で所定の緊締力を得るに
は可成り強い緊締力を必要とし、着用時にこの緊締状態
がつづいて苦痛を覚えるものである。

そこで、ゴム糸による高い摩擦を利用すべく、口ゴム部
にゴム糸を編み込み、これを露出させる靴下の製造方法
として特公昭５Ｂ　−３０４３号公報に記載されたもの
がある。

この特公昭５Ｂ　−３０４３号公報に記載された靴下製
造方法は、礫状のゴム糸をノーテンシロンにて巻き上げ
、これに収縮糸を沿わせて芯糸とし、これに更にダブル
カバーリング機を用いて水溶性ビニロン糸をＳ方向、Ｚ
方向より交叉状にダブルカバーリングし、かかる糸を使
用して靴下の口ゴム部の内側部全周にわたり適当幅編み
上げ、次いで適度の温水中で水溶性ビニロン糸を熔解除
去して礫状のゴム糸を露出させたものである。

これではゴム糸を水溶性ビニロン糸でＳ方向、２方向か
ら交叉状にダブルカバーリングする工程、また、これを
靴下の口ゴム部に適当幅編み上げて後、適度の温水中で
水溶性ビニロン糸を熔解除去する工程を含み、工程数が
増え、手間が掛かる他、水溶性ビニロン糸の無駄があり
、コスト高になる欠点がある。

この発明は、上記の点に鑑みなされたものであって、ゴ
ム系の編み込みに当たって、これが弾性大で、しかも高
い摩擦を発揮するが故に、単独では直接に靴下の口ゴム
部への編み込むことを不能となっている点に着目し、そ
の弾性を普通糸との添絡によって制限して編み込み、実
用上からしてはゴム糸を単独に残す靴下に比べ、滑り止
め作用をはじめ何等遜色のない高品質の靴下を提供しよ
うとするものである。

以下、この発明の実施例を図面を参照しながら説明する
。

この発明においては、ゴム糸ｌを巻いたボビンＡを上段
に保持し、その下方に普通糸２を巻いたボビンＢを保持
してこの普通糸２をボビンへの中に貫通させて両方の糸
１．２を同時に繰り出し、普通糸２上にゴム糸１を添絡
させて合成糸３をつくり、これをそのまま編機に供給し
て口ゴム部を編み上げるのである。

この発明で使用する合成糸３の弾性は、略普通糸２と同
程度になるようにし、普通糸２の弾性はその素材、並び
に糸径を適当に選定することで靴下′着用時の緊締力を
可及的軽減し、滑り止め作用はゴム糸１の高い摩擦力で
カバーするようにする。

尚、実施例のゴム糸１としては、天然ゴム、合成ゴム等
を資材とするゴム糸に限らず、ポリウレタン系弾性糸で
もよく、また、普通糸としてナイロン糸を使用している
。

上記のように、この発明の靴下製造方法は、口ゴム部を
編み上げるに当たって、ゴム糸を巻いたボビン中に普通
糸を通し、ゴム糸及び普通糸の両方を同時に繰り出して
普通糸上にゴム糸を添絡させて形成した合成糸の状態で
編み込むことを特徴とするもので、ゴム糸はそのままに
露出してその滑り止め効果を発揮し、特別にその表面加
工や、爾後処理等が必要なく生産コストが低減でき、ま
た、ゴム糸は普通糸上に添絡したものであるから、ゴム
糸単体を編組織に残すのに比べ、ゴム糸は強度的にも安
定性が高く長期間に亘りトラブルもなく、着用感も頗る
住良である等の効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施した靴下の要部編組、織の拡大
図、第２図はボビン配置図、第３図は合成糸の部分拡大
図である。 １・・・ゴム糸、２・・・普通糸、３・・・複合糸、Ａ
。 Ｂ・・・ボビン。 騙１図 ｊ３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 口ゴム部を編み上げるに当たって、ゴム糸を巻いたボビ
   ン中に普通糸を通し、ゴム糸及び普通糸の両方を同時に
   繰り出して普通糸上にゴム糸を添絡させた状態で編み込
   むことを特徴とする滑り止め付き靴下製造方法。