JPS6039315Y2 - 産業車両におけるアウトリガ下降時の安全装置 - Google Patents

産業車両におけるアウトリガ下降時の安全装置

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JPS6039315Y2
JPS6039315Y2 JP12583878U JP12583878U JPS6039315Y2 JP S6039315 Y2 JPS6039315 Y2 JP S6039315Y2 JP 12583878 U JP12583878 U JP 12583878U JP 12583878 U JP12583878 U JP 12583878U JP S6039315 Y2 JPS6039315 Y2 JP S6039315Y2
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JP
Japan
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outrigger
vehicle
inching valve
outriggers
valve
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JP12583878U
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JPS5542629U (ja
Inventor
治光 荻原
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、油圧によりトルクコンバータクラッチを操作
して車両の前進−中立−後進を切り換えるようにしたサ
イドフォークリフト等の産業車両に係り、特に、車両の
前後または左右に取付けられたアウトリガか降下してい
る時には、車両の走行を阻止するようにした安全装置に
関するものである。
従来技術 一般に、産業車両においては、荷役作業、土木作業など
を行うときに車両にかかる偏荷重によって車両が傾いた
り、転倒したりすることを防止するため、車両の前・後
部または左・右側方部にそれぞれ取付けられたアウトリ
ガを降下させ、その下端部に設けられたアウトリガベー
スを地面に接地させて車両を安定させることが行われて
いる。
しかし、作業後アウトリガの収納(アウトリガベースの
上昇)を忘れて車両を走行させると、アウトリガは地面
との間の相対移動により破損するという不具合、さらに
は積荷の荷くずれ、車両の転倒などの危険があった。
従来、上記問題を解消するために、車体またはアウトリ
ガの固定部にリミットスイッチを取付け、このリミット
スイッチをアウトリガの可動部(例えば、アウトリガベ
ース)により作動してアウトリガの降下位置を検出し、
これを運転席にあるランプの点灯により警報していた。
考案の目的 前記のような電気的警報のみによるものは、警報の見落
としなどにより、運転者がアウトリガのアウトリガベー
スを上昇した後に車両を発進させるという保証はなく、
そのため確実性を欠き、結局アウトリガの破損、積荷の
荷くずれ、車両の転倒などを生起する危険を確実に防止
できないものであり、また、走行中にアウトリガが自然
降下した場合の対応がなされていなかった。
本考案は、上記従来装置の欠点を解消し、アウトリガ下
降状態では強制的にトルクコンバータクラッチが遮断さ
れる車両を提供することを目的としたものである。
考案の構成 ブレーキマスクシリンダの作動に関連してトルクコンバ
ータクラッチを遮断作動するインチングバルブをブレー
キマスクシリンダの作動とは別個に、アウトリガのアウ
トリガベースの位置を機械的に検出し、前記インチング
バルブを遮断作動するリンク機構を作動可能としたこと
を要旨とするものである。
実施例 本考案をサイドフォークリフトトラックに適用した場合
の一実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図はサイドフォークリフトトラックの全体側面を示
し、図中1は中央部に凹部が形成された車体フレームで
あり、該車体1の凹部には車両の左右方向に移動可能な
マスト装置2が取付けられている、るまた、3はマスト
装置2にリフトブラケットを介して昇降可能に取付けら
れたフォーク、4は該フォーク3が出入りする側の車体
フレーム1に前後に配置されて取付けられたアウトリガ
、5は該アウトリガ4下端部に取付けられたアウトリガ
ベースであり、これらは従来のサイドフォークリフトト
ラックと同様に樹皮されている。
次に第2図について、本考案の特徴となる構成およびト
ルクコンバータクラッチの油圧回路を説明する。
まず、トルクコンバータクラッチの油圧回路部分につい
て説明すると、図中6は油圧源となる油圧ポンプ、7は
該油圧ポンプ6と管路8゜9を介して接続するセレクタ
バルブ、10は該セレクタバルブ7と管路11,12を
介して接続するトルクコンバータクラッチ、13は油圧
ポンプ6と管路8を介して接続するインチングバルブ、
14は油圧ポンプ6と管路8,15を介して接続するレ
ギュレータバルブ、さらに、16は前記セレクタバルブ
7とタンクTを接続するリターン管路、17は前記イン
チングバルブ13とタンクTを接続するリターン管路、
18は前記レギュレータバルブ14とタンクTとを接続
するリターン管路である。
このようなトルクコンバータクラッチの油圧回路におい
て、前記インチングバルブ13が図示の遮断側である(
II)位置(以下(It)位置と称する)にあれば、管
路8が遮断されているため、油圧ポンプ6から供給され
る油圧が、セレクタバルブ7を切り換えることにより管
路11あるいは管路12を通じてクラッチ10に供給さ
れ、車両を前進あるいは後進させる。
一方、セレクタバルブ7が切り換えられ、クラッチ10
に圧油が供給されて車両が前進あるいは後進している状
態において、前記インチングバルブ13を作動側である
(I)位置(以下(I)位置と称する)に切り換え作動
すると、油圧ポンプ6からの圧油は管路8、インチング
バルブ13、リターン管路17を通じてタンクTへ環流
され、クラッチ10への圧油の供給は停止されてクラッ
チ10は断となり、車両の駆動輪29は駆動力を断たれ
る。
次ぎに、前記インチングバルブ13を作aする機構につ
いて説明する。
この機構は、車体フレーム1に一端部がピン19により
回動可能に支承されたブレーキペダル20と、該ブレー
キペダル20の中間部とピン21により連結したピスト
ンロッド22を有するマスクシリンダ23と、該マスク
シリンダ23と管路24を介して連通ずるアクチュエー
タシリンダ25と、車両フレーム1に固定されたピン2
6に中間部が回動可能に支持され、一端部が前記インチ
ングバルブ13のバルブスプール13Aの先端部に当接
し、他端部がアクチュエータシリンダ25のピストンロ
ッド27に当接するリンク部材28とから戊り、運転者
がブレーキペダル20を踏み込むことにより、マスクシ
リンダ23内の圧油を管路24を通じてアクチュエータ
シリンダ25に供給し、アクチュエータシリンダ25の
ピストンロッド27によりリンク部材28をピン26を
回動中心として回動し、このリンク部材28により前記
インチングバルブ13のバルブスプール13Aを移動し
、インチングバルブ13を(I)位置へ切り換え作動す
る。
なお、前記マスクシリンダ23と駆動輪29に内装され
たフレーキジリンダ30とは管路31により連通されて
いるため、ブレーキペダル20の踏み込み操作により、
前記クラッチ10は断となるとともに駆動輪29に制動
力が与えられる。
次ぎに本考案の特徴となる構成について詳述する。
本考案の特徴は、前記ブレーキペダル20の踏み込み操
作とは関連せずに、アウトリガ4のアウトリガベース5
の位置に応じて前記インチングバルブ13を切り換え作
動できるように構威し、アウトリガベース5が降下して
いる時には前記インチングバルブ13を(I)位置に切
り換え、車両の前進あるいは後進を阻止できるようにし
たものである。
図中32は前記ピン26に中間部を回動可能に支承され
、一端部が前記インチングバルブ13のバルブスプール
中間部に固着されたピン33と当接し、他端部と車体フ
レーム1との間にスプリング34を介在させ、前記イン
チングバルブ13を常に(I)位置側へ切り換えるべく
付勢された作動レバー、35は該作動レバー32の他端
部と一端部がピン36を介して連結されたロッド部材で
あり、該ロッド部材35の他端部は中間リンク部材37
の中間部とピン38を介して連結されている。
一方、アウトリガ4近傍の車体フレーム1にはブラケッ
ト39により中間部がピン40にて回動可能に支承され
た前記アウトリガベース5の位置検出部材41がそれぞ
れ配設されており、図示のようにアウトリガベース5が
上昇位置にある時は、位置検出部材41の一端部がアウ
トリガベース5と当接するように構成されている。
さらに、位置検出部材41の他端部にはワイヤ42の一
端部が連結されているとともにこのワイヤ42の他端部
は車体フレーム1に固定されたブラケット43により互
いに離間した状態を保って、前記中間リンク部材37の
両端部にそれぞれ連結されており、両方のワイヤ42が
ゆるまなくとも一方のワイヤがゆるめば中間リンク部材
37はスプリング34の付勢力により作動レバー32を
十分に変位可能としている。
なお、図示のように、各アウトリガベース5がともに各
位置検出部材41の一端部に当接している状態では、各
ワイヤ42、中間リンク部材37、ロッド部材35を介
して前記作動レバー32はスプリング34の付勢力に抗
して回動され、前記インチングバルブ13が図示の(I
I)位置になるように各ワイヤ42、ロッド部材35の
長さを設定しである。
考案の効果 以上のような構成を有する本考案装置においてアウトリ
ガベース5の少なくとも一方が降下すれば、作動レバー
32はスプリング34の付勢力によりピン26を回動中
心としてX方向に回動し、インチングバルブ13を(I
)位置へ切り換え作動することになる。
従って、本願考案はアウトリガベース5がともに第2図
に示す上昇位置にない時、すなわち、アウトリガを接地
させて作業中、または走行中における油漏れ等によりア
ウトリガが自然降下した場合にはインチングバルブ13
が(I)位置に切り換えられることになり、この状態で
は前述のようにクラッチ10が接続されることはなく、
車両の前進あるいは後進は確実に阻止され、アウトリガ
と地面とが相対速度をもって接触することによるアウト
リガの損傷、積荷の荷くずれ、車両の転倒などを確実に
防止できる効果を奏する。
また、本考案は、中間リンク部材37、ロッド35、ワ
イヤ42を用いて複数の位置検出部材41の動きを簡単
な構成で独立的に、かつ確実にインチングバルブ13へ
伝達きるとともに、ブレーキペダル20の作動に連動す
る既存のインチングバルブ13を切換作動する構成を採
用しているので、特別な装置を付加することなく簡単な
構成で、耐久性があり、点検・保守が容易となる等の実
用上優れた効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は全体側面図、第
2図は、要部を示す油圧回路および機構概略図である。 1・・・・・・車体フレーム、4・・・・・・アウトリ
ガ、5・・・・・・アウトリガベース、10・・・・・
・トルクコンバータクラッチ、13・・・・・・インチ
ングバルブ、20・・・・・・ブレーキマスクシリンダ
、32・・・・・・作動L’バー、34・・・・・・ス
プリング、35・・・・・・ロッド部材、37・・・・
・・中間リンク部材、41・・・・・・位置検出レバー
42・・・・・・ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両の前後または左右方向に、下端部にアウトリガベー
    ス5を備えた各1個のアウトリガ4を配設し、かつ車体
    内部に、ブレーキマスクシリンダ23の作動に関連して
    トルクコンバータクラッチ10を遮断作動するインチン
    グバルブ13を備えた産業車両において、前記インチン
    グバルブ13の近傍に、前記マスクシリンダ23の作動
    とは別個に前記インチングバルブ13を作動させる作動
    レバー32を配設し、該作動レバー32に前記インチン
    グバルブ13を作動側に付勢するスプリング34を配設
    するとともに、該作動レバー32にロッド部材35の一
    端部を回動可能にピン連結し、ロッド部材35の他端部
    に中間リンク部材37の中間部を回動可能にピン連結し
    、さらに、前記アウトリガ4に近接した車体フレームに
    前記各アウトリガ4のアウトリガベース5が上昇時に一
    端部が当接し、前記スプリング34の付勢力に抗して回
    動される各位置検出レバー41を回動可能に配設すると
    ともに、各位置検出レバー41の各他端部と前記中間リ
    ンク部材37の両端部のそれぞれとをワイヤ42によっ
    て連結し、少なくとも一方のアウトリガ4が下降すると
    トルクコンバータクラッチ10が遮断されることを特徴
    とする産業車両におけるアウトリガ下降時の安全装置。
JP12583878U 1978-09-13 1978-09-13 産業車両におけるアウトリガ下降時の安全装置 Expired JPS6039315Y2 (ja)

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JPS5542629U JPS5542629U (ja) 1980-03-19
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