JPS6039177A - 腐食抑制方法 - Google Patents
腐食抑制方法Info
- Publication number
- JPS6039177A JPS6039177A JP14725483A JP14725483A JPS6039177A JP S6039177 A JPS6039177 A JP S6039177A JP 14725483 A JP14725483 A JP 14725483A JP 14725483 A JP14725483 A JP 14725483A JP S6039177 A JPS6039177 A JP S6039177A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acidic aqueous
- aqueous solution
- acid
- corrosion
- aqueous soln
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酸性水溶液の付着にともなう鉄系金属の腐食を
抑制する方法に関するものである。
抑制する方法に関するものである。
更に詳しくは無機酸および/または有機酸の酸性水溶液
を使用する場合において、使用環境に不可欠な鉄系金属
を腐食から守るために酸性水溶液の中に平均分子量り月
o、ooo〜175.000のポリビニルアルコールを
酸性水溶液中の酸成分に対して10〜200重量パーセ
ント添加し、公知の腐食抑制剤と併用添加することを特
徴とする、酸性水溶液の付着にともなう鉄系金属の腐食
を抑制する方法に関するものである。
を使用する場合において、使用環境に不可欠な鉄系金属
を腐食から守るために酸性水溶液の中に平均分子量り月
o、ooo〜175.000のポリビニルアルコールを
酸性水溶液中の酸成分に対して10〜200重量パーセ
ント添加し、公知の腐食抑制剤と併用添加することを特
徴とする、酸性水溶液の付着にともなう鉄系金属の腐食
を抑制する方法に関するものである。
本発明における無機酸としては、硫酸、塩酸、スルファ
ミン酸などが挙げられ、有機酸としてはヒドロキシ酢酸
、モノクロル酢酸、ジクロル内1酸クエン酸、プロピオ
ン酸、クロルプロピオン酸、エチレンジアミン四酢酸な
どが挙げられる。
ミン酸などが挙げられ、有機酸としてはヒドロキシ酢酸
、モノクロル酢酸、ジクロル内1酸クエン酸、プロピオ
ン酸、クロルプロピオン酸、エチレンジアミン四酢酸な
どが挙げられる。
従来から、これらの酸の希釈水溶液は、金属表面洗浄剤
として酸洗いや、化学プラントの化学洗浄に使用された
り、有機酸においては特に殺菌、消毒効果のあることか
ら農薬等として使用されている。
として酸洗いや、化学プラントの化学洗浄に使用された
り、有機酸においては特に殺菌、消毒効果のあることか
ら農薬等として使用されている。
通常、酸洗いや、化学洗浄の際には、腐食抑制剤(以下
インヒビターと称す)が添加されており金属の著しい腐
食を抑制している。がしかし、いずれのインヒビターも
、金属が酸性水溶液に浸漬した状態であれば、良好な抑
制効果を示すものの一度大気中に引き」ユげられ、酸性
水溶液が金属に付着した状態となると、たとえインヒビ
ターを添加していても、短時間で腐食し、発錆すること
から、酸洗い及び化学洗浄時の液の飛散による使用環境
の鉄系金属の腐食が問題であり又酸洗いにおいては、一
度酸洗いした鋼板は、すぐに中和洗浄を施す必要があり
、処理のコントロールがむずかしいという欠点があり化
学洗浄においても洗浄液を抜液した後は、すぐに中和洗
浄を行う必要があるため、非常に大規模なプラント洗浄
においては小単位のブロックでの洗浄、中和のくり返し
となり、多大な時間を要している。又農薬として希釈さ
れた酸性水溶液を散布する場合は酸性水溶液そのものを
散布するため、当然、使用環境の鉄系金属の腐食が問題
となっている。
インヒビターと称す)が添加されており金属の著しい腐
食を抑制している。がしかし、いずれのインヒビターも
、金属が酸性水溶液に浸漬した状態であれば、良好な抑
制効果を示すものの一度大気中に引き」ユげられ、酸性
水溶液が金属に付着した状態となると、たとえインヒビ
ターを添加していても、短時間で腐食し、発錆すること
から、酸洗い及び化学洗浄時の液の飛散による使用環境
の鉄系金属の腐食が問題であり又酸洗いにおいては、一
度酸洗いした鋼板は、すぐに中和洗浄を施す必要があり
、処理のコントロールがむずかしいという欠点があり化
学洗浄においても洗浄液を抜液した後は、すぐに中和洗
浄を行う必要があるため、非常に大規模なプラント洗浄
においては小単位のブロックでの洗浄、中和のくり返し
となり、多大な時間を要している。又農薬として希釈さ
れた酸性水溶液を散布する場合は酸性水溶液そのものを
散布するため、当然、使用環境の鉄系金属の腐食が問題
となっている。
本発明者は、このような欠点を鑑み、鋭意研究の結果、
酸性水溶液に公知のインヒビターとポリビニルアルコー
ルを併用することにより酸性水溶液の付着にともなう鉄
系金属の腐食を抑制することを見い出し本発明に至った
。
酸性水溶液に公知のインヒビターとポリビニルアルコー
ルを併用することにより酸性水溶液の付着にともなう鉄
系金属の腐食を抑制することを見い出し本発明に至った
。
本発明での腐食抑制機構は、酸性水溶液が金属ニ付着し
た際、水溶液中のポリビニルアルコールが金属表面」二
において安定な湿潤薄膜を形成するために、併用したイ
ンヒビターが長時間、充分な性能を発揮するためである
と推定されしかも、酸洗い時におけるサビの除去や化学
洗浄時のスケール除去に際しては、何んら障害にならな
い。
た際、水溶液中のポリビニルアルコールが金属表面」二
において安定な湿潤薄膜を形成するために、併用したイ
ンヒビターが長時間、充分な性能を発揮するためである
と推定されしかも、酸洗い時におけるサビの除去や化学
洗浄時のスケール除去に際しては、何んら障害にならな
い。
本発明で添加するポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビ
ニルをアルカリ、酸、アンモニア水などでケン化するこ
と等により得られる。
ニルをアルカリ、酸、アンモニア水などでケン化するこ
と等により得られる。
平均分子量が1.0.000〜175.000の水溶性
高分子化合添加量は、酸性水溶液の酸成分に対して10
〜200重量パーセントの範囲であり、望ましくは、5
0〜100重量パーセントの範囲である。
高分子化合添加量は、酸性水溶液の酸成分に対して10
〜200重量パーセントの範囲であり、望ましくは、5
0〜100重量パーセントの範囲である。
本発明に併用添加されるインヒビターとしてはジエチル
チオウレア、ジブチルチオウレア、ジフェニルチオウレ
ア、エチレンチオウレア等のチオウレア系化合物や、ド
デシルアミン、ヘキサデシルアミン、ステアリルアミン
、牛脂アミン等の脂肪族アミン系化合物、ベンゾチアゾ
ール、2−メルカプトベンゾチアゾール等のチアゾール
系化合物などが挙げられる。もちろん、公知のインヒビ
ターであれば、いずれを併用添加しても差し支えな(、
本願記載のインヒビターに限定されろものではない。
チオウレア、ジブチルチオウレア、ジフェニルチオウレ
ア、エチレンチオウレア等のチオウレア系化合物や、ド
デシルアミン、ヘキサデシルアミン、ステアリルアミン
、牛脂アミン等の脂肪族アミン系化合物、ベンゾチアゾ
ール、2−メルカプトベンゾチアゾール等のチアゾール
系化合物などが挙げられる。もちろん、公知のインヒビ
ターであれば、いずれを併用添加しても差し支えな(、
本願記載のインヒビターに限定されろものではない。
以下実施例において、本発明の詳細な説明する。
テストピースとして、軟鋼板(SPCC) 50X10
X 1 mmを使用し、耐水研磨紙#320で研磨後、
アセトンで脱脂し、試験に供する。
X 1 mmを使用し、耐水研磨紙#320で研磨後、
アセトンで脱脂し、試験に供する。
あらかじめ各項に記載の酸性水溶液にポリビニルアルコ
ールを添加溶解させ次いで、インヒビターを添加(溶解
し難いものは、可溶化溶媒にて可溶化させる)し、均一
な酸性水溶液とし、テストピースを10秒間浸漬し次に
引き上げ、屋内にて曝露した後、2日目、100日目発
錆を目視で観察判定した。
ールを添加溶解させ次いで、インヒビターを添加(溶解
し難いものは、可溶化溶媒にて可溶化させる)し、均一
な酸性水溶液とし、テストピースを10秒間浸漬し次に
引き上げ、屋内にて曝露した後、2日目、100日目発
錆を目視で観察判定した。
判定 全く発錆なし ○
わずかに発錆 △
全体にひどく発錆 ×
ポリビニルアルコール:信越化学社製
実施例から見てもわかるように本発明により酸性水溶液
が付着したままの状態であっても、長時間にわたって腐
食を抑制することが可能であり金属表面洗浄や農薬関係
で問題となっている、使用環境の腐食を著しく軽減する
ものである。
が付着したままの状態であっても、長時間にわたって腐
食を抑制することが可能であり金属表面洗浄や農薬関係
で問題となっている、使用環境の腐食を著しく軽減する
ものである。
特許出願人 三新化学工業株式会社
513−
Claims (1)
- 無機酸および/または有機酸の酸性水溶液の中に平均分
子量が10.000 にoooのポリビニルアルコール
を酸性水溶液中の酸成分に対して、10〜200重量パ
ーセント添加し、公知の腐食抑制剤と併用添加すること
を特徴とする酸性水溶液の付着にともなう鉄系金属の腐
食抑制方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14725483A JPS6039177A (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 腐食抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14725483A JPS6039177A (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 腐食抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6039177A true JPS6039177A (ja) | 1985-02-28 |
Family
ID=15426068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14725483A Pending JPS6039177A (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 腐食抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102312244A (zh) * | 2011-09-26 | 2012-01-11 | 张啸 | 一种热力设备运行清洗剂及其应用 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS549129A (en) * | 1977-06-24 | 1979-01-23 | Nippon Steel Corp | Method of treating surface of zinc or zinc alloyplated steel plate |
JPS5457437A (en) * | 1977-10-18 | 1979-05-09 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Rust preventive |
JPS5589478A (en) * | 1978-12-28 | 1980-07-07 | Japan Organo Co Ltd | Preventing method of corrosion for metal under water |
-
1983
- 1983-08-10 JP JP14725483A patent/JPS6039177A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS549129A (en) * | 1977-06-24 | 1979-01-23 | Nippon Steel Corp | Method of treating surface of zinc or zinc alloyplated steel plate |
JPS5457437A (en) * | 1977-10-18 | 1979-05-09 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Rust preventive |
JPS5589478A (en) * | 1978-12-28 | 1980-07-07 | Japan Organo Co Ltd | Preventing method of corrosion for metal under water |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102312244A (zh) * | 2011-09-26 | 2012-01-11 | 张啸 | 一种热力设备运行清洗剂及其应用 |
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