JPS6039012B2 - タンク組立用単位板の製造法 - Google Patents

タンク組立用単位板の製造法

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JPS6039012B2
JPS6039012B2 JP53061425A JP6142578A JPS6039012B2 JP S6039012 B2 JPS6039012 B2 JP S6039012B2 JP 53061425 A JP53061425 A JP 53061425A JP 6142578 A JP6142578 A JP 6142578A JP S6039012 B2 JPS6039012 B2 JP S6039012B2
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JP
Japan
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resin
paint
mold
uncured
thermosetting resin
Prior art date
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Expired
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JP53061425A
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English (en)
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JPS54152074A (en
Inventor
一夫 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Koji KK
Original Assignee
Sekisui Koji KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、遮光性を改良したタンク組立用単位板の製
造法に関するものである。
タンク等の大形容器を、多数の単位板から組立てること
は既に行なわれている。
このような単位板としては、直角四辺形の基板の四周に
直立接合緑のみを設けた浅い箱状単位板(実公昭40−
2740び号)、または、直角四辺形の基板の四周に傾
斜接合緑を設け、その先に直立接合緑を設けた浅し、箱
状単位板(実公昭42−3963号)が用いられた。こ
れらの単位板は、鉄のような金属または合成樹脂で作ら
れた。ところが、上記の単位板を金属で作ると、鏡び易
いという欠点があった。
一方、上記の単位板を合成樹脂で作ると、合成樹脂は光
を透過する性質を有するので、この単位板から組立てた
貯水用タンクは、内部に藻類が繁殖するという欠点があ
った。そこで、合成樹脂製単位板の透光率を少なくする
ために、単位板の表面に黒色の塗料を塗布することが考
えられた。しかし、合成樹脂製単位板の表面は、極めて
滑らかたあるため、塗料が付着し難く、塗布が困難であ
り、たとえ塗布できたとしてもすぐに剥離するという欠
点があった。この発明者は、上記の欠点を改善すること
を考えた。そして、合成樹脂として熱硬化性樹脂を用い
、熱硬化性樹脂の未硬化物を硬化させて単位板を作る際
に、未硬化物まだ完全に硬化する前に塗料を塗布し、し
かもその塗料として、熱硬化性樹脂の未硬化物に黒色顔
料を混合して練り合わせたものを用いると、樹脂の硬化
後に塗料が剥離しないことを、実験により確認した。こ
の発明は、このような確認に基づいてなされたものであ
る。すなわち、この発明は、夫板または底板とこれに連
なる側壁とを備えた型の型面全体に雛型剤とゲルコート
用樹脂とを塗布し、その上にガラス繊維を当接して型面
全体を覆い、ガラス繊維に熱硬化性樹脂の禾硬化物を含
浸させ、未硬化物がやや硬化したとき、熱硬化性樹脂の
未硬化物と黒色粉末とを練合してなる塗料を塗布し、未
硬化物の硬化後に、こうして得られた成形体を型から引
離すことを特徴とする、タンク組立用単位板の製造法で
ある。この発明の方法を、図面に基づいて説明すると、
次の通りである。
第1図は、この発明の方法の−実施態様を示す一部切欠
斜視図である。この発明の方法によってタンク組立用単
位板を作るには、まず第1図に示す手積み成形用型1の
型面全体に、雛型剤(図示省略)とゲルコート用樹脂2
とを塗布する。型1としては、作ろうとする浅い箱状単
位板の内壁面に対応する天板と側壁面とを備えたものが
用いられる。その代りに、浅い箱状単位板の外壁面に対
応する底板と側壁面とを備えた型を用いてもよい。また
、図示したように、側壁面は、途中で屈曲していてもよ
い。離型剤としては、ワックス類が多く用いられる。ま
た、ゲルコート用樹脂2としては、ェポキシ系樹脂また
はポリエステル系樹脂に充填材、微粉末シリカ等を添加
したものが繁用される。樹脂の厚みは、0.3なし・し
0.5脚程度が適当である。塗布は、スプレイまたは刷
毛の何れによってもよい。上記の樹脂がやや硬化したと
き、その上にガラス繊維(例えばマット)3を当接して
、型面全体を覆い、これに熱硬化性樹脂の未硬化物4を
含浸させる。これを必要回数くり返し、押しならして脱
泡する。ここで用いる熱硬化性樹脂としては、不飽和ポ
リエステル樹脂が繁用される。不飽和ポリエステル樹脂
の未硬化物とは、例えばマレィン酸のような不飽和多塩
基性酸のェステルに、スチレン単量体のようなビニルモ
ノマ−を加え、硬化剤および硬化促進剤を加えたもので
ある。この未硬化物には、充填材および白色に近い顔料
が添加されてもよい。上記の未硬化物4がやや硬化した
とき、その上に熱硬化性樹脂の未硬化物に黒色粉末を練
合してなる塗料5を塗布する。
黒色粉末としては、カーボンブラックまたは黒色顔料が
用いられる。カーボンブラックは、予じめ油状物と練合
して糊状にしたものを用いるのが便利である。一例を示
すと、次のような組成の塗料が用いられる。不飽和ポリ
エステル樹脂末硬化物 2kgカーボンブラック(
糊状に練合したもの)60夕 スチレン単量体 100cc塗料の
厚みは、平均0.1ないし0.3側程度が好ましい。
塗布は、スプレィまたは刷毛の何れによってもよい。ま
た、塗料を数回くり返して塗布してもよい。なお、塗料
を塗布するのは、単位坂の全面に亘るのが好ましいが、
接合線を除いた薮液面のみに塗布してもよい。塗料を塗
布した後、乾燥炉に入れて未硬化物を完全に硬化させ、
離型すると、所望の単位板が得られる。
上記の方法において、単位板としては、基板の周緑に、
直立接合緑のみを設けたもの、直立接合緑と傾斜接合緑
とを設けたもの、または、直立接合縁と傾斜接合緑の何
れか一方を設けたもの等、種々のものを作ることができ
る。
また、基板に傾斜、凹凸等を設けたものも作ることがで
きる。さらに、基板の形状は、直角四辺形以外に、扇形
、円形等であってもよい。この発明の方法により得られ
た単位板は、片面に黒色粉末を含む塗料が塗布されてい
るので、光を通さない。
それ故、これを用いて貯水用タンクを組立てると、内部
に藻類が繁殖し難い。また、塗料は黒色粉末と熱硬化性
樹脂の未硬化物とを糠合して作られ、単位板本体も熱硬
化性樹脂から作られてし、ので、塗料のなじみもよい。
しかも、本体を作る樹脂が完全に硬化する前に塗料を塗
布するので、塗料や強固に接着する。それ故、樹脂の硬
化後に塗料が剥離するおそれがない。この発明は、上記
の点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の方法の一実施態様を示す一部切欠
斜視図である。 図において、1は型、2はゲルコート用樹脂、3はガラ
ス繊維、4は熱硬化性樹脂の未硬化物、5は熱硬化性樹
脂の未硬化物と黒色粉末とを練合してなる塗料である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 天板または底板とこれに連なる側壁とを備えた型の
    型面全体に離型剤とゲルコート用樹脂とを塗布し、その
    上にガラス繊維を当接して型面全体を覆い、ガラス繊維
    に熱硬化性樹脂の未硬化物を含浸させ、未硬化物がやや
    硬化したとき、熱硬化性樹脂の未硬化物と黒色粉末とを
    練合してなる塗料を塗布し、未硬化物の硬化後に、こう
    して得られた成形体を型から引離すことを特徴とする、
    タンク組立用単位板の製造法。
JP53061425A 1978-05-22 1978-05-22 タンク組立用単位板の製造法 Expired JPS6039012B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0293413A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Hitachi Ltd 光伝送モジュール及び光コネクタ
JPH04261505A (ja) * 1991-01-24 1992-09-17 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバコネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58125488A (ja) * 1982-01-22 1983-07-26 大日本インキ化学工業株式会社 耐候性に優れる貯蔵容器用パネル
DE3317501A1 (de) * 1982-10-30 1984-05-10 Elring Dichtungswerke Gmbh, 7012 Fellbach Zylinderkopfdichtung sowie verfahren zu ihrer herstellung

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