JPS6038656Y2 - 鋼片加熱炉の炉床構造 - Google Patents

鋼片加熱炉の炉床構造

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JPS6038656Y2
JPS6038656Y2 JP6968882U JP6968882U JPS6038656Y2 JP S6038656 Y2 JPS6038656 Y2 JP S6038656Y2 JP 6968882 U JP6968882 U JP 6968882U JP 6968882 U JP6968882 U JP 6968882U JP S6038656 Y2 JPS6038656 Y2 JP S6038656Y2
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JP
Japan
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hearth
heating furnace
skid
refractory
furnace
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Application number
JP6968882U
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JPS58172454U (ja
Inventor
勲 坂口
学 町田
博 袋瀬
文寛 高山
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼片加熱炉における炉床の機械的損傷を防止
腰耐用性の向上を企図したものに関する。
周知のように各種鋼片(ビレット)の加熱炉においては
、その炉床構造として炉枠上に断熱キャスタブルを介し
て耐火煉瓦が最上層となるように断熱、耐火煉瓦の複層
を積層状に構威し、コーナ一部に耐火キャスタブルを配
した炉床構造を採用しているのであり、炉床上に装入さ
れた鋼片は移動炉床の反復運動によって固定炉床上を定
距離宛移動して進行するので、重量のある鋼片が直接耐
火煉瓦や耐火キャスタブルに接触する事と相まって、炉
床に対して機械的な損傷が加わり易く、更に加熱炉にお
ける鋼片装入側においては、冷たい鋼片が加熱炉内に装
入された時に生じる水滴による熱的スポーリング現象、
即ち耐火物が不均一な加熱または冷却を受けた時に内外
部の熱膨張の差によって生じた歪によって、亀裂が入っ
たり表面が欠落したりする現象を生じ、特に炉装入側か
ら2〜2.5肌程度の範囲内での炉床耐火物が大きな損
傷を受けるのであり、このため加熱炉の修理が必須とさ
れるのである。
かかる炉床の修理工事は所謂炉修と呼ばれている大工事
に属し、人件費、資材費の他に、最短でも7〜8日間に
亘るライン停止が必要で、これに伴なう生産ダウンもあ
って、可及的その炉修回数を減らす事が望ましいのであ
るが、炉床損傷は他に比べて早いため、通常年3〜4回
程度の炉修を余儀なくされている現状である。
本考案はこのような鋼片加熱炉における炉床損傷、特に
その装入側における損傷に対し、炉床構造を改善するこ
とによって損傷の低減と耐用性の向上とを可能としたも
のであり、従ってその特徴とする処は、加熱炉の鋼片が
装入される側に、耐熱ステンレス鋼製のスキッドをその
上面が上方に露出するように炉床の長手方向に複数本間
隔をもたせて埋設するとともに、前記スキッドの少なく
とも両端部を同じく炉床に埋設した受は台によって下方
より支持し、前記スキッドに設けた長孔に取付棒を係止
させることによってスキッドを受は台に取付けた点にあ
る。
以下図示の実施例に基いて本考案を詳述すると、第1図
乃至第3図は本考案を実施する鋼片加熱炉における鋼片
(ビレット)の装入側要部において、従来施工されてい
る炉床構造例を示したものであり、加熱炉本体1の炉室
1a内には、第1図示のように装入鋼片2を支承する複
数個の固定炉床3群と、固定炉床3,3の間に配置され
る昇降進退自在な移動炉床4群とが、図示に向って右方
向に延びる炉長生方向に亘って交互並列状に配設され、
固定炉床3群は何れも第3図示のように固定型枠5上に
断熱キャスタブル6を介して断熱煉瓦層7耐火煉瓦層8
の複数層が積層状に構築され、最上面を耐火煉瓦層8と
し、更にコーナ一部には耐火キャスタブル9が付設され
たもので、各炉床3はその耐火煉瓦層8における最上面
、即ち鋼片2の支承面が同一レベルに並ぶようにされ、
10は水冷パイプを示している。
これに対し移動炉床4においては、その断熱キャスタブ
ル6断熱煉瓦層7耐火煉瓦層8、耐火キャスタブル9お
よび水冷パイプ10による炉床構造は全く同一であるが
、移動型枠11上に設けられることによって、同移動型
枠11を昇降進退させる既知のリフト機構12を介し、
第2図に示すように上昇イ→前進ロ→下降ハ→後退二に
よる昇降進退運動を反復するようにされ、かつその耐火
煉瓦層8における最上面、即ち鋼片2の支承面を、固定
炉床3におけるそれより低位(約90wn程度)として
置くことにより、第1図および第2閣に示した装入側に
おける鋼片装入用ローラテーブル13および炉尻ブツシ
ャ14によって、固定炉床3群と同一レベルのローラテ
ーブル13上に装入された図例では2本の鋼片2,2を
、先ず炉尻ブツシャ14によって第2図示のようにLな
る送りストロークによって固定炉床3上に送入させ、以
後は移動炉床4群をリフト機構12によって上昇イさせ
て鋼片2を支持させ、次いで1なる前進ストロークの前
進口によって、鋼片2を前方に移動させ、この前進口位
置より一旦下降ハして鋼片2より離れ、1なる後退スト
ロークの後退二によって旧位に戻る昇降進退運動の反復
によって、鋼片2を次々に1なるストローク行程のもと
に炉室1a内を進行させて、図示省略しであるが加熱炉
本体1の出口側に移動する間に、予熱処理を始めとする
必要な熱処理を行なうものである。
このような従来の炉床構造では、その固定、移動炉床3
,4群における鋼片2と接触する最上位の耐火煉瓦層8
やコーナ一部の耐火キャスタブル9等は、鋼片2群との
絶間ない接触摺擦によってその機械的損傷はいうまでも
なく激しいものがあり、更には先にも述べたように装入
側においては、冷たい鋼片2が装入されるので、炉室1
a内の熱雰囲気によって生じる水滴のため、熱スポーリ
ング現象を生じるのであり、両々相まって炉床3,4の
損傷は著しいものがあり、このため大規模な炉修作業を
年間3〜4回も行なわねばならないのであり、加熱炉に
おけるランニングコストを著しく押上げるとともに生産
計画遂行上の大きな妨げともなるのである。
本考案はこの欠点を解消するために第4図、第5図およ
び第6図に例示するような炉床構造を提案するものであ
る。
即ち固定炉床3並びに移動炉床4において、図例では移
動炉床4には1本、固定炉床3には2本のように、炉本
体1の装入側から適長(例えば2〜3m程度)に亘って
、炉床3.4内に適宜の間隔を置いて耐熱ステンレス鋼
製のスキッド15の複数本を、その上面が炉床上面に露
出するように、詳しくは炉床3,4における耐火煉瓦層
8の上面と同高以上に露出するように埋設するものであ
り、このさい第4図示のように幅員の広い固定炉床3側
ではその断熱煉瓦層7耐火煉瓦層8の設置幅員を削減し
、これらスキッド15を耐火キャスタブル9内に埋める
ようにし、また幅員の狭い移動炉床4側では煉瓦層7゜
8を省略して耐火キャスタブル9内に埋めるようにして
もよいが、これらはかかる炉床3,4の幅員に応じて適
宜設定可能である。
またこのスキッド15の埋設に当っては、これを下方よ
り支持するために炉床3,4における型枠5,11を利
用して、同型枠5,11上に図示のように複数個の受は
台16を立設状に取付け、この受は台16における桶型
受溝16 aによって、少なくともスキッド15の長さ
方向における両端を受は止めるようにするとともに、そ
の固定支持に当ってはスキッド15側に長孔15aを開
設腰回長孔15aに前記受は台16の桶型受溝16aの
両側壁に亘って貫通固定可能なボルト・ナツト等による
取付棒17を挿通係止させることによって行なうように
したものである。
このような取付構造とするのは、スキッド15の熱によ
る伸びを考慮したものであり、このためには更に第5,
6図に例示するようにスキッド15をその必要全長にお
いて2分割型式のものとしてもよく、こうすることによ
って熱による伸びに対して好適に対応できることになる
また第4図示のようにスキッド15の埋設個所において
耐火キャスタブル9のみを用いれば、耐火煉瓦構築を削
減乃至省略できて施工を容易化することにもなるが、勿
論耐火煉瓦層内にかかるスキッド15を位置させても構
わない。
更に図示省略しであるがスキッド15と耐火キャスタブ
ル9との間に耐熱セラミックファイバー製のフェルト等
を耐熱耐火目地として用いれば、加熱高温にも焼けずに
残るので、膨腸代のみならず、炉を冷却したさいのスキ
ッド15とキャスタブル9との間隙を充填する点でより
効果的である。
尚第5図において18で示したものは、スキッド15の
長手方向一端側の底部に一体に形成した凸部で、橋形受
溝16aの底面に開設した長孔16bに係合させである
が、これは必要に応じて設けるに止まる。
また前記した受は台16は型枠5,11上に固定状に立
設するので、この受は台16は勿論断熱キャスタブル6
および耐火キャスタブル9内に完全に埋設されることに
なる。
本考案による新しい炉床構造によれば、その上面を炉床
上面に露出させたスキッド15群によって、装入鋼片2
の支承並びに移動が行なわれることになるので、耐火物
による炉床構造の機械的損傷は絶無に等しく減少される
とともに、鋼片重量が直接耐火煉瓦層8や耐火キャスタ
ブル9に加重されることがないので、先に述べた熱スポ
ーリング現象の誘起も有効に防止されることになり、従
来のこの種加熱炉において見られる耐火物炉床構造の物
理的、機械的な損傷はきわめて強力に予防でき、その耐
用性を著しく向上され、年1回の定期点検における部分
的な耐火キャスタブルの打ち替え補修等のみで足り、従
来のような炉修は全く不要となり、4〜5年に亘る同一
炉床の継続使用が部分的修理のみで可能となったもので
あり、これによって鋼片加熱炉におけるライニングコス
トを大きく引き下げることができ、生産計画の円滑な進
行、効率的な稼動による生産コストの低減も可能となる
ものであって、鋼片加熱炉における炉床構造としてきわ
めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼片加熱炉装入側要部の縦断側面図、第2図は
同装入部分の拡大詳細図、第3図は同装入側要部におけ
る炉床の横断側面図、第4図は本考案炉床構造要部の横
断側面図、第5図は同縦断側面図、第6図は同スキッド
要部の平面図である。 1・・・・・・加熱炉本体、2・・・・・・鋼片、3・
・・・・・固定炉床、4・・・・・・移動炉床、6・・
・・・・断熱キャスタブル、7・・・・・・断熱煉瓦層
、8・・・・・・耐火煉瓦層、9・・・・・・耐火キャ
スタブル、15・・・・・・スキッド、16・・・・・
・受は台、15a・・・・・・長孔、16a・・・・・
・桶型受溝、17・・・・・・取付棒(ボルト・ナツト
)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱炉の鋼片が装入される側に、耐熱ステンレス鋼製の
    スキッドをその上面が上方に露出するように炉床の長手
    方向に複数本間隔をもたせて埋設するとともに、前記ス
    キッドの少なくとも両端部を同じく炉床に埋設した受は
    台によって下方より支持し、前記スキッドに設けた長孔
    に取付棒を係止させることによってスキッドを受は台に
    取付けたことを特徴とする鋼片加熱炉の炉床構造。
JP6968882U 1982-05-11 1982-05-11 鋼片加熱炉の炉床構造 Expired JPS6038656Y2 (ja)

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JPS58172454U JPS58172454U (ja) 1983-11-17
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