JPH0339480Y2 - - Google Patents

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JPH0339480Y2
JPH0339480Y2 JP13275485U JP13275485U JPH0339480Y2 JP H0339480 Y2 JPH0339480 Y2 JP H0339480Y2 JP 13275485 U JP13275485 U JP 13275485U JP 13275485 U JP13275485 U JP 13275485U JP H0339480 Y2 JPH0339480 Y2 JP H0339480Y2
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skid
slab
skid rail
rail
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加熱炉内の、スキツドレール上を移動
する鋼片等の被加熱材に発生するスキツドマーク
を軽減するのに有効なスキツドレール用スライダ
ーに関する。
(従来の技術) 多数の鋼片を炉内を搬送しながら順次連続的に
所定の圧延温度に加熱してゆく連続式加熱炉には
従来より第3図(イ縦断側面図、ロA−A断面矢
視図)に示すプツシヤー式、第4図(鋼片移送方
向直角断面図)に示すウオーキングビーム式等が
ある。
プツシヤー式加熱炉1aは、炉床に敷設したス
キツドレール2上に鋼片3をのせ、後続の鋼片の
後押しによつて摺動推進させるものであり、ウオ
ーキングビーム式加熱炉1bは、移動スキツド4
aの矩形状サイクル運動によつて、固定スキツド
4b上に載置した鋼片3を炉の出側へと移動させ
る搬送方式のものである。
ところが、このような従来の連続式加熱炉で加
熱された鋼片は、前記スキツドレール2(第3
図)や移動、固定スキツド4a,4b(第4図)
など炉内搬送設備との接触部分に、温度が低く暗
褐色な所謂スキツドマークを生じる。これは上記
スキツドレール2等の炉内搬送設備が熱溶損を防
止する必要上強制的に冷却されているからである
が、このようなスキツドマークの生じた鋼片は、
圧延時に製品の寸法精度を悪化する等、製品の品
質に著しい悪影響を及ぼすため、従来よりスキツ
ドマークを防止することが望まれてきた。
(考案の解決しようとする問題点) 連続加熱炉の1つであるプツシヤー式加熱炉を
例にとつて、スキツドマークについて今少し詳し
く述べると、第3図イ,ロにおいてスラブ鋼片3
は装入口26よりプツシヤーに押込まれて、バー
ナー28a,28b,28cにて加熱された炉内
に入り、加熱帯10均熱帯18を通つて抽出口1
9にまで運搬される。加熱帯10ではスラブ鋼片
3は水冷パイプのスキツドレール2上を後続材料
に押されて移送されるが、同一スキツド上を移動
する以上、どうしてもスキツドマークの発生を防
ぐことができない。それ故、従来のスキツドマー
ク除去手段として、例えばスキツドレールの配列
を材料送りと直角方向にシフトさせスキツドレー
ルのスラブ接触位置を変える場合もある。しかし
ながら、このような対策ではシフトの長さが数m
あるため、やはりスキツドマークは残り、均一な
厚みの圧延材を得ることができなかつた。
ところで、従来から、スキツドレールを摩耗よ
り保護するためにスキツドレールの上にスライダ
ーがレール上面を蔽うごとく設けられている。厳
密に言えば、スキツドマークの発生原因は加熱材
料の裏面がスライダーの上面の平面部と接触し冷
却されることにある。
本考案は、このスキツドレール用スライダーに
改良を加えてスキツドレール配列を横方向にシフ
トさせるのと同等のスキツドマーク軽減効果を得
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案のスキツドレール用スライダーは加熱炉
床に被加熱材を移送するため敷設されたスキツド
レール2に装着されるスライダーの上面が左右で
独立した勾配を有し、一方の上面を材料移送方向
に向つて上昇勾配、他方の上面を下降勾配とし、
かつ両方の上面が側方から見てほぼ中央において
交差するよう構成した点に特徴がある。
本考案の構成を第1図にて説明する。第1図
イ,ロ,ハは第3図イに示されるB部の拡大図
で、スキツドレール付近の構造の詳細を示し、イ
は平面図、ロは側面図、ハはロ図のC−C断面矢
視図である。
同図によれば、断熱材30で包まれた水冷スキ
ツドレール2のひれ部23に、本考案のスライダ
ー5がボルト又はピン24にて締着されている。
スライダー5は耐熱鋳鋼製とし、その縦方向の
長さはプツシヤー移送されるスラブの巾より短か
くしてある。
スライダー5の上面は第1図ハの左半分7aに
おいてはスラブの移送方向9に対して下降勾配を
もち、右半分7bにおいてはスラブの移送方向に
対して上昇勾配をもつ。そしてその各々の上面7
a,7bは側面より見て(ロ図)ほぼスライダー
長さ方向のほぼ中央12で交差する如く構成され
ている。
上面7a,7bに勾配の方向に互いに逆方向で
も良い。
また、スライダー5はこの実施例では一体構造
となつているが、その独立した上面7a,7bに
対応させて左右2分割のセパレート構造としても
よい。ただし、セパレート構造とした場合は一体
構造とした場合に比べて、スキツドレールに装着
したときの強度が低下することはやむを得ない。
(作用) 以上の如く構成された本考案のスライダーの作
用を第2図イ,ロにて説明する。同図イは側面図
で、スライダーの上をスラブ3が矢印9方向にプ
ツシヤー移送されてくる様子を示し、ロはスラブ
3とスライダー5との接触部を模式的に示す平面
図である。
スライダー5の上を移動するスラブ3は、スラ
イダー5の上面7aに対しては13a、上面7b
に対しては13bの2箇所で接触する。
スライダー5の上面7a,7bが摩耗していな
いときは、これらの接触部13a,13bの接触
面積は共に小さい。小さい接触面積であるのでス
キツドマークの原因になる高温スラブの冷却作用
は小面積の局部に限定され、スキツドマークが大
巾に軽減される。またたとえ長時間使用によつて
スライダー5の上面7a,7bが摩耗し、接触部
13a,13bが第2図ロの矢印17a,17b
のように中央12の方向へ拡がつて行つたとして
も、中央12を超えることはない。したがつてス
ラブ3とスライダー5の接触面積は、破線ハツチ
ングで示すスライダー総上面積25の半分以下に
抑えられ、最低でも従来のスキツドマークを半減
させることができるのである。
なおスライダー5の上面7a,7bの傾斜の度
合は摩耗高さ20mm〜30mmで接触部13a,13b
の接触面積が上記総上面積の半分に収まるように
つけた。
このスライダー5がプツシヤー式加熱炉以外の
例えばウオーキングビーム加熱炉等にも適用でき
ることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案のスキ
ツドレール用スライダーは被加熱材との接触面積
を小さくしスキツドマークを確実に減少させるの
みならず、既設スキツドレール上に簡単に取付け
ることができ、付け替えも容易であるから、その
適用に際して加熱炉の大巾な改造をする必要がな
いという運転上、操業上の大きな利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスライダーの一例を示し、イ
は平面図、ロは側面図、ハはC−C断面矢視図で
ある。第2図は本考案の作用を説明するもので、
イは側面図、ロはスラブ3とスライダー5との接
触部を模式的に示す平面図、第3図はプツシヤー
式連続加熱炉でイは縦断側面図、ロはA−A断面
矢視図、第4図はウオーキングビーム式連続加熱
炉の鋼片移送方向直角断面図である。 1a:プツシヤー式加熱炉、1b:ウオーキン
グビーム加熱炉、1:スキツドレール、3:スラ
ブ(鋼片)、4a:移動スキツド、4b:固定ス
キツド、5:スライダー、7a,7b:上面、
9:移送方向、10:加熱帯、12:中央、13
a,13b:スラブとの接触部、17a,17
b:摩耗面の進行、18:均熱帯、19:押出
口、23:ひれ部、24:固定ボルト又はピン、
25:最大スライダー総上面積、26:装入口、
28a,28b,28c:バーナ、30:断熱
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱炉炉床に被加熱材を移送するため敷設され
    たスキツドレール2に装着されるスライダー5の
    上面がその左右で独立した勾配を有し、一方の上
    面7aを材料移送方向に向つて上昇勾配、他方の
    上面7bを下降勾配とし、かつ両方の上面7a,
    7bが側方より見てほぼ中央12において交差す
    るよう構成されていることを特徴とするスキツド
    レール用スライダー。
JP13275485U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0339480Y2 (ja)

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JP13275485U JPH0339480Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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JP13275485U JPH0339480Y2 (ja) 1985-08-29 1985-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS6241061U JPS6241061U (ja) 1987-03-11
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