JPS6038654Y2 - 製鋼炉の流体供給装置 - Google Patents

製鋼炉の流体供給装置

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JPS6038654Y2
JPS6038654Y2 JP13942581U JP13942581U JPS6038654Y2 JP S6038654 Y2 JPS6038654 Y2 JP S6038654Y2 JP 13942581 U JP13942581 U JP 13942581U JP 13942581 U JP13942581 U JP 13942581U JP S6038654 Y2 JPS6038654 Y2 JP S6038654Y2
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泰造 筒井
学 坂本
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川崎重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、製鋼法、したがって、型式も種々異なる、ト
ラニオン・リングを備えた、転炉(以下1製鋼炉ヨと総
称する。
)で必要とする精錬用酸素、冷却用炭化水素ガスおよび
冷却水などの流体を供給するため、製鋼炉炉体を支持し
、旋回駆動するトラニオン軸に穿設された軸孔を内通し
て配管され、外部端に回転継手、内部端に連結管体がそ
れぞれ連結された複数の流体管を含んでなる、改良され
た流体供給装置に関するものである。
たとえば、既設のLD転炉を炉底吹込型のものに転換し
ようとするとき、あるいは底吹転炉を製作しようとする
場合には、その炉底などに羽目を設け、炉体内に噴出さ
せる精錬用酸素、微粉砕した媒溶剤ならびにそれら羽口
先端およびそれら羽目を取り囲む内張耐火材を冷却する
ためのプロパンの如き炭化水素ガスその他の供給源とそ
れら羽目とを連絡させなければならない。
ところで、トラニオン・リングを備えたこの種の製鋼炉
においては、かかる連絡は、駆動側および被動側トラニ
オン軸それぞれの各外方端部に固着されている回転継手
の少なくとも一方を介して行なわれるが、そのためには
炉口部その他炉体各部の冷却用水の供給および排出管も
含めた複数の流体管が配設できる軸孔を該トラニオン軸
に穿設する必要がある。
従来は、上記各流体は、トラニオン軸内を通過する同心
状の三重管構造に形成された流路を通って流入出せしめ
る方式のものが知られているが、これではその流路を構
成する配管系統の接続部に漏洩があると、流体相互の混
流が生じ、炉内の溶湯および炉体各部の冷却流路にそれ
ぞれ流入することになる。
このような場合、特に溶湯内に冷却水が流入すると、こ
の冷却水が高温の溶湯に直接接触し、溶湯内で強力な爆
発を起して溶湯を吹き上げるなどの不測の事故を招来す
る危険性がある。
このような不都合を除去すべく、各流体の流入出路をそ
れぞれ独立した配管系統でトラニオン・リングのトラニ
オン軸内を通過させ、たとえ流体の漏洩が生じてもそれ
ら流体相互間の混流を防止するとともに、その配管系統
の簡素化と組立作業の容易化とを図るため、それら各流
体管は同心状に重合しないで束ねてトラニオン軸孔に遊
嵌し、それら各部の内端部を1個の共通した連結管体に
固着させる形式のものが提案されている。
しかし従来公知の改良されたこの種技術においては、複
数の流体流路を設ける場合、各流体管の内部端に固着し
た該連結管体から、トラニオン軸の径方向に、複数の流
体管を、トラニオン・リングの外部へと配設するために
、それら流体管数と同数の連通孔をトラニオン・リング
に穿設する必要があることから、特に既設のLD転炉を
底吹転炉などに改造するに当り、既設のトラニオン・リ
ングを流用するような場合、その連通孔を多数増設する
ことは加工作業上困難であるのみならず、トラニオン・
リングの強度上の点でも問題がある。
本考案は、このような実状に鑑み、種々考究の結果、完
成されたもので、従来公知の流体供給装置に認められる
上述の不都合、不利、欠点を除去し、既設の比較的小型
のトラニオン・リングにも、必要とする複数の流体流路
をより簡単に増設ないしは新設可能となし、しかも組立
作業が容易で、長期にわたる苛酷な使用条件下において
も信頼性のきわめて高い安全性にすぐれた製鋼炉の流体
供給装置を提供しようとするものである。
このため、本考案は、製鋼炉炉体を支持、回動する、複
数の流体流路をもつトラニオン・リングの少なくとも一
方のトラニオン軸に軸孔を穿設し、このトラニオン軸の
外端部で回転継手に連結される第1の各流体管は個別的
に該軸孔に遊嵌して、それら各流体管の内端部に1個の
共通する連結管体を流体密に固着し、第2の各流体管は
2本の流体管が同心の二重管構造に形成されて、該トラ
ニオン軸の半径方向から該軸孔内に挿入せられ、該連結
管体を介して、対応する該第1の各流体管とそれぞれ流
体密に連通せしめるとともに、それら第1の各流体管と
該トラニオン軸との間には、それら第1の各流体管を該
連結管体に押し付け、しかもそれら第1の各流体管と該
トラニオン軸との間の熱膨張差による軸方向の相対的変
位を許容する支持手段を設けたことを特徴としている。
次に本考案の実施例を図面にしたがって、具体的に説明
する。
第1図において、1は鉄皮2内に耐火材3を内張すした
製鋼炉で、この炉底部4には炉内の溶湯(図示せず。
)に精錬用酸素および流体aを流入させる同心状の二重
管構造の流体導入路5が形成され、製鋼炉1の炉口部6
には冷却水などの流体すを流入出させる流入出路7が形
成されている。
実施例として図示したこの底吹転炉においては、溶湯中
の燐、過剰の炭素などの元素を酸化して除去するため、
炉底に設けた上記流体導入路5の内管を通して酸素が吹
き込まれるが、その際、酸素とそれら不純物間との反応
により、上記流体導入路5の先端開口部およびその近傍
の耐火材3は急速に損耗する。
この損耗を防止するために、上記流体導入路5の内管と
外管との間を通して、流体aが溶湯中へ吹き込まれる。
なおこの流体aとしては、一般にプロパンの如き炭化水
素ガスが使用される。
炭化水素ガスは溶湯からの加熱で、水素と炭素成分とに
分解され、この分解時の吸熱効果で、上記開口およびそ
の近傍の冷却作用が行なわれる。
また炉口部6は冷却水などの流体すが入口8から流体人
出路7に導入され、出口9から導出される過程において
所定の冷却が行なわれる。
製鋼炉1は、その胴部で遊嵌され、かつ二の製鋼炉1の
外周壁に突設されたブラケット10,11間に介挿され
たトラニオン・リング12に支持され、このトラニオン
・リングの駆動側および被動側トラニオン軸13.14
は基台15.16に支持されている。
原動機17から駆動側トラニオン軸13に伝達された回
転駆動力は、トラニオン・リング12、ブラケット10
.11を介して、製鋼炉1に伝達され、これらは一体的
に回動し、製鋼炉1の傾動操作を行なう。
他方、それら流体a、 bそれぞれの供給源(図示せず
)と、前記各流路5,7との配管系統はたとえば、被動
側トラニオン軸14内を通して配設されるので、このト
ラニオン軸14の軸端面には回転継手18が取り付けら
れる。
第2図は、トラニオン軸14内の配管構造を回転継手1
8との連結状態で示した拡大図で、トラニオン軸14に
はその中心部に大径の軸孔19が穿設され、回転継手1
8の3本の回転側吐出管20.21.22にフランジ部
23,24.25を介してそれぞれ連結、固定された3
本の第1の流体管26,27.28が同心的に重合しな
いで、束ねた状態で、上記トラニオン軸孔19内に遊嵌
されている。
そしてそれら3本の流体管それぞれの他方端、すなわち
、内端部には該軸孔19の内部に配設された1個の共通
する連結管体29が連結されており、その詳細な拡大縦
断正面図および要部の矢視図がそれぞれ第3図および第
4図に示されている。
第3図および第4図から明らかなように、この連結管体
29は内部に互いに分離、独立した2つの連通孔Xおよ
びyが穿設された連結管体29aと1つの連通孔2が内
部に穿設された連結管体29bとの一体的な結合からな
っている。
そして上記連通孔Xおよびyの各一端には第1の流体管
26.27がそれぞれ溶接で取付けられ、他方端にはね
じ孔30,31が螺設されて、第2の流体管32.33
に溶接固着されたねじ部34.35がねじ孔30,31
にそれぞれ螺着されている。
なお連通孔Xおよびyの第1の流体管26.27連結側
の入口および出口は第4図に見られる如く、単独口にな
っているが、第2の流体管32,33の螺着側ねじ孔3
0.31は二重管口を形成している(第3図参照)。
第5図は連通孔X、yが穿設された連結管体29aの流
路を解説するため示した一部切欠き斜視図である。
また連結管体29bに穿設された連通孔2の一端の入口
側には第1の流体管28が溶接で固着され、他方の出口
側にはねじ孔36が螺設され、第2の流体管37に溶接
で固着されたねじ部38が該ねじ孔36に螺着されてい
る。
なお第3図に示されているように、二重管構造における
外管33上部の流体管33aには枝管39,39aが連
通し、下端にはフランジ40が溶接によって取付けられ
、外管33に溶着、固定されたフランジ40aとボルト
止めされるとともに、上端にはシール用のグランド・バ
ッキング41.0−リング42のパツキン箱43が溶接
で固定されている。
また二重管構造の内管32には上記バッキング41およ
びO−リング42用のシート・リング44が外装されて
いる。
なお図中45はバッキング押えである。
なお二重管構造にした第2の流体管32.33を連結管
体29aに螺着する場合には、まず外管33のねじ部3
5を連結管体29aのねじ孔31に螺着し、ついで内管
32に下部外管33を外装、遊嵌した状態で連結管体2
9aのねじ孔30にねじ部34を螺着させる。
ここで上部外管33aのフランジ40におけるボルト孔
を長孔にしておけば、下部外管33のねじ孔31との螺
着時における該外管33の回転静止位置にかかわらず、
枝管39,39aの位置を所望の任意位置にセットする
ことが容易にできるから好都合である。
図中46.47.48.49はそれぞれ内管32、下部
外管33、第2の流体管37のねじ部38のシール用O
リング、50,51はそれぞれ第2の流体管の下部外管
33、流体管37をトラニオン・リング12に固定する
ための止め金具である。
第6図は、回転継手18の一例を示す縦断側面図で、5
2は炉底部4の流体導入路5に連通ずる旋回側の中心管
、53.54はこの中心管52に同心状に遊嵌された旋
回側の同心管、55,56.57は上記各部52,53
,54に回転シール装置58,59.60を介して、そ
れぞれ連結された固定管である。
61,62は各部52,53.54間の流入側端部に介
挿されたシール用固定隔壁、63は旋回側中心管52と
固定管56の吐出端部に介挿された回転シール装置で、
各固定管55.56.57には流体a、 bの流入出用
の流入管64.65と流出管66がそれぞれ固定されて
いる。
次に、上記構成の作動について説明する。
流体aは、回転継手18の管64,55,52およびト
ラニオン軸14内の管28、連結管体29bの連通孔2
、第2の流通管37を通って、製鋼炉炉底部4の流体導
入路5に導入される。
他方の流体すは、回転継手18の管65,57.54,
20およびトラニオン軸14の管26、連結管体29a
の連通孔X、内管32を通って、入口8から製鋼炉炉口
部6の流体人出路7に流入し、炉体その他の各冷却配管
に導かれ、排水となった該流体すは出口9から枝管39
a、39を介して二重管の外管33a、33へと戻り、
連結管体29aの連通孔y1トラニオン軸14内の流体
管27、回転継手18の管21,53.66を経て、還
流される。
ところで、上記回転継手18から流入出される流体a、
bのトラニオン軸14内における配管系統は、第2〜
4図に示されているように、軸孔19内に遊嵌された独
立した流路を有する第1の流体管26,27,28およ
びそれらの内端部に固着された連結管体29ならびにト
ラニオン軸14の半径方向の外側から挿入して、該連結
管体に螺着もしくは嵌着された同心状の二重管構造の第
2の流体管32,33.33aおよび一重管の37によ
って構成され、各流体a、 bの流入出路はトラニオン
軸14の軸孔19内では独立した3本の流路を構成して
いるので、たとえ第1と第2の流体管が連結管体29と
の継ぎ部において、流体の漏洩が生じても、軸孔19を
通って外部に該漏洩流体は排出されることから、それら
流体相互間に混流が起ることは全くないといえる。
第2図およびそのA部分の詳細を示す第7〜8図に見ら
れるように、トラニオン軸孔19に遊嵌された第1の流
体管26,2.7.28には、トラニオン軸14の外側
端面から適当に離れた位置にフランジ67が溶接で固着
せられ、このフランジと適当な間隙68を置いて対面さ
せるようにしたフランジ部69を外端に有する円筒状の
支持部材70がこのトラニオン軸端面に突設されている
そしてこれらフランジ67と69とを適当に設定された
ある範囲内で、トラニオン軸心線方向に変位可能とする
ため、該一方のフランジ69に植込んだ複数本(図示の
実施例では10本)の各ボルト71において、ナツト7
2とフランジ67表面との間には、スペーサ73を介し
て、コイルばね74が介装されている。
なお図中75は一端をフランジ67表面に溶接で固定し
た円筒状のばねカバー、76はフランジ67の中心およ
び円周方向の位置を常に適正に保持させるため、トラニ
オン軸心線方向には摺動可能に、該フランジ67の周縁
部に刻設した切欠きと嵌着せしめた一種のガイド部材で
あって、該フランジ69に溶接で確実に固定しである。
第1の流体管26〜28は上述した要領で、トラニオン
軸14に支持されているので、昇温雰囲気となるそれら
の流体管26〜28およびトラニオン軸14相互の間に
生じる避けることのできない熱膨張差は、上記間隙68
によって、なんらの支障もなく吸収される。
さらに詳述すれば、第2図で明らかなように、連結管体
29がトラニオン軸孔19内の所定位置に実質的に不動
状態で保持されるように、該軸孔内の適所に固定した盲
板77に、それら第1の流体管26〜28、フランジ6
7を介して、上記連結管体を当接させる押付は力を付勢
している各コイルばね74は、支持部材70のフランジ
部69に植込まれたボルト71゜ナツト72、スペーサ
73によってその位置が規制されているため、たとえば
、流体管26〜28がトラニオン軸14よりも大きな熱
膨張をしたときには、第7図でフランジ67はコイルば
ね74の反発力に抗して右方へ変位し、間隙68の寸法
がそれに対応して若干増大する。
またそれとは反対に、トラニオン軸14の方がそれら流
体管よりも熱膨張が大きい場合には、フランジ部69は
、フランジ67に近接するように変位することから、間
隙68は減小し、コイルばね74は通常の据付は長さよ
りも長くなり、したがって、その押付は力は弱くなると
いう問題が生じうる。
しかし、それら流体管は十分な耐腐食性を具備すること
が望ましいことから材質には一般に熱膨張率の大きいS
USなどを用いることが多いため、このような好ましか
らぬ状態になることはほとんどなく、万一そのような場
合が存在しうるとしても、それら各コイルばね74の初
期(常温時での)据付は長さ、ばね常数、ばねの本数、
間隙68の寸法などを適正に決定することにより、いか
なる場合にも、盲板77に対する十分な押付は力が該連
結管体29に与えられるように調整すれば、かかる不都
合は解消できる。
なおそのうえ、製鋼炉の支持機構であるトラニオン・リ
ングおよびトラニオン軸は、特に底吹転炉のような場合
には、その軸心線方向およびそれと直角方向とに相当の
振動が発生する傾向が多いが、上述の如き構成の採用に
よって、かかる振動による連結管体29および第1の流
体管26〜28のトラニオン軸孔19内における位置的
なずれをきわめて有効に防止することができる。
また第9〜11図に連結管体の別の実施態様を例示した
もので、第2〜5図に例示した第1実施例に係るものが
SUSの鋳造品であるのに対し、この29′はすべてS
USの板および管材による溶接組立構造にしである点で
著しく相違する。
しかし、第1実施例におけるものと同一または均等部分
をそれと同一符号またはそれにダッシュ′を付してそれ
ぞれ表示しであるから、第1実施例と対比することで、
この第2実施例の構成、作用、効果はきわめて容易に理
解できるものと考える。
このように、溶接組立構造方式によれば、この種の連結
管体の製作、流体管との連結のための加工なども比較的
簡単、確実に行なえるものと期待される。
なお少しく説明を補足すれば、第1実施例においては、
第3図に見られるように、連結管体29に穿設された連
通孔x、 y、 zの各一端部にはねじ孔30,31
.36が螺設されていて、第2の流体管32,33.3
7はそれぞれの内端に溶接で固定させたねじ部34,3
5.38を介して、所定どおり、該連結管体29にいず
れも螺着せしめであるのに反し、第2実施例では、第9
図に明記されているように、連結管体29′の連通孔X
′、y′z′の各一端部にはそのようなねじ部は設けて
おらす、第2の流体管32.3.3.37はそれぞれの
一端に溶接で固定させた内端部材34′。
35’、38’を介して、所定どおり該連結管体29′
に嵌着せしめである。
そして、第1実施例では、第2の流体管の下部外管33
および流体管37はそれぞれ止め金具50.51によっ
てトラニオン・リング12に固定しであるのに対腰第2
実施例においては、第2図のA部分に関し、第7図を参
照して詳細に説明されている第1の流体管26,27.
28に溶接で固着したフランジ67、トラニオン軸端面
に突設した円筒状の支持部材70の外端に設けたフラン
ジ69に植込まれた複数本のボルト71、これら各ボル
トに対応させたコイルばね74、スペーサ73、ナツト
72などで構成せしめた第1の流体管26〜28のトラ
ニオン軸14に対する支持手段と実質的に同じ要領で、
すなわち、内管32は上部外管33a上端のパツキンン
箱43に、下部外管33および流体管37はどちらとも
トラニオン・リング12に、それぞれ支持手段51′。
50’、51’で、支持せしめである(第9図)。
したがって、たとえばトラニオン・リング12、トラニ
オン軸14と第2の流体管32,33.37との間、ま
たは内管32と外管33,33aとの間にかなりの熱膨
張差があったり、あるいは製鋼炉炉体から相当の振動が
伝達されることがあっても、それら第2の流体管32.
33. 37の各内端の連結管体29′に対する嵌着
はいずれも所望どおりきわめて確実に保持されることは
明らかである。
以上の説明で明らかなように、本考案による流体供給装
置を採用すれば、既設のLD転炉を底吹転炉などに改造
するに際し、既設のトラニオン・リングをそのまま流用
するような場合にも、必要とする複数の流体管が容易に
あるいはそれはどの困難なしに配設できるのみならず、
トラニオン軸およびトラニオン・リング内に、従来公知
の方式による場合に比べて、小径の連通、導設用の孔を
、しかも数少なく穿設することで目的が遠戚される。
このことは、トラニオン軸およびトラニオン・リングに
おける強度の点でも、より高い安全性が確保されると同
時に、少ない孔加工または拡径作業で済むことになるか
ら、それだけ経済性の向上、経費の節減が可能となる。
なお各流体管におけるシール部には各2個のO−リング
を配し、二重のシールを施すように考慮しているので、
流体のシール性の面からも高い安全性が保証されている
ことは明白である。
そして、各流体管と連結管体との結合も、螺着もしくは
嵌着のような確実でしかも容易な取付は方式によってお
り、着脱も自在である。
そのうえ、トラニオン軸孔内は一般に昇温雰囲気となる
ため、その内部に遊嵌させた流体管とトラニオン軸との
間には回避困難な熱膨張差が多かれ少なかれ起り、さら
に製鋼炉炉体からの振動も同時に伝達されるが、本考案
においては、それら流体管および連結管体はトラニオン
軸端にばねを介して確実に保持されていることから、そ
れらに起因する好ましからぬ、ないしは厄介な問題の発
生も効果的に排除、解消されるという顕著な利益が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は底吹転炉の略示的な部分縦断側面図、第2〜1
1図は本考案の実施例を示すもので、第2図はその要部
を示す縦断側面図、第3図および第4図はそれぞれ第2
図の■−■線およびIV−IV線における矢視正面図、
第5図は本考案における連結管体の一実施例を示す拡大
斜視図、第6図は回転継手の一例を示す縦断面図、第7
図は第2図におけるA部の拡大詳細図、第8図は第7図
の■−■線における矢視正面図、第9図は第3図に相応
する別の実施例を示す縦断正面図、第10図は第9図の
X−X線における矢視平面図、第11図は第10図のX
I−XI線における矢視側面図である。 1・・・・・・製鋼炉、4・・・・・・炉底部、5・・
・・・・流体導入路、6・・・・・・炉口部、7・・・
・・・流体すの人出路、12・・・・・・トラニオン・
リング、13,14・・・・・・トラニオン軸、18・
・・・・・回転継手、19・・・・・・トラニオン軸孔
、26,27,28・・・・・・第1の流体管、29.
29’・・・・・・連結管体、30,31,36・・・
・・・ねじ孔、32,33,33a、37・・・・・・
第2の流体管、34.35.38・・・・・・ねじ部、
34’、35’、38’・・・・・・内端部材、39,
39a・・・・・・枝管、50.51・・・・・・止め
金具、50’、51’・・・・・・支持手段、70・・
・・・・第1の流体管26〜28の支持部材、?1.7
2.71’、72’・・・・・・ボルト・ナツト、73
,73’・・・・・・スペーサ、74,74′・・・・
・・コイルばね、75,75’・・・・・・ばねカバー
、76・・・・・・フランジ67のガイド部材、77・
・・・・・盲板、X、y、z、X、y′、z′・・・・
・・連結管体29.29’にそれぞれ設けられた連通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 製鋼炉炉体を支持、回動する、複数の流体流路をもつト
    ラニオン・リングの少なくとも一方のトラニオン軸に軸
    孔を穿設し、このトラニオン軸の外端部で回転継手に連
    結される第1の各流体管は個別的に該軸孔に遊嵌して、
    それらの内端部に1個の共通する連結管体を流体密(こ
    固着し、第2の各流体管は2本の流体管が同心の二重管
    構造に形成されて、該トラニオン軸の半径方向から該軸
    孔内に挿入せられ、該連結管体を介して対応する該第1
    の各流体管とそれぞれ流体密に連通せしめるとともに、
    それら第1の各流体管と該トラニオン軸との間には、そ
    れら第1の各流体管を該連結管体に押し付け、しかもそ
    れら第1の各流体管と該トラニオン軸との間の、熱膨張
    差による軸方向の相対的変位を許容する支持手段を設け
    るようにしであることを特徴とする製鋼炉の流体供給装
    置。
JP13942581U 1981-09-19 1981-09-19 製鋼炉の流体供給装置 Expired JPS6038654Y2 (ja)

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JPS6127382A (ja) * 1984-07-19 1986-02-06 Teruyuki Goto 給水、給湯管における凍結防止装置
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