JPS6038450B2 - 塩基性スラグ - Google Patents
塩基性スラグInfo
- Publication number
- JPS6038450B2 JPS6038450B2 JP51070415A JP7041576A JPS6038450B2 JP S6038450 B2 JPS6038450 B2 JP S6038450B2 JP 51070415 A JP51070415 A JP 51070415A JP 7041576 A JP7041576 A JP 7041576A JP S6038450 B2 JPS6038450 B2 JP S6038450B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- basic
- basic slag
- hygroscopicity
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩基性スラグに関するもので特に吸湿性の少な
い塩基性スラグである。
い塩基性スラグである。
本発明において塩基性スラグとは塩基性フラックスをも
含めた総称として以下説明する。一般に、鉄鋼中の水素
は白点や溶接のビード割れなどの欠陥の原因となり、ま
た材料の腕化にもつなかってくる。
含めた総称として以下説明する。一般に、鉄鋼中の水素
は白点や溶接のビード割れなどの欠陥の原因となり、ま
た材料の腕化にもつなかってくる。
このような欠陥を防止するために製鋼過程においては、
真空熔解や真空処理が採用され、水素を低減させること
が可能となったが、一方ではェレクト。スラグ溶解法や
合成達処理などの炉外精錬法が発達し、水素の挙動があ
らためて問題となってきている。特に塩基性スラグが使
用される頻度が高くなり、蛙酸含有量の少ない場合には
吸湿性が著しいのである。例えば、ェレクトロスラグ溶
解法においては、従来から弗化物系スラグが使用されて
おり、その中でもCa○を含む塩基性スラグでは、時と
してブ。ホールの発生、鋼塊の水素増加が問題となる。
この方法において、Ca○−AI203系の酸化物系ス
ラグを使用した場合においても、その著しい吸湿性のた
めに上記と同様な現象が認められている。また、溶接用
のフラツクスにおいても、吸湿性や風化のたもに使用す
ることができない。このような吸湿性を改善するために
、ェレクトロスラグ溶解法や合成連処理においては、ス
ラグの使用前に高温乾燥をすることも可能であるが、加
熱炉、乾燥炉等の設備を要し、また高温乾燥したスラグ
の取扱中の吸湿速度の大きいことから必ずしも充分な方
法とはいえない。
真空熔解や真空処理が採用され、水素を低減させること
が可能となったが、一方ではェレクト。スラグ溶解法や
合成達処理などの炉外精錬法が発達し、水素の挙動があ
らためて問題となってきている。特に塩基性スラグが使
用される頻度が高くなり、蛙酸含有量の少ない場合には
吸湿性が著しいのである。例えば、ェレクトロスラグ溶
解法においては、従来から弗化物系スラグが使用されて
おり、その中でもCa○を含む塩基性スラグでは、時と
してブ。ホールの発生、鋼塊の水素増加が問題となる。
この方法において、Ca○−AI203系の酸化物系ス
ラグを使用した場合においても、その著しい吸湿性のた
めに上記と同様な現象が認められている。また、溶接用
のフラツクスにおいても、吸湿性や風化のたもに使用す
ることができない。このような吸湿性を改善するために
、ェレクトロスラグ溶解法や合成連処理においては、ス
ラグの使用前に高温乾燥をすることも可能であるが、加
熱炉、乾燥炉等の設備を要し、また高温乾燥したスラグ
の取扱中の吸湿速度の大きいことから必ずしも充分な方
法とはいえない。
また、これら塩基性スラグに対してSi02をはじめと
する酸性成分を添加することが考えられるが、一般に、
脱酸、脱硫などの精錬効果を減ずるようになる。
する酸性成分を添加することが考えられるが、一般に、
脱酸、脱硫などの精錬効果を減ずるようになる。
本発明は、上記に説明した塩基性スラグの欠点や問題点
を解消したものであって、精錬効果を付与させたまま、
吸湿を防止するもので、即ち、50%以上がガラス状で
あるCa○−AI203系塩基性スラグである。
を解消したものであって、精錬効果を付与させたまま、
吸湿を防止するもので、即ち、50%以上がガラス状で
あるCa○−AI203系塩基性スラグである。
本発明における塩基性スラグで、50%以上がガラス状
であることが必要であるが、これは少くとも50%がガ
ラス状でなければ吸湿性を改善することにはならないか
らであり、このガラス化率はスラグの組成、含有不純物
などによって異なるものであるが、代表的なガラス化成
分であるSi02の影響を示すと第1図のようになり、
Si02含有量が多くなるとガラス化のための急冷条件
が緩和される。
であることが必要であるが、これは少くとも50%がガ
ラス状でなければ吸湿性を改善することにはならないか
らであり、このガラス化率はスラグの組成、含有不純物
などによって異なるものであるが、代表的なガラス化成
分であるSi02の影響を示すと第1図のようになり、
Si02含有量が多くなるとガラス化のための急冷条件
が緩和される。
しかしながら、ガラス化のためにSi02を増加させる
ことは、上記のように精錬作用の面からCa0−N20
3系およびCaO一針203−Mg○系スラグの効果を
充分に発揮することができない。従つて、Si02の含
有量は5%以下が適当であって零の場合もあり得るので
ある。又、本発明の塩基性スラグは、Ca○、AI20
3を主成分とするスラグであり、前記5%以下のSi0
2の他、必要に応じ副成分として周知のスラグ成分、例
えばMg0、CaF2等を含有させて使用しても良い。
本発明の塩基性スラグの製造法について説明すると、S
i025%以下含有するCa0−AI203系或いはC
a0−AI203−Mg0系のスラグを熔解し、この溶
解スラグを急冷してガラス化せるのである。
ことは、上記のように精錬作用の面からCa0−N20
3系およびCaO一針203−Mg○系スラグの効果を
充分に発揮することができない。従つて、Si02の含
有量は5%以下が適当であって零の場合もあり得るので
ある。又、本発明の塩基性スラグは、Ca○、AI20
3を主成分とするスラグであり、前記5%以下のSi0
2の他、必要に応じ副成分として周知のスラグ成分、例
えばMg0、CaF2等を含有させて使用しても良い。
本発明の塩基性スラグの製造法について説明すると、S
i025%以下含有するCa0−AI203系或いはC
a0−AI203−Mg0系のスラグを熔解し、この溶
解スラグを急冷してガラス化せるのである。
これらの溶融酸化物スラグは凝固、冷却の際結晶し易く
、通常の銭床、銭連機などによるスラグ製造法では大部
分が結晶化する。しかしながら、これらの溶融スラグを
、例えば鉄板上に薄く流し込むことにより大部分がガラ
ス状のスラグとなり、また、空気、水のような噴流を吹
きつけることにより粒状化することによってもガラス状
のスラグを得ることができる。次に本発明の実施例につ
いて説明する。
、通常の銭床、銭連機などによるスラグ製造法では大部
分が結晶化する。しかしながら、これらの溶融スラグを
、例えば鉄板上に薄く流し込むことにより大部分がガラ
ス状のスラグとなり、また、空気、水のような噴流を吹
きつけることにより粒状化することによってもガラス状
のスラグを得ることができる。次に本発明の実施例につ
いて説明する。
実施例
10皿VA高周波炉を用い、黒鉛柑渦中で溶解した約1
5k9のCa0一N203系スラグを、厚さ5仇吻の鉄
板上にスラグ層が、約3肌、5職、IQ肋、2仇吻の厚
さに夫々流し込み、結晶化の割合をX線回析強度より半
定量的に測定した結果を示す。
5k9のCa0一N203系スラグを、厚さ5仇吻の鉄
板上にスラグ層が、約3肌、5職、IQ肋、2仇吻の厚
さに夫々流し込み、結晶化の割合をX線回析強度より半
定量的に測定した結果を示す。
第1表
洋 スラク系側戊:Ca049.4多 AZ203 5
0.5%また、噴霧装橿により圧力1.0kg′嫌の窒
素ガスを吹きつけることにより4肋以下、また、圧力0
.5k9′仇の水により3側以下の粒状のスラグが得ら
れ、何れも袷んど100%がガラス化している。
0.5%また、噴霧装橿により圧力1.0kg′嫌の窒
素ガスを吹きつけることにより4肋以下、また、圧力0
.5k9′仇の水により3側以下の粒状のスラグが得ら
れ、何れも袷んど100%がガラス化している。
このようにして作られたスラグと従来の結晶化したスラ
グの吸湿曲こついて測定した結果を第2表に示す。本発
明に係るスラグでは殆んど吸湿性を示さない。第2表 この試験法は、20メッシュ以下に粉砕した試料を、湿
度約90%、30qoの条件で7日間放置後、1050
0で乾燥した後、力−ルフィッシャ法で水分を測定した
。
グの吸湿曲こついて測定した結果を第2表に示す。本発
明に係るスラグでは殆んど吸湿性を示さない。第2表 この試験法は、20メッシュ以下に粉砕した試料を、湿
度約90%、30qoの条件で7日間放置後、1050
0で乾燥した後、力−ルフィッシャ法で水分を測定した
。
これらのスラグを使用して、ヱレクトロスラグ溶解を実
施した時の水素量を比較すると第3表に示す通りである
。
施した時の水素量を比較すると第3表に示す通りである
。
第3表よりも明らかなように、本発明に係るスラグを使
用した方が従来のスラグを使用した時より水素量が低い
値を示し、効果のあることがわかる。
用した方が従来のスラグを使用した時より水素量が低い
値を示し、効果のあることがわかる。
第3表
以上説明したように、本発明に係る塩基性スラグによれ
ば、極めて優れた耐吸湿性を示し、鋼の精錬または溶接
等に使用して良好な効果を奏するものである。
ば、極めて優れた耐吸湿性を示し、鋼の精錬または溶接
等に使用して良好な効果を奏するものである。
第1図は鋳造スラグの厚さと結晶化の割合を示すグラフ
である。 第1図
である。 第1図
Claims (1)
- 1 50%以上がガラス状であるCaO−Al_2O_
3系塩基性スラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51070415A JPS6038450B2 (ja) | 1976-06-17 | 1976-06-17 | 塩基性スラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51070415A JPS6038450B2 (ja) | 1976-06-17 | 1976-06-17 | 塩基性スラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52153818A JPS52153818A (en) | 1977-12-21 |
JPS6038450B2 true JPS6038450B2 (ja) | 1985-08-31 |
Family
ID=13430807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51070415A Expired JPS6038450B2 (ja) | 1976-06-17 | 1976-06-17 | 塩基性スラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038450B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54131521A (en) * | 1978-04-04 | 1979-10-12 | Showa Denko Kk | Antidigestive calcic smelting agent for steel |
JPWO2020195840A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 |
-
1976
- 1976-06-17 JP JP51070415A patent/JPS6038450B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52153818A (en) | 1977-12-21 |
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