JPS6038336B2 - 粒状硫安の製造方法 - Google Patents
粒状硫安の製造方法Info
- Publication number
- JPS6038336B2 JPS6038336B2 JP55011710A JP1171080A JPS6038336B2 JP S6038336 B2 JPS6038336 B2 JP S6038336B2 JP 55011710 A JP55011710 A JP 55011710A JP 1171080 A JP1171080 A JP 1171080A JP S6038336 B2 JPS6038336 B2 JP S6038336B2
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- JP
- Japan
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- ammonium sulfate
- mother liquor
- ammonium
- added
- producing granular
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粒状硫安の製造方法に関するものである。
硫安は吸湿性があるため長期間保存した際固結するため
粉砕が必要となり、又近年は窒素、燐、加里成分を任意
且つ迅速に製造配合するため数種類の粒状原料を混合し
、バラ状のまま輸送し施肥することによりコストを安く
するような手段がとられている。
粉砕が必要となり、又近年は窒素、燐、加里成分を任意
且つ迅速に製造配合するため数種類の粒状原料を混合し
、バラ状のまま輸送し施肥することによりコストを安く
するような手段がとられている。
このような状況にあるため硫安の結晶粒の形状は大きく
且つ丸味を帯びたものが要求されている。
且つ丸味を帯びたものが要求されている。
従来の粒状硫安の製造は、飽和器にて遊離硫酸を含む母
液とアンモニアから硫安を生成させ、飽和度、遊離酸濃
度及び温度を一定にした母液を造粒装置に供給してここ
で水分を蒸発させることにより母液の濃縮及び過飽和度
を上げて硫安結晶を発生させると共に結晶の成長を図り
且つ分級を行い造粒装置底部から粒状の硫安を取り出し
、又造粒装置で水分及び結晶を抜きとった後の母液は飽
和器に循環させているが、このようにして製造した硫安
結晶はその形状がいずれも六角柱や四角柱又は板状であ
って、どうしても大形で丸味を帯びた形状の粒状硫安は
製造することができなかった。
液とアンモニアから硫安を生成させ、飽和度、遊離酸濃
度及び温度を一定にした母液を造粒装置に供給してここ
で水分を蒸発させることにより母液の濃縮及び過飽和度
を上げて硫安結晶を発生させると共に結晶の成長を図り
且つ分級を行い造粒装置底部から粒状の硫安を取り出し
、又造粒装置で水分及び結晶を抜きとった後の母液は飽
和器に循環させているが、このようにして製造した硫安
結晶はその形状がいずれも六角柱や四角柱又は板状であ
って、どうしても大形で丸味を帯びた形状の粒状硫安は
製造することができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、
硫安母液から晶祈装置を経て粒状硫安を製造する工程に
おいて、硫安母液に媒晶剤として硝酸または硝酸アンモ
ニウムを硝酸アンモニウム換算値で１〜１０％添加し晶
折することを特徴とする粒状硫安の製造方法である。
硫安母液から晶祈装置を経て粒状硫安を製造する工程に
おいて、硫安母液に媒晶剤として硝酸または硝酸アンモ
ニウムを硝酸アンモニウム換算値で１〜１０％添加し晶
折することを特徴とする粒状硫安の製造方法である。
以下実施例に基づいて図面と共に本発明を詳細に説明す
る。
る。
飽和器に相当する内容積１あの母液槽１に５０００に加
熱された硫安の飽和母液２を入れて蝿梓器３で軽く蝿拝
しつつこの母液槽１に煤晶剤４として硝酸アンモニウム
を該飽和母液２に対して５％添加し、硫安結晶を含まな
い上燈母液を造粒装置に相当する内容積０．３あの結晶
槽５に供給した。
熱された硫安の飽和母液２を入れて蝿梓器３で軽く蝿拝
しつつこの母液槽１に煤晶剤４として硝酸アンモニウム
を該飽和母液２に対して５％添加し、硫安結晶を含まな
い上燈母液を造粒装置に相当する内容積０．３あの結晶
槽５に供給した。
結晶槽５内の飽和母液２Ａは礎梓器３Ａで鷹洋しながら
４５００に維持し硫安過飽和度を上げ晶析を行った。こ
の結果硫安の結晶６が析出し、結晶濃度が上昇してくる
ため結晶分が２５％となるように逐次その結晶６を矢印
６Ａで示すように抜きとった。結晶槽５内の硫安結晶を
含まない母液はポンプ７により５０〜１００そ／ｍｊｎ
で母液槽１内へ循環させた。なお結晶槽を燈拝すること
により硫安結晶が更に良好な丸味を帯びる効果を生ずる
。この時得られた硫安の性状を煤晶剤を添加しない従来
法によるものと比較して第１表に示す。
４５００に維持し硫安過飽和度を上げ晶析を行った。こ
の結果硫安の結晶６が析出し、結晶濃度が上昇してくる
ため結晶分が２５％となるように逐次その結晶６を矢印
６Ａで示すように抜きとった。結晶槽５内の硫安結晶を
含まない母液はポンプ７により５０〜１００そ／ｍｊｎ
で母液槽１内へ循環させた。なお結晶槽を燈拝すること
により硫安結晶が更に良好な丸味を帯びる効果を生ずる
。この時得られた硫安の性状を煤晶剤を添加しない従来
法によるものと比較して第１表に示す。
第 １表第１表に示すように煤晶剤として硝酸アンモニ
ウムを５％添加した本発明方法によれば、媒晶剤を添加
しない従来法に比較し硫安の粒度が大きく、結晶の形状
は丸味を帯びたライス状となり、硫安の品質もアンモニ
ア性窒素含有率は従来のものと変らず、硝酸性窒素の増
加も微少であり良好であった。
ウムを５％添加した本発明方法によれば、媒晶剤を添加
しない従来法に比較し硫安の粒度が大きく、結晶の形状
は丸味を帯びたライス状となり、硫安の品質もアンモニ
ア性窒素含有率は従来のものと変らず、硝酸性窒素の増
加も微少であり良好であった。
本発明に係る硝酸アンモニウムの添加量は１％以上で硫
安の結晶粒を丸味を帯びたものにすることができ、１０
％を超えると結晶粒の形状は良好となるがアンモニア性
窒素含有率の低減が著しくなるため、硝酸アンモニウム
の添加量は１〜１０％の範囲とする。
安の結晶粒を丸味を帯びたものにすることができ、１０
％を超えると結晶粒の形状は良好となるがアンモニア性
窒素含有率の低減が著しくなるため、硝酸アンモニウム
の添加量は１〜１０％の範囲とする。
特に５％程度の添加が硫安の形状及び品質上から望まし
い。なお本発明に係る媒晶剤の例を硝酸アンモニウムと
して説明したが、これを硝酸とすることが可能であり、
硝酸を母液中に添加すると母液中のアンモニアと化合し
て硝酸アンモニウムとなり煤晶剤として機能する。
い。なお本発明に係る媒晶剤の例を硝酸アンモニウムと
して説明したが、これを硝酸とすることが可能であり、
硝酸を母液中に添加すると母液中のアンモニアと化合し
て硝酸アンモニウムとなり煤晶剤として機能する。
この場合硝酸の添加割合は硝酸アンモニウムに換算した
値で前記範囲内で添加しなければならない。また、硝酸
アンモニウムは第１表に示すように硫安結晶に混入する
量が少ないため補給量は徴量でよい。以上述べたように
本発明によれば、硫安の結晶粒の形状を丸味を帯びたラ
イス状でかつ粒度を大にすることができ、従って硫安の
固結を防止でき、数種類の粒状肥料を混合して使用する
市場に対応できるという効果を奏する。
値で前記範囲内で添加しなければならない。また、硝酸
アンモニウムは第１表に示すように硫安結晶に混入する
量が少ないため補給量は徴量でよい。以上述べたように
本発明によれば、硫安の結晶粒の形状を丸味を帯びたラ
イス状でかつ粒度を大にすることができ、従って硫安の
固結を防止でき、数種類の粒状肥料を混合して使用する
市場に対応できるという効果を奏する。
第１図は本発明の実施の１例を示す説明図である。
１・・・・・・母液槽、２，２Ａ・・・・・・飽和母液
、３，３Ａ……燈梓器、４・・・・・・煤晶剤、５…・
・・結晶槽、６，６Ａ・・・・・・結晶、７・・・…ポ
ンプ。
、３，３Ａ……燈梓器、４・・・・・・煤晶剤、５…・
・・結晶槽、６，６Ａ・・・・・・結晶、７・・・…ポ
ンプ。
Claims (1)
- １ 硫安母液から晶析装置を経て粒状硫安を製造する工
程において、硫安母液に媒晶剤として硝酸または硝酸ア
ンモニウムを硝酸アンモニウム換算値で１〜１０％添加
し晶析することを特徴とする粒状硫安の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55011710A JPS6038336B2 (ja) | 1980-02-02 | 1980-02-02 | 粒状硫安の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55011710A JPS6038336B2 (ja) | 1980-02-02 | 1980-02-02 | 粒状硫安の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56109814A JPS56109814A (en) | 1981-08-31 |
| JPS6038336B2 true JPS6038336B2 (ja) | 1985-08-31 |
Family
ID=11785593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55011710A Expired JPS6038336B2 (ja) | 1980-02-02 | 1980-02-02 | 粒状硫安の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038336B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988005028A1 (en) * | 1987-01-02 | 1988-07-14 | Allied Corporation | Production of rounded, granular ammonium sulfate crystals |
| CN103396222A (zh) * | 2013-07-29 | 2013-11-20 | 瓮福（集团）有限责任公司 | 一种用于生产粒状硫酸铵的粘合剂 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6038336A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-02-27 | Teijin Ltd | ベンズアルデヒド誘導体及びその製造法 |
-
1980
- 1980-02-02 JP JP55011710A patent/JPS6038336B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6038336A (ja) * | 1983-08-12 | 1985-02-27 | Teijin Ltd | ベンズアルデヒド誘導体及びその製造法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56109814A (en) | 1981-08-31 |
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