JPS6038262Y2 - 変圧器巻線の冷却装置 - Google Patents
変圧器巻線の冷却装置Info
- Publication number
- JPS6038262Y2 JPS6038262Y2 JP1978038721U JP3872178U JPS6038262Y2 JP S6038262 Y2 JPS6038262 Y2 JP S6038262Y2 JP 1978038721 U JP1978038721 U JP 1978038721U JP 3872178 U JP3872178 U JP 3872178U JP S6038262 Y2 JPS6038262 Y2 JP S6038262Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- oil
- groove
- transformer winding
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、変圧器の巻線において冷却油の流れが不均
一になることによって生ずる巻線の局部過熱を防止し、
その冷却効果を向上させるようにした冷却装置の改良に
関するものである。
一になることによって生ずる巻線の局部過熱を防止し、
その冷却効果を向上させるようにした冷却装置の改良に
関するものである。
第1図〜第3図は従来のこの種変圧器巻線の冷却装置を
示すもので、1は変圧器巻線、2はこの巻線を支持する
複数の間隔片、3はこの各間隔片2を貼りつけて巻線間
の電気的絶縁の役目をなす絶縁板、4は鉄心、5は上記
巻線1と鉄心4間の電気的絶縁をなす成形絶縁物、6は
第3図にも示すように上記巻線1と成形絶縁物5間の内
径寸法の調整と、巻線1の整形のために、巻線1の内側
ど成形絶縁物5との間に密に挿入された絶縁片、7の矢
印は油の流通方向を示す。
示すもので、1は変圧器巻線、2はこの巻線を支持する
複数の間隔片、3はこの各間隔片2を貼りつけて巻線間
の電気的絶縁の役目をなす絶縁板、4は鉄心、5は上記
巻線1と鉄心4間の電気的絶縁をなす成形絶縁物、6は
第3図にも示すように上記巻線1と成形絶縁物5間の内
径寸法の調整と、巻線1の整形のために、巻線1の内側
ど成形絶縁物5との間に密に挿入された絶縁片、7の矢
印は油の流通方向を示す。
従来の変圧器巻線の冷却装置は上記のように構成されて
いるので、変圧器巻線1は、これと絶縁板3および間隔
片2によって形成される隙間を流れる油によって冷却さ
れる。
いるので、変圧器巻線1は、これと絶縁板3および間隔
片2によって形成される隙間を流れる油によって冷却さ
れる。
しかして、上記間隔片2の配置は、巻線1を形成する各
導体素線が間隔片から脱落しないように、また各導体素
線に電磁力が作用したときに、この各導体素線において
発生する応力が許容力以上にならないように設定しなけ
ればならないが、上述した従来のような間隔片2の配置
(第1図)では、油の出入口の間隔片2によって囲まれ
た骨部、すなわち第1図に示す絶縁片6の近傍のA部が
成形絶縁物5によって、いわゆる袋小路となっているの
で流通する油の1よどみ部ヨが生じるため、必然的にこ
のA部における巻線1の冷却効果が悪くなり、巻線の温
度分布は、この1よどみヨ付近において最高温度上昇を
示し、絶縁物の熱劣化を早める欠点がある。
導体素線が間隔片から脱落しないように、また各導体素
線に電磁力が作用したときに、この各導体素線において
発生する応力が許容力以上にならないように設定しなけ
ればならないが、上述した従来のような間隔片2の配置
(第1図)では、油の出入口の間隔片2によって囲まれ
た骨部、すなわち第1図に示す絶縁片6の近傍のA部が
成形絶縁物5によって、いわゆる袋小路となっているの
で流通する油の1よどみ部ヨが生じるため、必然的にこ
のA部における巻線1の冷却効果が悪くなり、巻線の温
度分布は、この1よどみヨ付近において最高温度上昇を
示し、絶縁物の熱劣化を早める欠点がある。
又、従来より、以上のよどみを緩和するよめ、間隔片2
の一部に、その左右方向に油流を確保するための溝を設
けたり、又、間隔片自体を小形にする等の対策がなされ
ている。
の一部に、その左右方向に油流を確保するための溝を設
けたり、又、間隔片自体を小形にする等の対策がなされ
ている。
しかし、両者とも、油流の確保は巻線表面に沿う即ち2
次元的な要素に限られ、自づとよどみ解消の効果は十分
ではなく、かつ前者は間隔片の厚さがある程度薄い場合
には溝深さが更に小となり所定の流れが実現できず、後
者は必然的に間隔片の個数が増加し、加工性、経済性で
不利であった。
次元的な要素に限られ、自づとよどみ解消の効果は十分
ではなく、かつ前者は間隔片の厚さがある程度薄い場合
には溝深さが更に小となり所定の流れが実現できず、後
者は必然的に間隔片の個数が増加し、加工性、経済性で
不利であった。
さらに、巻線1の同一平面上の油流は、そのダクト寸法
が均一であること等から、間隔片2にその平面方向に流
通させる溝を設けても、この溝の出入口には油の圧力差
がほとんど発生しておらず、溝を通過する油の流量はご
くわずかで、よどみ解消の効果は不十分な段階にとどま
っている。
が均一であること等から、間隔片2にその平面方向に流
通させる溝を設けても、この溝の出入口には油の圧力差
がほとんど発生しておらず、溝を通過する油の流量はご
くわずかで、よどみ解消の効果は不十分な段階にとどま
っている。
この考案は、かかる点に着目してなされたもので、上述
したように、油の出入口の間隔片2によって囲まれた絶
縁片6の近傍における油の1よどみ部ヨをなくして、巻
線の局部的な過熱を防止して信頼性の高い変圧器を提供
しようとするものである。
したように、油の出入口の間隔片2によって囲まれた絶
縁片6の近傍における油の1よどみ部ヨをなくして、巻
線の局部的な過熱を防止して信頼性の高い変圧器を提供
しようとするものである。
すなわち、第4図および第5図はこの考案の絶縁片8の
一実施例を示し、また、第6図はこの考案の絶縁片8を
装着した一実施例を示すもので、この考案は、鉄心4を
囲繞する成形絶縁物5と巻線1の内側との間に挿入され
た巻線1の内径寸法調整用または巻線整形用の絶縁片8
に油流通用の溝8aまたは切欠き8bを形成するように
したもので、第6図に示すように、巻線1の例えば表面
側から裏面側穴溝8aを通過して油が流れる。
一実施例を示し、また、第6図はこの考案の絶縁片8を
装着した一実施例を示すもので、この考案は、鉄心4を
囲繞する成形絶縁物5と巻線1の内側との間に挿入され
た巻線1の内径寸法調整用または巻線整形用の絶縁片8
に油流通用の溝8aまたは切欠き8bを形成するように
したもので、第6図に示すように、巻線1の例えば表面
側から裏面側穴溝8aを通過して油が流れる。
巻線1の表裏両面における圧力差、すなわち溝8aの前
後の油の圧力差は、巻線1の表裏両面におけるダクト形
状、ダクト寸法の差異等から比較的大きな値となり、従
羅のように巻線1の片面のみで行なわれる油流改善策に
比較し、より多くの油流循環量の確保が可能となる。
後の油の圧力差は、巻線1の表裏両面におけるダクト形
状、ダクト寸法の差異等から比較的大きな値となり、従
羅のように巻線1の片面のみで行なわれる油流改善策に
比較し、より多くの油流循環量の確保が可能となる。
又、前述した油流路の袋小路的部分自体に油の貫通溝を
確保するものであるから、より一層大きなよどみ解消効
果が期待できる。
確保するものであるから、より一層大きなよどみ解消効
果が期待できる。
以上のように、この考案によれば油の出入口の間隔片2
によって囲まれた部分の油は絶縁片8のi8aまたは切
欠き8bによって3次元的に迂回して流れるようになり
、上述した従来のように該当部分に油の1よどみ部ヨが
発生しないため、巻線1の局部的な過熱が防止し得られ
信頼性の高い変圧器を提供することができる優れた実用
的効果を有するものである。
によって囲まれた部分の油は絶縁片8のi8aまたは切
欠き8bによって3次元的に迂回して流れるようになり
、上述した従来のように該当部分に油の1よどみ部ヨが
発生しないため、巻線1の局部的な過熱が防止し得られ
信頼性の高い変圧器を提供することができる優れた実用
的効果を有するものである。
第1図は従来の変圧器における巻線の冷却装置を示す要
部の正面図、第2図は第1図の■−■線における断面図
、第3図は従来の絶縁片を示す正面図、第4図および第
5図はこの考案の一実施例を示す絶縁片の正面図、第6
図はこの考案における巻線の冷却装置を示す要部の斜視
図である。 図面中1は巻線、4は鉄心、5は成形絶縁物、8は絶縁
片、8aは溝、8bは切欠きである。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
部の正面図、第2図は第1図の■−■線における断面図
、第3図は従来の絶縁片を示す正面図、第4図および第
5図はこの考案の一実施例を示す絶縁片の正面図、第6
図はこの考案における巻線の冷却装置を示す要部の斜視
図である。 図面中1は巻線、4は鉄心、5は成形絶縁物、8は絶縁
片、8aは溝、8bは切欠きである。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 巻線の内径寸法調整または巻線整形のために、鉄心を囲
繞する成形絶縁物と巻線との間に挿入された絶縁片に上
記巻線の表裏面側を連通ずる方向に油流を確保するため
の切欠きまたは溝を形成したことを特徴とする変圧器巻
線の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978038721U JPS6038262Y2 (ja) | 1978-03-24 | 1978-03-24 | 変圧器巻線の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978038721U JPS6038262Y2 (ja) | 1978-03-24 | 1978-03-24 | 変圧器巻線の冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54141328U JPS54141328U (ja) | 1979-10-01 |
JPS6038262Y2 true JPS6038262Y2 (ja) | 1985-11-15 |
Family
ID=28904217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978038721U Expired JPS6038262Y2 (ja) | 1978-03-24 | 1978-03-24 | 変圧器巻線の冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038262Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0212494U (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-25 |
-
1978
- 1978-03-24 JP JP1978038721U patent/JPS6038262Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0212494U (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54141328U (ja) | 1979-10-01 |
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