JPS6037948B2

JPS6037948B2 - 画像表示装置

Info

Publication number: JPS6037948B2
Application number: JP53071781A
Authority: JP
Inventors: 道夫三富
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1978-06-14
Filing date: 1978-06-14
Publication date: 1985-08-29
Also published as: JPS54162931A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、例えばＣＴ（ｃｏｍｐｕｔｅｒｉｚｅｄｂｍ
ｏｇａｐｈｙ）システムにおける画像表示用として最適
なマトリクス化された画像データを表示する画像表示装
置に関するものである。

例えば、ＣＴシステム（すなわち、一例を挙げれば被検
体についてＸ線による多方向からの投影データを得、こ
の投影データに基づく画像再構成処理により前記被検体
の断層面におけるＸ線吸収係数の分布による画像情報を
得るシステム）などにおける画像情報は、緑像領域が位
置により分割されてマトリクス化され、各位層マトリク
スそれぞれについてのＣＴ番号と称される相対的なＸ線
吸収係数等の値として与えられ、このＣＴ番号で例えば
一１００の室度から十１００疎峯度までのデータレベル
つまり表示し得る階調を有している。

ＣＴシステムにおける画像情報は、このように広い階調
性を持ち且つ撮像領域全体にわたるものである。これに
対して、通常の場合、画像表示面の大きさ並びに表示階
調性の範囲は限られている。そこで、ＣＴシステムにお
いては、与えられた画像データ全領域のうち詳細に観察
したい部分すなわち関Ｄ領域を設定し、この部分につい
て拡大表示を行なうようにしたり、与えられた画像デー
タのうち表示すべき階調性の範囲を所望に応じて設定し
、この範囲について詳細な階調表示を行なうようにした
りするようにしている。上述のごとく、ＣＴシステムの
画像情報は領域についても階調性についても極めて広範
囲の要素を有する情報であるので、上記関心領域および
表示階調範囲の設定は極めて煩雑であり、すみやかに適
正な設定を行なうことは容易ではない。

このため、設定に際し多くの時間を浪費したり、また与
えられた画像情報から充分な情報を引き出すことができ
ないまま診断を行なって診断精度を低下させたりするこ
とになる。そこで、上記関○領域を設定した際に、その
領域内における階調性情報つまりＣＴ番号の分布状態を
ある程度把握できれば表示階調範囲の設定が容易になる
。

本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、
関Ｄ領域を設定すると、それによって、該関Ｄ領域内に
おける階調性の分布状態を察知でき、表示階調範囲の設
定などが容易に行なえる画像表示装置を提供することを
目的としている。

すなわち、本発明の特徴とするところは、設定された関
○領域設内の画像データに基づいて該関心領域内の階調
性情報の平均値を算出し、この平均値を示す階調性情報
の表示を行なわせることにある。以下、図面を参照して
本発明の一実施例を説明する。

図において、１はマトリクス化されたディジタル画像を
記憶するメモリ、２はメモリ１から画像データを順次且
つ繰り返し読み出すためにメモリ１に対する議出し制御
を行なうメモリ制御器、３は関０領域の位置（中心位置
）すなわち画像マトリクス上のＸ座標位置およびＹ座標
位置の設定を行なう関○領域位置設定器、４は関０領域
の×方向の幅（マトリクス幅）すなわち×サイズの設定
を行なう関Ｄ領域×サイズ設定器、５は関Ｄ領域のＹ方
向の幅すなわちＹサイズの設定を行なう関心領域Ｙサイ
ズ設定器、６は関０領域位置設定器３、関○領域Ｘサイ
ズ設定器４および関○領域Ｙサイズ設定器５の出力に基
づいて関０領域の周囲に対応する関０領域マーク信号を
発生するマーク信号発生器、７はマーク信号発生器６の
出力マーク信号に基づきメモリーから順次読出される画
像データつまり各マトリクス毎の階調性情報例えば各マ
トリクス毎のＣＴ番号のうち関心領域内のデータのみを
通過させるゲート信号である。

また、８はゲート回路７を通過したデータにより前記関
心領域内のＣＴ番号（階調性情報）の平均値を算出する
平均値算出回路部であり、この平均値算出回路部８は、
ゲート回路７から順次データ（ＣＴ番号）が入力される
加算器９、この加算器９の出力を一旦記憶するレジスタ
１０、関Ｄ領域Ｘサイズ設定器４および関○領域Ｙサイ
ズ設定器５の出力を菜算して関○領域のマトリクスサィ
ズ（全マトリクス数→面積）を算出する乗算器１１並び
に・レジスタ１０の出力を乗算器１１の出力で除算す
る除算器１２で構成されている。そして、１３は平均値
算出回路部８の算出結果すなわち関心領域内のすべての
データについての演算が完了した時点で除算器１２の出
力として得られる前記ＣＴ番号の平均値を示す数値デー
タを該数値に対応する所定のディジタルコードに変換す
るコード変換器、１４はコード変換器１３の出力を受け
それに応じて文字（数字）表示用信号を発生するキャラ
クタジェネレー夕、１５はメモリ１から読み出された全
画像データとマーク信号発生器６からの関心領域マーク
信号およびキャラクタジェネレー夕１４からの文字表示
用信号とを合成するミキサ、１６はミキサ１５から出力
されるディジタル画像信号をアナログ画像信号に変換す
るＤ／Ａ変換器（ディジタルーアナログ変換器）、１７
はＤ／Ａ変換器１６からの画像信号に基づいて画像表示
を行なう表示器である。また、１８はメモリ制御器２、
マーク信号発生器６、表示器１７などに同期クロック信
号を与えてシステム全体のタイミング同期をとる同期ク
ロック発生器である。次に、上記溌成における動作を説
明する。

メモリーから読出された画像デー外ま直接ミキサ１５に
与えられ、Ｄ／Ａ変換器１６を介して表示器１７により
表示される。

また、関○領域位置設定器３、関０領域Ｘサイズ設定器
４および関０領域Ｙサイズ設定器５で設定された関心領
域については、それに応じたマーク信号発生器６の出力
がミキサ１５に与えられることにより、該設定関心領域
の外形を示すマークが前記表示器１７の表示画像中に表
示される。一方、それと同時に、前記設定された関心領
域を示すマーク信号発生器６の出力に応じて動作するゲ
ート回路７で該関○領域内のデータのみが抽出されこれ
が平均値算出回路部８に与えられる。平均値算出回路部
８では加算器９およびレジスタ１０により関Ｄ領域内の
入力データの総和が算出され、それが除算器に与えられ
、乗算器１１で算出された関心領域のマトリクスサィズ
つまり全対象データ数で除算されて関心領域内のデ−タ
平均値が算出される。すなわち、関心領域内の全データ
数をｎとし各データをＤｉとすれば平均値算出回路部８
の最終結果出力ＤｍはＤｍ＝Ｚ里で表わされる。

このようにして、得られた平均値出力Ｄｍはコード変換
器１３およびキャラクタジェネレータＩ４により該平均
値を示す数字表示信号に変換されてミキサ１５に与えら
れ、表示器１７の表示画面中に平均値が数字にて表示さ
れる。

このようにすれば、関心領域を設定するとその関０領域
内のＣＴ番号（階調情報）の平均値が自動的に算出され
表示画面中に表示される。

従って、関心領域内のＣＴ番号値の分布の状態がある程
度把握でき、関′Ｄ領域を設定した際の表示階調の範囲
の設定が容易になる。また、設定領域内のＣＴ番号の平
均値が表示されることから、ある領域内についての主要
な組織を類推することができるなど診断上の効果も大き
い。なお、本発明は、上託し且つ図面に示す実施例にの
み限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々変形
して実施できることは、いうまでもない。

例えば、ＣＴシステムに限らず、広範囲の画像領域なら
びに階調性情報を画像表示する場合に、略上記同様にし
て実施することができる。

以上述べたように本発明によれば、関○領域を設定する
と、それによって該関○領域内にかづる階調性の平均値
が表示されて階調性の分布状態が察知でき、設定関０領
域の特性の把握が容易に行なえる画像表示装置を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。

Claims

【特許請求の範囲】

１各マトリクスについての階調性情報からなるマトリ
クス化された画像データが記憶される記憶手段と、この
記憶手段に記憶された画像データで構成される画像領域
のうち拡大表示を所望する関心領域を設定する関心領域
設定手段と、この関心領域設定手段の設定に応じ前記記
憶手段から前記関心領域内に相当する画像データを読み
出すデータ読み出し手段と、このデータ読み出し手段で
読み出された画像データに基づき該関心領域内の画像デ
ータの階調性情報の平均値を算出する平均値算出手段と
、この平均値算出手段で得た平均値階調性情報を表示す
る表示手段とを具備してなる画像表示装置。