JPS6037411B2 - 電子式はかり - Google Patents

電子式はかり

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JPS6037411B2
JPS6037411B2 JP599277A JP599277A JPS6037411B2 JP S6037411 B2 JPS6037411 B2 JP S6037411B2 JP 599277 A JP599277 A JP 599277A JP 599277 A JP599277 A JP 599277A JP S6037411 B2 JPS6037411 B2 JP S6037411B2
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segment
circuit
pulse
potential
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JP599277A
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浩 浜田
宏 中内
靖彦 井波
貞利 武智
久 上出
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Priority to DE2802235A priority patent/DE2802235C3/de
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Priority to US05/871,040 priority patent/US4209770A/en
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Publication of JPS6037411B2 publication Critical patent/JPS6037411B2/ja
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <梗 概> 本発明は表示部にェレクトロクロミツク表示素子(以下
ECDという。
)を用いたディジタル表示式の電子式はかりに関するも
のである。現在、電子式はかりとして市販されている物
の表示部にはニキシー管等が用いられている。
このニキシ一瞥を表示に使用する場合、次のような短所
がある。o 消費電力が大きく駆動電圧が高いので電池
で駆動するのへ困難である。
o アクティブ・ディスプレイなので周囲光が明るいと
き見にくい。
o 表示の平面性が欠けており、表示する数字により奥
行が変化する。
また、蛍光表示管やLEDを使えば消費電力や表示の平
面性という点では改善されるが、やはり周囲光が明るい
と見にくいという欠点は残る。
本発明はかかる欠点をECDの採用によって解消しよう
というものであり、低消費電力で電池駆動が可能で、明
るい所でも見やすく、フラットな表示で視角依存性のな
い見やすい電子式はかりを提供しようというものである
。<先行技術> まず、以下ECDの概要を述べる。
ECDとして注目されている系に次のようなタイプがあ
る。第1のタイプは溶液中のェレクトロクロミツク物質
(以下EC物質と略す)を電気化学的に酸化または還元
し反応生成物を電極上に折出させて表示を行なうもので
ある。代表的な例としては特開昭47−1562に記述
されているへプチルビオロゲンを用いる系が挙げられる
。この系では表示電極をある一定電位(閥電位)よりも
卑に保つ事により赤紫色の不溶の皮膜が電極上に形成さ
れ、閥電位よりも貴に保つことによって消失する。この
反応式を次に示す。A2十十e‐−」Ao十(無色) A0十十X‐−」A0十× (赤紫色) X‐:Br‐、CI− 右向きの反応で着色し、左向きの反応で消色る。
第2のタイプは固体のEC物質を薄膜状にして表示電極
上に設け、電解液中で電気化学的に酸イあるいは還元し
てEC物質の可視光吸収特性を化させるものである。
このタイプのEC物質としては遷物金属化合物(特に酸
化物、硫化物)がられており、その中でも三酸化タング
ステンの,着腰については、RCAReview361
77(1975)に詳述されている。この系での着色機
構は電解よりプロトン、電極より電子が同時に注入され
ることによりタングステンブロンズが形成されるという
説が有力である。反応式は次の通りである。W。3十X
H++Xe−「−−一HX+W〇3eX撫色)
情色)この系でも表示電極を閥電位よりも
卑に保つと右向きに反応が進み青色に着色し、貴に保つ
と左向きに反応が進み消色する。
尚、プロトンの代りに電解液としてプロピレンカーボネ
イトにLiCI04を溶解した物を用いLiイオンの注
入によっても着色するという報告があり、(SID75
digestP.50)本件発明者によっても確認され
ている。
第3のタイプは第2のタイプと同様のEC物質を用いる
が、電解液を用いず固体電解質(電子伝導に対しては絶
縁体で、イオン伝導性のある物質)を用いる系である。
代表例は米国特許3521941号に記述されている。
この場合の着色機構の説明には、吸着された水分が電解
液として働き第2のタイプと本質的には同じであるとい
う説と、酸素空孔等によるカラーセンター説とがある。
このようにECDには種々のタイプがあるが共透した特
徴を列記する。
‘1’駆動電圧が低い。
(数ボルト以下)‘21 印加電圧を除去した(オープ
ン状態)後も数時間ないし数日間表示状態が持続する。
(メモリー機能)‘31 低消費電力。(1回の書込ま
たは消去に必要なエネルギーは、数mJ/地〜数皿mJ
/のである。)‘41コントラストが良好で視角依存性
がない。
‘51 パッシブ・ディスプレイなので周囲が明るくて
も見やすい。‘6} 表示の平面性がよく、表示パター
ンの形状の自由度が大きい。
‘7’1,3の特徴から半導体素子による駆動が容易で
ある。
<本発明の説明> さて、このような特徴を有するECDを表示部に用いた
電子式はかりの構成の具体例を説明する。
まずトランスデューサー部1川こて荷重に比例した鰭気
信号を得る。
このトランスデューサー部としては第2図に示すように
、受け皿11をバネ12で支え、その変位をストレィン
ゲージまたはポテンショメーター13で鰭圧信号に変換
する機構を用いる事ができる。その他周知の構造を用い
ることが可能である。精密測定が要求される場合には電
子天秤と呼ばれるシステムが実用化されている。このシ
ステムは第3図に示すように、受け皿11の平衡位置か
らのズレを光学的(例えばフオトダイオードやCdSフ
オトセル)あるいは電磁的(例えば菱勤トランス)ある
いは電気容量の変化として検出し、平衡位置に引き戻す
ように磁気補償システム17に流す電流を調節する。平
衡状態に達すれば、荷重と磁気補償システム17に流れ
る電流は比例する事になる。この方法は大変感度がよく
、0.1rgの感度のものが市販されている。(例えば
スイス・メトラ一社M頂22型)これに伴なし、。A−
Dコンバータ20も高性能のものが要求される。第3図
中、14は誘導ビームスキャンニング、15は可変利得
増幅器、16はしンジセレクタ−を示す。次に荷重に比
例したトランスデューサー部10よりの電圧信号をA−
Dコンバータ‐2川こよりディジタル信号に変換する。
A−Dコンバータ一としては各種モジュールが市販され
ているが、一般用の電子式ハカリとしては3〜4桁の有
効数字サンプリングレートは0.1〜1.現砂で十分な
ので周知の如くV−F変換方式または二重積分方式の物
が使用される。ついでA−Dコンバータ‐20からのデ
ィジタル信号を演算部30で処理する。
小売店の店頭用の電子式はかりとしてはこの演算部30
に次の機能を持たせることが望ましい。■ 端数を丸め
る。
■ 風袋の重量を引く。
■ 正味の重量に重量当りの単価をかけ、価格を計算す
る。
■ 必要に応じて出力をホールドする。
尚、端数を丸める単位(例えば1,2,5,10,・・
・夕)、風袋の重量、重量当りの単価はキーボード40
‘こよって入力できるようにする。
最小桁の表示のチラッキを防止する為には、端数の丸め
機能に第4図に示すように、入力変化に対する出力応答
性にヒステリシスを持たせればよい。さて、このように
演算部30で処理された信号をデコーダー60‘こより
セグメント信号Soに変換する。ここでセグメントとは
、表示電極を棒状または適当な形状の小部分に分割し、
それらを選択する事によって文字や数字を表示するよう
にした場合、その分割された個々の表示電極の事を言う
。第5図に7つのセグメントa〜gを用い、0〜9の数
字を表示する例を示す。さらにこのセグメント信号So
によりECDセル90の各セグメント91(91は91
a,91b・・・91gを総称する)毎に設けられたセ
グメント選択回路70を制御する。セグメント選択回路
70の機能は書込あるいは消去したいセグメントのみを
適切なタイミングで駆動回路80‘こ接続し、メモリー
させておく期間には(着色状態または消色状態を維持す
る期間)、駆動回路80から切り離すことである。一方
、A−Dコンバータ−20から取り出したクロックパル
スCIに同期した適切な幅の書込パルスWおよび消去パ
ルスEを書込み・消去パルス発生回路50によって作り
出し、セグメント選択回路70及び駆動回路80を制御
する。以上が本発明による電子式はかりの基本構成であ
るが、本発明の特徴であるECDの駆動に関わる部分を
さらに詳述する。
ECDには前述のようにメモリー機能があるので、デコ
ーダ−60として従来の表示素子(例えば、ニキシ一瞥
、蛍光表示管、発光ダイオード、液晶表示素子)に用い
られているものをそのまま用いると次のような問題が生
じる。
つまりあるセグメントに書込パルスを繰り返し加えると
、それに応じて着色が濃くなって行き、またそのセグメ
ントを消去するのに必要な電荷量、時間も増大する。こ
のようにECDでは表示状態が前の表示状態に依存し着
色濃度がセグメント毎に違ってしまう。このような問題
点を解決する為に、本発明は通常のデコーダーと、本発
明によるセグメント選択回路70を設け、書込パルスが
ECDに重複して印加されるのを防ぐ。ECDのメモリ
ー機能の利用の仕方によって次の3つの方式が可能で、
本発明はそれぞれを実施した。
〔A〕 表示の一周期毎に一旦前の表示を全部消去し、
改めて必要なセグメントだけを選択して着色させる。
この場合、消去パルスは繰り返し印加しても支障はない
ので、前回着色したセグメントのみを選択して消去パル
スを印加してもよく、あるいは全セグメントに(前回着
色しなかったセグメントにも)消去パルスを印加しても
よい。この方式の装置は本件発明者等が特顔昭50一1
19396号(昭和5位王10月2日)の「表示装置の
駆動方法」として出願したが、本実施例では以下のよう
な回路を構成した。まず書込・消去パルス発生回路5川
こより書込パルスW、消去パルスEを発生する。
各パルスの順序および幅は以下のようである。A−Dコ
ンバータ−20からクロツクパルスを取り出し、ワンシ
ョットマルチにより所望の幅の消去パルスEを発生する
。この幅はECDセルの消去に要する応答時間よりやや
大きくとることが望ましい。後述の方法により作製した
ECDセルでは30仇hsec程度が適当であった。次
に前述の消去パルスの立ち下がりを検出し別のワンショ
ットマルチを動かせて書込パルスWを発生する。このパ
ルス幅は同様に3皿hsec程度が適当であった。書込
が終ってから次に消去するまでの間はECDセル90を
駆動回路80から電気的に切り離し、表示状態を保持す
る。本例ではA−○コンバータ一のサンプリング周期を
lsecとし、メモリ一時間を40仇hSeCとした。
デコ−ダー60は通常の7セグメント表示用のものでよ
い。セグメント選択回路70は第6図aに示すように、
デコーダー60の出力Soおよび書込パルスW、消去パ
ルスEにより制御される。
即ち、出力SoとパルスWがアンド回路71に加えられ
、パルスEがオア回路72に加えられ、その出力はFE
T73のゲートに加えられる。FET73の一方の出力
(ソース)はセグメント91に接続され、FET73の
他方の出力(ドレイン)は駆動回路8川こ接続される。
この回路により書込時は必要なセグメントのみを、消去
時には全セグメントを駆動回路80に接続する。この回
路の論理式は次の通りである。S,=W・S。
十E第6図aのタイムチャートを第6図bに示す。
駆動回路8川こついてはまとめて後述する。〔B〕 前
回の表示内容と新しい表示内容を比較し、表示状態の変
化しない部分はそのままの状態に保っておき、着色状態
の必要なセグメントのみを駆動する方式である。例えば
第5図のような7セグメント型のパターンで「2Jから
「3」へ表示を変化させる場合、「2」の状態で着色し
ているのはa,b,d,e,gの各セグメントであり、
「3」の状態ではa,b,c,d,gの各セグメントで
あるから、eセグメントを消色し、cセグメントを着色
すればよいことになる。この方式は本件発明者等が特豚
昭50−152354(5の王12月19日)に「表示
装置の駆動方法」として出願中であり、さらにそれの各
良された発明を特願昭51−89342(51年7月2
6日)に「ェレクトロクロミック表示装置のメモリー回
生方法」として出願している。
本例では後者に基づき第7図aに示すような回路を構成
した。書込・消去パルス発生回路50及びデコーダー6
0は前例〔A〕と同様である。セグメント選択回路7川
こおいて、次の理論式で表わされる信号S,を作り、そ
れに従ってECDセル90の各セグメント91を駆動回
路80‘こ接続する。第7図bにタイムチャートを示す
。S,=(W・So+E・So)・(S−,由So)十
St.(WS。
十E)=W・S。・S−,十SES。・S−,十St(
WS。十E)S,:セグメント制御信号 So :新しい表示状態(デコーダー60の出力)S−
,:前の表示状態(デコ‐−ダー60の出力)St :
ストo−ブ信号 ストローブ信号Stは、セグメント毎にメモリ‐してい
た時間が異なっている場合等に着色濃度のバラッキが生
じて表示品位が劣化したときに、一旦すべてのセグメン
トを消色した後に各めて必要なセグメントを着色させ表
示品位を回復させる為のもので、適当な時間間隔をおい
て自動または手動で入れる。
このストローブ信号を手動で入れる場合には書込パルス
Wあるいは消去パルスEの途中で始まったり終わったり
しないよう整形する必要がある。このストローブ信号整
形の為の回路の例とタイムチャートを第8図a,bに示
す。
この回路の動作は次のようである。まず第1のR−Sフ
リツプフロッフ。74でStoがHighになった事を
記憶しておき、その後クロックパルスが入った時に第2
のR−Sフリップフロップ75をHighにする。
その後にStoがLowになれば第1のR−Sフリツプ
フロツプ74をリセットし、その次のクロックパルスC
Iで第2のR−Sフリツプフロツプ75をリセットする
。尚、↑dはクロツクパルスCIのパルス幅よりも大き
くしておく。この丁dはストローブ信号Stの立上りパ
ルスをアンド回路76の入力に加える抵抗77とコンデ
ンサ77の時定数で決定されるものである。〔C〕 第
3の方法は前記二例の折裏ともいうべきもので、ディジ
ット毎に前の表示数字と新しい表示数字を比較し同じ数
字のディジットはそのままメモリー状態を続け、異なる
ディジットのみを一旦消去して新たな数字を表示する方
法である。
この場合の回路構成は演算回路30とデコーダー60の
間に表示変化検出回路を挿入するだけで、デコーダー6
0以降は例〔A〕と同様である。この表示変化検出回路
はしジスタ−とデジタルコンパレーターによって構成し
、ディジット毎に前の表示数字と新しく表示すべき数字
を比較し、数字が異なる場合のみにデコーダー601こ
信号を送る機能をもつ。次に駆動回路80について述べ
る。
ECDの駆動法には大別して次の3種がある。‘1}
定電位駆動法 この駆動法は電極反応解析に用いられる定電位電解法を
そのままECD駆動に用いたものである。
第9図に示すようにセグメント91と参照電極93との
電位差が設定値Uと等しくなるように対向電極92に印
加される電圧が制御される。参照電極93に対してセグ
メント91の電位を一定値(閥単位以下Ethと略す)
よりも低く保つと着色が始まり、高く保つと消色する。
なお第9図の回路はセグメント91を接地しているので
Uを正にすると、参照電極93に対するセグメント91
の電位を低くする事になる。図中81は線形増幅器、7
0はセグメント選択回路である。第10図に平衡状態で
のセグメント91の電位Eと吸光度A(=−log(透
過率))の関係を示す。実際にECDを駆動する場合は
、希望する着色濃度に対応する平衡状態の電位Eoに設
定したのでは平衡に達するまでに非常に時間がかかり実
用的ではない。そこで書込時には、希望する着色濃度に
対応する平衡状態の電位よりも低い電位Ewに(Uとし
てはより正の電圧)、消去する場合は閥電位Ethより
高い電位Eeに(Uとしてはより負の電位)保ち、電流
が流れて適当な着色濃度になった所で、セグメント選択
回路70をOFFにして電流を止めメモリー状態に保つ
。なお、初めからセグメント選択回路70をOFFにし
ておけば、他のセグメントを駆動しても影響を受けず、
そのままの表示状態を保つている。尤もこの方式では一
つのセグメントを書込つつ他のセグメントを消去する事
はできず時間的にずらせて行わなければならない。この
方法の長所は書込電位Ew、消去電位Eeを副反応の起
こらない電位の範囲内に選ぶ事によって電解液の分解、
Ec物質や電極の劣化を防止する事ができる。
つまり副反応の起こる電位をEs,,Es2とするとE
s.<Ew,Ee<Es2と選ぶ。その反面、対向電極
92の電位は規制されていないので対向電極での反応系
を適当に選んで電荷の授受を円滑に行なわせないと過大
な電圧がかかり電解液の分解や対向電極92の劣化等の
問題が生じる。しかしこのの問題は増幅器81の電源電
圧を低くする等の方法により対向電極92にかかる電圧
の範囲を制限する事により防ぐ事ができる。また回路的
にはある程度大きな電流(表示面積1の当り数十mA)
を扱えるアナログ回路が必要である。‘21定電流駆動
法 これは第11図に示すように定電流源82に接続して駆
動する。
この場合も書込および消去時のみ青込・消去切換スイッ
チ83をそれぞれの側に接続し、表示状態を保つ間は切
り離しておく。
第11図中Wは智込、Mはメモリー、Eは消去の各端子
を示す。この書込・消去切換スイッチ83には半導体の
電子スイッチが利用できるのは言うまでもない。この事
は以下の説明中の他のスイッチについても同様である。
この駆動法の特徴は流れる電荷量を任意に設定でき、従
って着色濃度も任意に設定できるので、電極引き出し部
の抵抗値による電圧降下が問題になる場合や、EC物質
自体の特性のバラツキがある場合でも着色濃度を一定値
にできる。
又、対向電極を接地し、各セグメント毎に定電流源を設
ければあるセグメントを着色するのと同時に他のセグメ
ントを消色することが可能である。あるいは第12図に
示すように駆動すべきセグメント数(つまり表示面積)
に応じて電流値の可変できる定電流源を用いてもよい。
上記2つの回路は本件発明者等によって侍廉昭51−6
09斑(昭和51年5月24日)「ェレクトロクロミッ
ク表示装置の駆動回路人特腰昭51−60959(昭和
51年5月24日)「ェレクトロクロミック表示装置」
として出願中である。
第12図中、70はセグメント選択回路、82はセグメ
ント数信号nにより電流値の変化する定電流源、84は
駆動セグメント数計数回路、Soセグメント信号、nは
駆動セグメント数信号を夫々示す。この場合は書込時と
消去時の電荷量の設定にわずかでも誤差があると書込一
消去のサイクルを繰り返す毎に誤差が累積され、反応が
一方向にかたよっていく。
つまり書込時の電荷量が消去時の電荷量より大きければ
着色が進行し、完全に消去されなくなる。また消去時の
電荷量が書込時の電荷量よりも大きい場合には消去が完
了しても電流を流し込まれるので必然的に電解液の分解
、電極の劣化等の望ましくない副反応がひき起こされる
この場合消去がほぼ完了し副反応が起こり始めると表示
電極の電位が急に高くなる。この事を利用して定電流源
の電圧変動範囲を制限し、表示電極の電位が副反応の起
こり始める電位以上にはならないようにし副反応を押さ
える事ができる。第13図a,b,cに定電流源82の
具体例を示す。
これらの回路構成によりS端子を通って流れる電流に比
例した電流がlout端子に流れることになる。またS
を接地するとlout端子は高インピーダンスになり、
セグメント91をメモリー状態に保つ。‘3} 定電圧
駆動法 定電流駆動法とほぼ同様で定電流源の代りに第14図の
ように書込用定電圧源85及び消去用定電圧源86を接
続する。
そして切換スイッチ83で切換える。書込電圧Vwと消
去電圧Veは必ずしも等しくする必要はない。第14図
では書込用電源と消去用電源を別個に設けたが、第15
図のように電圧の低い方の電源としての定電圧源85を
適当に抵抗分割し、切換スイッチ83で極性を切り換え
てもよい。この駆動法でも対向電極での電荷の授受が円
滑でないと高電圧を印加しなければならず望ましくない
副反応が起こる可能性がある。
この駆動法では回路が前記2つの駆動法に比べて簡単で
あり、電源のエネルギーの利用率も一番高いので電池駆
動の電子機器にECDを応用する場合のように低消費電
力を指向する場合には略利である。
しかし、この駆動法の難点は対向電極92での反応系に
よっては同じ駆動電圧を印加しても対向電極92の状態
によってセグメント91の着色濃度が変ってくるという
欠点がある。
この欠点を解消する駆動法を持願昭51一106520
(51年9月3日)「表示装置の駆動方式」として出願
中である。この方法は梢色しているセグメントに常時消
去電圧を印加し対向電極92上に設けたEC物質層を着
色状態に保っておきセグメント91を着色する場合は対
向電極92と同電位に保つというものである。尚、{2
}定電流駆動法および{3淀電圧駆動法では対向電極9
2を接地し、正負二電源を用いれば、一つのセグメント
を書込みつつ他のセグメントを消去する事が可能である
この場合にはセグメント選択回路7川こスイッチを2個
づつ設けそのいずれか一方を導通させる事により、正負
のいずれかの電源を選択し書込あるいは消去を行なう。
この方法による場合は前述のセグメント選択回路7川ま
上記〔A〕,〔B〕の方式に応じてそれぞれ第16図、
第17図のように変更し書込消去パルス発生器50も、
両パルスがクロックパルスCIによって同時にスタート
するように変更した。第16図、第17図中、87は消
去用の定電圧源または定電流源、88は書込用の定電圧
源または定電流源である。次に本発明に用いるECDセ
ルの構成法を、前述のWQを電解液と共に用いる系を例
に述べるが、他のEC材料を用いる系も用いる事ができ
るのは言うまでもない。第18図に本例に用いられるE
CDセルの模式断面図を示す。
図中94はガラス等の透明絶縁基板、95は透明導電膜
、96は表示文字或いは模様に合わせて所定形状に構成
したW03膜、97は電解液、98はスベーサー、99
はW03膜の周囲に設けた絶縁膜である。これまでの説
明でのセグメント91および対向電極92は透明導電膜
95の上にWQ膜96を穣層して構成される。また参照
電極93には透明導電膜をそのまま用いる。両基板94
にはガラスを用いたが、各種の透明高分子材料も利用す
ることができる。
また、本例後述のように電解液中に山203のような顔
料を分散させ背景にする場合には、対向電極側基板は必
ずしも透明である必要はなく、絶縁基板上に透明導電膜
95を設ける代りに金属板を基板としその上にW03膜
96を積層することも可能である。透明導電膜95とし
てはSn02をドープしたln203を用いた。これは
周知の電子ビーム蒸着法により、面抵抗250/sq、
可視光の透過率85%以上のものが得られる。他の材料
としてはSbをドープしたSn02(商品名NESA)
が用いられる。WQ膜96は膜厚5000△で、真空蒸
着法により得た。W03膜96はマスクを用いて表示デ
ィジツト部のみに蒸着する。
定電位駆動を行なう場合には参照電極を設けるが、この
部分もマスクで覆いW03が蒸着されないようにする。
このように基板上に順次積層された透明導電膜95およ
びW03膜96を周知のエッチング技術により所望のパ
ターンのセグメントに分割する。
W03膜96のエッチング液には塩基性水溶液、透明導
電膜95にはFeC13の塩酸溶液が適している。次に
透明導電膜95のリード部(各セグメントの表示部から
セル外部への接続の為の引き回し部分で電解液97に触
れる部分)を保護する為に絶縁膜99を設ける。
この絶縁膜99を設けるには不要な部分をマスクで覆っ
てSj0,,Si02,CaF2,MgF2等の無機絶
縁膜を葵着する方法と、スクリーン印刷法によりシリコ
ン樹脂等の合成樹脂を蒸着する方法とかある。こうして
準備されたセグメント側基板と別に用意された対向電極
側基板(これもガラス基板94上に透明導電膜95およ
びW03膜96を順次積層した物で必要に応じて透明導
電膜95で参照電極93を形成しておく。
)とをスベーサ−98を介して斑合せる。スべ−サー9
8としてはガラス樺または高分子材料の成形品が利用で
きる。このようにして貼合された両基板の間隙に電解液
97を注入口(図示しない)より注入し、注入口を封止
する。電解97としてはジェチレングリコールモノェチ
ルェーテルアセテート(商品名カルビトールァセテート
)中にLiCI04を1.肌ol/1の濃度に溶解した
溶液に、白色背景を与える為にさらにAI203を重量
比1:1で混合・分散させた物を用いた。利用できる他
の電解液については特豚昭51−22969(51年3
月2日)及び特鹿昭51−45227(4月20日)に
それぞれ出願中である。このようにして構成されたEC
Dセル90は−1.5V(1比03基準)30皿sec
の定電位駆動法で5hC/あの電荷が流れ3:1のコン
トラスト比(書込時と消去時との反射率の比を59仇m
の単色光で測定)が得られた。またこの着色量から消去
するのには十1.5V(,ln203基準)の定電位駆
動で20仇hsec以内で十分であった。また、2秒周
期の書込一消去サイクルでエージングを行なっているが
現在最高500万回を記録し、まだ継続中である。以上
述べたような構成による電子式はかりの外観を第19図
に電子式はかりの正面図、第20図は裏面図を示し、本
体106に受皿11、表側表示部100が備えられ、本
体106の内部には前述の通りトランスジューサ、A−
Dコンバータ、演算部、デコーダー、駆動回路、鰭源(
電池)が内蔵される。
表示部100は第21図に拡大して示すように、ECD
よりなり重量を表示する部分103と、ECDよりなり
単価を表示する部分102と、ECDよりなり金額を表
示する部分103と、風袋又は正味を表示する部分10
4,105とよりなる。表示部10川ま電子式はかりの
裏面にも同じ構成のものが備えられるとともに、単価を
指示するキーボード40が設けられている。以上のよう
に本発明によれば、ECDを表示装置とする電子式はか
りが得られ、電源に電池を用いるときはポータブル化が
可能であり、本発明の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子式はかりのブロックダイヤグ
ラム、第2図はトランスデューサ−の構成を示す図、第
3図はトランスデューサーの他の例の構成を示す図、第
4図は演算部の入力出力特性図、第5図は7セグメント
パターン図、第6図aはセグメント選択回路図、第6図
bはそのタイムチャート第7図aはセグメント選択回路
の他の実施例の回路図、第7図b第7図aの回路のタイ
ムチャート、第8図aはストローブ信号の整形回路図、
第8図bは第8図aの回路のタイムチャート、第9図は
定電位駆動回路図、第10図は電位と吸光度の関係図、
第11図は定電流駆動回路図、第12図は定電流駆動回
路の他の実施例の回路図、第13図a,b,cは3つの
定電流源の回路図、第14図は定電圧駆動回路図、第1
5図は他の実施例の定電圧駆動回路図、第16図第17
図はセグメント選択回路のそれぞれ別の実施例における
回路図、第18図はECDの断面図、第19図は電子式
はかりの正面図、第20図は同じく裏面図、第21図は
同じく表示部の拡大平面図を示す。 10はトランスデューサー、11は受け皿、2川まA−
Dコンバータ−、30は演算部、40はキーボード−、
50は書込、消去パルス発生回路、60はデコーダ一、
70Gまセグメント選択回路、8川ま駆動回路、9川ま
ECDセル。 第2図 第3図 4・ 第5図 第9図 第1図 第21図 第6図 第7図 第8図 第10図 第11図 ・第12図 第13図 第14図 第15図 第16図 第17図 18図 19図 第20図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 荷重を検出し電気信号に変換するトランスデユーサ
    ーと、該トランスデユーサーの出力信号をデイジタル信
    号に変換するA−Dコンバーターと、該コンバーターの
    出力を処理する演算部と、該演算部の出力を表示信号に
    変換するデコーダーと、上記コンバーターのクロツクパ
    ルスに従つて書込パルス又は消去パルスを発生する回路
    と、該回路の書込パルス又は消去パルスによつて制御さ
    れる駆動回路と、上記回路の書込パルス又は消去パルス
    と上記デコーダーの出力とにより制御されるセグメント
    選択回路と、上記駆動回路とセグメント選択回路に接続
    されて駆動されるエレクトロクロミツク表示素子からな
    ることを特徴とする電子式はかり。
JP599277A 1977-01-21 1977-01-21 電子式はかり Expired JPS6037411B2 (ja)

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