JPS603739B2 - セルフシフト型ガス放電パネル - Google Patents

セルフシフト型ガス放電パネル

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JPS603739B2
JPS603739B2 JP53090778A JP9077878A JPS603739B2 JP S603739 B2 JPS603739 B2 JP S603739B2 JP 53090778 A JP53090778 A JP 53090778A JP 9077878 A JP9077878 A JP 9077878A JP S603739 B2 JPS603739 B2 JP S603739B2
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、縦方向シフト方式を採用したAC駆動型ガ
ス放電パネルの改良に関するものである。
この種のAC駆動型ガス放電パネルにおいて、放電スポ
ットのシフト機能をそなえたいわゆるセルフシフト型の
パネルは、マトリックス・アドレス型のパネルにおける
駆動回路の簡素化を図るべく開発されたもので、基本的
には複数の放電セルの規則的配列からなるシフトチャン
ネルをもって構成され、従来既に種々のタイプのものが
提案されている。
しかして、かかるパネルはメモリ動作による表示機能を
加えて、通常の陰極線管を用いた表示装置より小型化で
きるという利点があるので、最近電子計算機の端末装置
における各種モニタデイスプレイやキーボードディスプ
レイへの採用が試みられている。ところが従来のパネル
を用いたセルフシフトディスプレイは、シフト行の右端
において文字単独で書込んだ文字情報を右から左に向け
て横方向にシフトしていき所定の表示位置に固定表示す
る構成であり、換言すればランダムアドレスができない
構成であるために、1シフト行において表示されるべき
文字情報を各々個別に書込み制御することができないわ
けである。従って、表示された文字に誤りが発見された
場合は、1行分すべての文字を初めから書き直さねばな
らず、操作がきわめて煩雑であるとともに時間的な浪費
が大きいという欠点があった。そこでこのような欠点を
改善するべくその表示態様を改良したセルフシフト型の
パネルとその駆動方式が、特関昭54一89563号公
報により提案されている。
この改良されたパネルは、後で詳しく述べるように従来
の横方向シフト動作に代えて縦方向シフト動作による文
字の入力と表示を可能としたもので、規則的に配列され
た電極によって定まる複数群の放電セルの周期的配列よ
りなるシフトチャンネルを複数ライン縦方向に並設して
表示画面を構成し、かつ各シフトチャンネルの下端に隣
接して書込み放電セルを定める書込み電極を設けるとと
もに、前記表示画面をシフトラインと直交する方向で電
気的に少なくとも2分割するよう前記電極配列をそれぞ
れの画面ごとに別々に導出して前記書込み放電セルに連
なるモニタ行と、該モニ夕行の上方に隣接した表示行を
構成した点に特徴を有する。また新しい駆動方式は、前
記モニタ行と表示行とのシフト動作を独立して行わせる
よう前記画面ごとに導出した電極配列に別々のシフトド
ライブ回路を接続し、前記書込み電極には書込みドライ
ブ回路を介してモニタ行の表示文字数に対応する記憶容
量をそなえた書換え可能なメモリーを接続し、前記表示
行に表示された情報を保持した状態で前記モニタ行に対
する書込み動作とそれに伴うシフト動作とを独立して行
わせるように構成した点に特徴を有する。以上のような
パネルと駆動方式により、キーボード操作によって表示
すべき位置に直ちに文字を入力できるようになり、また
入力した文字の修正が容易になったわけであるが、しか
し、かかるパネルでは次のような新しい問題が生じる。
すなわち、前記表示行は1行分の文字表示が可能とされ
ており、かつ当該行に書込むべきその文字フオントは例
えば5×7ドット構成、7×9ドット構成等のようにパ
ネルの種類に応じ、あらかじめ設定されているのが普通
である。このため、入力する文字の文字フオントを変え
て表示態様を変更したい場合は、当該文字フオントに適
合する専用のパネルと取替えるか、あるいは専用のディ
スプレイに取替える必要があり、極めて不経済になって
いた。従ってこの発明の目的は、文字フオントの異なる
各種の文字情報を同一パネル上に書込み可能とする新し
い縦方向シフト型のガス放電パネルを提供し、以つて経
済的でかつ操作性の優れたセルフシフトディスプレイを
達成することにある。
簡単に述べるとこの発明は、モニタ行と表示行との間に
少なくとも1ドット(1絵素)分の放電セルを定める電
極配列を独立して設け、この独立電極配列を表示すべき
文字情報に応じて前記モニタ行の電極配列および表示行
の電極配列に選択的に接続させるようにしたことを特徴
とするものである。以下、この発明の好ましい実施例に
つき図面を参照して詳細に説明する。まずこの発明のセ
ルフシフト型ガス放電パネルの説明に先立って、縦方向
シフト方式を採用した従来のパネルと駆動方式について
説明する。
なおここで「縦方向」なる語句は、単に表示画面上にお
ける縦方向を意味するだけでなく、表示すべき文字の配
列方向(縦書きまたは横書き)に対して垂直な方向を意
味するものとする。第1図は前述した樽関昭54−89
563号公報にて提案の縦方向シフト型のディスプレイ
の概略系統図であって、縦方向シフト型のガス放電パネ
ル(以下、PDPという)10の表示図面はモニ夕行1
1を構成する一方の画面と、表示行12を構成する他方
の画面とに電気的に2分されている。
すなわちこのPDPIOは、例えば後で詳しく説明する
ような2×2相のミアンダ電極配列をもって構成され、
かつその電極配列によって定まる多数の縦方向シフトチ
ャンネルをそなえているが全画面共通の母線を通して導
出されているのは端子Y,,Y2に連なる一方の基板上
の2相シフト電極群のみであり他方の基板上の別のシフ
ト電極群はモニタ行11と表示行12においてそれぞれ
端子XIM,X2MとXIDとX2Dとに別々に導出さ
れている。また下方に位置するモニタ行11は図の場合
1行分の文字表示を可能とするに充分な幅を有し、その
下側には縦方向に延びる各シフトチャンネル対応の書込
み放電セル列13が個別の書込み電極端子W,,W2・
・・・・・・・・Wnをもって付設されている。全画面
共通の2つのシフト電極端子Y,とY2にはY側シフト
ドライブ回路14と15が接続され、画面ごとのX側シ
フト電極端子×IM,×2MとXID,X2Dには2組
のX側シフトドライブ回路16,17と18,19が接
続されている。
これらのシフトドライブ回路は、制御ロジック回路20
から所定の駆動タイミング信号stと選択指令信号sc
を受け、モニタ行11と表示行12の選択的シフト動作
を達成する。また書込み電極端子W,〜Wnには図の場
合電極対応の書込みドライブ回路21が接続され、編集
メモリー22からの書込み情報信号swと制御ロジック
20からの書込タイミング信号肌とに応答してラインご
との同時書込み(Lineata time方式)をな
す。以上の構成において例えばキーボード23から「S
E」の語を書込んで表示する場合、次のような動作が行
われる。すなわち第2図は書込み動作の順序を模式的に
示す図で、まず文字「S」がキ−インされるY側シフト
ドライブ回路14,15と×側シフトドライブ回路16
,17の駆動によってモニ夕行11が縦方向シフト動作
モ−ド‘こおかれ、かつ該シフト動作周期に同期してモ
ニタ行11の左側5本のシフトチャンネルに対応した5
つの書込み電極W,〜W5が順次7回選択され5×7ド
ット構成による最初の文字「S」の書込みが第2図1−
1〜1−2のように行われる。次に文字「E」がキーィ
ンされると、その情報は先に書込まれた文字「S」の情
報とともに一且編集メモリー22の所定位置に記憶され
、かつその書込みに先立ってモニタ行に前に書込まれた
文字「S」が第2図1−3に示すように消去される。こ
の消去操作はこれに限定されないが、表示行12を不動
作状態においたままモニタ行11のシフト動作を継続し
、それによって表示を与えている放電スポットをモニタ
行の最上位ラインで順次消滅させれば良い。上記のよう
にしてモニタ行11の表示が一且消去された後、編集メ
モリー22に記憶されている文字「S」と「E」の内容
が、書込み電極w,〜w5と次の文字ブロックの書込み
電極w6〜w,oに対してパラレルに順次書込まれ、モ
ニタ行11には「SE」の表示が現れる。
第2図2−1と2−2にこの間の書込み態様を示す。か
くしてこのパネルと駆動方式においては、キーィンした
文字情報がモニタ行の最終表示位置にわずか7回のシフ
ト動作で表示されるので、文字の書込みに要する時間が
著しく短縮されオペレータの疲労を大幅に軽減すること
ができる。またキーィンした文字情報が直ちにモニタ行
の最終表示位置に表示されて移動しないので操作性が著
しく向上する。モニタ行11に対して1行分の情報を書
込み、その内容を確認した後は、2組のX側シフトドラ
イブ回路16,17と18,19を共通に駆動して全画
面をシフト動作モードとし、モニタ行11の表示を上方
の表示行12の所定の位置までロールアップする。
そして次の行の情報を先に述べたと同じ方法でモニタ行
11に書込み、そのようなモニタ行への書込みと、表示
行へのロールアップとを繰返して1画面の表示を得る。
モニタ行または表示行に表示された情報に誤りが発見さ
れたり修正が要求される場合、それがモニタ行のみにお
ける修正であれば、編集メモリー22の該当部分の記憶
情報を修正して再書込みする。
,またその修正が表示行の情報に対しての要求であれば
、シフト方向を逆転することにより表示行の表示をモニ
タ行までロールダウンし、そこで編集メモリー22を用
いた同機の修正を加えれば良い。第3図は上記PDPI
Oの電極配列とその駆動回路の1例をさらに詳細に示し
た図であり、この場合該PDPはこれに限定されるもの
ではないが、特開昭53−8053号公報により既に提
案されているミアンダ電極構造を持つパネルが用いられ
ている。
この図において、PDPIOは一方の基板上に縦方向に
交互に配列された2群のシフト電極y,とy2の複数ラ
インを持ち、他方の基板上にも同じく縦方向に交互に配
列された2群のシフト電極x,とx2の複数ラインを持
っている。そしてこれら両側の2×2群の電極はそれぞ
れの基板上において誘電体層により被覆され、既に周知
のごとく放電用のガス空間を介して対向配置されている
。かくして4つの電極群y,,y2とx,,x2の対向
間隙にはそれら電極の配列m側序に応じて4相の放電セ
ルA〜Dが規則的周期的に配列された形となり、各電極
の列ラインに沿った複数の縦方向シフトチャンネルSC
・〜SCnが図示のごとく形成される。なお4相のセル
A〜Dによって1絵素を構成する。各シフトチャンネル
SC,〜SCnの下端には最初のy,電極に対向して先
に説明したごとき書込み電極w,〜wnが設けられ、ま
た前記4つのシフト電極群y,,y2および×,,墨は
先に説明したモニタ行11と表示行12においてそれぞ
れ図示のごとき母線接続により端子Y1,Y2,XIM
,X2M,XIDおよび×2Dに導出されている。各シ
フト電極端子にはそれぞれシフト電圧源Vsと援地間に
直列に接続されたシフトパルサとして1対のトランジス
タQ,とQ2とからなるシフトドライブ回路14〜19
が接続されている。
書込み電極にはそれぞれ書込み電圧源Vwと接地間に直
列に接続された書込みパルサとしての1対のトランジス
タQとQとからなる書込みドライバ211〜21nが接
続されている。なお、文字は先に述べたように5×7ド
ット構成であるから、5本の縦方向シフトチャンネルと
、シフトラインに沿った7個の絵素との組合せによって
単位表示フロックを構成することになる。従ってモニタ
行についてみると、×側のシフトドライブ回路DXIM
,DX2Mには7絵素分のx電極群x,,もが共通に接
続される。第4図は駆動波形の1例を示すものであり、
同図VY,,VY2はY側の共通シフト電極端子y,と
y2に印加される電圧波形を示し、VXIM,VX2M
はモニタ行11の×側シフト電極端子×IMとX2Mに
印加される電圧波形、VXID,VX2Dは表示行12
の×側シフト電極端子×IDとX2Dに印加される電圧
波形を示している。
また同図中VAM〜VDMはモニタ行1 1の4相の放
電セルにそれぞれ合成電圧として加わるセル電圧波形、
VAD〜VDDは表示行12の4相の放電セルに合成電
圧として加わるセル電圧波形、VWとVWCは書込み電
極に印加される電圧波形と書込み放電セルに加わる合成
電圧波形を示している。第3図および第4図の関連にお
いて、モニタ行1 1の放電セルには期間to〜t3の
4つの単位周期の繰返しで基本パルス列■〜■の組合せ
により順次D,A、A,B、B,C、C,Dの隣接放電
セルのベアを付勢するようなシフトパルスSPが対応す
るシフトドライブ回路から与えられてシフト動作が行わ
れ、toの期間ごとに書込みが行われる。
すなわちtoの単位周期の最初のシフトパルスSPがx
,電極に与えられかつ書込み電極に対向したy,電極が
接地電位に置かれるタイミングにおいて、選択された単
位表示ブロックの書込み電極群に対して書込みドライブ
回路から書込みパルスPwを供給すれば、選択された書
込み放電セルWnに図示のような書込み電圧Vwが加わ
って、当該書込みセルに最初の放電スポットが生じる。
このとき各シフトチャンネルのA相の放電セルAにもシ
フトパルスSPが印加されているので、前記書込み放電
スポットの種火効果により書込み放電セルに隣接した最
初の放電セルAにも放電スポットが同時に生ずる。放電
セルAに生じた放電スポットは次の単位周期t,,t2
・・・…・・・において基本パルス列の印加を切換える
に従って、A相とB相、B相とC相………の2つの隣接
放電セルA,B、B,C・・……・に順次シフトされて
行く。上記のようなモニタ行に対する書込み動作とシフ
ト動作がなされる間、表示行12の4相の放電セル群に
は第4図のVAD〜VDDから明らかなようにモニタ行
に対するとは異なる順序でシフトパルスが供給され、D
,A、A,B、D,A、C,D、D,A、A,Bの隣接
放電セルのベアが順次付勢されて所定の放電セル配列周
期内における順方向シフトと逆方向シフト動作の繰返し
‘こよる往復シフトまたはスウェィシフトが行われる。
従って表示行12に既にロールアップされた表示は画面
から消失することなく表示状態に保持されるのでキーィ
ンするオペレータにとってきわめて都合が良い。以上説
明したように、先に提案した縦方向シフト型パネルとそ
の駆動方式によれば、入力した文字の修正が容易になる
等モニタ用ディスプレイに適用して有利となる。
しかしながら、かかるパネルでは前述したように、モニ
タ行に起因して次のような新しい問題が生じる。すなわ
ちモニタ行を構成する1方の×側電極配列が予め設定し
た文字フオントに従った態様となっており、例えば文字
フオントが5×7ドットであるとすると、7ドット(絵
素)分のx電極群が細にされてシフトドライブ回路に接
続されることになる。このため、この5×7ドット構成
よりも大きい例えば7×9ドット構成の文字を表示する
ことは不可能である。従って入力する文字の大きさを変
更する際には、その文字フオントに適合する専用のパネ
ルを用いなければならず、経済的に不利となる。さてこ
の発明は、縦方向シフト型パネルにおいて、モニタ行を
構成する1方の×側電極配列数を任意に増減することに
より、各々異なる文字フオントを持つ各種の文字を表示
可能としたことを目的とするものである。
要するにこの発明は、モニタ行と表示行との間に少なく
とも1絵秦分の放電セルを定める電極配列を独立して設
け、この独立電極配列を入力する文字に応じモニタ行お
よび表示行に選択的に接続させるようにしたことを特徴
とするものである。第5図はこのような文字フオントの
異なる文字を書込み可能とするためのパネルの電極構造
図であり、5×7ドットと7×9ドットの2種類の文字
が表示できるものとして示している。
この図においてモニタ行11と表示行12との間には鎖
線ブロック30で示すような2絵秦分の放電セルを構成
する1方のX側電極群x,.,&,が端子XIS,×2
Sにより各々個別に導出されている。なお他方のY側電
極群y,.,y2,はモニタ行および表示行の各Y電極
群に連なり端子Y1,Y2により導出されている。前記
電極端子×IS,×2Sには各々連動する2つの切換ス
イッチSW,,SW2が設けられ、かつこれらスイッチ
の1方の固定接点a,,a2にはモニタ行11の電極端
子XIM,×2Mが、他方の固定接点b,,らには表示
行12の電極端子×ID,X2Dがそれぞれ接続されて
いる。
しかして例えば、5×7ドットの文字を書込む際は、切
換スイッチSW,,SW2の可動片を表示行側固定接点
a,,a2に切換える。
これによって、独立した電極配列x,.,xaは表示行
12の一部として含まれることになり、かつモニタ行1
1のX側電極配列は7絵素分が対応するシフトドライブ
回路16,17に接続されるので、前述したように隣接
した5本のシフトチャンネルに連なる5個の書込み放電
セルに文字情報を書込めば、5×7ドットの文字がパネ
ルの表示画面上に表示されることになる。次に7×9ド
ットの文字を書込むべく切換スイッチSW,,SW2の
可動片をモニタ行側固定接点b,,Qに切換えると、独
立した電極配列はモニタ行11の一部として含まれるこ
とになる。従ってモニタ行11のX側電極配列は9絵素
機成となる。かくして隣接した7本のシフトチャンネル
に連なる7個ずつの書込み放電セルを組にして1文字に
対応付けその選択によって文字書込みをなせば7×9ド
ットの書込み表示が可能となる。第6図はこの発明の変
形例であって、5×7ドット、7×9ドット、9×11
ドットの3種類の文字を書込み表示可能としたものであ
る。この場合モニタ行11と表示行12との間には各々
2総素分の放電セルを構成する2組の電極配列51と5
2がそれぞれ独立するよう端子XIS,,×2S,とX
IS2,×2S2により個別に導出されて設けられてお
り、かつこれら端子には図示の如き多接点型切換スイッ
チSW3,SW4がそれぞれ設けられている。そしてこ
のスイッチの切換えにより、第5図と同じように独立し
た電極配列をモニタ行11に接続すれば、例えば電極配
列51のみを接続したときは7×9ドットの文字が、ま
た電極配列51,62を共にモニタ行11に接続したき
は9×11ドットの文字がそれぞれ書込み表示可能とな
る。ところで、第5図および第6図によって異なる字体
の文字を表示した場合、その文字フオントによっては表
示行の最上部で文字の一部が欠けて表示される場合が生
じる。
従ってこれを避けるために、表示行の上部にも前述と同
機の独立した電極配列を設けるのが好ましい。以上の説
明から明らかなように、この発明のセルフシフト型ガス
放電パネルは、縦方向文字シフト方式の表示画面を構成
し、この画面をシフトラインと直交する方向で電気的に
少なくとも2分割してモニタ行と表示行とを構成したガ
ス放電パネルにおいて、前記モニタ行と表示行との間に
少なくとも1絵素分の放電セルを定める電極配列を独立
して設け、この電極配列をモニタ行に選択的に接続する
ことにより、モニタ行の単位表示ブロックの大きさを可
変できるようにしているので、文字フオントが異なる各
種の文字情報に対して適用できるという利点を有するも
のである。
従ってこの発明を電子計算機の端末用ディスプレイなど
に適用すれば極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦方向シフト型のセルフシフトディスプレイを
説明するための系統図、第2図は第1図のディスプレイ
による書込み順序を模式的に示す図、第3図はセルフシ
フトPDPの電極構造とその駆動回路を説明するための
図、第4図は第3図の駆動回路を用いた駆動電圧波形の
1例を示す図、第5図はこの発明の1実施例によるセル
フシフトPDPの電極構造図、第6図はこの発明の他の
実施例を示す図である。 1 0;セルフシフトPDP、1 1;モニタ行丁、1
2:表示行、13:書込み放電セル列、14〜19;シ
フトドライブ回路、20:制御ロジック回路、21;書
込みドライブ回路、22;編集メモリー、23;キーボ
ード、Y,,Y2,XIM,X2M,XID,X2D,
XISおよびX2S;電極端子、SW,〜SW4:切換
スイッチ。 第1図 第2図 第3図 第5図 簾・4図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一方の基板上に交互に配列された2群のシフト電極
    と、他方の基板上に交互に配列された別の2群のシフト
    電極との間に画定される4群のシフト用放電セルの周期
    的配列よりなる縦方向のシフトチヤンネルを複数ライン
    並設して表示画面を構成し、かつ各シフトチヤンネルの
    下端に隣接して文字情報入力用の書込み放電セルを定め
    る書込み電極を設け、前記表示画面は各シフトラインに
    おける放電セル配列の1周期を1絵素に対応させるとと
    もに、シフトラインと直交する方向で3つの表示領域に
    分割し、分割された表示領域はそれぞれ独立して駆動で
    きるように前記一方の2群のシフト電極を共通の母線に
    接続し、他方の2群のシフト電極を領域ごとに個別の2
    相の母線に接続し、また前記書込み放電セルに連なる最
    下位の表示領域は同書込み放電セルから入力された文字
    情報のモニタ行を構成し、最上位の表示領域は同入力文
    字情報の表示行を構成し、中間位の表示領域は少なくと
    も1絵素分の放電セルの行から成る一方、独立した2相
    の母線にそれらを前記モニタ行および表示行に関連する
    各独立の2相の母線のいずれかに選択的に接続するため
    の切換手段が設けられ、該切換手段を表示すべき文字情
    報に応じて切り換えることにより前記1絵素相当の放電
    セルをモニタ行、または表示行の放電セル群に接続でき
    るようにしたことを特徴とするセルフシフト型ガス放電
    パネル。
JP53090778A 1978-07-24 1978-07-24 セルフシフト型ガス放電パネル Expired JPS603739B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0221468Y2 (ja) * 1985-02-20 1990-06-11

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JPH0221468Y2 (ja) * 1985-02-20 1990-06-11

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