JPS6037320B2 - スクロ−ル型圧縮機 - Google Patents

スクロ−ル型圧縮機

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JPS6037320B2
JPS6037320B2 JP56162210A JP16221081A JPS6037320B2 JP S6037320 B2 JPS6037320 B2 JP S6037320B2 JP 56162210 A JP56162210 A JP 56162210A JP 16221081 A JP16221081 A JP 16221081A JP S6037320 B2 JPS6037320 B2 JP S6037320B2
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明洋 川野
清 寺内
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0246Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
    • F04C18/0269Details concerning the involute wraps
    • F04C18/0276Different wall heights

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容積式流体圧縮装置、特に側板の一面上にうず
巻体を形成した一対のスクロール部材を両うず巻体が互
いに角度をずらせてかみ合うよう重ね合せ一方のスクロ
ール部材の相対的な円軌道運動によって両うず巻体間に
形成される密閉された流体ポケットを容積の減少を伴な
わせてうる巻体の中央へ移動させ、流体の圧縮作用を行
なうスクロール型圧縮機に関するものである。
このようなスクロール型圧縮機の動作原理は古くから公
知であり第1図を参照して説明する。
一つのうず巻体1,2を角度をずらせて両うず巻体1,
2の間にうず巻体の相互接触部から相互接触部にわたる
限定された流体ポケット3を形成するよう互いにかみ合
い状態に配置し、一方のうず巻体1を他方のうず巻体2
に対して一方のうず巻体1の中心〇が他方のうず巻体2
の中心0の周りを半径○−○′をもつて公転するようい
うず巻体1の自転を禁止しながら動かすと、流体ポケッ
ト3はその容積を徐々に減少しつつ中央部へ移動する。
即ち、第1図aの状態からうず巻体1の公転角が90o
を示す第1図b、180oを示す第1図c、270oを
示す第1図dに示される如く、一方のうず巻体1を移動
させるとうず巻体の蚤方向外周で形成された流体ポケッ
ト3の容積は中央に移動するにしやがつて徐々に減少し
て行く、360o回転した第1図aでは両ポケットは中
央部に移り互いに接続し、更に90oずつ移動した第1
図b、c、dに示すように、流体ポケット3は狭まり、
第1図dでほとんど零となる。この間第1図bで開き始
めた外側の流体ポケットが第1図c、dからaに移る過
程で新たな流体を取り込んで流体ポケットを作る。従っ
て、うず巻体1,2の鯛方向両端にシ−ルした円板状の
側板を設け一方の側板の中央部に第1図中4で示す如き
吐出孔を設けておけば、蓬方向外周で取り込まれた流体
が圧縮され、吐出孔4から吐出されることとなる。
即ち、このようなスクロール型圧縮機においては両うず
巻体間に形成される流体ポケットの移動による容積の減
少によって流体圧縮が行なわれている。この流体ポケッ
トは両うず巻体の線接触及びうず巻体の先端面と他方の
側板の表面との接触によって両うず巻体間に形成され、
しかもこれら接触部は一方のスクロール部材の円軌道運
動によって摺動しながら移動し、流体ポケット内の流体
を圧縮している。ここで、第2図をも参照して圧縮サイ
クルについて説明すると、第2図なクランク角に対する
流体ポケット内の圧力状態を示すもので一つの圧縮サイ
クルがクランク回転で2回転となる場合を例示している
圧縮サイクルはまず、うず巻体の最外端が対向すろうず
巻体の壁面に接触し、吸入が終了した時点(第2図中h
点)で始まり、クランガ角が2中となる点(そ点)まで
は流体ポケット内の容積を減少しつつ内部圧力が序々に
上昇する。
しかしク点の直後(m点)でここまで圧縮されてきた二
つの流体ポケットが吐出室に蓮通する中央室に運通し一
つのポケットとなる。この瞬間吐出孔に弁装置が設けら
れていない場合にはポケット内の圧力は吐出圧力と一致
するまで急激に上昇することとなるが、弁装置が設けら
れている場合には、中央室内の高圧流体とポケット内の
圧縮流体が混合されて若干の圧力上昇となり、吐出圧力
に達する点(n点)までうず巻体の運動によって圧縮さ
れ、吐出圧に達すると弁装置が動作して中央室内の高圧
流体を吐出室内に流出させることとなる。従って中央室
は吐出室と蓮通したのちは一定の圧力を維持しつつ。点
に至る。このようにクランク角4灯で1つの圧縮サイク
ルが完了するとともに一つの圧縮サイクルの途中(第2
図の例示ではクランク角2mの時)で別の圧縮サイクル
(h′−〆′−m−・・・)が始まり順次サイクルが継
続されることにより圧縮動作を行なうこととなる。とこ
ろで、この種のスクロ−ル型圧縮機においては、1つの
圧縮サイクルがクランク回転で3回転となるようにする
には、うず巻体の巻数を多くしなければならない。
この場合のクランク角に対する流体ポケット内の圧力状
態を第3図に示す。このように、うず巻体の巻数を多く
すると、流体ポケット内の圧力の変化は第3図にh−そ
−m−n−oで示すようになり、うず巻体の巻数がそれ
より少ない場合(たとえば第2図h−そ−m−n−oで
示すようにクランク角が1回転で1つの圧縮サイクルが
行なわれる場合)に比べて、隣接する流体ポケット内の
圧力差が減少する。したがって一対のスクロール部村の
両うず巻体の相互接触部を介して、内側の高圧流体ポケ
ットから、外側の低圧流体ポケットへ洩れる流体量が減
少するため体積効率が増加する。また、うず巻体の巻数
を多くすることにより、圧縮機の排斥容量を大きくとる
こともできる。しかし両方のスクロール部村のうず巻体
の壁高さが一定の従来の圧縮機においては、うず巻体の
巻数を多くすると、圧縮機自体の内部圧縮比が大きくな
り、所要動力が増加する。
特に圧縮機を圧縮比の低い状態で使用する場合には、第
11図のh−そ−m−n−oのような状態となり、非常
に動力の損失が大きくなってしまう。本発明はスクロー
ル型圧縮機の排斥容量を大きくする場合や、体積効率を
増加する目的である程度うず巻体の巻数を多くした圧縮
機を、特に、低圧縦比で使用する場合でも過圧縮になら
ないようにし、それにより動力損失の低減および体積効
率の増大をはかることを目的とする。
本発明によれば、板体の一面上にうず巻体を配設した第
1のスクロール部村と、同様に板体の一面上にうず巻体
を配設した第2のスクロール部材の両うず巻体を互に角
度をずらせ、かつ両うず巻体側壁が接触するように配設
し、第1のスクロール部材を円軌道上を公転運動させて
両うず巻体間に閉塞された複数の流体ポケットを形成し
つつ流体を取り込み、該第1のスクロール部材の運動に
伴い、該流体ポケットを中心に移動せしめ、かつ容積の
減少を伴わせて一方向性流体圧縮作用を行なわせるよう
にしたスクロール型圧縮機において、上記流体ポケット
の軸方向寸法が上記うず巻体の外終端から内終端に向っ
て段階的に大きくなるように、上記第1及び第2のスク
ロール部材の少なくとも一方のうず巻体のピッチ間の板
体面領域が当該うず巻きに沿ってその外終端から内終端
に向って階段状に低くなるように形成されているととも
に、これに対応して、相手方のスクロール部材のうず巻
体の高さがその外終端から内終端に向って階段状に高く
なるように形成されていることを特徴とするスクロール
型圧縮機が得られる。以下、本発明を図面に示す実施例
について詳細に説明する。第4図を参照して、図示の圧
縮機1は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金で作
られたフロントエンドプレート11と、これに設置され
たカップ状部分12とからなる圧縮機ハウジング10を
有している。
プロントェンドプレート11は、主軸13を挿通させる
ための貫通孔111を中心に形成されており、背面には
貫通孔1 1 1と同心状の環状突起112が形成され
ている。
一方、カップ状部分12は、スチ−ル板の絞り加工、あ
るいはアルミダィカストによって形成される。カップ状
部分12は、その閉口部をフロントエンドプレートの環
状突起112上に鞍合し固着される。なお、0−リング
14が接合部に挟持されてシールを行なっている。主軸
13の内側にはディスクロ−夕15が固定されており、
このディスクロータ15は貫通孔111内にボールベア
リング16とスラストベアリング17によって回転可能
に支持されている。
フロントエンドプレート11は、また、主軸13を取巻
くように前方に伸びたスリーブ18を有している。スリ
ーブ18は、フロントエンドプレート11と一体に成形
されても良いが、ここでは、フロントエンドプレートと
は別個にスチールにて形成され、ねじ19によって、フ
ロントエンドプレート11の前面に取付けられている。
シャフトシール組立体20は、スリーブ18中で主軸1
3上に組立てられている。スリーブ18の外面上には、
図示は省略したが、ベアリングによって、プーリーが回
転可能に支持されるとともに、電磁石が固定されている
一方、主軸13のスリーブ18から突出した端部上には
、アーマチャプレート(図示せず)が弾性支持されてい
る。即ち、プーリー、電磁石およびアーマチャプレート
により、電磁クラッチが構成されており、これによって
、外部駆動源(例えば自動車エンジン)の回転をベルト
を介してプーリ‐へ伝え、電磁石への通電によって、ア
ーマチヤプレートをプーリ−へ吸着することによって主
軸13へ回転力を伝達するようにしている。フロントエ
ンドプレート11によって閉口部を閉じられたカップ状
部分12内には、固定スクロール部材21、可動スクロ
ール部材22、可動スクロール駆動機構23および可動
スクロール回転阻止機構24が設けられている。
固定スクロール部材21は、一般に側板211とその一
面に固定されたうずまき体212とからなっており、側
板211の裏面には、円筒状の隔壁213が軸方向に突
出して形成されており、その壁部は等角度間隔の5個所
の位置で壁厚が厚くなり、固定スクロール取付脚214
を構成する。
各脚214は、その先端面がカップ状部分12の端板部
分121の内面に接触した状態で、端板部分121の外
部から脚214へねじ込まれたねじ25によって、カッ
プ状部分12に固定されている。なお、ねじ25に沿っ
た流体の漏れを防止するためにシールリング26が、ね
じ25の頭部と端板部分121の間に挟持されている。
また側板211の外周面には溝215が形成され、この
溝中には、シールリング27が配置され、側板211の
外周面とカップ状部分12との間をシールしている。従
って、固定スクロール部材21の側板211によって、
カップ状部分の内部は、隔壁213が存在する後方の室
28と、うずまき体212の配置される前方の室29と
に分離される。室29中には、可動スクロール部材22
が配置されている。可動スクロール部材22は側板22
1とその一面に固定されたうずまき体222からなり、
うずまき体222は、うずまき体212と180oの角
度ずれをもってかみ合わされて、両うずまき体の間に流
体ポケットを形成している。可動スクロール部材22は
、ディスクロータ15の内端面に偏心して結合した駆動
論231上に、ラジアルベアリング232を介して、回
転可能に設置されている。一方、フロントエンドプレー
ト11へ固定結合された固定リング241と、これと対
向するように可動スクロール22の側板221へ固定さ
れた可動リング242と、両リングに形成したボール受
穴243,244中に配置したボール245とによって
回転阻止機構24が構成されている。圧縮機ハウジング
10は、カップ状部分12に外部の流体回路と接続する
ための吸入ボート30と吐出ボート31を設けている。
吸入ボート30からハウジング内の室29へ導入された
流体は、両スクロール部材21,22間の流体ポケット
中へ取り込まれ、可動スクロ−ル22の円軌道運動によ
り圧縮されながら中心部へ移動し、固定スクロール部材
21の側板211の中心部に設けた吐出孔216から室
28へ吹出し、そこから隔壁213に形成された蓮通穴
217を通り吐出ボート31を通って流体回路へ流出す
る。32は吐出弁である。
以上の構成において、上述した電磁クラッチの動作によ
って外部駆動源(図示せず)によって主軸13が回転さ
れると、可動スクロール駆動機構23及び回転阻止機構
24を介して可動スクロール部材22が円軌道運動を行
なう。
このため両スクロール部材21,22間に形成される流
体ポケットが、吸入ボート30から導入された流体を取
り込んで、容積の減少を伴いながら中心方向へ移動し、
これによって圧縮された流体が吐出孔216から吐出室
28の中心室部281へ吐出され、蓮通穴217から周
囲室282へ至る。さて可動スクロール部材22は第5
図に立体斜視図aと断面図bとして示されている。
第5図でわかるように、うずまき体222の外側部分は
側板221からの壁高ごそ2をもっている。側板221
には第7図をも参照してうずまき体222の最外部より
やや中に入った任意の壁伸開角の点Qでその壁の内側面
とさらに内側の側壁面との中間点を中心。・にして半径
R・=〜十季(ro:軌道半径,t:壁厚)の半円を描
くように深さそ3の段差を設ける。したがってこの点Q
ではうずまき体222の壁高さは相対的に夕2十〆3の
高さとなる。さらにこの部分より伸開角で汀radだけ
中に入った点Bではうずまき体222の壁高さはぐ,だ
け増加する。この結果、壁高さはその壁の内側底板面か
らの相対値としてH=ぞ,十そ2 十そ3のの高さとな
る。しかも壁高さの増加した地点8のうずまき方向端部
は第7図に示すように壁の中心から半径R2=季の半円
状曲面にされる。そして、この点より内側では底板高さ
も壁高さも一様で中心部まで続く。固定スクロール部材
21は第6図に示すように可動スクロール部村21と同
様な形状をないまぽ鏡面対称形状となっている。
要点は両スクロール部材21,22のそれぞれそ,,ク
2,そ3が同寸法で対応していることである。次に、両
うずまき体が組み合わされたときの圧縮の様子を第8図
を参照して説明する。
第8図Aは流体の取り込みを終了している。
この図では固定スクロール部材21および可動スクロー
ル部材22の両うずまき体212,222の相互接触部
から相互接触部にわたる限定された流体ポケット3a,
3bの壁高さは、前述Q点をうずまき体最外壁端部から
約曇汀ねdだけ戻し位置に設定したため、伸開角にして
3/4が壁高こそ2、残りの1/4が壁高さH=夕,十
そ2 十そ3 の状態にある。第8図BはAの状態から
の可動のうずまき体222の公転角が900を示す図で
あり、この点までは壁段差部のシールはされている。さ
らに90o進んだ状態が第8図Cであり、壁の高い部分
の端面Lと相手底板の段差部分の側面Mとが離れてシー
ルしなくなっている。しかしながらこの壁の端面Lと段
差部分の側面Mとの間隔を介して蓮通させられた両方の
流体ポケット3a,3bは対になった同圧力の室を形成
していたものであるため、相互連通による問題は何も生
じない。Cよりさらに90o進んだ状態が第8図Dであ
る。ここではほとんどの壁高さがH=〆,十〆2 十そ
3の状態で形成された流体ポケット3a,3bになって
いる。これによりさらに可動のうずまき体222の公転
角が進むと、例えば第8図Bの内側の流体ポケット3c
,3dのように、完全に壁高さの高い部分のみでの圧縮
となる。次に、本発明のスクロール型圧縮機の圧縮サイ
クルについて第3図を参照して説明する。
第3図は、クランク角に対する流体ポケット内の圧力状
態を示すものである。
本圧縮機の圧縮サイクルは、第3図h−h′−そ′−m
−n−oで示すようになる。この圧縮サイクルによると
、h−そ−m−n−oで示す従来のうずまき体の壁高さ
が一定の圧縮機の圧縮サイクルに比べ、クランク角変化
量に対する流体ポケットの容積減少割合が小さくなる。
したがって圧縮が緩やかになり、圧縮機の内部圧縮比も
低下し、圧縮動力が減少する。その上、従来の壁高さ一
定の圧縮機に比べ、隣接する流体ポケット内の圧力差が
減少し、高圧流体ポケットから低圧流体ポケットに洩れ
る流体量が減少するため体積効率も向上することになる
。特に、可動および固定の両うず巻体の壁高さが一定の
従来の圧縮機を圧縮比の低い状態で使用すると、第11
図のhーメーm−n−oに示すように過圧縮となるが、
本発明の圧縮機は圧縮比の低に状態で使用されても、第
11図h−h′ーク′−m−n−oに示つように過圧縮
とはならず、したがって動力損失の少ない効率の良い圧
縮を行なうことができる。以上、うずまき体の壁高さが
2段変化式の場合について説明したが、多段変化式も可
能であり、その例を第9図に示す。
また、力学的アンバランスを許容する場合には対になっ
た流体ポケットが非対称形のものも可能である。その一
例を第10図に示した。これは固定スクロール部材21
の側板211をフラットな形状にした例である。この場
合、両うずまき体212,222のうず巻の巻数が等し
ければ、流体取り込み時、対になった流体ポケットの容
積はアンバランスになる。しかし少なくとも一方のうず
まき体の巻数を変えることにより、取り込み容積を容易
にバランスさせることが可能であり、それ故にそのアン
バランスが問題になることはない。以上のように本発明
によれば、可動および固定のスクロール部材の両うずま
き体の壁高さを、うず巻の外部側よりも内部側のほうが
高くなるよう段階的に変化させ、両うずまき体の組み合
せによって形成される流体ポケットの壁高さがうずまき
体の外部側より内部側のほうが高くなるようにすること
によって、圧縮機の内部圧縮比を低減し、かつ圧縮を緩
やかにし、圧縮機の動力損失の低減と体積効率の増大を
はかったスクロール型圧縮機が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dは本発明に係るスクロール型圧縮機の原理
を説明するための図で、a〜dは異なった角度位置の状
態を示す図、第2図はスクロール型圧縮機の圧縮サイク
ルを説明するための図、第3図はうずまき体の巻数を多
くしたスクロール型圧縮機において従来のうずまき体壁
高さが一定のものと本発明に係るものとの圧縮サイクル
を説明するための図、第4図は本発明の一実施例を示す
スクロール型圧縮機の縦断面図、第5図は同実施例に用
いられた可動スクロール部村を示し、aは斜視図、bは
V−V線断面図、第6図は同実施例に用いられた固定ス
クロール部材を示し、aは斜視図、bは刑−W線断面図
、第7図はスクロール部材の説明用平面図、第8図は本
発明の一実施例に基き、その原理を説明するための図で
A〜Dは異なった角度位置の状態を示す図、第9図は本
発明の他の実施例に用いられるスクロール部材を示し、
aは平面図、bはK−K線断面図、第10図はさらに他
の実施例に用いられる固定および可動のスクロール部材
の組み合わせ状態での断面図、第11図は従来の圧縮機
を圧縮比の低い状態で使用する場合の圧縮サイクルを説
明するための図である。 1・・・圧縮機、13・・・主軸、21・・・固定スク
ロール部材、221・・・側板、212・・・うずまき
体、22…可動スクロール部材、221・・・側板、2
22…うずまき体。 第10図 第1図 第2図 第3図 第4図 精5図 第11図 焔6図 溝フ図 第8図 第8図 第8図 溝8図 精9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板体の一面上にうず巻体を配設した第1のスクロー
    ル部材と、同様に板体の一面上にうず巻体を配設した第
    2のスクロール部材の両うず巻体を互に角度をずらせ、
    かつ両うず巻体側壁が接触するように配設し、第1のス
    クロール部材を円軌道上を公転運動させて両うず巻体間
    に閉塞された複数の流体ポケツトを形成しつつ流体を取
    り込み、該第1のスクロール部材の運動に伴い、該流体
    ポケツトを中心に移動せしめ、かつ容積の減少を伴わせ
    て一方向性流体圧縮作用を行なわわせるようにしたスク
    ロール型圧縮機において、上記流体ポケツトの軸方向寸
    法が上記うず巻体の外終端から内終端に向つて段階的に
    大きくなるように、上記第1及び第2のスクロール部材
    の少なくとも一方のうず巻体のピツチ間の板体面領域が
    当該うず巻きに沿つてその外終端から内終端に向つて階
    段状に低くなるように形成されているとともに、これに
    対応して、相手方のスクロール部材のうず巻体の高さが
    その外終端から内終端に向つて階段状に高くなるように
    形成されていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
JP56162210A 1981-10-12 1981-10-12 スクロ−ル型圧縮機 Expired JPS6037320B2 (ja)

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JP56162210A JPS6037320B2 (ja) 1981-10-12 1981-10-12 スクロ−ル型圧縮機
DE8282305428T DE3269211D1 (en) 1981-10-12 1982-10-12 High efficiency scroll type compressor
EP82305428A EP0077214B1 (en) 1981-10-12 1982-10-12 High efficiency scroll type compressor
AU89272/82A AU550496B2 (en) 1981-10-12 1982-10-12 Scroll pump
US06/433,897 US4457674A (en) 1981-10-12 1982-10-12 High efficiency scroll type compressor with wrap portions having different axial heights

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JPS5862395A JPS5862395A (ja) 1983-04-13
JPS6037320B2 true JPS6037320B2 (ja) 1985-08-26

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EP (1) EP0077214B1 (ja)
JP (1) JPS6037320B2 (ja)
AU (1) AU550496B2 (ja)
DE (1) DE3269211D1 (ja)

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254734U (ja) * 1985-09-24 1987-04-04

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