JPS6037057B2 - 結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法 - Google Patents

結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法

Info

Publication number
JPS6037057B2
JPS6037057B2 JP53045279A JP4527978A JPS6037057B2 JP S6037057 B2 JPS6037057 B2 JP S6037057B2 JP 53045279 A JP53045279 A JP 53045279A JP 4527978 A JP4527978 A JP 4527978A JP S6037057 B2 JPS6037057 B2 JP S6037057B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
reaction
silica
water
organic sulfur
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53045279A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54137500A (en
Inventor
康男 山崎
篤二 堺
峰数 末岡
民夫 小野寺
浩二 隅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP53045279A priority Critical patent/JPS6037057B2/ja
Publication of JPS54137500A publication Critical patent/JPS54137500A/ja
Publication of JPS6037057B2 publication Critical patent/JPS6037057B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、結晶性アルミノシリケートゼオラィトの製造
法に関するものである。
更に詳しくはシリカ、アルミナ、アルカリ金属、水およ
び有機硫黄化合物を含有する原料混合物から結晶性アル
ミノシリケートゼオラィトを製造する方法に関するもの
である。結晶性ゼオラィトは、天然或いは合成いずれの
ものもNa、KまたはHイオンの如き腸イオンを含有し
、Si04とAIQの三次元絹状構造を有し、Si04
とAIQとは0を介して交叉結合した正四面体の高度配
例構造を有しているのが特徴である。
かような結晶性ゼオライトは、大きさが非常に均一な極
めて多数の孔を有しており、分子節としてよく知られて
おり、この特性を利用して種々の分野に使用されている
。従来、結晶性ゼオラィトは、種々の方法で合成される
が例えば最近カチオンとして第4級アンモニウムを含む
もの(例えば特公昭46−10064号公報、特関昭5
1−67298号公報、特関昭51−67299号公報
参照)、第3級アミンを含むもの(特開昭47−250
97号公報参照)、炭素数2〜10の第1級アミンを含
むもの(侍関昭50一54598号公報参照)およびア
ルコールを含むもの(特開昭52−4斑00号公報参照
)などを使用する方法が知られている。
アルカリ金属カチオンにさらに前記種々のカチオンを使
用するとSi02/AI203比が15以上の結晶性ゼ
オライトが得られ、かようなSi02含有量が多い結晶
性ゼオラィトは高安定性、高酸性を有し、例えば選択吸
着分離、クラッキング、ハイドロクラッキング、異性化
、アルキル化などの炭化水素の転化の触媒として高い活
性を有している。アルカリ金属カチオンはこれとさらに
組合せて使用されるカチオンと共に、ゼオラィトの構造
を支配する因子として作用するので一般的にそれらの種
類および組合せにより得られたゼオラィトの構造、特性
は異なる。ところが、本発明らの研究によれば、アルカ
リ金属と有機硫黄化合物をカチオン源として使用すると
、高Si02含有の結晶性ゼオラィトが得られ、しかも
このゼオラィトは前記公知の森M5型ゼオライト或いは
ゼータ(友ta)3型ゼオライトとは、異なったX線回
折パターンを示し、その特性も相違していることが判明
した。
本発明はか)る知見に塞いて到達されたものであって、
シリカ、アルミナ、アルカリ金属および水を含有する原
料混合物を、結晶性アルミノシリケートゼオラィトが生
成するに充分な温度および時間加熱するに際して、該原
料混合物は有機硫黄化合物を含するものであることを特
徴とする結晶性アルミノシリケートゼオラィトの製造法
である。
か)る本発明によって製造された結晶性ゼオラィトは、
Si02/AI203比が高く、その粉末のX線回折パ
ターンは従来公知の公M宅型ゼオラィトやゼータ(左t
a)3型ゼオラィトのとは明らかに異なるパターンを呈
する。
また本発明の結晶性ゼオラィトは、或る種の炭化水素に
対する吸着特性、気相法におけるキシレンの異性化やト
ランスアルキル化における触媒活性において特異的であ
り、またトルェンの不均一性化反応によるキシレン合成
においてキシレン中のp−キシレン濃度が熱力学的平衡
濃度以上となるなどの特徴を有している。従って本発明
の結晶性ゼオラィトは従来公知の高Si02系ゼオラィ
トとは構造が異なったものであることが推定される。本
発明の反応は、通常の結晶性ゼオラィトの合成に使用さ
れるシリカ源およびアルミナ源にアルカリ金属と水を含
む原料混合物を出発物質とすればよく、これに有機硫黄
化合物が供給され)ばよい。
シリカ源としては、ゼオラィト製造に通常使用されるも
のであればよく、例えばシリカ粉末、コロイド状シリカ
、熔解シリカ、ケイ酸などが挙げられる。
これらの具体例を詳しく説明すると、シリカ粉末として
は、ェーロシルシリカ、発煙シリ力、シリカゲルの如き
アルカリ金属ケイ酸塩から沈降法より製造された沈降シ
IJ力が好適であり、コロイド状シリカとしては、種々
の粒子径のもの例えば10〜50シクロンの粒子径のも
のが利用出来る。また溶解シリカとしてはNa20また
はK201モルに対してSj021〜5モル特に2〜4
モルを含有する水ガラスケイ酸塩、アルカリ金属ケイ酸
塩、アルカリ金属水酸化物にシリカを溶解することによ
り得られたケイ酸塩などが挙げられるが、就中水ガラス
ケイ酸塩が好ましい。アルミナ源としては、一般にゼオ
ラィトの製造に使用されているものであればよく例えば
塩化物、硝酸塩、硫酸塩の如きアルミニウムの塩;例え
ばコロイド状アルミナ、プソィドベーマィト、べーマイ
ト、y−アルミナ・Qーアルミナ・8ーアルミナ・三水
和物の如き水和されたもしくは水和されうる状態のァル
ミナ;アルミン酸ソーダなどが例示されるが、この中で
アルミン酸ソーダが好適である。
さらにアルミナ源の一部または全部を、前記したシリカ
源に示したアルミノケィ酸塩化合物として使用してもよ
い。本発明の原料混合物におけるシリカとアルミナとの
比は、Sj02、AI203のモル比で表わして10〜
200:1、好ましくは2.0〜150:1の範囲が望
ましい。
一方アルカリ金属としては、好ましくは水に易溶性の塩
の形態でまたは水酸化物の形態で加えられる。
アルカリ金属カチオン源としてのM20(Mはアルカリ
金属を示す)は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、アルミナ酸−ナトリウムまたは−カリウム、レナ
し、酸−ナトリウムまたは−カリウムとして加えられる
が、就中アルカリ金属(M)はナトリウムであるのが有
効であり、且つ望ましい。か)るアルカリ金属はM20
としてシリカ(Si02)1モルに対して0.02〜0
.25モル、好ましくは0.05〜0.20モル使用す
るがよい。かような有機硫黄化合物としては、水に可溶
性のものが有利であり、殊に‘a〕チオール類、(b}
スルフイド類、‘c}スルホン類、(d}チオフェン類
または‘e}スルホキシド類が好ましい。これらの詳細
について説明する。{a〕チオール類; 例えばメタンチオオール、ェタンチオール、1−プロ/
ゞンチオール、2−プロ/ぐンチオ−ル、1ーブタンチ
オール、2−ブタンチオ−ル、2−メチルプロパンチオ
ール、1ーベンタンチオール、フエニルメタンチオール
、1・2−エタンジチオール、1・3ープロパンジチオ
ール、1・4ーブタンジチオールなどが挙げられるが、
これらのうちで炭素数1〜5のアルキルチオール類、1
・2−ェタンジオール、1・3−プロパンジオールまた
は1・4ープタンジオールが好ましい。
(b’スルフィド類; 例えばメチルスルフィド、エチルスルフィド、メチルエ
チルスルフイド、1ーブロピルスルフイド、2−プロピ
ルスルフイド、1−ブチルスルフイド、2−ブチルスル
フイドなどの示されるが、特に炭素数1〜4のアルキル
スルフィドが好適である。
(c} アルキルスルホン類; 例えばメチルスルホン、エチルスルホン、スルホラン、
2・4−ジメチルスルホランなどが挙げられ、これらの
うち炭素数1〜3のものが好ましい。
‘d} チオフェン類; 例えばチオフェン、ジヒドロチオフェン、テトラヒドロ
チオフエソ、メチルトリヒドロチオフェン、ジメチルジ
ヒドロチオフエンなどが示されるが、これらのうち、チ
オフエンまたはテトラヒドロチオフェンが好ましい。
{e} スルホキシド類; 例えばメチルスルホキシド、エチルスルホキシド、前記
した各種有機黄化合物は、例示であって本発明はこれら
‘こ何等限定されるものではない。
これらのうち好ましいものは、【a}チオール類、(b
)スルフィド類、(c}スルホン類または【e)チオフ
ェン類である。本発明における有機硫黄化合物は、アル
ミナ(山203)1モル当り1〜100モル、好ましく
は2〜70モルの範囲が好適に使用される。本発明は、
シリカ、アルミナ、アルカリ金属、水および有機硫黄化
合物を含有する原料混合物を、結晶性アルミノシリケー
トゼオラィトが生成するに充分な温度および時間加熱す
ればよいが、その際該混合物中にリチウム、ナトリウム
、カリウム、バリウムの塩化物、臭化物、沃化物、硝酸
塩または硫酸塩などの鉱化剤を加えることもできる。
これら鉱化剤はそのま)原料混合物に添加することもで
きるし、また混合物中で生成させてもよい。鉱化剤はア
ルミナ(AI203)1モル当り、5〜100モル、特
に10〜80モルの割合で使用するのが好ましい。本発
明の反応は、前記原料混合物を結晶性ゼオラィトが生成
するに充分な温度と時間加熱することにより行なわれる
が、好ましい反応温度は、80〜300qo、特に13
0〜200qoの範囲であり、また好ましい反応時間は
0.5〜14日、特に1〜10日である。
圧力は特に制限を受けないが自圧で実施するのが望まし
い。さらに反応系の雰囲気は窒素ガスなどの不活性ガス
で置換して反応を行うことも可能である。反応は、所望
の温度に原料混合物を加熱し、用すれば燈梓下に結晶性
ゼオラィトが形成されるまで継続される。
かくして結晶が形成された後反応混合物を室温まで冷却
し口遇し水洗し、結晶を分別する。さらに要すれば結晶
は乾燥は、室温でもよくまた常圧或いは減圧のいずれで
もよく、例えば100qo以上で5〜2鮒時間程度行な
われる。かくして得られた結晶は、100〜600oo
、好ましくは300〜500ooの温度で、8〜2独特
間、好ましくは8〜1曲時間焼成してもよく、この焼成
も本発明に包含される。本発明は、結晶性ゼオライトに
おけるナトリウムイオンの一部または全部を他のカチオ
ンの少くとも一種とイオン交換する方法も含むものであ
る。
イオン交換し得るカチオンとしては、例えばリチウム、
銀、アンモニウムなどの1価カチオン、マグネシウム、
カルシウム、バリウムなどの2価カチオン、アルミニウ
ムの如き3価カチオン、その他マンガン、コバルト、ニ
ッケル、稀士類金属のカチオンであってもよい。稀土類
金属としては、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネ
オジム、サマリウム、ユウロピウム、力ドリニウム、テ
ルビウム、スカンジウム、イットリウムなどが含まれる
。前記種々のカチオンと交換する場合には、従釆の方法
によって行えばよく、結晶性ゼオラィトを、所望するカ
チオンを含有する水溶液を含む水溶性もしくは非水溶性
の媒体と援触処理すればよい。
か〉る接触処理は、バッチまたは連続式のし、ずれの方
式によっても達成できる。前述したイオン交換を行うこ
とにより、本発明の結晶性ゼオラィトの結晶性を増大せ
しめ得ることがあり、また活性を向上せしめ得ることが
ある。本発明考らの研究によれば、結晶性ゼオラィトの
形成反応を行うに先立ち、原料混合物中に、目的生成物
である結晶性ゼオラィトの粉末粒子を存在せしめると、
ゼオラィトの形成反応速度が増大されるのみならず、粒
子径の大きいゼオライトが得られることが分った。
従って原料混合物に目的とする結晶性ゼオラィトの粉末
を添加することは、好ましい実施態様の一つである。か
くして本発明によって得られた結晶性アルミノシリケー
トゼオライトは、以下に示す実施例から明らかなように
、特徴あるX線回折格子を示し、nーヘキサンまたはシ
クロヘキサンに対する吸着特性が特異的であり、キシレ
ンの異性化やトランスアルキル化の触媒として効果的な
活性を示す。
さらに本発明の結晶性ゼオラィトをトルェンの不均化反
応によるキシレンの合成の触媒として使用すると、生成
したキシレン中におけるpーキシレンの濃度が従来知ら
れている熱力学的平衡濃度よりもはるかに大きな値を示
すという特徴ある性質を有している。以下実施例を掲げ
て本発明方法を詳述する。
実施例 1水ガラス(Na2017.4%、Sj023
6.3%、日2046.3%)45.7夕を水82.9
のこ溶液したものをA液とする。水80.0夕と硫酸(
97%)10.0夕を混合した液に硫酸アルミニウム(
AI2(S04)3、.1細20)1.84夕を溶解し
たものB液とする。500の【ステンレス製オートクレ
ープにまずA液を入れ、損拝しながらB液を添加し、最
後に1ープロパンチオール7.56夕を添加する。
この反応混合物はモル比で次の組成を有する。IONa
20:34RSH:AI203:10鷹j02:370
0&O(ここでRSHは有機硫黄化合物を示す)この反
応混合物を約50瓜pmにて蝿辞しながら160oo、
自生圧にて3日間保持した後、熱い状態で過剰の有機硫
黄化合物を水蒸気とともに噴出除去する。
冷却後、固形分を炉別し、温水で洗浄し、洗浄炉液の電
気伝導度が100仏○/伽以下とする。固形分を110
00で乾燥した後白色粉末14.1夕を得た。
この粉末のX線回折パターンは表1に示すもので、典型
的なゼオライトTP−1であった。
表1 ゼオライトTP‐1の粉末X線回折パターンd:
面間隔 1ノTo:最大ピークに対する当該ピーク高さ
の比実施例 2 水ガラス68.6夕と水124.4夕からなるA液、水
120.0夕、硫酸15.0夕、硫酸アルミニウム2.
76夕からなるB液および1−プロパンチオール11.
3夕からなる反応混合物を用い、約20仇pmにて燭拝
しながら180q0にて3時間保持した以外は実施例1
と同機に操作した結果、白色粉末23.0夕を得た。
この粉末のX線回折パターンは表1に示すゼオラィトT
P−1以外に25%のQ−石英を含むことを示していた
。また110q0で乾燥後の組成は酸化物のモル比で表
わすと次の通りであった。2.2Na20:0.7RS
H:N203:7$i02:側日20次にこの粉末を、
空気雰囲気下500qoにて10時間焼成したサンプル
について、2が○、30〜35肋Hgの状態でn−へキ
サンおよびシクロヘキサンの飽和吸着容量を求めると、
各々8.1および11.3夕−吸着質/夕−ゼオライト
であった。
比較例 1 1−プロパンチオールの代りに1−プロパノール8.9
5夕を用い、16000にて反応を実施した以外は実施
例2と同様に操作した結果、白色粉末23.8夕を得た
(特開昭52−4380び号公報参照)この粉末のX線
パターンは表1に示すものと基本的に同様なゼオライト
ゼータ3であった。また組成分析の結果Si02(N2
03=81モル比)であった。このゼータ3の粉末の飽
和吸着容量を実施例2と同様にして測定すると、nーヘ
キサンおよびシクロヘキサンについて各々9.1および
6.6夕−吸着質/ターゼオライトであり、ゼオライト
TP−1とは明らかに異なった吸着特性を示している。
実施例 3実施例1で合成したゼオラィトTP−1を空
気雰囲気下500℃にて1晩焼成した後、ゼオライト1
夕当り25肌の5%塩化アンモニウム水溶液を用い70
00にて3回イオン交換した。
次いで炉液の電気伝導度が10〆ひ/伽以下となるまで
純水で洗浄し、110午0にて乾燥した。次いで、50
0qoにて1晩焼成後、クロマトグラフ用アルミナゲル
を重量比で120%混合し、粉砕して微粒子状とした後
、直径3肋、厚さ3柳のタブレットに成型した。このタ
ブレットを空気中500午0にて1晩焼成後、気相キシ
レン異性化反応を実施した。反応条件は、反応温度:3
40q○、重量単位時間空間速度(WHSV):10.
0、圧力:常圧、キヤリャーガス:無しであり、フィー
ド液組成およびフィード開始後1餌時間目のプロダクト
液組成は表2に示す通りであった。比較例 2比較例1
で合成したゼオラィトゼ−夕3を実施例3と同様にイオ
ン交換しさらにタブレットに成型した。
イオン交換後のナトリウム含有量は0.06重量%であ
った。このタブレットを実施例3と同一の条件で気相キ
シレン異性化反応を実施したところ、フイード開始後1
脚時間目のプロダクト液組成は表2に示す通りであった
。この結果から、キシレン異性化館はゼータ3よりTP
−1の方が優れていることが明らかである。実施例 4 水ガラス171.9夕および水311.0夕からなるA
液、水300.0夕、硫酸38.3夕、稀酢アルミニウ
ム6.90夕からなるB液および1ープロパンチオール
25.0夕とからなる反応混合物を1そオートクレープ
に入れ、約20びpmにて縄拝しながら160qoにて
10日間加熱して得られたゼオラィトTP−1を比較例
2と同様に処理して直径3側、厚さ3肌のタブレットと
した。
このタブレットを空気中500qoにて1晩焼成後、気
相トルヱン不均化反応を実施した。
反応条件は常圧、キャリアーガスの無い状態でWHSV
40(一定)として、反応温度を450、500、55
0ooと変えた時のプロダクト液組成は表3に示す通り
であった。
この結果から、この反応温度におけるキシレン三異性体
中のパラキシレンの熱力学的平衡組成値は約23%であ
るにもかかわらず、約40%の高い値を示しており、し
かもこの値は反応温度あるいはトルェン転化率に依存し
ないことが明らかである。表3 トルェン不均化反応 表4 TP−1によるトルェン不均化反応実施例 5 実施例4で用いたと同じ触媒を用い反応温度550q0
、WHSV40で気相トルェン不均化反応を実施した。
フィード開始後、1および8時間後のプロダクト液組成
は表4に示す通りでありこのことから、反応開始直後か
らキシレン中のパラキシレン濃度が熱力学的平衡濃度以
上であることが明らかである。実施例 6〜9 有機硫黄化合物の種類を変えた以外は実施例1と同じ操
作を繰返した結果、生成物粉末のX線回折パターンは実
施例6−9については典型的なTP−1であることを示
し、実施例8では非結晶性シリカ・アルミナの混入を示
していた。
実施例 10〜15 本実施例ではさらに有機硫黄化合物の種類を変え、実施
例2と同じ規模で繰返した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリカ、アルミナ、アルカリ金属および水を含有す
    る原料混合物を結晶性アルミノシリケートゼオライトが
    生成するに充分な温度および時間加熱するに際して、該
    原料混合物は有機硫黄化合物を含有するものであること
    を特徴とする結晶性アルミノシリケートゼオライトの製
    造法。 2 該有機硫黄化合物がチオール類、スルフイド類、ス
    ルホキシド類、スルホン類およびチオフエン類からなる
    群から選ばれた少くとも一種である特許請求の範囲第1
    項による方法。 3 該有機硫黄化合物が、炭素数1〜5のアルキルチオ
    ール、炭素数1〜4のアルキルスルフイド、炭素数1〜
    3のアルキルスルホンおよびチオフエン類からなる群か
    ら選ばれた少くとも一種である特許請求の範囲第1項に
    よる方法。
JP53045279A 1978-04-19 1978-04-19 結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法 Expired JPS6037057B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53045279A JPS6037057B2 (ja) 1978-04-19 1978-04-19 結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53045279A JPS6037057B2 (ja) 1978-04-19 1978-04-19 結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54137500A JPS54137500A (en) 1979-10-25
JPS6037057B2 true JPS6037057B2 (ja) 1985-08-23

Family

ID=12714862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53045279A Expired JPS6037057B2 (ja) 1978-04-19 1978-04-19 結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6037057B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54137500A (en) 1979-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bajpai Synthesis of mordenite type zeolite
JP7005399B2 (ja) テンプレートである1,6-ビス(メチルピペリジニウム)ヘキサンジブロミドの存在下でのizm-2ゼオライトの合成方法
ZA200802368B (en) Process for preparing a zeolite beta
CA1122619A (en) Disproportionation of toluene
JPH0228521B2 (ja)
US4977120A (en) Binderless zeolite catalysts, production thereof and catalytic reaction therewith
EP0152485A1 (en) Binder-free zeolite catalyst, process for its preparation, and catalytic reaction using same
US5098894A (en) Binderless zeolite catalysts, production thereof and catalytic reaction therewith
JP2002509477A (ja) アルキル化触媒およびその応用
JPH0228523B2 (ja)
JPH0353249B2 (ja)
JPS6037057B2 (ja) 結晶性アルミノシリケ−トゼオライトの製造法
JPS6159246B2 (ja)
JPH0339009B2 (ja)
CN107774297B (zh) Scm-12分子筛催化剂、制备方法及其应用
JP4591056B2 (ja) Me−アルミノフォスフェートの製造方法
JPH0232205B2 (ja)
JPH0579379B2 (ja)
US5436380A (en) Process for producing aromatic hydrocarbons
JPS6215533B2 (ja)
JPS6248648B2 (ja)
JPH0339969B2 (ja)
JPS6251889B2 (ja)
JPH0891827A (ja) 高耐熱性モルデナイト型ゼオライトおよびその製造方法
JPH0235692B2 (ja)