JPS6036899Y2 - セラミツクフイルタ - Google Patents
セラミツクフイルタInfo
- Publication number
- JPS6036899Y2 JPS6036899Y2 JP7300677U JP7300677U JPS6036899Y2 JP S6036899 Y2 JPS6036899 Y2 JP S6036899Y2 JP 7300677 U JP7300677 U JP 7300677U JP 7300677 U JP7300677 U JP 7300677U JP S6036899 Y2 JPS6036899 Y2 JP S6036899Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- sealing plate
- piezoelectric ceramic
- ceramic filter
- lead terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はケース内に圧電磁器共振子を収納し、ケース開
口部よりリード端子を引出すとともにケース開口部をエ
ポキシ樹脂等で封止したセラミックフィルタに関し、特
にケース開口部を封止する樹脂がケース内部に流入する
のを防ぐことを目的とするものである。
口部よりリード端子を引出すとともにケース開口部をエ
ポキシ樹脂等で封止したセラミックフィルタに関し、特
にケース開口部を封止する樹脂がケース内部に流入する
のを防ぐことを目的とするものである。
以下、ラダ一続セラミックフィルタを例にとって説明す
る。
る。
従来、ラダ一続セラミックフィルタにおいて角形の圧電
磁器共振子を用いたものは、第１図ａ。
磁器共振子を用いたものは、第１図ａ。
ｂに示すような構造であった。
すなわち、第１図ａ、 ｂに示すように、有底筒状のケ
ース１内に複数枚の圧電磁器共振子２を収納するととも
に、圧電磁器共振子２の電極板に一端を接続したリード
端子３をケース１開口部から引き出し、そしてケース１
開口部に前記リード端子３が貫通する貫通孔４を有する
封止板５を挿着し、この封止板５の上からエポキシ樹脂
等の液状樹脂６を充填し、ケース開口部を封止した構造
であった。
ース１内に複数枚の圧電磁器共振子２を収納するととも
に、圧電磁器共振子２の電極板に一端を接続したリード
端子３をケース１開口部から引き出し、そしてケース１
開口部に前記リード端子３が貫通する貫通孔４を有する
封止板５を挿着し、この封止板５の上からエポキシ樹脂
等の液状樹脂６を充填し、ケース開口部を封止した構造
であった。
また、丸形の圧電磁器共振子を用いたものは第２図ａ、
ｂに示すように、圧電磁器共振子２をリード端子３が貫
通する窓７を有する保持体８内に収納した後、ケース１
内に収納腰革１図ａ、 ｂに示す角形の圧電磁器共振子
２を用いた場合と同様に封止板５をケース１開口部に挿
着し、液状樹脂６で封止した構造であった。
ｂに示すように、圧電磁器共振子２をリード端子３が貫
通する窓７を有する保持体８内に収納した後、ケース１
内に収納腰革１図ａ、 ｂに示す角形の圧電磁器共振子
２を用いた場合と同様に封止板５をケース１開口部に挿
着し、液状樹脂６で封止した構造であった。
ところで、第１図および第２図に示すように、従来のラ
ダ一続セラミックフィルタでは、圧電磁器共振子２を収
納したケース１開口部を密閉するのに低粘度の液状樹脂
６で封止板５上を均一に被覆することにより行っている
が、従来のラダ一続セラミックフィルタの構造では、封
止板５とリード端子３との間の間隙および封止板５とケ
ース１との間の間隙により封止板５上に充填した液状の
樹脂６が毛細管現象によって第１図すおよび第２図すの
矢印Ａに示すように内部に侵入し、圧電磁器共振子２に
付着してフィルタとしての特性に悪影響を及ぼすという
欠点が生じていた。
ダ一続セラミックフィルタでは、圧電磁器共振子２を収
納したケース１開口部を密閉するのに低粘度の液状樹脂
６で封止板５上を均一に被覆することにより行っている
が、従来のラダ一続セラミックフィルタの構造では、封
止板５とリード端子３との間の間隙および封止板５とケ
ース１との間の間隙により封止板５上に充填した液状の
樹脂６が毛細管現象によって第１図すおよび第２図すの
矢印Ａに示すように内部に侵入し、圧電磁器共振子２に
付着してフィルタとしての特性に悪影響を及ぼすという
欠点が生じていた。
そこでこれを防止する目的のために、従来では液状樹脂
６が内部に侵入する間隙をシリコンゴム等で塞いだり、
圧電磁器共振子２全体を薄膜状のテープでくるんだり、
また封止板５に樹脂侵入防止用の薄膜テープを貼付けて
間隙を塞いだりする方法が採られていたが、材料費や製
造工程増加による作業性の低下により価格が高くなると
いう欠点が生じ、あまり好ましい方法ではなかった。
６が内部に侵入する間隙をシリコンゴム等で塞いだり、
圧電磁器共振子２全体を薄膜状のテープでくるんだり、
また封止板５に樹脂侵入防止用の薄膜テープを貼付けて
間隙を塞いだりする方法が採られていたが、材料費や製
造工程増加による作業性の低下により価格が高くなると
いう欠点が生じ、あまり好ましい方法ではなかった。
また、第３図、第４図に示す他の実施例の場合には、圧
電磁器共振子２のリード端子３が貫通する封止板９の貫
通孔１０を外から内に向って広がるテーパ形状とするこ
とにより、液状樹脂６が毛細管現象によってケース１内
部に侵入することを防止している。
電磁器共振子２のリード端子３が貫通する封止板９の貫
通孔１０を外から内に向って広がるテーパ形状とするこ
とにより、液状樹脂６が毛細管現象によってケース１内
部に侵入することを防止している。
しかし、この場合にはケース１の側壁と封止板９との間
隙から液状樹脂６の侵入が起き易く、また封止板９の直
下に圧電磁器共振子２があるため一度封止板９の下部迄
侵入した液状樹脂６が直接圧電磁器共振子２に接して振
動を阻害し、製造歩留りの低下を招き易い欠点があった
。
隙から液状樹脂６の侵入が起き易く、また封止板９の直
下に圧電磁器共振子２があるため一度封止板９の下部迄
侵入した液状樹脂６が直接圧電磁器共振子２に接して振
動を阻害し、製造歩留りの低下を招き易い欠点があった
。
本考案はこのような従来のセラミックフィルタの欠点に
鑑みなされたもので、以下本考案のセラミックフィルタ
につき、一実施例を示す第５図。
鑑みなされたもので、以下本考案のセラミックフィルタ
につき、一実施例を示す第５図。
第６図を用いて説明する。
この実施例は第２図ａ、ｂに示す従来のラダ一層セラミ
ックフィルタに対応させた実施例で、圧電磁器共振子２
のリード端子３が貫通するスリット１２を有する保持体
１３のそのスリット１２の形状を、内から外に向って広
がるようなテーパ形状にしたもので、封止板５のリード
端子３との間隙は従来と同じであるが、スリット１２部
で急激に広がるため、液状樹脂６が内部に侵入してくる
のを防ぐことができ、またケース１の側壁と封止板９と
の間隙から侵入する液状樹脂６は保持体１３により圧電
磁器共振子２に接することがないため性能を劣化させな
い。
ックフィルタに対応させた実施例で、圧電磁器共振子２
のリード端子３が貫通するスリット１２を有する保持体
１３のそのスリット１２の形状を、内から外に向って広
がるようなテーパ形状にしたもので、封止板５のリード
端子３との間隙は従来と同じであるが、スリット１２部
で急激に広がるため、液状樹脂６が内部に侵入してくる
のを防ぐことができ、またケース１の側壁と封止板９と
の間隙から侵入する液状樹脂６は保持体１３により圧電
磁器共振子２に接することがないため性能を劣化させな
い。
以上のように本考案によるセラミックフィルタは、ケー
スの封止を行う液状樹脂がケース内部に侵入して圧電磁
器共振子に接しセラミックフィルタの特性を劣化させる
のを価格が高くなることなく簡単な構造で防ぐことがで
きる非常に実用価値の高いものである。
スの封止を行う液状樹脂がケース内部に侵入して圧電磁
器共振子に接しセラミックフィルタの特性を劣化させる
のを価格が高くなることなく簡単な構造で防ぐことがで
きる非常に実用価値の高いものである。
なお、本考案による樹脂侵入防止の効果は、注入時の樹
脂粘度が２０００Ｃｐｓ以上の場合に特にその効果が大
きい。
脂粘度が２０００Ｃｐｓ以上の場合に特にその効果が大
きい。
第１図ａ、 ｂはそれぞれ角形の圧電磁器共振子を用い
た従来のラダ一層セラミックフィルタを示す斜視図およ
び断面図、第２図ａ、 ｂはそれぞれ丸形の圧電磁器共
振子を用いた従来のラダ一層セラミックフィルタを示す
斜視図および断面図、第３図は他の従来例であるラダ一
層セラミックフィルタを示す断面図、第４図は同フィル
タの要部部品の斜視図、第５図は本考案のセラミックフ
ィルタの一実施例であるラダ一層セラミックフィルタを
示す断面図、第６図は同フィルタの要部部品の斜視図で
ある。 １・・・・・・ケース、２・・・・・・圧電磁器共振子
、３・・・・・・リード端子、６・・・・・・液状樹脂
、９・・・・・・封止板、１０・・・・・・貫通孔、１
２・・・・・・窓、１３・・・・・・保持体。
た従来のラダ一層セラミックフィルタを示す斜視図およ
び断面図、第２図ａ、 ｂはそれぞれ丸形の圧電磁器共
振子を用いた従来のラダ一層セラミックフィルタを示す
斜視図および断面図、第３図は他の従来例であるラダ一
層セラミックフィルタを示す断面図、第４図は同フィル
タの要部部品の斜視図、第５図は本考案のセラミックフ
ィルタの一実施例であるラダ一層セラミックフィルタを
示す断面図、第６図は同フィルタの要部部品の斜視図で
ある。 １・・・・・・ケース、２・・・・・・圧電磁器共振子
、３・・・・・・リード端子、６・・・・・・液状樹脂
、９・・・・・・封止板、１０・・・・・・貫通孔、１
２・・・・・・窓、１３・・・・・・保持体。
Claims (1)
- リード端子を有する圧電磁器共振子と、この圧電磁器共
振子を保持収納しかつ前記リード端子が貫通するスリッ
トを有する保持体と、この保持体を収納するケースと、
前記リード端子が貫通する貫通孔を有し前記ケースの開
口部に挿着される封止板と、前記ケースの開口部に前記
封止板の上から充填された液状樹脂とて構成され、前記
スリットに内から外に向って広がるテーパ形状を持たせ
てなるセラミックフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7300677U JPS6036899Y2 (ja) | 1977-06-03 | 1977-06-03 | セラミツクフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7300677U JPS6036899Y2 (ja) | 1977-06-03 | 1977-06-03 | セラミツクフイルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS541341U JPS541341U (ja) | 1979-01-06 |
| JPS6036899Y2 true JPS6036899Y2 (ja) | 1985-11-01 |
Family
ID=28985233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7300677U Expired JPS6036899Y2 (ja) | 1977-06-03 | 1977-06-03 | セラミツクフイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6036899Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057601U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-22 | 不二サッシ株式会社 | バルコニ−装置 |
-
1977
- 1977-06-03 JP JP7300677U patent/JPS6036899Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS541341U (ja) | 1979-01-06 |
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