JPS6036538Y2 - オ−トバイのシ−ト

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【考案の詳細な説明】この考案はシートとフレームカバーの隙間をなくするよ
うに改善したオートバイのシートに関する。

オートバイはフレーム上にシートを乗せて固定し、シー
トの下側のフレームの左右側面をフレームカバーで覆い
、フレームカバーの内側にエアクリーナやバッテリ等の
部品を装着する。

シートとフレームカバーとは、隙間がないように取付け
て内側が見えないようにすると体裁がよいが、シート及
びフレームカバーの製作誤差等から隙間ができ、ここか
ら内側が見えて体裁が悪い。

この考案はかかる点に鑑み改善したもので、以下図面に
示す本考案の実施例について説明する。

オートバイのフレーム１の上には、前から燃料タンク２
、シート３を乗せて固定する。

フレーム１のシート３の下側の左右両側にはフレームカ
バー４を着脱自在に取着し、その内側に、エアクリーナ
やバッテリ等の部品を収容する。

シート３はシート底板５上にクッション材６を載せ、こ
れらを表皮７で包み、表皮７の端はシート底板５の裏面
に折曲げて固定して作る。

而して本考案は、表皮７の側下端に袋部８を縫合し、袋
部８をシート底板５の側下端から下側に垂下させる。

そして袋部８の下端がフレームカバー４の上縁に当るよ
うにする。

作用について説明する。

表皮７で作った袋部８は柔かい材料でできているので、
フレームカバー４が押し当てられても適宜変形でき、シ
ート３、フレームカバー４及びそれらの取付は部分に製
作誤差があっても、袋部８が曲げられ、袋部８とフレー
ムカバー４が密接する。

以上説明したように、この考案は、シート底板上にクッ
ション材を載せ、これらを表皮で包むようにしたものに
於て、表皮の側下端に袋部を縫合し、シート底板の側下
端から袋部を垂下させ、袋部の下端をフレームカバーの
上縁に当てるようにしたので、シートとフレームカバー
の隙間力なくなって体裁よくできる。

そして製作誤差でフレームカバーが袋部を押すようなこ
とがあっても、袋部が柔かくて曲るので、取付けできな
いような不具合もない。

又、袋部はシートの厚さを厚く見せ、外観も向上する。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は第１図Ａ−Ａ矢視断面図である。４・・・・・・フレームカバー５・・・・・・シート底板、・・・・・・クッション材、７・・・・・・表皮、８・・・・・・袋部。

【実用新案登録請求の範囲】

シート底板上にクッション材を載せ、これらを表皮で包
むようにしたものに於て、表皮の側下端に袋部を縫合し
、シート底板の側下端から袋部を垂下させ、袋部の下端
をフレームカバーの上縁に当てるようにしたことを特徴
とするオートバイのシート。