JPS6036509B2 - セルロ−ス系繊維含有製品の処理法 - Google Patents

セルロ−ス系繊維含有製品の処理法

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JPS6036509B2
JPS6036509B2 JP1841381A JP1841381A JPS6036509B2 JP S6036509 B2 JPS6036509 B2 JP S6036509B2 JP 1841381 A JP1841381 A JP 1841381A JP 1841381 A JP1841381 A JP 1841381A JP S6036509 B2 JPS6036509 B2 JP S6036509B2
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JP
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cellulose fibers
containing cellulose
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treating
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JP1841381A
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清一 越智
富男 黒木
隆司 原田
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセルロース系繊維含有製品の処理法に関するも
のであり、更に詳しくは特定の非反応性無機化合物の存
在下で樹脂加工することにより強力低下、特に摩耗強力
低下を最小限にとどめると共に、乾防雛性の実質的な低
下を生じることなく、湿防鮫一性を改善する処理法に関
する。
一般に、セルロース系繊維の樹脂加工はパッドドライ・
キュア方式によって行われている。このような方法によ
って処理するときは、乾防雛性は比較的容易に改善され
るが、湿防轍性(湿潤時鮫回復性)が劣ることから、タ
ンブルドラィによるウオッシュ・ァンド・ウェア性の評
価は比較的良好であるのに、ラインドライによって評価
したウオッシュ・アンド・ウェア性は全く不満足であり
、アイロン掛けが必要不可欠である。また、このような
処理法のもう一つの欠点は良好なウオッシュ・アンド・
ウェア性を付与するためには乾防級性を大きく向上させ
る必要があり、その場合セルロースの分子鎖は硬直化を
生じやすいため繊維強度特に摩耗強力、抗張力等の低下
が大きいことである。従来、強度低下をできるだけ小さ
くするため乾防鮫性を犠牲にして湿防数性を向上させる
方法も種々提案されている。
すなわち、架橋反応時の水分を調節するモィストキュア
法、ジクロロブロパノール、ビニルスルホン等をアルカ
リ水溶液触媒存在下で反応させるウェットキュア法によ
る処理後、軽度の樹脂加工を施す2段階処理沈等が知れ
らている。しかし、前者の方法は処理条件の管理が困難
であり、再現性のある処理が得難い欠点を有しており、
後者の方法は煩雑であるばかりか衛生性の問題や特殊の
処理装置や処理に長時間を必要としコスト高となる等多
くの問題を有している。更に、多量の無機塩の存在下で
パッド・ドライ・キュア法により樹脂加工し湿肋轍性を
改良する試みもなされているが、乾防糠性が大中に低下
すること、多量の架橋剤を必要とすること、処理液の安
定性が損われること等の欠点を有している。
本発明者等は上記欠点を解決し、乾防磁性をそれほど低
下させることなく、湿防雛性を大中に向上させ、優れた
ウオツシュ・アンド・ウェア性を付与するべく鋭意研究
の結果、本発明の方法に到達した。
すなわち、本発明はセルロース系繊維含有製品に、塩化
ナトリウム、塩化リチウムおよび硝酸ナトリウムから選
ばれた少なくとも1種の無機塩、ポリアルキレングリコ
ール類、酸性触媒および架橋剤を含有する処理液を付与
し、熱処理することを特徴とする。本発明の方法による
ときは、繊維強力特に摩耗強力、抗張力の低下が少なく
、乾防鯛性と緑防鮫性のバランスの優れた、かつ高いウ
オッシュ・アンド・ウェアを有する処理品が得られるこ
と、通常のパッド・ドライ・キュア装置がそのまま利用
できること、処理効果の再現性がよく加工条件がフレキ
シビリティーに富むこと等多くの特徴を有する。
本発明の方法を適用するセルロース系繊維含有製品とし
ては、綿、麻のような天然セルロース繊維等、ビスコー
スレーョン、ポリノジック、銅安レーヨンのような再生
セルロース絵筆からなる製品のみならず、該セルロース
繊維と他の天然繊維、半合成繊維、合成繊維等との混用
品等が挙げられる。
もちろんセルロ−ス繊維の改質が目的であるためセルロ
ース繊維混用率の大きいものに適用して効果的である。
製品としては織編物等の布局が好ましい。本発明の方法
において用いられる架橋剤としては、酸性触媒下でセル
ロースのヒドロキシル基と反応することのできる多官能
性化合物であり、たとえばジメチロールジヒドロキシェ
チレン尿素、ジメチ。
ールェチレン尿素、ジメチロールアルキルカーバメート
、ジメチロールヒドロキシアルキルカーバメート、ジメ
チロールプロピレン尿素、ジメチロールヒドoキシエチ
ルトリアゾンのようなN−メチロール化合物およびそれ
らの誘導体等が例示される。特に好ましい架橋剤はジメ
チロ‐ルジヒドロキシェチレン尿素およびその部分メチ
ルエーテル化物、ジメチロールェチレン尿素、ジメチロ
ールプロピレン尿素等である。また、酸性触媒としては
燐酸、蟻酸、ヒドロキシメチルホスホン酸のような酸、
塩化アルミニウム、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウ
ム、硝酸亜鉛、硝酸アルミニウム、棚弗化亜鉛、棚発化
マグネシウム、燐酸水素マグネシウムのような多価金属
塩、該多価金属塩同士の組合せや、鉱酸のアンモニウム
塩、鉱酸のアミン塩、上記多価金属塩や鉱酸のアンモニ
ウム塩等と有機酸との混合触媒等が例示されるが、特に
塩化マグネシウムまたは塩化マグネシウムを主成分とす
る複合金属塩系触媒が好ましい。
本発明の方法における樹脂加工液に添加される無機アル
カリ金属塩としては、塩化ナトリウム、塩化リチウム、
硝酸ナトリウムから選ばれた少なくとも1種であり、好
ましくは塩化ナトリウム、硝酸ナトリウムである。
同じような無機アルカリ金属塩であっても硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム等は乾防鮫性を低下させることから不
適用である。また、ポリアルキレグリコール類としては
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、オキシエチレン・オ
キシプ。
ピレンランダムまたはブロック共重合体、オキシェチレ
ン・オキシブチレンランダムまたはブロック共重合体お
よびそれらの末端ヒドロキシル基をェステル結合、エー
テル結合等によって封鎖した化合物等が例示され、分子
量は100〜100欧掌度が好ましく、就中、分子量2
00〜600が特に好ましい。エチレングリコール、グ
リセリンのような低分子量多価アルコール類は乾防磯性
の低下が大きく、不適当である。上記無機アルカリ金属
塩とポリァルキレングリコール類の使用濃度は化合物の
種類によっても若干異なるが、通常処理液に対し前者が
2〜15重量%、後者が2〜20重量%であることが好
ましい〈、更に前者が3〜1の重量%、後者が5〜15
重量%であることが特に好ましい。
使用濃度が高過ぎると乾防雛性の低下が大きいはかりか
、処理液の安定性が悪化すること、経済的にも不利であ
ること等の欠点を生じる。また、少な過ぎると湿防糠性
の改良が不充分であるばかりか、摩耗強力の改良も期待
できなくなる。処理液には更に所望により通常樹脂加工
において用いられる各種助剤たとえば柔軟性、撒水剤、
綾水綾油剤、汚れた防止剤、帯電防止剤、抗菌剤、防微
剤や反応性アクリル樹脂ェマルジョン、ポリウレタンエ
マルジヨン、ポリウレタンプレポリマー等の風合調節剤
を添加することができる。
かくて得られた処理液は通常パッド法、スプレー法、コ
ート法、転写法等の任意の手段により繊維製品に付与し
た後、通常乾燥してから熱処理される。熱処理条件は使
用する酸性触媒の種類および濃度、架橋剤の種類および
濃度等によっても異なるが、通常の樹脂加工時の熱処理
条件でよい。以下、実施例により本発明を説明する。な
お、実施例中の部および%は重量基準である。また、処
理布の性能評価は下記規格によった。抗張力:グラブ法
JISL IO96 摩耗強力:屈曲摩耗 JIS L IO96防鮫性:雛
回復角 JISL IO96実施例 1 綿・oo%平織物(等誌券錆)を下記処方の水溶液中に
浸潰し、マングルにて絞り率70%に絞った後、100
00で乾燥し、15000で3分間熱処理し、洗豚、乾
燥した。
処理布の性能を測定した結果を第1表に示す。<処 法
>※塩化マグネシウム〆第1燐酸アンモニウム系頚蟻集
第1表第1表から明らかなように、従来法(NO.1)
と比べて本発明による処理布(NO.4)は布強力(抗
張力、摩耗強力)が大中に改善されるだけでなく乾防鰍
性の低下もなくして湿防級性の大中な改善が達成できた
これに対して、硝酸ソーダ単独使用(No.2)では布
強力はやや改善されるが、湿防磯性の改善が見られず、
またポリエチレングリコール単独使用(NO.3)では
湿防数性は改善されるが、乾防数性がやや低下すると共
に、布強力改善効果も本発明の方法に比べ劣っていた。
実施例 2 綿・〇。
%平織物く舎素さ精)を下記処方の水溶液中に浸潰し、
マングルにて絞り率70%に絞った後12000で乾燥
、15000で3分間熱処理し、洗液、乾燥した。得ら
れた処理布の性能を測定した結果を第2表に示す。<処
方> 第2表 第2表から明らかなように、従来法(No.1)と比べ
て本発明の方法による処理布くNo.3〜7)はいずれ
も布強力および湿防鮫性の大中な向上が達成できた。
塩化ナトリウムとポリエチレングリコール(分子量20
0)との最適の使用濃度は塩化ナトリウム4〜6%、ポ
リエチレングリコール(分子量200)10%が特にす
ぐれた結果を示した。これに対して、ポリエチレングリ
コール単独使用(No.2)は湿防磁性がやや向上する
が、布強力改善効果が小さい。実施例 3 実施例1における処理液処方を下記処方に変更した以外
は実施例1と同様の試料、加工条件で処理し、得られた
結果を第3表に示した。
<処 方> 第3表 硝酸ナトリウムとポリエチレングリコールとの併用によ
って、優れた乾、湿防級性と著しく改善された摩耗強力
が得られた。
なお、ポリエチレングリコールの使用濃度は5〜15%
が最適であり、多過ぎると布強力が著しく改善されるが
、所望する防糠性が少なくとも架橋剤使用量を増加しな
いかぎり得られなくなる。比較例 実施例1における処理液処方を下記処方に変更した以外
は実施例1と同様の試料、加工条件で処理し、得られた
結果を第4表に示した。
<処 方> 第4表 第4表に示すごとく、硫酸ナトIJウム、硫酸カリウム
を用いる比較例(No.1、2)は防鮫性が大中に低下
する欠点を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルロース系繊維含有製品に、塩化ナトリウム、塩
    化リチウムおよび硝酸ナトリウムから選ばれた少なくと
    も1種の無機アルカリ金属塩、ポリアルキレングリコー
    ル類、酸性触媒および架橋剤を含有する処理液を付与し
    、熱処理することを特徴とするセルロース系繊維含有製
    品の処理法。 2 処理液における無機アルカリ金属塩の濃度が3〜1
    0重量%である特許請求の範囲第1項記載のセルロース
    系繊維含有製品の処理法。 3 ポリアルキレングリコール類が分子量100〜10
    00のポリアルキレングリコールである特許請求の範囲
    第1項記載のセルロース系繊維含有製品の処理法。 4 処理液におけるポリアルキレングリコール類の濃度
    が5〜15重量%である特許請求の範囲第1項記載のセ
    ルロース系繊維含有製品の処理法。
JP1841381A 1981-02-09 1981-02-09 セルロ−ス系繊維含有製品の処理法 Expired JPS6036509B2 (ja)

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JPS57133277A JPS57133277A (en) 1982-08-17
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JP2525507B2 (ja) * 1990-08-23 1996-08-21 株式会社アロータ 繊維質物の処理剤

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