JPS6036449Y2 - 容器 - Google Patents

容器

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Publication number
JPS6036449Y2
JPS6036449Y2 JP14652680U JP14652680U JPS6036449Y2 JP S6036449 Y2 JPS6036449 Y2 JP S6036449Y2 JP 14652680 U JP14652680 U JP 14652680U JP 14652680 U JP14652680 U JP 14652680U JP S6036449 Y2 JPS6036449 Y2 JP S6036449Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
container
oil
layer
containers
Prior art date
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Expired
Application number
JP14652680U
Other languages
English (en)
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JPS5768335U (ja
Inventor
幸一 稲葉
Original Assignee
三陽紙器株式会社
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Publication date
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばバター、マーガリンその他の油脂製
品に適する安価な容器に関する。
現在一般にこの種油脂製品用の容器として、比較的肉薄
の合成樹脂製容器が使用されているが、この種合成樹脂
製容器は、使い捨て後の処理が困難で、ゴミ公害の原因
ともなっているのが現状である。
一方現在牛乳その他の飲料あるいは粉粒物の容器として
紙製のものが一般的に使用されており、この紙製容器は
商品流通時における容器として、又商品保存用の容器と
して、更には使い捨てできる容器としてきわめて有効に
使用されており、而もこの紙製容器は使い捨て後の処理
に焼却することができ、低公害なものとして重要視され
ている。
然し、従前の紙製容器は、単に基材である板紙にパラフ
ィンを含浸させたものか、あるいは板紙に耐水性のポリ
エチレンフィルムをラミネートさせたものであり、この
紙製容器用素材では耐水機能は具備しても耐油機能まで
は具備し得なかった。
特にマーガリン、バター等の油脂分そのものの製品の場
合には、パラフィン加工あるいはポリエチレンフィルム
加工がなされていても、長時間のうちには基材である板
紙に油脂分が浸透してしまい、商品価値を低下してしま
うものである。
考案者は上記の点に鑑み、特に紙製容器の利点を生かし
、而も油脂分そのものあるいは油脂分を含む製品であっ
ても、長時間保存が可能な紙製容器を開発し、既に提案
しているところである。
然しこの既に提案している容器は、紙にアルミニュウム
フィルム並びにアクリル−エチレン共重合体からなる耐
油性合成樹脂フィルムをラミネートした素材を使用して
いる為に、紙製容器であっても必ずしも安価に提供し得
るものではない。
本考案は油脂製品に適する紙製容器を更に安価に提供す
ることを目的としてなしたもので、耐水紙を内層として
その両面にフッ素樹脂を内添して構成した耐油紙を積層
し、片面の耐油紙の表面にアンカーコート層を介してポ
リエチレンフィルム層をラミネートすることにより容器
原紙を構成し、上記ポリエチレンフィルム層を容器の内
側層として構成してなることを要旨とする。
以下図面に示した好ましい実施例により本考案の特徴を
詳述する。
図中1が本考案の容器を示し、これは胴部2と底部3と
からなり、胴部2の上縁を公知の容器同様外側に張り出
させて張り出し部4を有する。
胴部2の資材構成は第3図に示す通りで、中心に耐水紙
5があり、その両側にフッ素樹脂を内添して構成した耐
油紙6,7及び8,9を夫々2層づつ積層しである。
そして容器を構成する際内側となる耐油紙7の表面には
アンカーコート層10を介してポリエチレンフィルム層
11をラミネートしである。
一方容器の表面側となる耐油紙9の表面には、印刷効果
を高める為のクレーコート層12を有し、これに印刷層
13及びオーバープリンティング層14を設けである。
もつとも上記表面側となる耐油紙9の層は必ずしも耐油
紙ではなくともよく、これを耐水紙に置き換えてもよい
次に第4図に底板3の資材構成が示してあり、この底板
には印刷を必要としないから、第3図に示す資材構成の
うち、クレーコート層、印刷層並びにオーバープリンテ
ィング層のないものを使用している。
即ち第3図に示すものと同様、耐水紙5を中心にその両
面に夫々2層づつの耐油紙6゜7及び8,9をラミネー
トし、底板3の内側となる面にアンカーコート層10を
介してポリエチレンフィルム層11をラミネートしであ
る。
以上の通りの構成からなる本考案容器では、耐水紙を基
層として、その両面にフッ素樹脂を内添して構威した耐
油紙をラミネートし、容器の内側となる表面にポリエチ
レンフィルム層をラミネートして構威したから、上記ポ
リエチレンフィルム層を除いて全て紙により構威しであ
るに拘らず、内容物である油脂骨が容器外層にまで浸出
する惧なく、充分耐油機能を発揮し得る効果を有する。
そして本考案容器では高価なアルミニウムフィルムある
いは耐油性合成樹脂フィルムを使用していないから、充
分コストダウンすることができ、安価な油脂容器を提供
できる大きな実用上の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案容器の実施例を示すもので、第1図はその
斜面図、第2図はその断面図、第3図は胴部の拡大断面
図、第4図は底部の拡大断面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・胴部、3・・・・
・・底部、4・・・・・・張り出し部、5・・・・・・
耐水紙、6.7. 8.9・・・・・・耐油紙、10・
・・・・・アンカーコート層、11・・・・・・ポリエ
チレンフィルム層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 耐水紙を内層としてその両面にフッ素樹脂を内添して構
    成した耐油紙を積層し、片側の耐油紙の表面にアンカー
    コート層を介してポリエチレンフィルム層をラミネート
    することにより容器原紙を構成し、上記ポリエチレンフ
    ィルム層を容器の内側層として構成してなる容器。
JP14652680U 1980-10-15 1980-10-15 容器 Expired JPS6036449Y2 (ja)

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JP14652680U JPS6036449Y2 (ja) 1980-10-15 1980-10-15 容器

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JP14652680U JPS6036449Y2 (ja) 1980-10-15 1980-10-15 容器

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JPS5768335U JPS5768335U (ja) 1982-04-23
JPS6036449Y2 true JPS6036449Y2 (ja) 1985-10-29

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3516758B2 (ja) * 1995-01-27 2004-04-05 興陽製紙株式会社 食品容器用白板紙
JP5096428B2 (ja) * 2009-08-05 2012-12-12 北越紀州製紙株式会社 多層抄き耐油板紙及びその製造方法並びにそれを用いた耐油性紙製容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5768335U (ja) 1982-04-23

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