JP3018048U - 紙製容器 - Google Patents

紙製容器

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JP3018048U
JP3018048U JP1995005481U JP548195U JP3018048U JP 3018048 U JP3018048 U JP 3018048U JP 1995005481 U JP1995005481 U JP 1995005481U JP 548195 U JP548195 U JP 548195U JP 3018048 U JP3018048 U JP 3018048U
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守藏 佐光
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株式会社クラウン・パッケージ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品を収容する紙製容器において、食品の収
納時に食品から染み出る水分、油分や容器内部に発生す
る結露水の浸透及び漏出を防止する。 【構成】 紙製容器1の素材である紙材に防水性、耐水
性、撥水性、耐油性を具備させて、紙製容器1外側への
水分、油分の浸透を防止する様にし、而もかかる紙材か
らなり、且つ各壁間に中央に折罫線を有した連結部材を
連設した1枚のブランクをプレス成形して紙製容器1を
形成することによって、各壁間の境界部から紙製容器1
外側へ水分、油分が漏出しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品を収容する紙製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、加工済食品或いは未加工食品全般を収容する容器としては、合成樹脂製 、木製、紙製のものがあり、特に塩化ビニル、発泡スチロール等の合成樹脂製の ものが主流であるが、かかる化成品は一部でリサイクルされているとしても、大 多数は廃棄されており、かかる多量の廃棄物は種々の公害問題を招来していた。
【0003】 例えば、焼却するとすれば異臭ガスの発生、高熱による焼却炉の損傷発生、埋 立てるとすれば自然分解が困難、埋立て処分地の確保が必要等々の公害問題が存 在していた。
【0004】 又、化成品からなる食品容器にあっては、耐熱性が充分でないために、熱処理 された食品を即座に収納すると、食品の高熱で食品容器が変形する恐れがあって 、食品温度が常温程度に自然低下するまで放置せねばならない欠点を有していた 。
【0005】 そこで、上記欠点を解消するのが紙製の食品容器であるが、そのままでは収容 された食品から染み出た水分、油分が紙製容器に浸透して容器の外表面に迄至っ てしまうため、内面にポリエチレン皮膜を貼着したり、ロウ引き加工した紙材を 使用するも、かかる食品容器にあっては、側壁部を形成するブランクと、底部を 形成する別々のブランクを組み合わせると共に、その内側面に合成樹脂膜を設け たものであるため、製造工程が複雑化する欠点を有し、且つ側壁部と底部の境界 部から水分、油分が漏出する可能性が高い欠点を有していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、食品の収納時において、食品から染み出る水分、油分や紙製容器内 部に発生する結露水の浸透及び漏出を防止する様にした紙製容器を提供せんとす るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来技術に基づく、食品全般、特に温かい食品を収容する紙製容 器にあっては、収容した食品から染み出た水分、油分が浸透する課題に鑑み、紙 製容器の素材である紙材に防水性、耐水性、撥水性、耐油性を具備させて、紙製 容器外側への水分、油分の浸透を防止する様にし、而もかかる紙材からなり、且 つ各壁間に中央に折罫線を有した連結部材を連設した1枚のブランクをプレス成 形して紙製容器を形成することによって、各壁間の境界部から紙製容器外側へ水 分、油分が漏出することを防止する様にして、上記課題を解決せんとしたもので ある。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本考案に係る紙製容器であり、板紙、薄い段ボール等の紙材の表面に耐水 、耐油加工を施した機能紙を八角形のテーパートレー状にプレス成形して、紙製 容器1と成している。
【0009】 紙製容器1のブランク2は、図2に示す様に、基本的に八角形状の底面壁3の 四方部に側面壁4、4a、5、5aを、四隅部にコーナー壁6、6a…を夫々連設し、 ブランク2の各隅部における側面壁4、4a、5、5aとコーナー壁6、6a…間には 扇形状の連結部材7、7aを夫々連設している。
【0010】 又、底面壁3と側面壁4、4a間の折罫線K1、K1a、底面壁3と側面壁5、5a 間の折罫線K2、K2a及び底面壁3とコーナー壁6、6a…間の折罫線K3、K3a …を谷折り線と成すと共に、側面壁4、4aと各隅部の連結部材7間の折罫線K4 、側面壁5、5aと各隅部の連結部材7a間の折罫線K5及び各隅部のコーナー壁6 、6a…と連結部材7、7a間の折罫線K6、K6aを山折り線と成し、又連結部材7 、7a中央の折罫線K7、K7aを谷折り線と成している。
【0011】 そして、底面壁3と側面壁4、4a間の折罫線K1、K1a、底面壁3と側面壁5 、5a間の折罫線K2、K2a及び底面壁3、コーナー壁6、6a…間の折罫線K3、 K3a…を谷折りして、側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁6、6a…を折り起こ し、側面壁4、4aと連結部材7間の折罫線K4、側面壁5、5aと連結部材7a…間 の折罫線K5及びコーナー壁6、6a…と連結部材7、7a間の折罫線K6、K6aを 山折りし、連結部材7、7aの折罫線K7、K7aを谷折りしてその表面を接面させ て襞部8、8aを外側へ突出形成し、該襞部8、8aを折罫線K6、K6aで折り曲げ て、図9(a)に示す様にコーナー壁6、6a…の外側面に接着して、図1に示す 紙製容器1と成している。
【0012】 又、襞部8、8aは、図9(b)に示す様に、側面壁4、4a、5、5aの外側面に 接着しても良い。
【0013】 又、第2の実施例である紙製容器1aのブランク2aは、図4に示す様に、側面壁 4、4a、5、5aの外縁部に補強部9、9a、10、10a を、コーナー壁6、6a…の外 縁部にコーナー補強部11、11a …を夫々連設すると共に、側面壁4、4a、5、5a と補強部9、9a、10、10a 間の折罫線K8、K8a、K9、K9a、及びコーナー壁 6、6a…と補強部11、11a …間の折罫線K10、K10a …を山折り線と成している 。
【0014】 そして、上記紙製容器1と同様に組み立てた後、図9(c)に示す様に、側面 壁4、4a、5、5aと補強部9、9a、10、10a 間の折罫線K8、K8a、K9、K9a を山折りにして折り返し、補強部9、9a、10、10a を側面壁4、4a、5、5a外側 面に接着し、次に折罫線K6、K6aで折り曲げてコーナー壁6、6a…外側面に接 着すると共に、折罫線K10、K10a …を山折りにして折り返したコーナー補強部 11、11a …を襞部8、8a及びコーナー壁6、6a…の外側面に接着して、図3に示 す紙製容器1aと成している。
【0015】 又、図9(e)及び図9(f)に示す様に、折罫線K8、K8a、K9、K9a、 K10、K10a …を山折りにし、補強部9、9a、10、10a 及びコーナー補強部11、 11a …を折り返して、側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁6、6a…外側面に直 接接着すると共に、かかる補強部9、9a、10、10a 及びコーナー補強部11、11a …に折罫線K6、K6aで折り曲げた襞部8、8aをオーバーラップさせて接着した り、或いは図9(d)に示す様に、折罫線K6、K6aで折り曲げた襞部8、8aを 側面壁4、4a、5、5a外側面に接着すると共に、折罫線K8、K8a、K9、K9a を山折りにして折り返した補強部9、9a、10、10a を、側面壁4、4a、5、5a及 び襞部8、8aの外側面に接着し、折罫線K10、K10a …を山折りにしコーナー補 強部11、11a …を折り返して、コーナー壁6、6a…外側面に直接接着しても良い 。
【0016】 尚、補強部9、9a、10、10a は紙製容器1aの開口縁部を2層状にして補強する ためのものであって、図5に示す様に、紙製容器1aの開口縁部だけを補強する幅 が狭いものであったり、図3に示す様に、側面壁4、4a、5、5a外側面全面を覆 う様に側面壁4、4a、5、5aと同一形状のものとしている。
【0017】 又、図面上ブランク2aには補強部9、9a、10、10a 及びコーナー補強部11、11 a …の両方を有しているが、どちらか一方であっても良い。
【0018】 又、コーナー壁6、6a…外側面より幅が広いコーナー補強部11、11a …にあっ ては、図6に示す様に、各コーナー壁6、6a…と連結部材7、7a間の折罫線K6 、K6aの延長線上に山折り線である折罫線K11、K11a を設け、かかるコーナー 補強部11、11a …における折罫線K11、K11a の外側部位は襞部8、8aを隠す程 度の大きさとしている。
【0019】 そして、図9(g)に示す様に、側面壁4、4a、5、5aの外面側に折罫線K6 、K6aで折り曲げた襞部8、8aを接着し、次に折罫線K10、K10a …を山折りに して折り返すと共に折罫線K11、K11a を山折りにしたコーナー補強部11、11a …でコーナー壁6、6a…外側面及び襞部8、8aを被覆し接着すると共に、補強部 9、9a、10、10a を折り返して、コーナー補強部11、11a …及び側面壁4、4a、 5、5aの外側面、即ち側面壁4、4a、5、5a外面側に接着して、図5に示す紙製 容器1aと成している。
【0020】 又、第3の実施例である紙製容器1bのブランク2bは、図8に示す様に、側面壁 4、4a、5、5aの外縁部に鍔部材12、12a 、13、13a を、コーナー壁6、6a…の 外縁部にコーナー鍔部材14、14a …を夫々連設すると共に、側面壁4、4a、5、 5aと鍔部材12、12a 、13、13a 間の折罫線K12、K12a 、K13、K13a を山折り 線と成し、一方コーナー壁6、6a…とコーナー鍔部材14、14a …間は山折り線で ある折罫線K14、K14a …と成し、連結部材7、7aと各コーナー鍔部材14、14a …間は切取線L1、L1aと成すと共に、鍔部材12、12a 、13、13a と各コーナー 鍔部材14、14a …間は切取線L2、L2aと成している。
【0021】 そして、コーナー部は図9(h)に示す様に襞部8、8aを突出状態のままとし て組み立てた後、折罫線K12、K12a 、K13、K13a 、K14、K14a …を山折り して鍔部材12、12a 、13、13a 及びコーナー鍔部材14、14a …を底面壁3に対し 平行にすると共に、鍔部材12、12a 、13、13a 両端部とコーナー鍔部材14、14a …のオーバーラップ部位を接着して、図7に示す様に開口縁部に鍔部15を形成し た紙製容器1bとしている。
【0022】 尚、鍔部15の外周縁部が一線上に沿う様に、鍔部材12、12a 、13、13a 及びコ ーナー鍔部材14、14a …の外縁部を設定することが望ましく、又鍔部15の四隅部 は図面上直角状であるが、円弧状にしても良い。
【0023】 紙製容器1、1a、1bにおけるブランク2、2a、2bの素材である紙材に、防水性 、耐水性、撥水性、耐油性の加工面又は加工層を付加する手段としては、紙材表 裏面或いは表面及び裏面のいずれか一方に原紙製造過程で加熱溶融性樹脂、脂肪 酸系エマルジョン、塩化ビニリデン樹脂、硝化綿樹脂、パラフィンワックス、プ ラスチック系エマルジョン等を含浸させたり、樹脂コーティングしたり、又合成 樹脂性のフィルムを貼着する等のラミネートを施している。
【0024】 上記の紙材への樹脂コーティング又はラミネートを、紙製容器1の組み立てに おける糊付け部を有する面側に施す場合には、その接着が可能なものを選択する 。
【0025】 上記の一例を更に説明すると、紙材の外側面は樹脂コーティングされていない ため、糊付けによる組み立て紙製容器1であっても接着を可能とすると共に、防 水性、耐水性、撥水性、耐油性を付加させられる。
【0026】 又、紙材を段ボールとした場合、E段のものを使用したり、E段よりも薄い1 .6mm以下としたもの、例えば『ミニ段』(登録商標)と称される1.2mmのも のを使用する。
【0027】 次に本考案に係る紙製容器の作用について説明すると、 紙製容器1、1a、1bは、各部材間に切れ目がない1枚もののブランク2、2a、 2bをプレス成形したもので、而も表面に防水性、耐水性、撥水性、耐油性を付与 した紙材を使用しているために、紙製容器1、1a、1b外面側への水分、油分の漏 出、浸透を防止する。
【0028】
【考案の効果】
要するに本考案は、防水性、耐水性、撥水性、又は耐油性を有する板紙或いは 薄い段ボールであるブランク2、2a、2bをプレス成形したので、かかる紙製容器 1に上記性質の効能を付与させることが出来るため、紙製容器1外面側への水分 、油分の浸透を防止出来、紙製容器1を持つ手や、紙製容器1を置いたテーブル を水分、油分で汚すことはない。
【0029】 又、紙製容器1は紙製であるため、リサイクル、廃棄及び焼却可能で、機能付 与のために使用されるものを化成品に比して極度に少量化することが出来る。
【0030】 又、防水性、耐水性、撥水性又は耐油性を有する厚さ1.6mm以下の薄い段ボ ールであるブランク2、2a、2bをプレス成形したので、食品の収納前であるブラ ンク2、2a、2bの形態及び組み立て箱形態の紙製容器1、1a、1bではその梱包単 位当たりの厚みをより薄く出来、又積み重ね可能な形態の紙製容器1、1a、1bで はその積み重ね高さをより低く出来、梱包総量をより多くすることが出来、又夫 々の形態による保管状態の収まりが良く、而も紙製容器1、1a、1bに食品を収納 して手で持っても、消費者により軽く感じさせることが出来る。
【0031】 又、ブランク2は八角形状の底面壁3と、該底面壁3の外縁部に折罫線K1、 K1a、K2、K2a、K3、K3a…を介して連設した側面壁4、4a、5、5a及びコ ーナー壁6、6a…と、側面壁4、4a、5、5aとコーナー壁6、6a…間に折罫線K 6、K6aを介して連設すると共に中央部に折罫線K7、K7aを設けた扇形状の連 結部材7、7aにより構成し、底面壁3の外縁部に立ち上げた側面壁4、4a、5、 5a及びコーナー壁6、6a…の境界部に、連結部材7、7aを二つ折り状態とした襞 部8、8aを外方突設すると共に、該襞部8、8aを基端側の折罫線K6、K6aで折 曲して側面壁4、4a、5、5a又はコーナー壁6、6a…の外側面に接着する様にし たので、底面壁3、側面壁4、4a、5、5a、コーナー壁6、6a…及び連結部材7 、7aの各境界部は夫々連設状態であって、かかるブランク2をプレス成形した紙 製容器1の側面壁4、4a、5、5aとコーナー壁6、6a…の境界部には内側より外 側へ連通する隙間は無いため、水分、油分の漏出を防止出来、又紙製容器1のコ ーナー部を肉厚状にして補強することが出来、よって丈夫な紙製容器1を提供出 来る。
【0032】 又、上記の様にコーナー壁6、6a…を設けたことによって、八角形のトレーに することが出来るため、使用勝手が良く、而も扇形状の連結部材7、7aを設けた ことによって、上方が広いテーパートレー状にすることが出来、これらの構成を 複合することにより、紙製容器1を深皿形態にすることも出来る。
【0033】 又、連結部材7、7aを二つ折り状態とした襞部8、8aを外方突設すると共に、 該襞部8、8aを基端側の折罫線K6、K6aで折曲して側面壁4、4a、5、5a又は コーナー壁6、6a…の外側面に接着する様にしたので、かかる接着部位はブラン ク2における外面同志を接着しているため、かかる接着状態を維持出来、而も襞 部8、8aは外方突出しているため、紙製容器1に収容する食品の邪魔にならず、 紙製容器1内側に充分な食品収容スペースを確保することが出来る。
【0034】 又、側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁6、6a…の一方又は両方の外縁部に 折罫線K8、K8a、K9、K9a、K10、K10a …を介して補強部9、9a、10、10 a 及びコーナー補強部11、11a …を連設してブランク2aと成し、補強部9、9a、 10、10a 及びコーナー補強部11、11a …を折罫線K8、K8a、K9、K9a、K10 、K10a …で折り返して対応する側面壁4、4a、5、5a又はコーナー壁6、6a… の外側面に接着し、底面壁3の外縁部に立ち上げた側面壁4、4a、5、5a及びコ ーナー壁6、6a…の境界部に、連結部材7、7aを二つ折り状態とした襞部8、8a を外方突設すると共に、該襞部8、8aを基端側の折罫線K6、K6aで折曲して側 面壁4、4a、5、5a又はコーナー壁6、6a…、或いは側面壁4、4a、5、5a又は コーナー壁6、6a…に接着した補強部9、9a、10、10a 又はコーナー補強部11、 11a …の外側面に接着する様にしたので、側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁 6、6a…の少なくとも開口縁部側が2層構造になるため、撓み等の変形を抑止す ることが出来、よって更に丈夫な紙製容器1aを提供出来る。
【0035】 又、外方突出した襞部8、8aの接着面はブランク2aにおける外面で接着可能面 であるため、例え補強部9、9a、10、10a 又はコーナー補強部11、11a …を折り 返し側面壁4、4a、5、5a又はコーナー壁6、6a…に接着して、紙製容器1aの外 面側にブランク2aにおける内面が露出しても、かかる露出面に対して襞部8、8a は接着可能で、かかる接着状態を維持することが出来る。
【0036】 又、コーナー補強部11、11a …の幅をコーナー壁6、6a…より広くすると共に 、かかるコーナー補強部11、11a …における連結部材7、7aとコーナー壁6、6a …間の折罫線の延長上に折罫線K11、K11a を設けてブランク2aと成し、底面壁 3の外縁部に立ち上げた側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁6、6a…の境界部 に、連結部材7、7aを二つ折り状態とした襞部8、8aを外方突設すると共に、該 襞部8、8aを基端側の折罫線K6、K6aで折曲して側面壁4、4a、5、5aの外側 面に接着し、コーナー補強部11、11a …を折罫線K10、K10a …で折り返してコ ーナー壁6、6a…及び襞部8、8aを被覆する様にして接着すると共に、補強部9 、9a、10、10a を折罫線K8、K8a、K9、K9aで折り返して側面壁4、4a、5 、5a及びコーナー補強部11、11a …の外側面に接着する様にしたので、かかる紙 製容器1aのコーナー部外側には襞部8、8aが露出しないため、紙製容器1aの見栄 えを良好にすることが出来る。
【0037】 又、側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁6、6a…の外縁部に折罫線K12、K 12a 、K13、K13a 、K14、K14a …を介して鍔部材12、12a 、13、13a 及びコ ーナー鍔部材14、14a …を連設してブランク2bと成し、底面壁3の外縁部に立ち 上げた側面壁4、4a、5、5a及びコーナー壁6、6a…の境界部に、連結部材7、 7aを二つ折り状態とした襞部8、8aを外方突設し、鍔部材12、12a 、13、13a 及 びコーナー鍔部材14、14a …を折罫線K12、K12a 、K13、K13a 、K14、K14 a …で折曲すると共に、鍔部材12、12a 、13、13a 両端部をコーナー鍔部材14、 14a …に接着して、開口縁部に鍔部15を形成する様にしたので、かかる鍔部15を 持って紙製容器1bを運搬することが出来るため、紙製容器1b内に収容した食品が 熱くても確実に持つことが出来、又鍔部15は紙製容器1bの開口部を密閉する際の フイルムの糊代になるため、かかるフイルムの貼着作業を容易化出来る。
【0038】 又、上記したブランク2、2a、2bは各折罫線に基づく折曲作業及び糊付け作業 を行えば、紙製容器1、1a、1bに成形出来るため、プレス機等による自動成形を 行うことが出来、よって紙製容器1、1a、1bの大量生産化を図ることが出来る等 その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紙製容器の斜視図である。
【図2】図1の紙製容器の展開図である。
【図3】補強部を設けた紙製容器の斜視図である。
【図4】図3の紙製容器の展開図である。
【図5】図3の他の実施例の斜視図である。
【図6】図5の紙製容器の展開図である。
【図7】鍔部を設けた紙製容器の斜視図である。
【図8】図7の紙製容器の展開図である。
【図9】8パターンの紙製容器のコーナー部を示す要部
拡大平面図である。
【符号の説明】
2、2a、2b ブランク 3 底面壁 4、4a 側面壁 5、5a 側面壁 6、6a… コーナー壁 7、7a 連結部材 8、8a 襞部 9、9a 補強部 10、10a 補強部 11、11a … コーナー補強部 12、12a 鍔部材 13、13a 鍔部材 14、14a … コーナー鍔部材 15 鍔部 K1、K1a 折罫線 K2、K2a 折罫線 K3、K3a… 折罫線 K6、K6a… 折罫線 K7、K7a 折罫線 K8、K8a 折罫線 K9、K9a 折罫線 K10、K10a … 折罫線 K11、K11a 折罫線 K12、K12a 折罫線 K13、K13a 折罫線 K14、K14a … 折罫線

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水性、耐水性、撥水性又は耐油性を有
    する板紙或いは薄い段ボールから成るブランクをプレス
    成形したことを特徴とする紙製容器。
  2. 【請求項2】 防水性、耐水性、撥水性又は耐油性を有
    する厚さ1.6mm以下の薄い段ボールから成るブランク
    をプレス成形したことを特徴とする紙製容器。
  3. 【請求項3】 ブランクは八角形状の底面壁と、該底面
    壁の外縁部に折罫線を介して連設した側面壁及びコーナ
    ー壁と、側面壁とコーナー壁間に折罫線を介して連設す
    ると共に中央部に折罫線を設けた扇形状の連結部材によ
    り構成し、底面壁の外縁部に立ち上げた側面壁及びコー
    ナー壁の境界部に、連結部材を二つ折り状態とした襞部
    を外方突設すると共に、該襞部を基端側の折罫線で折曲
    して側面壁又はコーナー壁の外側面に接着する様にした
    ことを特徴とする請求項1又は2の紙製容器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の側面壁及びコーナー壁の
    一方又は両方の外縁部に折罫線を介して補強部又はコー
    ナー補強部を連設してブランクと成し、補強部又はコー
    ナー補強部を折罫線で折り返して対応する側面壁又はコ
    ーナー壁の外側面に接着し、底面壁の外縁部に立ち上げ
    た側面壁及びコーナー壁の境界部に、連結部材を二つ折
    り状態とした襞部を外方突設すると共に、該襞部を基端
    側の折罫線で折曲して側面壁又はコーナー壁又は側面壁
    又はコーナー壁に接着した補強部又はコーナー補強部の
    外側面に接着する様にしたことを特徴とする請求項3の
    紙製容器。
  5. 【請求項5】 請求項4のコーナー補強部の幅をコーナ
    ー壁より広くすると共に、かかるコーナー補強部におけ
    る連結部材とコーナー壁間の折罫線の延長上に折罫線を
    設けてブランクと成し、底面壁の外縁部に立ち上げた側
    面壁及びコーナー壁の境界部に、連結部材を二つ折り状
    態とした襞部を外方突設すると共に、該襞部を基端側の
    折罫線で折曲して側面壁に接着し、コーナー補強部を折
    罫線で折り返してコーナー壁及び襞部を被覆する様にし
    て接着すると共に、補強部を折罫線で折り返して側面壁
    及びコーナー補強部の外側面に接着する様にしたことを
    特徴とする請求項4の紙製容器。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の側面壁及びコーナー壁の
    外縁部に折罫線を介して鍔部材及びコーナー鍔部材を連
    設してブランクと成し、底面壁の外縁部に立ち上げた側
    面壁及びコーナー壁の境界部に、連結部材を二つ折り状
    態とした襞部を外方突設し、鍔部材及びコーナー鍔部材
    を折罫線で折曲すると共に、鍔部材両端部をコーナー鍔
    部材に接着して、開口縁部に鍔部を形成する様にしたこ
    とを特徴とする請求項3の紙製容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006089137A (ja) * 2004-09-20 2006-04-06 Goglio Spa 柔軟な材料製の容器とその製造方法及び製造装置
JP2012017134A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 San Echo Engineering:Kk 収納容器
JP7456318B2 (ja) 2020-07-13 2024-03-27 Toppanホールディングス株式会社 トレー容器

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