JPS603631Y2 - ヒ−ティング用ケ−ブルと絶縁ケ−ブルとの接続部 - Google Patents

ヒ−ティング用ケ−ブルと絶縁ケ−ブルとの接続部

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JPS603631Y2
JPS603631Y2 JP8229181U JP8229181U JPS603631Y2 JP S603631 Y2 JPS603631 Y2 JP S603631Y2 JP 8229181 U JP8229181 U JP 8229181U JP 8229181 U JP8229181 U JP 8229181U JP S603631 Y2 JPS603631 Y2 JP S603631Y2
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JP
Japan
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cable
conductor
connection
metal
metal sheath
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Expired
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JP8229181U
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JPS57195332U (ja
Inventor
宗正 平野
孝昭 渡部
正男 坂入
Original Assignee
三菱電線工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フロアヒーティング用とかロードヒーティ
ング用の発熱ケーブルとして用いられる無機粉末充填ケ
ーブル(通称MIケーブルと称されることが多い)と該
ケーブルへの給電線の役割を果たすゴム、プラスチック
ケーブル等の絶縁ケーブルとの接続部の改良に関するも
のである。
かかる接続部に関して、本考案者等は、高温に堪え得る
こと、断線事故が起き難く、しかも施工が簡単でコスト
的に低廉であること、を狙いとして先に一つの提案を行
ない、本出願人が実用新案登録出願(実願昭55−55
329号)を行なった。
かかる既提案のケーブル接続部に関して先ずその概要を
説明する。
第1図は、本考案者等による既提案のケーブル接続部の
断面図である。
同図において、発熱用Mlケーブル1の導体3の端部と
リード用絶縁ケーブル4の撚り線導体4aの端部とは銀
ろう付け12により接続されており(導体3の径が1〜
2期φ程度と小さいこともあって圧縮接続が適さず、構
造上、銀ろう付けにて接続される)、該接続点をはさん
で、M■ケーブル1の金属(例えば銅)シース部Aとリ
ード用撚り線溝体長の中間部Bとの間を、金属シース部
Aとは、該シース部に被せた例えばステンレス製のブッ
シング5を介して、また中間部Bとは、該中間部に被せ
た例えばステンレス製の第1の筒状ボデー8を介して、
第2のステンレス製筒状ボデー6で覆い、該ボデー6の
内部には無機絶縁粉末(酸化マグネシウム)10を充填
すると共に、ボデー6の一端とMIケーブル1の金属シ
ースとの間は銀ろう付け11を行ない、またボデー6の
他端は、溶融ガラス7により、ボデー8の一端の周辺と
一体的に固着し、ボデー8の他端は、撚り線導体4aと
銀ろう付け13により接続し、残る撚り線導体露出部は
、ボデー8の他端周辺と絶縁ケーブル被覆4bとの間に
被せたテフロン製の収縮チューブまたはテープ9により
覆っており、このようにして接続部が構成されている。
なお、2はMIケーブル1の金属シースの接地端子であ
り、これが設けである場合と無い場合があるが、第1図
では、設けである場合が示されている。
ここでMlケーブル1の導体3は、発熱ケーブルとして
の性質上、0.14Ω/7yL乃至2Ω/汎程度の高抵
抗の鋼合金又は0.03Ω/肌程度の鋼導体であり、撚
り線導体4aは、リード線であるから、0.003Ω/
rrL乃至0.01Ω/?7+、というような低抵抗の
鋼導体、或いは錫メツキ鋼線である。
ケーブル被覆4bはビニル絶被覆などである。
上述した如き、既提案のケーブル接続部には、次のよう
な欠点がある。
その第1は、■ケーブル1の導体3と撚り線導体4aと
の接続(銀ろう付は部12)が、作業的に困難であるこ
と、詳しく述べると、導体4aは撚り線であるから、は
つれ易く、導体の撚り合せ間隙に銀ろうが流れ込んでし
まい、撚り線導体4aの端部を一体的にまとめて単線導
体3と銀ろう付けすることが、作業的に手間がかかり困
難であることである。
欠点の第2は、リード用絶縁ケーブル4の、導体3との
接続側とは反対の側の端部から、撚り線4aの間隙を通
して水分が伝わってきて酸化マグネシウム10の中に入
り易く、このため酸化マグネシウム10の絶縁抵抗が低
下する恐れのあること、である。
この考案は、上述の如き、既提案のケーブル接続部にか
かる欠点を除去するためになされたものであり、従って
この考案の目的は、接続が作業的に容易であると共に、
水分流入による絶縁劣化が起き得ないようなMlケーブ
ルと絶縁ケーブルとの接続部を提供することにある。
この考案の構成の要点は、既提案のケーブル接続部のお
いて、M■ケーブルの導体と絶縁ケーブルの撚り線導体
とをろう付けするのでなく、両者間に、単線からなる中
継用導体を介在させることにより、上述の欠点の解消を
図った点にある。
次に図を参照してこの考案の一実施例を説明する。
第2図は、この考案の一実施例を示す断面図である。
同図において、第1図と同じ符号は、同一部分または対
応部分を示す。
14は単線からなる中継用導体で、15は防湿性を有し
た絶縁体である。
この絶縁体15としては防湿性および良耐熱性を有する
室温加硫(RTV)型ケイ素ゴム好ましくは良作業性を
呈する一液性の室温加硫(RTV)型ケイ素ゴムが使用
される。
16は圧着スリーブ、17は自己融着性ブチルゴムテー
プまたはテフロンテープの如き絶縁テープを幾重にも巻
き回した部分を表わし、18は粘着ビニールテープまた
はテフロンテープ等を巻き回したものである。
さて第2図においては、M■ケーブルの導導体3の端部
と撚り線導体4aの端部とを直接銀ろう付けするのでな
く、両者間に単線からなる中継用導体14を介在させて
いる。
すなわち、M■ケーブルの導体3の端部と中継用導体1
4の一端とを銀ろう付け12し、該導体14の他端と撚
り線導体4aの端部とを圧着スリーブ16により接続し
ている。
すなわち、発熱用■ケーブル1の導体3の端部と中継用
単線導体14の端部とを銀ろう付け12により接続し、
該接続点をはさんで、MIケーブルの金属シース部Aと
中継用導体長の中間部Cとの間をを、金属シース部Aと
は、該シース部に被せた例えばステンレス製のブッシン
グ5を介して、また中間部Cとは、該中間部に被せた例
えばステンレス製の第1の筒状ボデー8を介して、第2
のステンレス製筒状ボデー6で覆い、該ボデー6の内部
に無機絶縁粉末(酸化マグネシウム)10を充填すると
共に、ボデー6の一端をM1ケーブル1の金属シースと
の間は銀ろう付け11を行ない、またボデー6の他端は
、溶融ガラス7により、ボデー8の一端の周辺と一体的
に固着すると共に該固着部の外面7aには両ボデー6.
8に跨がってパテ状の室温加硫(RTV)型ケイ素ゴム
を塗布することにより絶縁体15を周設する。
この場合、絶縁体15の外周面は後述の絶縁テープの巻
回を容易化するためテーパー状外面15aとしておくこ
とが望ましい。
そして、ボデー8の他端は、中継用導体14と銀ろう付
け13により接続し、以上までの製造工程で実施して出
荷する。
次に、MIケーブル1の布線現場において、中継用導体
14の他端とリード用絶縁ケーブル4の撚り線導体4a
の端部とを圧着スリーブ16を用いて接続し、そのまわ
りを、周囲温度が高いときはテフロンテープを用い、普
通の温度のときは自己融着性ブチルゴムテープを用いて
、幾重にも、17の部分において巻き回し、更にその上
を、ビニルテープまたはテフロンテープ17を用いて巻
き回する。
このようにして、MIケーブル1の導体3とリード用絶
縁ケーブル4の撚り線導体4aとの接続部が完成する。
中継用導体14は、普通の導体で、例えば鋼線から戊る
単線であるから、低抵抗値であり、そこを流れる電流に
よる発熱量は少なく、従って高温になることはない。
それ故、該導体14の端部と撚り線導体4aの端部との
接続は、一般の電線同士の接続と何ら変わるところがな
く、一般の工事業者により現地で圧着スリーブ16(C
型スリーブ等、任意適宜の普通の接続手段)を用いて接
続することができる。
これに対し、Mlケーブルの導体3の端部と中継用導体
14の一端との接続部は、高温になるので、その接続に
は高度の技術を要し、従って工場でこれを行なって出荷
するものである。
なお、出荷並びに現場施工の際、前記固着部への湿気浸
入および鉄粉付着(一般に溶融ガラスは鉄粉を吸着し易
い)は絶縁体15の存在により完全に阻止されており、
接続部の耐電圧特性が低下するという虞れはない。
以上説明したとおりであるから、この考案の接続部によ
れば、接続作業が容易になると共に、接続部の酸化マグ
ネシウムに水分の流入する恐れが全くなくなるという利
点がある。
さらに、リード用ケーブル4は、MIケーブル1の布設
が終了してから接続すればよいので、Mlケーブル1の
布設の際、リード用ケーブルが邪摩になるということが
なく、それだけ布設作業が容易になると共に、リード用
ケーブル4の長さは、第1図の場合のように、予め工場
で接続してくるときは、必要以上に成る程度余分に長さ
を見込んでおく必要があったが、この考案の接続部にお
いては、その必要がなく、所定の長さ丁度に決め得るの
で、余分に見込むケーブルのロスを回避できるという利
点がある。
殊に、本考案の接続部においては、第2のボデーの他端
と第1のボデーの一端との固着部の外面に、防湿性を有
した絶縁体を周設しているため、斯かる絶縁体を設けな
いものに比し絶縁距離が長くとれる結果、耐電圧特性を
一層向上できるという顕著な効果を奏する。
因みに、本考案者らが上記絶縁体を設けた場合と設けな
い場合の耐電圧特性を、導体(単線)外径1.93mm
、鋼シース外径4.9mmのMIケーブルを用いた接続
部において測定したところ、下表の如く極めて良好なる
耐電圧特性が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案者等による既提案のケーブル接続部の
断面図、第2図は、この考案の一実施例を示す断面図、
である。 図において、1は■ケーブル、2は接地端子、3はMl
ケーブルの導体、4はリード用絶縁ケーブル、4aは撚
り線導体、4bは絶縁ケーブル被覆、5はブッシング、
6は筒状ボデー、7は溶融ガラス、8は筒状ボデー、1
0は酸化マグネシウム、11〜13はそれぞれ銀ろう付
は部、14は中継用導体、15は絶縁体、16は圧着ス
リーブ、17と18はそれぞれ絶縁テープ、を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属シースと導体間に無機絶縁粉末を充填してなる高抵
    抗のヒーティング用ケーブルと低抵抗の撚り線を導体と
    する絶縁ケーブルとの接続部であって、露出された前記
    ヒーティング用ケーブル導体の端部と単線からなる中継
    用導体の一端とをろう付は接続し、該接続点をはさんで
    、ヒーティング用ケーブルの金属シース部と前記中継用
    導体長の中間部との間を、金属シース部と該シース部に
    被せた金属製ブッシングを介して、中間部とは該中間部
    に被せた金属製の第1の筒状ボデーを介して、第2の金
    属製筒状ボデーで覆い、該第2のボデー内部には無機絶
    縁粉末を充填すると共に、該第2のボデーの一端と金属
    シースとの間はろう付は接続し、また第2のボデーの他
    端は溶融ガラスにより前記第1のボデーの一端の周辺と
    一体に固着すると共に該固着部の外面には両ボデー間に
    跨がって防湿性を有した絶縁体を周設し、上記第1のボ
    デーの他端は、前記中継用導体の周辺とろう付は接続し
    、該中継用導体の他端は、前記絶縁ケーブルの露出され
    たリード用撚り線導体の端部と接続するようにしたこと
    を特徴とするヒーティング用ケーブルと絶縁ケーブルと
    の接続部。
JP8229181U 1981-06-03 1981-06-03 ヒ−ティング用ケ−ブルと絶縁ケ−ブルとの接続部 Expired JPS603631Y2 (ja)

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