JPS6036299B2 - イオン導入器 - Google Patents
イオン導入器Info
- Publication number
- JPS6036299B2 JPS6036299B2 JP10222181A JP10222181A JPS6036299B2 JP S6036299 B2 JPS6036299 B2 JP S6036299B2 JP 10222181 A JP10222181 A JP 10222181A JP 10222181 A JP10222181 A JP 10222181A JP S6036299 B2 JPS6036299 B2 JP S6036299B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- audio signal
- electrode
- iontophoresis
- medicinal
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- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電気分解作用を応用して種々の物質をイオン
化し、そのイオンを媒介として有効成分を皮下組織まで
浸透させるイオン導入器に関するものである。
化し、そのイオンを媒介として有効成分を皮下組織まで
浸透させるイオン導入器に関するものである。
イオン導入は、陽イオンと陰イオンとがそれぞれ正電圧
及び負電圧によって反発されて遠ざかるという性質を利
用して、イオン化した物質を皮膚内に押込むものである
。
及び負電圧によって反発されて遠ざかるという性質を利
用して、イオン化した物質を皮膚内に押込むものである
。
イオンが体内に浸透するのはせいぜい皮下1〜2柳程度
であるが、皮下1柳には皮膚血管があるため、浸透した
イオンは皿起に吸収され、皿流にのつて全身に運ばれる
ようになる。例えば皮膚病の治療薬や化粧品などは真皮
乳頭層まで、養毛剤などは毛乳頭までそれぞれ薬液が浸
透すればそれらの薬効を期待できるので、イオン導入器
は美容、育毛に特に有効なものである。
であるが、皮下1柳には皮膚血管があるため、浸透した
イオンは皿起に吸収され、皿流にのつて全身に運ばれる
ようになる。例えば皮膚病の治療薬や化粧品などは真皮
乳頭層まで、養毛剤などは毛乳頭までそれぞれ薬液が浸
透すればそれらの薬効を期待できるので、イオン導入器
は美容、育毛に特に有効なものである。
上記薬液には多くの種類があり、薬効のある物質が陽イ
オン、陰イオンのいずれの状態で存在するかによって、
陽極通電と陰極通電が選択的に使用される。陽極通電で
は、第1図aに示すように、電極1の表面に固着したガ
ーゼ又はスポンジ2に薬液を浸し、このガーゼ又はスポ
ンジ2を皮膚3に接触し、この状態で電極1に正電圧を
加えて陽イオンの薬効成分を浸透させる。これに対し、
陰極通電では、第1図bに示すように、電極1に負電圧
を加えて陰イオンの薬効成分を浸透させる。このイオン
導入の際電極1に流す電流は、僅かに通電感覚のある程
度の2乃至4mAである。従釆一般のイオン導入器では
、イオン導入を図る導入電極と対極電極との一対の電極
を備え、この両電極を皮膚に接触した状態で両電極間に
直流電流或は低周波電流を流すことによってイオン導入
を行っている。
オン、陰イオンのいずれの状態で存在するかによって、
陽極通電と陰極通電が選択的に使用される。陽極通電で
は、第1図aに示すように、電極1の表面に固着したガ
ーゼ又はスポンジ2に薬液を浸し、このガーゼ又はスポ
ンジ2を皮膚3に接触し、この状態で電極1に正電圧を
加えて陽イオンの薬効成分を浸透させる。これに対し、
陰極通電では、第1図bに示すように、電極1に負電圧
を加えて陰イオンの薬効成分を浸透させる。このイオン
導入の際電極1に流す電流は、僅かに通電感覚のある程
度の2乃至4mAである。従釆一般のイオン導入器では
、イオン導入を図る導入電極と対極電極との一対の電極
を備え、この両電極を皮膚に接触した状態で両電極間に
直流電流或は低周波電流を流すことによってイオン導入
を行っている。
ところが、直流電流を流した場合、生体の特性により分
極が生じてイオン導入が有効に行われなくなり、また低
周波電流の場合にも〜生体の順応作用のためいずれ分極
が生じるようになって効果的なイオン導入ができなくな
る。本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは「 より擾れたイオン導入効果が得
られるイオン導入器を提供することにある。この目的を
達成するためになされた本発明によるイオン導入器は、
導入電極にオーディオ信号を直流に重畳した電流を加え
ることによって生体の特性による分機を解消してイオン
導入を効率的に行うことができるようにしたもので「こ
のために心地良い音楽などのオーディオ信号を直流に重
畳した電流を導入電極に加えるようにしている。
極が生じてイオン導入が有効に行われなくなり、また低
周波電流の場合にも〜生体の順応作用のためいずれ分極
が生じるようになって効果的なイオン導入ができなくな
る。本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは「 より擾れたイオン導入効果が得
られるイオン導入器を提供することにある。この目的を
達成するためになされた本発明によるイオン導入器は、
導入電極にオーディオ信号を直流に重畳した電流を加え
ることによって生体の特性による分機を解消してイオン
導入を効率的に行うことができるようにしたもので「こ
のために心地良い音楽などのオーディオ信号を直流に重
畳した電流を導入電極に加えるようにしている。
′○地良い音楽などは適度の緊張感と爽やかさとを聴取
者に与え、意外性と期待性とが混在していることからも
判るように、その音響パワースペクトルは、周波数をf
としてとき周波数に対して吏小5〜f−,.5の特性を
示す。以下本発明を図示実施例について説明する。
者に与え、意外性と期待性とが混在していることからも
判るように、その音響パワースペクトルは、周波数をf
としてとき周波数に対して吏小5〜f−,.5の特性を
示す。以下本発明を図示実施例について説明する。
第2図は本発明によるイオン導入器を示すブロック図で
、図中竃0はテープレコーダ、レコードプレーャなどの
オーディオ信号源、11は信号源10からのオーディオ
信号を前暦増幅するプリアンプ、12はプリアンプ11
の出力を電力増幅するメインアンプで、これらは一般の
オーディオ機器と同じものでよい。13は混合回路で、
その一方の入力にメインアンプ12から印加される電力
増幅したオーディオ信号と、その他方の入力に直流安定
化電源14から印加される直流電圧とを混合し、その出
力にオーディオ信号を直流に車畳した電圧を発生する。
、図中竃0はテープレコーダ、レコードプレーャなどの
オーディオ信号源、11は信号源10からのオーディオ
信号を前暦増幅するプリアンプ、12はプリアンプ11
の出力を電力増幅するメインアンプで、これらは一般の
オーディオ機器と同じものでよい。13は混合回路で、
その一方の入力にメインアンプ12から印加される電力
増幅したオーディオ信号と、その他方の入力に直流安定
化電源14から印加される直流電圧とを混合し、その出
力にオーディオ信号を直流に車畳した電圧を発生する。
15,16は出力端子で、出力端子亀5にはスピーカ、
ヘッドホーンが、出力端子量6には一対の電極がそれぞ
れ接続される。
ヘッドホーンが、出力端子量6には一対の電極がそれぞ
れ接続される。
上記直流安定化電極14は、正から負に至る範囲内の任
意のレベルの直流電圧を出力するように調整可能になっ
ており、またプリアンプ11は一般に音量。
意のレベルの直流電圧を出力するように調整可能になっ
ており、またプリアンプ11は一般に音量。
音質調整のための調整手段を備え、出力レベルを調整で
きるようになっている。従って「混合回路13の出力に
は「直流成分と交流成分がそれぞれ任意のレベルで混合
されたものが発生され「 しかもその極性が切換えられ
るようになつている。図には1個の端子16しか示され
ていないが、実際には端子16は正・負一対の端子から
なり、それぞれに陽極電極と陰極電極とが接続されるよ
うになっている。
きるようになっている。従って「混合回路13の出力に
は「直流成分と交流成分がそれぞれ任意のレベルで混合
されたものが発生され「 しかもその極性が切換えられ
るようになつている。図には1個の端子16しか示され
ていないが、実際には端子16は正・負一対の端子から
なり、それぞれに陽極電極と陰極電極とが接続されるよ
うになっている。
陽極電極と陰極電極は、生体に導入すべき薬効成分が陽
イオン「陰イオンのいずれで存在するかによって、導入
電極とその対極という形で選択的に使用される。今、薬
効成分が陽イオンで存在する薬液を使用する場合につい
て説明すると、陽極電極に薬効成分を含む溶液又は物質
を塗布又は含浸させたガーゼ又はスポンジを固着し、こ
れを被治療部位に当て「陰極電極を治療部位の近くの皮
情表面に接触させる。
イオン「陰イオンのいずれで存在するかによって、導入
電極とその対極という形で選択的に使用される。今、薬
効成分が陽イオンで存在する薬液を使用する場合につい
て説明すると、陽極電極に薬効成分を含む溶液又は物質
を塗布又は含浸させたガーゼ又はスポンジを固着し、こ
れを被治療部位に当て「陰極電極を治療部位の近くの皮
情表面に接触させる。
この状態で、オーディオ信号源10にオーディオ信号を
発生させると共に直流安定化電源14に正の直流電圧を
発生させると、直流電圧と電力増幅されたオーディオ信
号とが混合回路13で混合され、導入電極である陽極電
極にオーディオ信号を直流に重畳した正の電圧が、対極
である陰極電極にアース電位がそれぞれ加えられて両電
極間に電流が流される。このため、陽極電極の電圧によ
って陽イオンが反発されて皮下組織に押込まれる。この
とき、陽極電極の電圧はオーディオ信号の電圧波形の周
波数及び波高値が適当に変化するため、生体の特性によ
る分極の発生が抑えられ、イオン導入が効果的に行われ
るようになる。
発生させると共に直流安定化電源14に正の直流電圧を
発生させると、直流電圧と電力増幅されたオーディオ信
号とが混合回路13で混合され、導入電極である陽極電
極にオーディオ信号を直流に重畳した正の電圧が、対極
である陰極電極にアース電位がそれぞれ加えられて両電
極間に電流が流される。このため、陽極電極の電圧によ
って陽イオンが反発されて皮下組織に押込まれる。この
とき、陽極電極の電圧はオーディオ信号の電圧波形の周
波数及び波高値が適当に変化するため、生体の特性によ
る分極の発生が抑えられ、イオン導入が効果的に行われ
るようになる。
また、治療目的、薬効成分などに応じ、交流成分である
オーディオ信号のレベルと直流成分のレベルとをそれぞ
れ好しし、値に調整することは云うまでもない。上記イ
オン導入の際、電力増幅されたオーディオ信号はスピー
カ又はヘッドホンを通じてイオン導入を受けている人の
耳にも達するようになり、生体の聴覚を通じて精神状態
と共に自律神経の安定が図られるため、イオン導入の効
率化と相挨つて薬効が顕著に現われるようになる。
オーディオ信号のレベルと直流成分のレベルとをそれぞ
れ好しし、値に調整することは云うまでもない。上記イ
オン導入の際、電力増幅されたオーディオ信号はスピー
カ又はヘッドホンを通じてイオン導入を受けている人の
耳にも達するようになり、生体の聴覚を通じて精神状態
と共に自律神経の安定が図られるため、イオン導入の効
率化と相挨つて薬効が顕著に現われるようになる。
なお、薬効成分が陰イオンである場合には、陽極電極を
アース電位とし、陰極電極に直流電圧にオーディオ信号
を重畳した負の電圧を加えて陰イオンの薬効成分を導入
すればよい。
アース電位とし、陰極電極に直流電圧にオーディオ信号
を重畳した負の電圧を加えて陰イオンの薬効成分を導入
すればよい。
ところで、イオン導入器を用いて美顔、育毛及びフケ・
カュミの防止を行う場合には、ビタミンCなどの栄養成
分、育毛、脱毛防止効果のある成分、消炎、鎮痛効果の
ある成分をそれぞれ含む薬液を使用すればよい。
カュミの防止を行う場合には、ビタミンCなどの栄養成
分、育毛、脱毛防止効果のある成分、消炎、鎮痛効果の
ある成分をそれぞれ含む薬液を使用すればよい。
また、図には示していないが、イオン′導入器は、異常
状態を警報する警報器、レベル調整の目安となる電流・
電圧計・通電時間をセットするタイマの他、波形モニタ
装置などを組込むことによってより一層使い易くなる。
状態を警報する警報器、レベル調整の目安となる電流・
電圧計・通電時間をセットするタイマの他、波形モニタ
装置などを組込むことによってより一層使い易くなる。
本発明は上述したように、イオンを導入する電極に、オ
ーディオ信号を直流に車畳した電流を加えるようにした
もので、オーディオ信号のもつパワースペクトルが適当
に変化するため、生体の特性により分極が解消されるよ
うになり、生体へのイオン導入がより効果的に行われる
ようになる。特に実施例のように、イオン導入の際、オ
ーディオ信号を生体の聴覚を介して加えるようにすると
、精神状態と共に自律神経の安定が図られるようになり
、導入された薬効成分がより一層優れた効果を奏するよ
うになる。
ーディオ信号を直流に車畳した電流を加えるようにした
もので、オーディオ信号のもつパワースペクトルが適当
に変化するため、生体の特性により分極が解消されるよ
うになり、生体へのイオン導入がより効果的に行われる
ようになる。特に実施例のように、イオン導入の際、オ
ーディオ信号を生体の聴覚を介して加えるようにすると
、精神状態と共に自律神経の安定が図られるようになり
、導入された薬効成分がより一層優れた効果を奏するよ
うになる。
第1図a及びbはイオン導入器の原理をそれぞれ示す断
面図、並びに第2図は本発明によるイオン導入器を示す
ブロック図である。 10・・・オーディオ信号源、13・・・混合回路、1
4・・・直流安定化電源。 l図 第2図
面図、並びに第2図は本発明によるイオン導入器を示す
ブロック図である。 10・・・オーディオ信号源、13・・・混合回路、1
4・・・直流安定化電源。 l図 第2図
Claims (1)
- 1 薬効成分を含むイオン化した溶液或は物質を塗布又
は含浸させた導入電極と、周波数をfとしたときパワー
スペクトルが周波数に対してf_−_0_._5〜f_
−_1_._5の特性をもつオーデイオ信号を出力する
オーデイオ信号源と、直流電源と、前記オーデイオ信号
源からのオーデイオ信号と前記直流電源からの直流とを
混合し、直流にオーデイオ信号を重畳した電流を前記導
入電極に加える混合回路とを備えることを特徴とするイ
オン導入器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10222181A JPS6036299B2 (ja) | 1981-07-02 | 1981-07-02 | イオン導入器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10222181A JPS6036299B2 (ja) | 1981-07-02 | 1981-07-02 | イオン導入器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS584569A JPS584569A (ja) | 1983-01-11 |
JPS6036299B2 true JPS6036299B2 (ja) | 1985-08-20 |
Family
ID=14321605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10222181A Expired JPS6036299B2 (ja) | 1981-07-02 | 1981-07-02 | イオン導入器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036299B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6323196Y2 (ja) * | 1984-02-25 | 1988-06-24 | ||
JPS6332639B2 (ja) * | 1984-02-24 | 1988-06-30 | Takuji Kishimoto |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59203570A (ja) * | 1983-05-06 | 1984-11-17 | カネボウ株式会社 | 美容電子パフ |
US5023085A (en) * | 1989-11-29 | 1991-06-11 | Pfizer Inc. | Transdermal flux enhancers in combination with iontophoresis in topical administration of pharmaceuticals |
US11504348B2 (en) * | 2015-12-15 | 2022-11-22 | L'oreal | Iontophoresis method of delivering vitamin C through the skin and iontophoresis device comprising: an electrode assembly including at least one electrode and an aqueous active agent |
-
1981
- 1981-07-02 JP JP10222181A patent/JPS6036299B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6332639B2 (ja) * | 1984-02-24 | 1988-06-30 | Takuji Kishimoto | |
JPS6323196Y2 (ja) * | 1984-02-25 | 1988-06-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS584569A (ja) | 1983-01-11 |
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