JPS6036240Y2 - フイルタ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は着脱容易なフィルタ取付装置を提供せんとするも
のである。

第１図は従来のフィルタ取付装置を示しており、周面に
多数の透孔を穿設した回転ドラム１を有する洗濯機本体
内の下部背面側に、送風機２を設けている。

この送風機はモータ３によって駆動されるファン４とフ
ァンケーシング５とよりなっており、該ファンケーシン
グは前面に吸気口６を、背面に排気ロアを形成している
。

８は略有底円筒状をしたフィルタ取付枠で、複数本の水
平支骨９・・・と複数個の環状骨部１０・・・とよりな
っており、このフィルタ取付枠８にはフィルタ１１を被
せている。

１２は前記吸気口６の中心より水平方向に突設した取付
棒で、この取付棒の先端には螺子がきってあり、この先
端を前記取付枠体８の端面より突出させて、該部分に蝶
ナツト１３を螺合することによってフィルタ装置を固定
している。

このような構成なる従来例では、フィルタ１１を清掃す
る時に蝶ナツト１３を外したりする面到がある上、フィ
ルタの着脱時に取付棒１２を折ってしまうことがあった
。

本案は前記蝶ナツトを省略して着脱を容易にすると共に
、折れ易い取付棒を省略して強度的にも増大せんとする
ものである。

本案は、フィルタ取付枠を構成する複数本の水平支骨の
先端を、このフィルタ取付枠の端面中心方向に傾斜して
折曲せしめてこの端面を突状にすると共に、更にこの先
端をフィルタ取付枠の基端方向に折曲腰且つこのフィル
タ取付枠の端面を本体前面板で押えている。

このよつうな構成とすることによって、フィルタ取付枠
は本体前面板によって弾性材に押えられるので、蝶ナツ
トを使用せずともこのフィルタ取付枠を簡単に装着でき
、且つ従来の如く取付棒も使用していないので構造的に
も簡単になって強度が増すのである。

以下本案を図に基いて説明するが、前述した従来例と同
一部分については図番のみを付して説明を省略する。

１４は洗濯機本体で、前面中央部には衣類投入用のドア
１５を有すると共に、その上方にはコントロールパネル
１６を、下方にはフィルタ着脱の為の前面板１７を蝶ナ
ツト１８によって取外し自在に装着している。

フィルタ取付枠８は金属線よりなる複数本の水平支骨９
，９・・・と、この水平支骨に溶接した複数個の環状骨
部材１０，１０・・・とよりなり、前記各水平支骨９，
９・・・の先端は、このフィルタ取付枠の端面中心方向
にやや傾斜して折曲してこの端面１９を突状にすると共
に更にこのフィルタ取付枠８の基端２０側に向かって折
曲しており、この折曲部２１・・・は互に離れていて十
分な弾力性がが得られるようにしている。

このような構成を有するフィルタ取付枠８に袋状のフィ
ルタ１１を被せ、本体背面側に形成した送風機の吸気口
６に嵌合し、更に前面板１７を閉じて、この前面板で前
記フィルタ取付枠８を押えている。

しかるにこのフィルタ取付枠はその端面１９が突状にな
っており、且つ弾力性をもっているので、前面板１７に
よって送風機２側に弾性的に押しつけられ、確実に取付
けられると共に、多少の振動があってもびびり音を発生
するようなことはない。

本案は以上のように構成しているのでフィルタ取付枠の
端面が弾力性をもち、この端面を本体の前面板で押える
ことによって、前記フィルタ取付枠は送風機側に弾性的
に押しつけられ、確実に取付けられると共に、前面板を
取外せばそのままフィルタ取付枠を着脱できるのでフィ
ルタの掃除に便利であり、且つ従来のフィルタ取付棒の
ような部材も使用しないので構造も簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフィルタ取付装置の縦断側面図、第２図
は本案装置を有する洗濯機の正面図、第３図は本案装置
の縦断側面図、第４図は取付枠の要部斜面図である ２・・・・・・送風機、６・・・・・・吸気口、８・・
・・・・フィルタ取付枠、１１・・・・・・フィルタ、
９・・・・・・水平支骨、１０・・・・・・環状骨部材
、１９・・・・・・端面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体背面側に装着した送風機の吸気口にフィルタ取付枠
   を水平方向に突設腰該取付枠にフィルタを被せたものに
   於て、前記取付枠は金属線等の弾性材からなる複数本の
   水平支骨と環状骨部材とから筒状に形成すると共に、前
   記水平支骨の先端部は、このフィルタ取付枠の端面中心
   方向に傾斜して折曲せしめてこの端面を突状にすると共
   に更にこのフィルタ取付枠の基端方向に折曲してなり、
   このフィルタ取付枠の端面を本体前面板で押えたことを
   特徴とするフィルタ取付装置。