JPS603623Y2 - ケ−ブル接地部 - Google Patents

ケ−ブル接地部

Info

Publication number
JPS603623Y2
JPS603623Y2 JP9494881U JP9494881U JPS603623Y2 JP S603623 Y2 JPS603623 Y2 JP S603623Y2 JP 9494881 U JP9494881 U JP 9494881U JP 9494881 U JP9494881 U JP 9494881U JP S603623 Y2 JPS603623 Y2 JP S603623Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grounding
cable
fitting
flange
steel pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9494881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58631U (ja
Inventor
貢 相原
潤一 品川
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP9494881U priority Critical patent/JPS603623Y2/ja
Publication of JPS58631U publication Critical patent/JPS58631U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS603623Y2 publication Critical patent/JPS603623Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はケーブル接地部の改良に関するものである。
一般にケーブル線路の気中終端部においては、第1図に
示すように、大地Eと下部鋼管1間に60d程度の60
0Vビニル電線(以下IVという)等により威る接地線
2が取付けられている。
ところで、275kVや500kV級の超高圧系統のケ
ーブル線路においては、気中遮断器を投入する際に、ケ
ーブルシース3と周囲の金属部材例えば架台4やクリー
ト等との間に高周波のシースサージが発生するが、この
シースサージによって給油Al管5に穴があき漏油事故
が発生することがある。
この事故は、ケーブル終端部の接地線のインピーダンス
主としてインダクタンス成分が大きいことによるものと
考えられている。
しかしながら、従来においては、この接地線は線路の事
故電流の大きさに対してのみそのサイズの大きさや取付
方法に検討がなされていたにすぎなかった。
本考案はこのような点に着目してなきされたもので、■
等の接地線路に代えてフランジを有する筒状の接地金具
を用いることにより、前述の欠点を解消せんとするもの
である。
以下、本考案を一実施例の図面に基づいて説明する。
第2図において、気中ケーブル終端部6は架台7を介し
て地上に垂直にセットされている。
ケーブル終端部を構成する下部銅管8の外周には、下方
にフランジ9を形成した筒状の接地金具10が嵌挿され
、その上端部外周はその全周または一部が下部銅管8に
電気的に接続されている。
フランジ9はマンホール首部11を覆うように配設され
、その外周縁が接地されている。
第2図の実施例においては、フランジ9の中央部が、マ
ンホール首部11に多少入り込ませるように形成されて
いるが、これは、ケーブル導体に流れる電流を検出する
高流器CTをケーブル外周にその長さ方向に添って多数
個配設できるようにするためである。
接地金具10は、第3図に示すように銅またはアルミ等
の良導電板や線でその網目12を約10〜2Mとしたメ
ツシュ状物で形成してもよい。
カゴ状の接地金具を形成する場合は、その網目を細かく
することが望ましく、また線または板が交叉する位置は
電気的に全て接続される。
ところで、接地金具10の総断面積は、事故電流の大き
さによって決定されるので、シースサージを抑制すると
いう観点からみれば、ケ・−プル13を隙間なく囲繞す
る方がその特性が良好となる。
従って、接地金具10はカゴ状とするよりも全周密閉型
とすることが望ましい。
ただ接地金具としてカゴ状のものを使用した場合は、ケ
ーブル自身をカゴ状物で包囲してもその内部がみえるの
で、ケーブルの保守点検が容易であるという利点がある
接地金具10は装着、またはその取り外しを簡単に行な
うようにするため例えば2分割構成にすることが望まし
い。
第4図は、シース片端接地方式において、非接地側に本
考案の接地金具10′を取り付けた場合の実施例を示し
ている。
すなわち、非接地側のケーブル終端部においては、防食
層保護装置やサージバイパスコンデンサ14等をケーブ
ルシース13′に取り付ける必要があるが、取り付はリ
ード線のインピーダンスが大きいと十分な保護効果を発
揮できなくなる不都合がある。
従って第4図に示すように、リード線のインピーダンス
を小さくするために、下部鋼管8′と本考案の接地金具
10′との間に防食層保護装置またはサージバイパスコ
ンデンサ14等を接続スる。
以上述べたように本考案においては、フランジを有する
筒状の接地金具を下部鋼管外周に嵌挿しその上端を下部
鋼管に、フランジ外周縁を大地にそれぞれ接続している
ので、接地部のインピーダンスが従来のものと比し著る
しく小さく、もってシースサージの発生を抑制すること
ができるケーブル接地部を提供できる。
なお、本考案においては、マンホール入口をフランジで
遮蔽しているので、地上に露出する部分が、下部鋼管よ
り上部だけとなる。
すなわち下部鋼管より下方のケーブル部分は一種のシー
ルドルームに収納された形になり電気特性上好ましくな
る。
また、本考案の接地金具は、従来の接地部と比較すれば
そのインピーダンスを約1/lO以下とすることができ
るので、シースサージ電圧を従来の1/10以下にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のケーブル接地部の説明図、第2図は本考
案のケーブル接地部の説明図、第3図は接地金具の他の
実施例を示す斜視図、第4図はケーブル接地部の他の実
施例を示す説明図である。 8・・・・・・下部鋼管、9・・・・・・フランジ、1
0・・・・・・接地金具、11・・・・・・マンホール
首部、13・・・・・・ケーブルシース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーブル終端部を構成する下部鋼管外周に下方に水
    平に延びるフランジを形成した筒状の接地金具を嵌挿し
    、この金具の上端部を前記下部鋼管に電気的に接続し、
    前記フランジを接地してなることを特徴とするケーブル
    接地部。 2 接地金具がメツシュ状物で形成されている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のケーブル接地部。
JP9494881U 1981-06-26 1981-06-26 ケ−ブル接地部 Expired JPS603623Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9494881U JPS603623Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 ケ−ブル接地部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9494881U JPS603623Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 ケ−ブル接地部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58631U JPS58631U (ja) 1983-01-05
JPS603623Y2 true JPS603623Y2 (ja) 1985-02-01

Family

ID=29889868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9494881U Expired JPS603623Y2 (ja) 1981-06-26 1981-06-26 ケ−ブル接地部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS603623Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58631U (ja) 1983-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4161012A (en) High voltage protection apparatus
US3727108A (en) Surge arrester
US5646370A (en) Permanent attachment of grounding wire
JP3378109B2 (ja) 複数のシールド線用の接続箱
JPH08153545A (ja) シールドケーブルの接続方法
JPS603623Y2 (ja) ケ−ブル接地部
JP4103259B2 (ja) 避雷用リード線および避雷システム
JPS6015386Y2 (ja) ケ−ブル接地部
JPS6015387Y2 (ja) ケ−ブル接地部
JP3399523B2 (ja) 電気施設の防雷方法
JPH0515130B2 (ja)
JP4050847B2 (ja) 避雷用リード線および避雷システム
JPS593092B2 (ja) 耐雷架空送電線装置
Farag et al. Ground terminations of lightning protective systems
JPH0831668A (ja) 耐雷変圧器による耐雷方法
US11152719B2 (en) Electromagnetic grounding arrangement
JP2008262885A (ja) 避雷用多層シールド電線
CN214543570U (zh) 一种35kV及以上电缆护层保护装置
JP2717248B2 (ja) 電力ケーブルの防食層保護方法
CN211479971U (zh) 一种熔断器绝缘筒
JP2962353B2 (ja) 雷サージ誘導による無線設備破損防止装置
JPH01122316A (ja) 架空送電線路
JP3127187B2 (ja) 建物内接地線配線方法
JP2004278118A (ja) 建物における雷障害の低減装置
JP2006196725A (ja) 静電遮蔽シールドトランス