JPS6036223Y2 - 格子状踏板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば玄関マットの如く、床面上に設置され
る格子状踏板に関する。

従来のこの種踏板は、引き抜き形成された断面矩形の鋼
鉄製パー材を複数本平行に並べ且つ一体連結して形成さ
れている。

これがため踏板全体の重量が大きくなり、製品加工、運
搬等の取扱いが著しく不便であり、また製品コストが高
価となる等の問題があった。

本考案は上記問題を解消するため、長尺薄板の両縁部を
曲げ加工して成る複数本の型材を平行に並べ、これらを
一体に連結することによって、軽量且つ安価な格子状踏
板を提供することを目的とする。

以下図面に示す実施例に基づき実施案を具体的に説明す
る。

第１図は実施案の踏板に用いる型材の一例を示す。

図示列の型材は、ステンレス製等より戒る長尺薄板１の
両縁部に、断面形状がＩ字形となるような補強縁部２・
３を屈曲形成してなる。

補強縁部２・３は、薄板１の両縁部を夫々左右へ折り重
ねると共に、各折曲終端面４・５を夫々の折曲始端部６
・７附近にまで折り返したものであり、各補強縁部２・
３の外側には薄板１に対して直交する踏面８・９が形成
されている。

なお、前記補強縁部２・３は、第２図に示す如く、薄板
１の縁部を夫々左右へ折り重ねるが、折曲終端面４ａ・
５ａは内側へ折り返さない形状としてもよい。

第３図および第４図は上記の型材を使用して形成された
格子状踏板を示し、複数の型材Ａを筒状角間座Ｂを介し
て適当間隔毎に平行配備して、補強縁部２・３の踏面８
・９を夫々同一水平面に位置させると共に、各型材間を
ポルトＣ及びナツトＤにより連設一体化せしめた構造で
ある。

本考案は、上記の如く、長尺薄板の両縁部を曲げ加工し
て成る型材を複数本並べて形成したから、従来のものと
比較して、踏板全体の重量が大幅に軽減され、製品加工
、運搬等の取扱いが容易となり、また製品コストを低減
できた。

更に各型材の両縁部に補強縁部が形成され、各補強縁部
の踏面ば同一水平面上に位置させて、荷重および床面と
の接触面積を大きくしであるから、上面側の補強縁部は
外部荷重を安定して受は止め、下面側の補強縁部は床面
に面接触するため、衝撃の吸収や集中荷重の分散支持等
により型材更には床面の損傷を防ぐことができる。

また型材に損傷が生じたとき、踏板を上下反転して再使
用でき、而も反転前と同様、荷重の安定支持や床面の保
護等の機能を果す等、実用上幾多の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は型材の一部切欠斜面図、第２図は他の実施例の
一部切欠斜面図、第３図は踏台の平面図、第４図は一部
を破断した正面図である。 １・・・・・・長尺薄板、２・３・・・・・・補強縁部
、８・９・・・・・・踏面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長尺薄板の両縁部を夫々左右へ折り重ねて外側に薄板と
   直交する踏面を備えた補強縁部を形成した断面１字型を
   なす複数本の型材をもって構成され、各型材は適当間隔
   毎に平行配備され各型材における両補強縁部の踏面をそ
   れぞれ同一水平面に位置させて、各型材間を一体に連設
   して成る格子状踏板。