JPS6035085Y2 - 数字練習具

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【考案の詳細な説明】この考案は、幼児等に数字を正しい書き順で且つ正確な
書体で書くことを練習させる数字練習具に関する。

従来のこの種練習具は、数字の画線を表わした手本数字
を印刷しこれをなぞらせることによって数字の書き順及
び書体を練習させるようにしているのが一般的である。

然し乍らこのものは、手本数字をなぞるだけであるので
、手本数字をなぞっている場合には数字の正確な書き順
及び書体を練習することができるが、練習者が手本数字
をみながらその数字を書く場合に手本数字通りに書けな
いことが多く数字練習具として好適なものとはいえない
欠点を有していた。

本考案は、手本数字と、この手本数字から書き順の最後
の方から順に画線を除去し又は減少させた複数の部分手
本とを一定の区画内に表わして配列することによって、
練習量に応じて徐々になぞる部分を少なくし前記従来品
の欠点を除去せんとするものである。

以下図面について本考案の実施例を説明する。

図中、１は紙、プラスチック等の書込み可能なシート状
体であって、上部に数字練習用区画２が適宜数（図の実
施例では２嘔画）形成されている。

各区画２には字体配置の目安となる十字破線３が描かれ
ている。

区画Ａ□には練習しようとする数字４例えば’１５ヨが
白抜きで描かれ、その右側の区画んには数字１１５Ｊと
その書き順に沿って順番を表わす書き順表示５が描かれ
ている。

又区画Ａ３〜Ａ、には鉛筆等の筆記具でなぞれるように
手本数字６が淡色破線で描かれている。

更に区画Ａ６〜Ａ１ｏには練習数字４の書き順の最後か
ら順番に画線を除去した状態の部分手本７が淡色破線で
描かれている。

更に下２段の区画Ａ１１〜Ａ２ｏは空白とされ、これら
区画に練習者がなぞることなく数字を書き込めるように
されている。

なお、８はシート状体１の下部に印刷された数量表示用
図形であって、前記練習数字に対応する数だけ色塗りさ
せることによって数字とその数との対応関係を理解させ
るためのものである。

次に以上の本案品の使用方法を説明する。

先ず、区画Ａ２に描かれた数字４及び書き順表示５に従
って区画内の数字の配置関係及び書き順を覚えさせる。

次いで区画Ａ３〜Ａ５に進み、手本数字６の上から筆記
具で正確な書き順でなぞることによって、書き方の感覚
を習得させる。

次いで区画ん〜Ａ１ｏに進み、これら区画内に描かれた
部分手本７をなぞり、欠除している部分を補って数字を
完成させる。

このようにして先の区画に進む毎に欠除部分が多くなり
、従って補充部分が多くなるので、区画Ａ１ｏに達する
と部分手本７は僅かとなり殆んど自刃で数字を書くこと
になる。

そして空白の区画Ａ□□〜へ。に書き込む段階では自信
を以って正しい筆順で数字を書くことができるようにな
る。

更に数量表示用図形８を練習数字に対応する数だけ着色
することにより全練習した数字が表わす数を覚えさせる
。

以上のように本考案によれば、最初は手本数字に従って
なぞり、その後手本数字の一部が段階的に欠除した部分
手本をなぞりながらその欠除部を補なうようにして、徐
々に補充部を多くするようにしているから、従来品に比
較して、数字の書きき順及び書体を順速に練習させるこ
とができる優れた効果を有する。

尚手本数字６を描いた区画数及び部分数字７の欠除部の
増加率は任意に選定することができること勿論である。

又数字に限らず、ひら仮名、カタ仮名、アルファベット
、漢字等の練習用にも適用し得る。

更に複数のシート状体１を綴って練習帳とすることも可
能である。

【図面の簡単な説明】

図は本案品の一例を示す平面図である。１・・・・・・シート状体、６・・・・・・手本数字、
７・・・・・・部分手本。

【実用新案登録請求の範囲】

（１）数字の画線を表わす手本数字と、該手本数字をそ
の書き順とは逆に徐々に当該画線を減少除去した複数の
部分手本とが一定の区画内に表わされて配列されて成る
数字練習具。
（２）各区画内に数字配置の目安となる十字破線が表わ
され部分手本の数字画線が前記破線区分毎に除去減少せ
しめられてなる前記第１項の数字練習具。