JPS6035022B2 - 原子吸光分析用無炎アトマイザ - Google Patents

原子吸光分析用無炎アトマイザ

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Publication number
JPS6035022B2
JPS6035022B2 JP8016379A JP8016379A JPS6035022B2 JP S6035022 B2 JPS6035022 B2 JP S6035022B2 JP 8016379 A JP8016379 A JP 8016379A JP 8016379 A JP8016379 A JP 8016379A JP S6035022 B2 JPS6035022 B2 JP S6035022B2
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JP
Japan
Prior art keywords
graphite
atomizer
inert gas
cell
flameless
Prior art date
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Expired
Application number
JP8016379A
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English (en)
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JPS566143A (en
Inventor
勝仁 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はグラフアィトセルを用いた原子吸光分祈用無炎
アトマィザの改良に関するものである。
グラフアィト製のセルを用いた原子吸光分析用無炎アト
マィザは、炎を用いる方式に比べて所要試料量が少〈感
度が高い等の特長をもっているが、一方、再現性が悪く
セルの寿命が短い等の欠点をもっている。第1図は従来
のグラフアィトセルを用いた無炎ァトマィザの垂直断面
図である。
試料注入孔2を上向きに設置した管状のグラフアィトセ
ルーはグラフアィト電極3a,3bに挟持され、グラフ
アィト電極3a,3bは電極5a,5bに広い面積で密
着するように挟持されている。これらの部材は電極5a
,5bを支持する絶縁材より成る支持臭によって一体に
構成されている。また、電極5a,5bの横方向の孔に
は管7を挿入し、この管7の先端には石英窓8が取り付
けてある。測定用の光東9は、石英窓8aを透過してグ
ラフアィトセルー内を通り、石英窓8bを透過して光検
知部に進む。光東9の通路となる電極5a,5bの孔に
はガス通路11が開□しており、このガス通路11は流
量計12を介して不活性ガス入口15に蓮適している。
また、グラフアイトセル1とグラフアイト3a,3bが
形成する環状の空間にはガス通路13が閉口し、このガ
ス通路13は流量計14を介して不活性ガス入口15に
蓮適している。即ち、不活性ガス入口15より導入した
不活性ガスはグラフアィトセルーの内外に常に充満して
グラフアィトの酸化を防ぎ試料注入孔2および孔4を通
り外部に排出される。なお、流量計12,14は不活性
ガスの流量を調節し、分析中の流量を監視するために設
置されている。試料を分析するときは電極5a,5bに
通電して、グラフアィトセル1を100午0程度に加熱
し、不活性ガスを流通させる。
試料液はマイクロピペット等で坪量し、このマイクロピ
ペットの先端を孔4と試料注入孔2を通過させてグラフ
アィトセルー内に導入するが、この試料液量は5〜10
0一〆程度の徴量である。試料10が乾燥したならば5
00oo〜1000oo程度にグラフアィトセル1を上
昇させて試料10を十分灰化させる。次に、グラファィ
トセル1を2000qo〜300000に急速に昇温し
て灰化した試料10中の成分を気化させると共に原子化
し、これを透過した光東9の吸光度を測定記録する。こ
のようにして試料10の測定が終了したならば、グラフ
アィトセル1中の残留ガスを不活性ガスで十分に追い出
した後、電極5に流す電流を低下させる。なお、電極5
には冷却水道路6が設けられており、分析中は水を流し
て電極5を常に冷却している。このようにして繰り返し
分析を行ったときのグラファィトセル内の状況は次のよ
うに次第に変化してくる。
水溶液試料の場合は残澄はほとんど残らないが、数十回
使用した後はグラフアィトの微粒子がセル内部に生ずる
。このグラフアィト微粒子が試料の導入乾燥時に位置を
移動する現象を生じ、分析再現性が低下することが認め
られた。即ち、注入した試料液がグラフアィトの微粒子
に吸われて塊状となり、グラフアィトセル面との間に空
気層を作る。このようになると移動し易くなり加熱条件
が不安定となる。また、生体試料等の粘稲試料の場合は
、試料中の有機物が炭化されてグラフアィトセルー内に
次第に堆積し、導入した次の試料がその中に吸い込まれ
て十分に原子化しないという現象を生じていた。即ち、
グラフアィトセル1内には残澄が次第に蓄積されて分析
精度が低下する結果となっていた。従来このようにグラ
フアィトセル1の内面にグラフアィト微粒子層を生じた
り、残糟が堆積したときはグラフアィトセル1の寿命が
来たと考えて新品と交換していたものである。したがっ
て、グラフアィトセル1の消耗は大となってコスト高と
なると共にその交換に時間を要し、分析能力を低下させ
るという欠点をもっていた。
また、グラフアィトセル1の内部の条件が変化し易いの
で、分析精度を低下させるという欠点も生じていた。本
発明は分析精度とグラフアィトセルの寿命を向上させる
のに好適な原子吸光分析用無炎アトマィザを提供するこ
とを目的とし、その特徴とするところは、グラフアィト
セルの内部に不活性ガスを大量に噴出させる手段と、測
定光東を透過する窓部村を開閉させる手段とを設け、不
活性ガスを大量に噴出させたときは窓部材を開放して電
極の孔より排出するように構成したことにある。
第2図は本発明の一実施例である無炎アトマィザの垂直
断面図で、第1図と同じ部分には同一符号を付してある
。第1図と異るところは、不活性ガス入口15の付近か
ら分岐させたフラッシュ用通路16を用けてこの通路に
電磁式の開閉弁17を設置すると共に、電極5bの近く
でガス通路11に運速させたこと、およびガス通路11
の流量計12に近接した箇所と電極5aに蓬適する箇所
にオリフィス18a,18bを設けたことである。また
、石英窓8aを開閉可能に取り付けると共に、この石英
窓8aを窓開閉器19で開閉するように構成したことで
ある。このように構成した無炎アトマィザで繰り返し分
析し、グラフアィトセル1の内面にグラフアィトの微粒
層が生じたり銭造が堆積したときは、例えばロータリソ
レノィドを用いた窓開閉器19を作動させて石英窓8a
を破線で示す位置まで開放する。
これと同時に開閉弁17を開弁させ不活性ガスをフラッ
シュ用通路16を経由して石英窓8bの近くに噴出させ
る。噴出した不活性ガスは反対側の開放端に向って流れ
るが、このときグラフアィトセル1の内面に在るグラフ
アィトの微粒および残澄を持ち運び開放端から外部に排
出する。このときオリフイス18a,18bはフラッシ
ュガスが流量計12に流入することを防止している。グ
ラフアィトセル1の内面が清掃された後、窓開閉器19
と開閉弁17を作動させて石英窓8aで光東9の通路を
封止すると共にフラッシュ用通路16を閉じて元の状態
に戻す。
したがって、グラフアィトセルーは再び新鮮な状態で分
析を続行することが可能となる。このようにすることに
よつて、グラフアィトセル1の寿命は延長されるばかり
でなく分析の再現性は向上する。また、グラファィトセ
ル1を交換する作業回数は減少するもので分析能率は向
上し分析コストを低下させることができる。本実施例の
無炎アトマィザは、適時フラッシュガスをグラファィト
セル内に導入し、その中に堆積した微粒子や残澄を開放
された他端から外部に排出することにより、グラフアィ
トセル内を容易に清掃することができるので、グラフア
イトセルを長期間再現性の良い状態で使用することがで
きるという効果をもっている。上言己実施例は既設のガ
ス通路11にフラッシュ用通路16を接続してガス噴出
を行わせているが、開閉弁17段のフラッシュ用通路1
6をガス通路11とは切り離し、フラッシュ用通路16
の先端を孔4を通過させて試料注入孔2に蓮通させ、グ
ラフアィトセルーの内面に直接噴出させるようにすれば
残澄等の除去効率は増す。
但しこの場合は両側の石英窓8a,8bを開放させなけ
ればならない。以上本発明の原子吸光分析用無炎アトマ
ィザは、グラフアィトセルの寿命を伸ばし分析精度を向
上させるという効果をもっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のグラファィトセルを用いた無炎アトマィ
ザの垂直断面図、第2図は本発明の一実施例であるグラ
フーアィトセルを用いた無炎アトマィザの垂直断面図で
ある。 1・・・・・・グラフアィトセル、2・・・・・・試料
注入孔、3……グラフアイト電極、4……孔、5……電
極、6・・・・・・冷却水通路、8・・・・・・石英窓
、9・・…・光東、10・・・・・・試料、11,13
・・・・・・ガス通路、12,14…・・・流量計、1
5・・・・・・不活性ガス入口、16・・・・・・フラ
ッシュ用通路、17・・・・・・開閉弁、18・・・・
・・オリフィス、19……窓開閉器。 第1図努2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 試料を収容する管状のグラフアイトセルと、このグ
    ラフアイトセルの両端を支持すると共に、上記グラフア
    イトセルを加熱する電力を供給する一対の電極と、この
    一対の電極の上記グラフアイトセルの軸方向に設けた孔
    を封止する透明な窓部材と、上記グラフアイトセルの内
    外に不活性ガスを導入するガス路とを有する原子吸光分
    析用無炎アトマイザにおいて、上記グラフアイトセルの
    内部に上記不活性ガスを大量に噴出させる手段と、上記
    窓部材を開閉させる手段とを設け、上記不活性ガスを大
    量に噴出させたときは上記窓部材を開放して上記電極の
    孔より排出するごとく構成したことを特徴とする原子吸
    光分析用無炎アトマイザ。 2 上記不活性ガスを大量に噴出させる手段が、上記ガ
    ス路の不活性ガス源側と上記一対の電極のいずれか一方
    の上記孔とを連通するフラツシユ用通路に設けた開閉弁
    を開弁させる手段である特許請求の範囲第1項記載の原
    子吸光分析用無炎アトマイザ。 3 上記窓部材を開閉させる手段が、上記フラツシユ用
    通路を連通させた電極と対向する電極に設けた上記窓部
    材を、上記フラツシユ用通路の開閉弁を開弁させたとき
    窓開閉器によつて、開放させる手段である特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の原子吸光分析用無炎アトマイ
    ザ。
JP8016379A 1979-06-27 1979-06-27 原子吸光分析用無炎アトマイザ Expired JPS6035022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8016379A JPS6035022B2 (ja) 1979-06-27 1979-06-27 原子吸光分析用無炎アトマイザ

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JP8016379A JPS6035022B2 (ja) 1979-06-27 1979-06-27 原子吸光分析用無炎アトマイザ

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Publication Number Publication Date
JPS566143A JPS566143A (en) 1981-01-22
JPS6035022B2 true JPS6035022B2 (ja) 1985-08-12

Family

ID=13710639

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JP8016379A Expired JPS6035022B2 (ja) 1979-06-27 1979-06-27 原子吸光分析用無炎アトマイザ

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JPH02134843A (ja) * 1988-11-15 1990-05-23 Nec Corp 集積回路
US5424832A (en) * 1992-09-11 1995-06-13 Shimadzu Corporation Flameless atomic absorption spectrophotometer
JP2576745B2 (ja) * 1992-09-11 1997-01-29 株式会社島津製作所 フレームレス原子吸光分光光度計

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JPS566143A (en) 1981-01-22

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