JPS6034897Y2 - バ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はバーナに関し、更に詳しくは多数の炎孔を有
する燃焼板の複数枚にて構成される筒状バーナに関する
。

筒状バーナはその燃焼面が全周に存在する為多人数での
採暖等に有利であるが、一枚での燃焼板にて筒状とする
事は困難である為筒状の軸線方向に接ぎ目として複数枚
の燃焼板にて構成するが良い。

又周方向の接ぎ目にて燃焼板を分けるとバーナの能力切
換等も出来て有利となる。

しかしこの様に燃焼板の接ぎ目を軸線方向及周方向とす
るとガスシール部材を多く設ける事となりその保持がバ
ーナの筒状形状の為困難であった。

そこでこの考案は上記問題を解決したバーナを提供する
もので、以下本案の実施例を示す図面を参照しながら詳
しく説明すると、１は枠体で、一方を天板２で、他方を
底板３で塞いでいるが周囲には窓部４が設けられていて
、そこには多数の炎孔５を有する複数の燃焼板、ここで
は４枚の燃焼板６１，６２，６３，６４、が周方向に連
結され、従って軸線Ｃ方向に接ぎ目Ａが生じている。

又この様な燃焼板を軸方向に於てもう一列設けてバーナ
の能力切換も出来る様にして、従って周方向に接ぎ目Ｂ
が生じて円筒バーナが構威されている。

７は混合室８と９との仕切り板で、そこには開口１０が
設けられて混合管１１よりの混合ガスが入る。

１２は他の混合管で混合室９へ混合ガスを送る。

１３は軸線Ｃ方向の４カ所の接ぎ目Ａの内２カ所に枠体
１に一体的に設けた柱である。

燃焼板６１乃至６４の軸線方向の接ぎ目Ａにはシール部
材１４が設けてあり、又周方向の接ぎ目Ｂにもシール部
材１５が設けである。

１６は周方向の接ぎ目Ｂに設けられる線状押え部材で、
前記シール部材１５を押えるに役立つ。

その取り付けは両端が前記柱１３の内側に入り、中央部
は外側に設けられた板状押え部材１７で押えられる。

この板状押え部材１７には内側への軸線方向の凸条１８
が設けてあってシール部材１４を効果的に押えると共に
、その両側で燃焼板を押える。

１９は軸線Ｃ方向の端部に於ける押え部材である。

本案は上記の様になっていて、複数枚の燃焼板を軸線方
向の接ぎ目として樹皮する事により筒状バーナを構威し
易くすると共に、能力切換等の為二列として周方向の接
ぎ目のあるバーナとした場合の様に、多くの接ぎ目が存
在して各接ぎ目にシール部材を設けるバーナであっても
、周方向の接ぎ目に線状押え部材を、軸線方向の接ぎ目
には該線状押え部材の外より軸線方向の凸条を有した板
状押え部材を設けたので、線状押え部材及凸条は接ぎ目
に入ってシール部材を充分に押え確実なるシールが出来
、又周方向の接ぎ目には押え部材として線状のものとし
たからその湾曲加工は容易であり、一方板状押え部材に
は凸条を設けてシール部材を充分に押える様にしたが、
それは軸線方向の接ぎ目に設けるから直線であり凸条加
工も容易である。

以上説明した様に本案のバーナは複数枚の燃焼板で構成
したから筒状バーナの構成が容易であり、これにより生
ずる軸線方向の接ぎ日長周方向の接ぎ目に設けたシール
部材は板状押え部材及線状押え部材にて保持されるから
離脱する事もなく、又周方向の接ぎ目には線状押え部材
を、軸線方向の接ぎ目には板状押え部材を設けるからそ
の形状加工も容易であり極めて実用性大なるバーナを提
供する事が出来る。

尚周方向の接ぎ目Ｂについて能力切換による例で説明し
たが、必ずしも能力切換式のバーナに限るものではなく
、大きな燃焼板を用いる事が出来ない様な場合の接ぎ目
Ｂであっても勿論良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案バーナの分解斜視図、第２図は裁断側面図
、第３図は第２図■−■裁断平面図、第４図は第２図Ｉ
Ｖ−ＩＶ裁断平面説明図である。 ６１．６２，６３，６４・・・・・・燃焼板、Ａ・・・
・・・軸線方向接ぎ目、Ｂ・・・・・・周方向接ぎ目、
１４．１５・・・・・・シール部材、１６・・・・・・
線状押え部材、１７・・・・・・板状押え部材、１８・
・・・・・凸条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数の炎孔を有する燃焼板の複数枚にて構威される筒状
   バーナであって、燃焼板の接ぎ目を筒状の軸線方向と周
   方向とすると共に、該接ぎ目にシール部材を設けたもの
   に於て、周方向の接ぎ目には線状押え部材を、軸線方向
   の接ぎ目には該線状押え部材の外側より軸線方向の凸条
   を有する板状押え部材を設ける事を特徴とするバーナ。