JPS6034783B2 - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
- Publication number
- JPS6034783B2 JPS6034783B2 JP8966776A JP8966776A JPS6034783B2 JP S6034783 B2 JPS6034783 B2 JP S6034783B2 JP 8966776 A JP8966776 A JP 8966776A JP 8966776 A JP8966776 A JP 8966776A JP S6034783 B2 JPS6034783 B2 JP S6034783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grid
- cathode ray
- ray tube
- electron beam
- electron gun
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は陰極線管に係り、特に前記陰極線管の電子銃の
構造に関するものである。
構造に関するものである。
陰極線管に於ける画像の解像度は前記陰極線管のスクリ
ーン上での電子ビームのスポットの大きさが小さければ
小さいほど良くなることは周知である。
ーン上での電子ビームのスポットの大きさが小さければ
小さいほど良くなることは周知である。
然るにシャドウマスク方式のカラー受像管に於てはシャ
ドウマスクの電子ビーム通過孔の配列と走査線が干渉し
画面上にモアレ・パターンを生ずることがこのモアレ・
パタンの強度は前記スクリーン上での電子ビームのスポ
ットの大きさが小さい程強くなりこのためこのモアレ・
パターンがノイズとなり正常な受像を阻害する結果とな
る。
ドウマスクの電子ビーム通過孔の配列と走査線が干渉し
画面上にモアレ・パターンを生ずることがこのモアレ・
パタンの強度は前記スクリーン上での電子ビームのスポ
ットの大きさが小さい程強くなりこのためこのモアレ・
パターンがノイズとなり正常な受像を阻害する結果とな
る。
従がつてシャドウマスク方式カラー受像管に於ては前記
モアレを弱くすることと解像度をよくすることが相反す
る事項となるため実際には、この2点を妥協的に設計す
る手法がとられている。前記シャドウマスク方式カラー
受像管では例えばスクリーン上でのスポットサイズは5
0%ドライブで約2.5柳、80%ドライブで約3.5
肋となっている。またシャドウマスクのない方式のカラ
ー受像管つまりビームインデックス方式のカラー受像管
では色純度をたもっためには前記スクリーン上でのスポ
ット・サイズは各色間のストライプの間隔つまり通常0
.2〜0.3肋以下にする必要があり、且つ明るさを一
定以上に保っためには高電流密度でスポットサイズの極
めて小さい電子銃が必要となり一般の電子銃設計の限界
を超えるものあった。これらの問題を解決するため難長
のだ円状の電子ビームスポットを提供するし、わるアス
ティグマティックな電子銃が提案されている。このよう
な電子銃の一例として第1グリッド及びまたは第2グI
Jッドの電子ビーム通過孔の形状をだ円形にしたものが
ある。
モアレを弱くすることと解像度をよくすることが相反す
る事項となるため実際には、この2点を妥協的に設計す
る手法がとられている。前記シャドウマスク方式カラー
受像管では例えばスクリーン上でのスポットサイズは5
0%ドライブで約2.5柳、80%ドライブで約3.5
肋となっている。またシャドウマスクのない方式のカラ
ー受像管つまりビームインデックス方式のカラー受像管
では色純度をたもっためには前記スクリーン上でのスポ
ット・サイズは各色間のストライプの間隔つまり通常0
.2〜0.3肋以下にする必要があり、且つ明るさを一
定以上に保っためには高電流密度でスポットサイズの極
めて小さい電子銃が必要となり一般の電子銃設計の限界
を超えるものあった。これらの問題を解決するため難長
のだ円状の電子ビームスポットを提供するし、わるアス
ティグマティックな電子銃が提案されている。このよう
な電子銃の一例として第1グリッド及びまたは第2グI
Jッドの電子ビーム通過孔の形状をだ円形にしたものが
ある。
第1図はこのような形式のシャドウマスク方式カラー受
像管に使用する第1グリッドの一例であり一枚の導伝板
1にR.G.B各色に対応するだ円状の電子ビーム通過
孔2が穿設されている。このような構造を持つことによ
っても縦長のビームスポットを得ることが出来るがこの
構造の欠点はだ円形の電子ビーム通過孔2を形成するこ
とが非常にむずかしいことである。即ち通常第1グリッ
ドはプレス成形で製造され、電子ビーム通過孔2はプレ
ス打抜きで明けられる。このプレス打抜きに使用する打
抜型は所望のだ円形孔が得られるよう精密な数値制御機
器等を有する工作機械で加工され、又グリッド製造時に
摩耗等により孔形状が変化しないように十分なる保守が
行なわなければならず、更に完成した部品も厳密に検査
をされなければならない。これらはいずれも高度の技術
を要するものである。これらが必要である理由は、スク
リーン上でのビームスポットの形状は第1グリッドの電
子ビーム通過孔2の形状に非常に敏感に影響されること
に起因している。アスティグマティック電子銃の他の例
として第2図に示すように第2グリッド3の形状を回転
非対称的に成形し、そこに電子ビーム通過孔4を設けた
り、又は第3図に示すように第2グリツド3の電子ビー
ム通過孔4の周辺に例えば板体5を非回転対称的に附加
したものがある。
像管に使用する第1グリッドの一例であり一枚の導伝板
1にR.G.B各色に対応するだ円状の電子ビーム通過
孔2が穿設されている。このような構造を持つことによ
っても縦長のビームスポットを得ることが出来るがこの
構造の欠点はだ円形の電子ビーム通過孔2を形成するこ
とが非常にむずかしいことである。即ち通常第1グリッ
ドはプレス成形で製造され、電子ビーム通過孔2はプレ
ス打抜きで明けられる。このプレス打抜きに使用する打
抜型は所望のだ円形孔が得られるよう精密な数値制御機
器等を有する工作機械で加工され、又グリッド製造時に
摩耗等により孔形状が変化しないように十分なる保守が
行なわなければならず、更に完成した部品も厳密に検査
をされなければならない。これらはいずれも高度の技術
を要するものである。これらが必要である理由は、スク
リーン上でのビームスポットの形状は第1グリッドの電
子ビーム通過孔2の形状に非常に敏感に影響されること
に起因している。アスティグマティック電子銃の他の例
として第2図に示すように第2グリッド3の形状を回転
非対称的に成形し、そこに電子ビーム通過孔4を設けた
り、又は第3図に示すように第2グリツド3の電子ビー
ム通過孔4の周辺に例えば板体5を非回転対称的に附加
したものがある。
第2図及び第3図に示した構造は第2グリッドの機機械
的精度が第1グリッド‘こだ円形孔を設た構造に比べる
と画面のフオーカス品位への影響が緩やかであり、しか
もビームのスポット形状の縦長へのなり方がビーム電流
が少ないときほど大きく、ビーム電流が多くなってくる
と小さくなるという優れた特性を有しているが、欠点と
してビームスポット形状の縦長へのなり方の程度も小さ
いため所要の形状が得ることができずシャドウマスク方
式カラー受像管でのモアレ軽減やビームインデックス方
式カラー受像管でのビーム.レジストレーション向上に
よる色純度向上に十分なる効果を得ることが出来ないと
言う欠点がある。本発明は、前述した構造の諸欠点を改
良して、部品製造及び組立の機械的精度を極端に精密に
することのない範囲で設計して、十分なる縦横比を有す
るビームスポット形状が得られる電子銃を有する陰極線
管を提供することを目的としている。
的精度が第1グリッド‘こだ円形孔を設た構造に比べる
と画面のフオーカス品位への影響が緩やかであり、しか
もビームのスポット形状の縦長へのなり方がビーム電流
が少ないときほど大きく、ビーム電流が多くなってくる
と小さくなるという優れた特性を有しているが、欠点と
してビームスポット形状の縦長へのなり方の程度も小さ
いため所要の形状が得ることができずシャドウマスク方
式カラー受像管でのモアレ軽減やビームインデックス方
式カラー受像管でのビーム.レジストレーション向上に
よる色純度向上に十分なる効果を得ることが出来ないと
言う欠点がある。本発明は、前述した構造の諸欠点を改
良して、部品製造及び組立の機械的精度を極端に精密に
することのない範囲で設計して、十分なる縦横比を有す
るビームスポット形状が得られる電子銃を有する陰極線
管を提供することを目的としている。
本発明の陰極線管に適応する電子銃をシャドウマスク方
式カラー受像管に使用すれば、モアレが目立たず且つフ
オーカスがシャープで解像度の良好なる画像を得ること
が出来る。又、ビームインデックス方式カラー受像管に
使用すれば明るさが十分で且つ色純度及び色飽和度の良
好なる画像を得ることができるという利点がある。次に
図面につき本発明を説明する。
式カラー受像管に使用すれば、モアレが目立たず且つフ
オーカスがシャープで解像度の良好なる画像を得ること
が出来る。又、ビームインデックス方式カラー受像管に
使用すれば明るさが十分で且つ色純度及び色飽和度の良
好なる画像を得ることができるという利点がある。次に
図面につき本発明を説明する。
第4図は本発明の陰極線管の基本構成を示したものであ
り、内部が高真空に保たれているガラス等の外囲器6の
ネック6,内に電子ビームを発生する電子銃7が内装さ
れており、この電子銃7が画像を映出するスクリーン6
2内面に設けた映像面8と対向して配置されている。
り、内部が高真空に保たれているガラス等の外囲器6の
ネック6,内に電子ビームを発生する電子銃7が内装さ
れており、この電子銃7が画像を映出するスクリーン6
2内面に設けた映像面8と対向して配置されている。
シャドウマスク方式カラー受像管のためには図示してい
ないシャドウマスクが映像面8の内側に所要の距離をへ
だてて配置されている。ビームインデックス方式カラー
受像管の場合は図示していないインデックス信号発生用
細条が映像面に組み込まれており又図示していないイン
デックス信号検出器が前記外図器6の一部にとりつけら
れる。第5図は本発明の陰極線管に適応する電子銃のカ
ソード9、第1グリツド10、第2グリッド11の部分
の要部拡大断面図である。
ないシャドウマスクが映像面8の内側に所要の距離をへ
だてて配置されている。ビームインデックス方式カラー
受像管の場合は図示していないインデックス信号発生用
細条が映像面に組み込まれており又図示していないイン
デックス信号検出器が前記外図器6の一部にとりつけら
れる。第5図は本発明の陰極線管に適応する電子銃のカ
ソード9、第1グリツド10、第2グリッド11の部分
の要部拡大断面図である。
シャドウマスク方式カラー受像管では3本の電子ビーム
を発射する電子銃が使用されているが、3本の電子銃を
細合せた形のものの他に第1グリッド10及び第2グリ
ッド11がそれぞれ一枚の板に3箇の電子ビーム通過孔
を穿設した造の電子銃が使用されている。第5図では前
記電子銃の代表例として1本の電子ビームに対する部分
のみを表わしており、特に第1グリッド10の電子ビー
ム通過孔12附近の断面図と平面図を第6図aと第6図
bに示す。
を発射する電子銃が使用されているが、3本の電子銃を
細合せた形のものの他に第1グリッド10及び第2グリ
ッド11がそれぞれ一枚の板に3箇の電子ビーム通過孔
を穿設した造の電子銃が使用されている。第5図では前
記電子銃の代表例として1本の電子ビームに対する部分
のみを表わしており、特に第1グリッド10の電子ビー
ム通過孔12附近の断面図と平面図を第6図aと第6図
bに示す。
第6図aに於て中心線の上半分は、第6図bに於けるC
−B方向の断面、下半分は同じくC−A方向の断面を示
す。即ち第6図a、第6図bで明らかなように第1グリ
ッド10の電子ビーム通過孔12は円形であり、この電
子ビーム通過孔12の周辺部の板厚が回転非対称的に肉
薄部とさせられている。つまり第6図bに於てC−B方
向に沿った区域13a及び区域13bの部分の板厚がそ
の他の部分より薄いという構造を有している。次に寸法
の実例を示すと、第3グリッド孔径1.5第2グリッド
孔径0.74、第1グリッド12の孔径0.74、第2
グリッド、第3グリッド間隔1.75第1グリッド・第
2グリッド間隔0.40、カソード.第1グリッド間隔
0.1ふ第2グリッド板厚0.25、第1グリッド板厚
(C−A断面)0.18、第1グリッド板厚(C−B断
面)0.10、(単位柵)である電子銃を使用して、2
0インチ型カラーブラウン管を製作し、各電極電圧をカ
ソード電圧OVに対してァノード電圧2弧V、第3グリ
ッド電圧4.8KV、第2グリッド300Vとして動作
させた。
−B方向の断面、下半分は同じくC−A方向の断面を示
す。即ち第6図a、第6図bで明らかなように第1グリ
ッド10の電子ビーム通過孔12は円形であり、この電
子ビーム通過孔12の周辺部の板厚が回転非対称的に肉
薄部とさせられている。つまり第6図bに於てC−B方
向に沿った区域13a及び区域13bの部分の板厚がそ
の他の部分より薄いという構造を有している。次に寸法
の実例を示すと、第3グリッド孔径1.5第2グリッド
孔径0.74、第1グリッド12の孔径0.74、第2
グリッド、第3グリッド間隔1.75第1グリッド・第
2グリッド間隔0.40、カソード.第1グリッド間隔
0.1ふ第2グリッド板厚0.25、第1グリッド板厚
(C−A断面)0.18、第1グリッド板厚(C−B断
面)0.10、(単位柵)である電子銃を使用して、2
0インチ型カラーブラウン管を製作し、各電極電圧をカ
ソード電圧OVに対してァノード電圧2弧V、第3グリ
ッド電圧4.8KV、第2グリッド300Vとして動作
させた。
この場合無偏向のビームスポットとすると、第1グリッ
ド電圧を−90Vとしたとき、ビームスポットはカット
オフの状態となる。次に第1グリッド12にパルス状の
電圧を加え映像面上でのスポット形状を測定した結果を
第7図に示す。第7図で明らかなように、本発明の陰極
線管の実施例に適応する電子銃によれば、例えばビーム
スポット形状の縦:機の比は40%ドライブの点で1.
33:1となり60%ドライブの点では1.36:1と
なり非常に容易に縦長のビームスポットを得ることがで
きた。又、前記電子ビーム通過孔12は円形であり、孔
の周辺部の肉薄部の板厚形状は孔に対し容易に精度よく
製作できるので、部品の製作誤差や組立誤差によりビー
ムスポットの収差等の発生することがないという利点が
ある。ビームスポットの縦横比については第1グリッド
のC−A方向の板厚とC−B方向の板厚の比及び肉薄部
となっている区域13a、区域及び13bの広さ・形状
を適当に選ぶことにより所望のものに設定することがで
きる。
ド電圧を−90Vとしたとき、ビームスポットはカット
オフの状態となる。次に第1グリッド12にパルス状の
電圧を加え映像面上でのスポット形状を測定した結果を
第7図に示す。第7図で明らかなように、本発明の陰極
線管の実施例に適応する電子銃によれば、例えばビーム
スポット形状の縦:機の比は40%ドライブの点で1.
33:1となり60%ドライブの点では1.36:1と
なり非常に容易に縦長のビームスポットを得ることがで
きた。又、前記電子ビーム通過孔12は円形であり、孔
の周辺部の肉薄部の板厚形状は孔に対し容易に精度よく
製作できるので、部品の製作誤差や組立誤差によりビー
ムスポットの収差等の発生することがないという利点が
ある。ビームスポットの縦横比については第1グリッド
のC−A方向の板厚とC−B方向の板厚の比及び肉薄部
となっている区域13a、区域及び13bの広さ・形状
を適当に選ぶことにより所望のものに設定することがで
きる。
比較として第3図に示した従来例の電子銃によるビーム
スポット形状を第3グリッド孔径1.50、第2グリッ
ド孔径0.75第1グリッド孔径0.75、第2グリッ
ド、第3グリッド間隔2.25第1グリッド.第2グリ
ツド間隔0.47、カソード.第1グリッド間隔0.1
2、第2グリッド板厚0.25第1グリッド板厚0.1
3、第2グリッドへの板体板厚1.0、上.下板体5の
空隙2.0(単位側)の寸法の電子銃で20インチ形カ
ラーブラウン管を製作し各電極電圧をカソード電圧OV
に対して、アノード電圧2弧V、第3グリッド電圧4.
雛V、第2グリッド電圧300V、第1グリッド電圧一
150−OVにて動作ごせた場合のドライブ%に対する
映像面上でのビームスポットの寸法を第8図に示す。図
を見ても明らかな如くこの場合、ビームスポット形状の
縦.横の比は40%ドライブの点で1.16:1、60
%ドライブの点で1:1となる。即ち第7図と第8図を
比較して見ると本発明の陰極線管は従来例のものに比べ
全てのドライブ%の範囲で容易に大きい縦横比をとるこ
とができ、しかもドライブ%の全ての範囲でほぼ縦横比
が略一定となる。
スポット形状を第3グリッド孔径1.50、第2グリッ
ド孔径0.75第1グリッド孔径0.75、第2グリッ
ド、第3グリッド間隔2.25第1グリッド.第2グリ
ツド間隔0.47、カソード.第1グリッド間隔0.1
2、第2グリッド板厚0.25第1グリッド板厚0.1
3、第2グリッドへの板体板厚1.0、上.下板体5の
空隙2.0(単位側)の寸法の電子銃で20インチ形カ
ラーブラウン管を製作し各電極電圧をカソード電圧OV
に対して、アノード電圧2弧V、第3グリッド電圧4.
雛V、第2グリッド電圧300V、第1グリッド電圧一
150−OVにて動作ごせた場合のドライブ%に対する
映像面上でのビームスポットの寸法を第8図に示す。図
を見ても明らかな如くこの場合、ビームスポット形状の
縦.横の比は40%ドライブの点で1.16:1、60
%ドライブの点で1:1となる。即ち第7図と第8図を
比較して見ると本発明の陰極線管は従来例のものに比べ
全てのドライブ%の範囲で容易に大きい縦横比をとるこ
とができ、しかもドライブ%の全ての範囲でほぼ縦横比
が略一定となる。
前述したような電子銃をビームインデックス方式のカラ
ー受像管に適用する場合には明るいつまりビーム電流の
多い部分でも色純度・色飽和度が劣化しないという特性
を有することになり、これは非常に重要な利点である。
第9図a、第9図bは本発明の陰極線管の他の実施例に
適応する電子銃に於ける第1グリッド10のそれぞれ断
面図及び平面図であり、第1グリッド10の板厚を肉薄
部としている周辺部13が図示のごとくひとつながりと
なっており、電子ビーム通過孔12のすぐ近傍はほぼ同
じ肉厚であるが少し外側で非回転対称的となっている場
合を示している。
ー受像管に適用する場合には明るいつまりビーム電流の
多い部分でも色純度・色飽和度が劣化しないという特性
を有することになり、これは非常に重要な利点である。
第9図a、第9図bは本発明の陰極線管の他の実施例に
適応する電子銃に於ける第1グリッド10のそれぞれ断
面図及び平面図であり、第1グリッド10の板厚を肉薄
部としている周辺部13が図示のごとくひとつながりと
なっており、電子ビーム通過孔12のすぐ近傍はほぼ同
じ肉厚であるが少し外側で非回転対称的となっている場
合を示している。
第10図a、第10図bは本発明の陰極線管の更に他の
実施例に適応する電子銃の第1グリッド10のそれぞれ
断面図及び平面図であり、第1グリッドの板厚の肉薄部
としている周辺部13に平坦部分がなく、曲面状又はテ
ーパ状の断面形状となるよう徐々に非回転対称的に薄く
なっている場合を示している。
実施例に適応する電子銃の第1グリッド10のそれぞれ
断面図及び平面図であり、第1グリッドの板厚の肉薄部
としている周辺部13に平坦部分がなく、曲面状又はテ
ーパ状の断面形状となるよう徐々に非回転対称的に薄く
なっている場合を示している。
以上述べたように本発明の陰極線管に適応する電子銃は
シャドウマスク方式カラー受像管やビームインデックス
方式カラー受像管に使用して非常に有効であるがその他
縦長又は横長のビームスポット形状を必要とする陰極線
管に適用できることはいうまでもない。
シャドウマスク方式カラー受像管やビームインデックス
方式カラー受像管に使用して非常に有効であるがその他
縦長又は横長のビームスポット形状を必要とする陰極線
管に適用できることはいうまでもない。
更に第6図、第9図及び第10図の実施例において、第
9図aおよび第10図aの上半分が各々第9図bおよび
第10図bのC−B断面図で、下半分が第9図bおよび
第10図bのC−A断面図を示し、この電子ビーム通過
孔の周辺部に設けた回転非対称な肉薄部が前記第1グリ
ッドの一主面より形成されているが、これは両王面より
所望形状に形成させても良く、また同様な肉薄部を第2
グリッド‘こ設けても同じような効果が期待出来ること
は勿論である。
9図aおよび第10図aの上半分が各々第9図bおよび
第10図bのC−B断面図で、下半分が第9図bおよび
第10図bのC−A断面図を示し、この電子ビーム通過
孔の周辺部に設けた回転非対称な肉薄部が前記第1グリ
ッドの一主面より形成されているが、これは両王面より
所望形状に形成させても良く、また同様な肉薄部を第2
グリッド‘こ設けても同じような効果が期待出来ること
は勿論である。
さらには第1グリッドと第2グリッドともに設けるとよ
り大きな効果を有することはもちろんであり、この第1
グリッドと第2グリッドの回転非対称肉薄部が互いに直
交していればより一層大きな効果が期待できるのは言う
までもない。
り大きな効果を有することはもちろんであり、この第1
グリッドと第2グリッドの回転非対称肉薄部が互いに直
交していればより一層大きな効果が期待できるのは言う
までもない。
第1図は従来の陰極線管に於て縦長ビームスポット形状
を得る為の第1グリッドの構造の一例を示す平面図及び
断面図、第2図及び第3図は同じく従来の縦長ビームス
ポット形状を得る為の第2グリッドの構造の例を示す平
面図及び断面図、第4図は本発明の陰極線管の基本成を
示す断面図、第5図は本発明の陰極線管に適応する電子
銃の主要部を示す拡大断面図、第6図は本発明の陰極線
管の一実施例に適応する第1グリッドの要部拡大断面図
及び平面図、第7図は本発明の陰極線管の一実施例に於
けるドライブ%に対するビームスポット径の関係を示す
曲線図、第8図は従来の陰極線管に於けるドライブ%に
対するビームスポット径の関係を示す曲線図、第9図及
び第10図は本発明の陰極線管のそれぞれ他の実施例に
適用する第1グリッドの要部拡大断面図及び平面図であ
る。 1,11・・・・・・第1グリツド、3・・・・・・第
2グリッド、2,4,12・・・…電子ビーム通過孔、
13,13a,13b・・・・・・肉薄部。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図
を得る為の第1グリッドの構造の一例を示す平面図及び
断面図、第2図及び第3図は同じく従来の縦長ビームス
ポット形状を得る為の第2グリッドの構造の例を示す平
面図及び断面図、第4図は本発明の陰極線管の基本成を
示す断面図、第5図は本発明の陰極線管に適応する電子
銃の主要部を示す拡大断面図、第6図は本発明の陰極線
管の一実施例に適応する第1グリッドの要部拡大断面図
及び平面図、第7図は本発明の陰極線管の一実施例に於
けるドライブ%に対するビームスポット径の関係を示す
曲線図、第8図は従来の陰極線管に於けるドライブ%に
対するビームスポット径の関係を示す曲線図、第9図及
び第10図は本発明の陰極線管のそれぞれ他の実施例に
適用する第1グリッドの要部拡大断面図及び平面図であ
る。 1,11・・・・・・第1グリツド、3・・・・・・第
2グリッド、2,4,12・・・…電子ビーム通過孔、
13,13a,13b・・・・・・肉薄部。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図
Claims (1)
- 1 少なくとも電子ビーム通過孔が穿設された第1グリ
ツド及び第2グリツドを有し、前記第1グリツド及びま
たは第2グリツドの前記電子ビーム通過孔の周辺部に前
記電子ビーム通過孔に対し回転非対称な肉薄部が設けら
れていることを特徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8966776A JPS6034783B2 (ja) | 1976-07-29 | 1976-07-29 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8966776A JPS6034783B2 (ja) | 1976-07-29 | 1976-07-29 | 陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5315741A JPS5315741A (en) | 1978-02-14 |
JPS6034783B2 true JPS6034783B2 (ja) | 1985-08-10 |
Family
ID=13977088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8966776A Expired JPS6034783B2 (ja) | 1976-07-29 | 1976-07-29 | 陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034783B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62281762A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-07 | Nissin Electric Co Ltd | 蒸発源のア−ク電源装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL178374C (nl) * | 1977-11-24 | 1986-03-03 | Philips Nv | Elektronenstraalbuis met niet-rotatiesymmetrische elektronenlens tussen eerste en tweede rooster. |
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- 1976-07-29 JP JP8966776A patent/JPS6034783B2/ja not_active Expired
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