JPS6034539B2 - オキシム置換フエニル酢酸誘導体及びその製法 - Google Patents

オキシム置換フエニル酢酸誘導体及びその製法

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JPS6034539B2
JPS6034539B2 JP3890777A JP3890777A JPS6034539B2 JP S6034539 B2 JPS6034539 B2 JP S6034539B2 JP 3890777 A JP3890777 A JP 3890777A JP 3890777 A JP3890777 A JP 3890777A JP S6034539 B2 JPS6034539 B2 JP S6034539B2
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oxime
solvent
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敦祐 寺田
一之 和智
英一 三坂
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Sankyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 を有する新規なオキシム置換フェニル酢酸誘導体及びそ
の塩並びにその製法に関するものである。
前記一般式(1)において、好適にはRIは水素原子ま
たはメチル、エチル、nーブロピル、イソプロピル、n
ープチル、ィソブチルのような炭素数1乃至4個を有す
る直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキル基を示し、特に好
適な化合物としてはRIが水素原子またはメチル基を示
し、nが1乃至3を示す化合物があげられる。また、前
記一般式(1)を有するオキシム置換フェニル酢酸誘導
体は必要に応じ薬理上許容される塩の形にすることがで
きる。
薬理上許容される塩の形としては、ナトリウム、カルシ
ウムのようなアルカリ金属あるいはアルカリ士類金属の
塩、アルミニウム塩、アンモニウム塩、トリェチルアミ
ン、ジシクロヘキシルアミン、ジベンジルアミン、モル
ホリン、ピベリジン若しくはNーェチルピベリジンのよ
うな有機塩基またはリジン、アルギニンのような塩基性
アミノ酸の塩をあげることができる。なお、前記一般式
(1)を有する化合物において、不斉炭素原子が存在す
るために光学異性体が存在する。
従って前記一般式(1)を有する化合物がこれらの光学
異性体の混合物で得られる場合には、常法により光学分
割して、それぞれの異性体を得ることができる。また前
記一般式(1)を有する化合物にはオキシム基が存在す
るためにシン、アンチ立体異性体が存在する。従って前
記一般式(1)を有する化合物がこれらの立体異性体の
混合物で得られる場合には、常法により分離し、それぞ
れの異性体を得ることができる。前記一般式(1)を有
する化合物においては光学異性体および立体異性体並び
にこれらの異性体の混合物がすべて単一の式で示されて
いるが、これにより本発明の記載は限定されるものでは
ない。本発明者は抗炎症剤の開発を目的として置換フェ
ニル酢酸誘導体の合成並びに薬理活性の研究を重ねた結
果、前記一般式(1)で表わされる新規なオキシム置換
フェニル酢酸誘導体が抗炎症、鎮痛及び解熱作用を有す
る医薬として有用な化合物であることを見し、出して本
発明を完成した。本発明によって得られる前記一般式(
1)を有する化合物としては例えば以下に記載する化合
物があげられる。12一〔4一(2ーヒドロキシイミノ
シクロベンタン−1−イルメチル)フエニル〕プロピオ
ン酸2 4一(2一ヒドロキシイミノシクoベンタン−
1−イルメチル)フェニル酢酸3 2−〔4−(2−ヒ
ドロキシイミノシクロヘキサンー1−イルメチル)フエ
ニル〕プロピオン酸4 4一(2−ヒドロキシイミノシ
クロヘキサン−1−ィルメチル)フェニル酢酸5 2一
〔4−(2−ヒドロキシイミノシクロヘプタン−1−イ
ルメチル)フエニル〕プロピオン6 2−〔4一(2ー
ヒドロキシイミノシクロベンタン−1−イルメチル)フ
エニル〕プロピオン酸 アルギニン塩7 4一(2ーヒ
ドロキシイミノシクロヘキサンー1ーィルメチル)フェ
ニル酢酸 リジン塩本発明の前記一般式(1)を有する
化合物は一般式(式中、RIおよびnは前述したものと
同意義を示す。
)を有するケトカルボン酸誘導体をヒドロキシルアミン
または塩基の存在下でヒド。キシルアミンの塩と反応さ
せることによって得られる。この方法を実施するに当っ
て、使用するヒドロキシルアミンの塩としては塩酸塩、
硫酸塩のような鉱酸塩が好適であり、使用する塩基とし
ては水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ
金属水酸化物、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カ
ルシウムなどの酢酸アルカリ金属およびアルカリ士類金
属塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウムェトキシド、
カリウム第3級ブトキシドなどのアルカリ金属アルコラ
ートを好適な塩基としてあげることができる。
反応は通常、溶剤の存在下で塩基及びヒドロキシルアミ
ン塩を用いて好適に行なわれるが、使用される溶剤とし
ては水、メタノール、エタノール、第3級ブタノールの
ようなアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミドのような脂肪酸ジアルキルアミド類、ジメ
チルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類、ベンゼ
ン、トルェンのような芳香族炭化水素類等が好適である
。反応温度は特に限定はないが、室温乃至10000付
近が好適である。反応時間は使用する塩基の種類、反応
温度などによって異なるが、通常30分間乃至1餌時間
である。反応終了後、前記一般式(1)を有する目的化
合物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば反応混合物を氷水中に投入し、塩酸のような酸を
用いて酸性とした後、適当な有機溶剤を用いて抽出する
。抽出液を水洗し、乾燥した後、抽出液より溶剤を留去
することによって得ることができる。得られた目的化合
物は必要ならば常法、例れば再結晶法、カラムクロマト
グラフィーなどによってさらに精製することができ、ま
た常法に従って前記の薬理上許容される塩の形にするこ
とができる。
本発明の方法を実施するに当って、原料として用いた前
記一般式(D)を有する新規化合物は、例えば以下に示
す合成経路によって製造することができる。
上記式中、RIおよびnは前述したものと同意義を示し
、R2およびR3はメチル、エチル、n−プロピル、ィ
ソプoビルのような低級アルキル基を示し、R4および
R5はメチル、エチル、nープロピル、イソプロピル、
nープチル、イソブチルのような低級アルキル基または
1−ピロリジニル、ピベリジノ、モルホリノのようなR
4とR5が一緒になって隣接する窒素原子とともに形成
する酸素原子を介することもある環状アミノ基を示し、
Xは塩素、臭素のようなハロゲン原子を示す。
第1工程は一般式(V)を有するケトジカルボン酸ェス
テル誘導体を合成する反応で、一般式(m)を有するペ
ンジルハラィド誘導体を塩基の存在下で一般式(W)を
有するシクロアルカノンカルボン酸ェステル譲導体と反
応させることによって行なわれる。
使用される塩基としては通常の活性メチレン基のアルキ
ル反応に用いられる塩基が特に限定なく用いられるが、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムェトキシド、カリウ
ム第3級プトキシドなどのアルカリ金属アルコキシド、
ナトリウムアミド、カリウムアミドなどのアルカリ金属
アミド、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素
化アルカリ金属等を好適な塩基としてあげることができ
る。
反応は溶剤の存在下で好適に行なわれるが、使用される
溶剤としてはメタノール、エタノール、第3級プタノー
ルのようなアルコール類、ジメチルホルムアミドのよう
な脂肪酸ジアルキルアミド類、ジメチルスルホキシド、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシ
エタンのようなエーテル類が好適である。反応温度は特
に限定はないが、通常室温乃至溶剤の還流温度付近で行
なわれる。反応時間は使用する塩基の種類、反応温度な
どによって異なるが、通常1乃至5時間である。第2工
程は一般式(0)を有するケトカルポン酸議導体を合成
する反応で、一般式(V)を有する化合物を加水分解し
、次いで脱炭酸反応に付することによって行なわれる。
この反応を実施するに当って、はじめの加水分解反応は
一般式(V)を有する化合物を加水分解試剤である酸ま
たは塩基と接触させることによって行なわれる。
使用される酸または塩基としては通常の加水分解反応に
用いられる酸または塩基が特に限定なく用いられるが、
塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鉱酸、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物等を好適
な酸または塩基としてあげることができる。
反応は通常溶剤の存在下で好適に行なわれる。使用され
る溶剤としては水あるいはメタノール、エタノール、n
ープロパノール、のようなアルコール類、エチレングリ
コ−ル、ジエチレソグリコールのようなグリコール類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのような
脂肪酸ジアルキルアミド類等の有機溶剤およびこれらの
有機溶剤と水との混合溶剤が好適である。反応温度には
特に限定はないが、通常は室温乃至約150ooで行な
われる。反応時間は主に反応温度、使用される加水分解
謎剤などによって異なるが、約1乃至1細時間である。
次にこのようにして得られた加水分解生成物を脱炭酸さ
せる反応は、ジカルボン酸化合物を溶剤の存在下または
不存在下で加熱することによって行なわれる。
溶剤の存在下で加熱する場合には、好適には塩酸または
pートルェンスルホン酸のような酸の存在下で水、ベン
ゼン、トルェン、キシレン、シメンのような芳香族炭化
水素類、ジオキサンのようなエーテル類等の有機溶剤お
よびこれらの有機溶剤と水との混合溶剤が用いられる。
溶剤の不存在下で加熱する場合には、副反応を抑えるた
めに減圧下または窒素ガスなどの不活性ガス気流中で行
なうのが望ましい。加熱反応温度は約50乃至200℃
が好適であり、反応時間は主として原料化合物の種類、
反応温度などによって異なるが、約15分間乃至3時間
である。
この工程の反応において加水分解に酸を用いた場合には
、脱炭酸反応をも同時に行なうことができる。
このような場合には前記一般式(V)を有するェステル
化合物を塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鍵酸の存在下で
ジオキサンのようなエーテル類中で加熱することにより
、好適に実施することができる。反応温度は通常loo
乃至150℃で行なわれるが、好適には使用される溶剤
の沸点付近において実施される。反応時間は約1乃至2
扱時間である。第3工程および第4工程は一般式(ロ)
を有するケトカルボン酸誘導体を合成する別法で、一般
式(m)を有するペンジルハラィド誘導体を一般式(の
)を有するェナミン誘導体と反応させ、得られる前記一
般式(肌)を有する化合物を加水分解することによって
行なわれる。
この反応を実施するに当って、はじめのハラィド化合物
(m)とェナミン化合物(W)との縮合反応(第3工程
)は、溶剤の存在下で加熱することによって行なわれる
使用する溶剤としてはベンゼン、トルェン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類、ジオキサンのようなエーテル
類が好適に用いられる。
反応温度は80乃至140oo付近で行なわれ、通常使
用する溶剤の還流温度が好適である。反応時間は反応温
度などによって異なるが、通常1乃至30時間である。
反応終了後、常法に従って反応混合物より溶剤を轡去し
て得られた残留物を用いて次の加水分解反応を実施する
ことができる。
加水分解反応(第4工程)は、このようにして得られた
前記一般式(肌)を有する化合物を加水分解試剤である
酸または塩基と接触させることによって行なわれる。
使用される酸または塩基としては通常の加水分解反応に
用いられる酸または塩基が特に限定なく用いられるが、
塩酸、臭化水素酸、硫酸などの錫酸、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物等を好適
な酸または塩基としてあげることができる。
反応は通常溶剤の存在下で好適に行なわれる。使用され
る溶剤としては水あるいはメタノール、エタノール、n
ープロパノールのようなアルコール類、エチレングリコ
ール、ジェチレングリコールのようなグリコール類等の
有機溶剤およびこれらの有機溶剤と水との混合物溶剤が
好適である。反応温度には特に限定はないが、通常は室
温乃至約110qoで行なわれる。反応時間は主に反応
温度、使用される加水分解試剤などによって異なるが、
約1乃至6時間である。反応終了後、各工程の目的化合
物は常法に従って反応混合物から採取される。
例えば反応混合物を適当な有機溶剤を用いて抽出し、得
られる有機溶剤層を水洗し乾燥した後、抽出液より溶剤
を留去することによって得られる。得られた目的化合物
は必要ならば常法、例えば油状物は真空蒸留法、カラム
クロマトグラフィーなどによって、結晶または塩の形に
したものは再結晶法によってさらに精製することができ
る。
本発明の前記一般式(1)を有するオキシム置換フェニ
ル酢酸誘導体は条理試験により、すぐれた抗炎症、鎮痛
および解熱作用を示すが、次にそれらの薬理試験の結果
を例示する。抗炎症および鎮痛作用 なお、薬理試験は次の方法によって行なった。
抗炎症作用ウイスター(Wisはr)系ラツトを用いて
カラゲニン浮腫法により試験した。
〔C.A,Winter,E,A,RjSIey,G,
W,N瓜S;J,Pharmacol.Exp.The
rap.,141,369(1963)〕鎮痛作用ウィ
スタ−(Wispr)系ラットを用いて熱炎症疹痛法に
より試験した。
〔飯塚義夫,田中善一郎;日薬理誌,70,697(1
974)〕上記の薬理試験の結果からも明らかなように
、前記一般式(1)を有する化合物及びその薬理上許容
される塩は鎮痛、抗炎症剤として有用である。
その投与形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顎粒剤
、散剤、シロップ剤などによる経口投与または坐剤によ
る経腸投与などをあげることができる。その使用量は症
状、年令、体重等によって異なるが、通常は成人に対し
て1日約50の9乃至2000の9であり、1回または
数回に分けて投与することができる。次に実施例及び参
考例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例 1 2−〔4−(2ーヒドロキシイミノシクロベンタン−1
−イルメチル)フヱニル〕プロピオン酸2一〔4一(2
ーオキソシクロベンタンー1−ィルメチル)フェニル〕
プロピオン酸1.5夕を10の‘のエタノールに熔解し
、塩酸ヒドロキシルアミン0.43夕を2の上の水で溶
解した溶液を加える。
更にカセィソーダ0.76夕を2叫の水に溶解した溶液
を加え3時間加熱還流する。氷水に投入し塩酸々性とし
た後、酢酸エチルで抽出する。抽出液を水洗、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後、溶剤を留去すると、目的化合
物の結晶が1.4タ得られる。エーテル−n−へキサン
から再結晶すると融点146〜148qoを有する無色
の結晶が得られる。元素分析値 C,5日,903Nと
して計算値 C,68.94:日,7.33:N,5.
36実測値 C,68.83:日,7.42;N,5.
39実施例 24一(2一ヒドロキシイミノシクoベン
タン−1−イルメチル)フェニル酢酸4−(2−オキソ
ーシクロベンタン−1−イルメチル)フェニル酢酸1.
8夕、塩酸ヒドロキシルアミン0.56夕、無水酢酸ナ
トリウム1.32夕を80%エタノール20羽に溶解し
、2時間加熱還流後エタノールを蟹去し、残澄の油状物
質を氷水に注ぎ、塩酸にて酸性とした後、酢酸エチルに
て抽出する。
抽出液を水洗、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶剤を
蟹去すると油状物を含む結晶が得られる。エーテル−n
−へキサンの混合溶媒から再結晶すると、融点137〜
13900を有するオキシム(異性体a)が0.32タ
得られる。元素分析値 ○,4日.703Nとして 計算値 C,67.99;日,6.93:N,5.66
実測値 C,67.81;日,6.78;N,5.61
更に母液を濃縮し、エーテル−n−へキサンから再結晶
すると、融点152〜15500を有するオキシム(異
性体b)が0.03タ得られる。
元素分析値 C,4日,703Nとして 計算値 C,67.99:日,6.93;N,5.66
実測値 C,68.05:日,6.80:N,5.72
実施例 32−〔4−(2−ヒドロキシイミノシクロヘ
キサン−1−イルメチル)フエニル〕プロピオン酸2−
〔4−(2−オキソシクロヘキサン−1ーィルメチル)
フェニル〕プロピオン酸1.3夕を塩酸ヒドロキシルア
ミン0.斑夕、酢酸ナトリウム3水和物1.6夕を含む
85%エタノールに溶解し、70〜75℃にて2時間加
熱蝿拝後、水100の‘に投入し、エーテルにて抽出、
抽出液を水洗、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した後、エ
ーテルを留去すると目的化合物1.4夕が得られる。
これを酢酸エチル−n−へキサンの混合溶媒から再結晶
すると、融点143〜150.500を有する無色柱状
晶となる。元素分析値 C,6日2,03Nとして計算
値 C,69.79;日,7.69:N,5.09実測
値 C,69.42;日,7.67:N,4.97実施
例 44−(2−ヒドロキシイミノシクロヘキサンー1
−ィルメチル)フェノル酢酸4−(2−オキソシクロヘ
キサン一1−イルメチル)フヱノル酢酸0.64夕、塩
酸ヒドロキシルアミン0.19夕、無水酢酸ナトリウム
0.45夕を80%エタノール10Mに熔解し、2時間
加熱還流する。
後溶剤を留去し、残澄に水、酢酸エチルを加え希塩酸で
酸性となし、酢酸ヱチル層を分離し、水層を酢酸エチル
で抽出する、抽出液を水洗、無水硫酸ナトリウムにて乾
燥後、溶剤を留去すると目的化合物が0.79得られる
。酢酸エチルから再結晶すると、融点180〜184o
Cを有する無色の結晶が得られる。元素分析値 C,5
日,903Nとして 計算値 C,68.94;日,7.33:N,5.36
実測値 C,168.81:日,7.30:N,5.4
1実施例 52一〔4一(2−ヒドロキシイミ/シクロ
ベンタン−1−イルメチル)フエニル〕プロピオン酸L
−アルギニン塩2一〔4一(2−ヒドロキシイミノシク
ロベンタンー1ーィルメチル)フェニル〕プロピオン酸
0.87夕を10w‘のアセトンに溶解し、5の上の水
を加える。
蝿枠下Lーアルギニン0.斑夕をio羽の水に溶解した
溶液を加え一時間放置する。10の‘のアセトンを加え
放置すると、融点193〜19が0(分解)を有する無
色プリズム晶の目的化合物が1.4タ得られる。
元素分析値 C2,日3305N5として計算値 C,
57.91:日,7.64:N,16.08実測値 C
,57.67:日,7.61:N,15.98参考例
12−〔4−(1−エトキシカルボニルー2ーオキソシ
クロベンタンー1−イルメチル)フエニル〕プロピオン
酸エチルェステルジメチルホルムアミド200地中に水
酸化カリウム6.0夕を加え、蝿梓下室温にて、2ーカ
ルボェトキシシクロベンタノン15.6夕を加え、均一
な溶液になった後、氷冷下、2−(p−クロメチルフェ
ニル)プロピオン酸エチルェステル25夕を滴下し、そ
の後80o Cにて2時間加熱損拝する。
反応終了後、反応混合物を氷水中に投入し、エーテルに
て抽出、抽出液を水洗、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後
、溶媒を蟹去し、得られた油状物28夕を真空蒸留に付
すと、沸点175〜17800/0.5側Hgを有する
目的化合物21夕が得られる。元素分析値 C2虹26
05として計算値 C,69.34;日,7.57 実測値 C,69.10:日,7.20 参考例 2 2−〔4−(1−エトキシカルボニルー2一オキソシク
ロヘキサン−1−イルメチル)フエニル〕プロピオン酸
エチルェステル50%水素化ナトリウム9.6夕および
ジメチルホルムアミド200の【中に、氷冷下、2−シ
クロヘキサノンカルボン酸エチルェステル34夕を滴下
した後、50qoで30分間礎拝し、再び、氷袷下、2
一(p−クロルメチルフェニル)プロピオン酸エチルェ
ステル45.3夕を滴下し、その後50〜60ooで1
時間加熱櫨拝する。
反応終了後、反応混合物を氷水中に投入し、ヱ−テルで
抽出する。水洗、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶剤を
留去し、得られた油状物69.5夕を真空蒸留に付すと
、沸点200〜205oo/0.4肌Hgをする無色油
状の目的化合物57夕が得られる。元素分析値 C2,
日2805として 計算値 C,69.97;日,7.83 実測値 C,69.85:日,7.78 参考例 3 2−〔4一(1−エトキシカルボニルー2ーオキソシク
ロベンタンー1ーイルメチル)フエニル〕酢酸エチルェ
ステル2ーシクロベンタノンカルボン酸エチルェステル
9.4夕、p−クロルメチルフェニル酢酸ェテルェステ
ル10.6g、水酸化カリウム3.58gおよびジメチ
ルホルムアミド60の‘の濠液を室温にて5時間櫨梓後
、5000にて1時間、更に室温にて一夜擬枠する。
後、酢酸々性となし、ジメチルホルムアミドを留去し、
残済に水を加えエーテル抽出する。水洗後無水硫酸ナト
リウムにて乾燥し、溶剤を蟹去すると油状物が得られる
。真空蒸留に付すと、沸点180〜190qo/0.8
柳Hgを有する目的化合物12タ得られる。元素分析値
C,汎2405として 計算値 C,68.65:日,7.28 実測値 C,68.41;日,7.33 参考例 4 2−〔4一(2一オキソシクロベンタン−1ーィルメチ
ル)フヱニル〕プロピオン酸2一〔4一(1−エトキシ
カルポニル−2−オキソシクロベンタン一1−イルメチ
ル)フエニル〕プロピオン酸エチルヱステル20夕をジ
オキサン30の‘、47%臭化水素水100の‘に溶解
し、6時間加熱還流した後エーテルにて抽出、抽出液を
水洗、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した後、ェーナルを
蟹去すると黄色油状物質が得られるこれを真空蒸留に付
すと、沸点190〜195午0/0.3肋Hg(格温)
を有する無色油状の目的化合物13.1夕が得られる。
元素分析値 C.5日,603として 計算値 C,73.14;日,7.37 実測値 C,73.19:日,7.28 参考例 5 4一(2−オキソシクロベンタン一1ーイルメチル)フ
ェニル酢酸4−(1−エトキシカルボニル−2−オキソ
シクロベンタン−1−イルメチル)フェニル酢酸エチル
ェステル9.2夕を、47%臭化水素酸20机‘、ジオ
キサン15の上の混液と6時間、還流した後、溶媒を留
去し、残澄を氷水に注ぎ、エーテル抽出する。
抽出液を水洗後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、エー
テルを留去、得られた油状物質を減圧蒸留に付すと、沸
点185〜195oo/0.7側Hg(格温)を有する
油状物が6.0タ得られる。元素分析値 C,4日,6
03として 計算値 C,72.39:日,6.94 実測値 C,72.08:日,6.55 参考例 6 2一〔4−(2−オキソシクロヘキサン−1−イルメチ
ル)フェニル〕プロピオン酸2一〔4一(1ーヱトキシ
カルポニル−2−オキソシクロヘキサン−1ーイルメチ
ル)フエニル〕プロピオン酸エチルェステル13夕を水
酸化カリウム5夕を含む80%エタノール200泌に溶
解し、2時間加熱還流した後エタノールを蟹去し、水1
00の上を加えエーテルにて抽出、水層に濃塩酸100
の‘を加え50〜6ぴ0にて1時間加熱凝梓後、エーテ
ルにて抽出、抽出液を水洗乾燥後、エーテルを留去、得
られた黄色油状物質をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに付し、ベンゼン:酢酸エチルェステル=5:1の
熔出物より寒色油状物質を得、これを真空蒸留に付すと
、沸点190〜195℃/0.4肌Hg(格温)を有す
る寒色油状の目的化合物4.1夕が得られる。
このものは冷後、固化し.て融点84〜8600を示す
結晶となる。元素分析値 C,6日2。03として 計算値 C,73.82;日,7.74 実測値 C,73.72:日,7.58 参考例 7 4一(2−オキソシクロヘキサン−1−イルメチル)フ
ェニル酢酸p−クロロメチルフヱニル酢酸エチルェステ
ル6.39夕、シクロヘキサ/ンピロリジンエナミン4
.53夕及びトルェン110地を21時間加熱還流する
後トルェンを蟹去し、5%塩酸100の‘を加え、1時
間室温で瀦拝する。エーテルにて抽出し、水洗後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶剤を蟹去し、減圧蒸留に付
すと、沸点165〜180o/0.5肋Hg(格温)を
有する油状の目的化合物のェステルが3.0タ得られる
。更に加水分解するためエタノール40の【、10%カ
セイソーダ40の‘を加え5時間還流する。冷後塩酸々
性にしエーテル抽出する。抽出液を水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を留去する油状物質が得られる
。減圧蒸留に付すと、沸点190〜1950/0.03
肋Hg(格温)を有する目的化合物が2.3タ得られる
。このものは冷後、固化して融点71.5〜72.5こ
0を示す結晶となる。元素分析値 C,5日,603と
して 計算値 C,73.14:日,7.37 実測値 C,73.11:日,7.40

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子または低級アルキル基を示
    し、nは1乃至3の整数を示す。 )を有するオキシム置換フエニル酢酸誘導体及びその塩
    。2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは1乃至3の整数を示す。 )を有する特許請求の範囲第1項記載のオキシム置換フ
    エニル酢酸誘導体及びその塩。3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは1乃至3の整数を示す。 )を有する特許請求の範囲第1項記載のオキシム置換フ
    エニル酢酸誘導体及びその塩。4 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は水素原子または低級アルキル基を示
    し、nは1乃至3の整数を示す。 )を有するケトカルボン酸誘導体をヒドロキシルアミン
    または塩基の存在下でヒドロキシルアミンの塩と反応さ
    せ、必要に応じ塩を形成させることを特徴とする一般式
    ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1およびnは前述したものと同意義を示
    す。 )を有するオキシム置換フエニル酢酸誘導体及びその塩
    の製法。
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