JPS6034532B2 - 多塩基酸及びその誘導体の製造法 - Google Patents

多塩基酸及びその誘導体の製造法

Info

Publication number
JPS6034532B2
JPS6034532B2 JP52144306A JP14430677A JPS6034532B2 JP S6034532 B2 JPS6034532 B2 JP S6034532B2 JP 52144306 A JP52144306 A JP 52144306A JP 14430677 A JP14430677 A JP 14430677A JP S6034532 B2 JPS6034532 B2 JP S6034532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
oil fatty
esters
acids
fatty acids
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52144306A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5476605A (en
Inventor
宏太郎 松尾
誠一 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority to JP52144306A priority Critical patent/JPS6034532B2/ja
Publication of JPS5476605A publication Critical patent/JPS5476605A/ja
Publication of JPS6034532B2 publication Critical patent/JPS6034532B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多塩基酸およびその誘導体の製造法、詳しくは
リノール酸、リノレン酸またはこれらのェステルとQ,
3一不飽和カルボン酸類とを特定の触媒の存在下に反応
ささて多塩基酸およびその誘導体を製造する方法に関す
る。
リノール酸やりノレン酸などの非共役多不飽和脂肪酸を
触媒の存在下に共役化させ、これを親ジェン化合物とデ
ィールスアルダー反応せしめて等モル付加物を得ること
は知られている。
たとえば特公昭51−28627号公報には、リノール
酸を含有する脂肪酸混合物とアクリル酸をヨウ素の存在
下に200〜270qoの温度で反応させて炭素数21
の二塩基酸を得る方法が記載されている。しかるにこの
方法では反応後末反応の脂肪酸を留去し残澄として得ら
れる目的物がガードナー比色計で1鏡屋度の階色であっ
て工業的利用価値が少なく、淡色の二塩基酸を得るため
にはさらに分子蒸留等の精製工程が必要となる難点があ
る。また使用されるヨウ素は金属に対する腐蝕性が強く
、この種反応装置に通常使用されるステンレス鋼を用い
る時には反応時の加熱により該鋼を徐々に腐蝕減量せし
め、長期に亘る運転を困難ならしめると共に、反応生成
物中に金属塩を混入する欠点がある。従って上記方法で
は、高価な特殊鋼を反応装置材料として使用せざるを得
ない。本発明の目的は、リノール酸、リノレン酸、之等
化合物を含有する脂肪酸混合物、及び之等のェステル類
とアクリル酸の如きQ,8一不飽和カルボン酸類とを反
応させて、追加的な精製工程を要さず蒸留残澄をものま
ま使用できる程度に淡色な多塩基酸及びその誘導体を収
得し、しかもその際反応装置材料として経済的な通常の
ステンレス鋼を利用できる改良された方法を提供するこ
とにある。
また本発明の目的は特に飽和、モノ不飽和及び多不飽和
脂肪酸を含有する脂肪酸混合物から、多不飽和酸を殆ん
ど含まない飽和脂肪酸及びモノ不飽和酸を選択的に分離
収得する方法を提供することにある。之等の目的はリノ
ール酸、リノレン酸、之等化合物を含有する脂肪酸混合
物、及び之等のェステル類から選ばれた少なくとも1種
とQ,8−不飽和カルボン酸類とをョウドホルムの存在
下に反応させることによって達成される。
本発明方法によれば、触媒としてヨードホルムを使用す
ることによって、通常のステンレス鋼製の反応装置を使
用しても、その腐蝕及びこれによる反応生成物中への金
属分の混入を実質的に無視し得る程度にまで防止乃至抑
制できる。
このことは以下の試験によって明らかである。即ち温度
計、撰杵榛及び還流冷却器を付したフラスコ(全てガラ
ス製)に、100夕のトール油脂肋酸、11夕のアクリ
ル酸及び0.5夕のヨウ素またはヨードホルムを仕込み
200こ0に加熱しついで第1表記敷の各種ステンレス
鋼片(5仇駁×4仇肋×1側)を投入し、同温度にて2
4時間婿拝したのち鋼片を取出しその重量減少を測定し
た。結果を第1表に示す。第1表また本発明方法によれ
ば未反応物を蟹去して残澄として得られる多塩基酸また
はその誘導体がガードナー比色計で7〜10程度の淡色
なものであり、これはさらに精製することを要しない利
点がある。
本発明で使用するりノール酸やりノレン酸を含有する脂
肪酸混合物としては具体的にはトール油脂肪酸、大豆油
脂肪酸、アマニ油脂肪酸、綿実油脂肋酸、サフラワー油
脂肋酸、米糠油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸などを例示
できる。
リノール酸、リノレン酸及び之等化合物を含有する脂肪
酸混合物のェステルとしては、これら脂肪酸の低級アル
キルェステル例えばメチルェステル、エチルエステル、
プロピルエステル、プチルエステルなどを例示すること
ができる。また本発明で使用する他方の原料であるQ,
8一不飽和カルボン酸類としては親ジェンとなる化合物
をいずぇも使用でき、これには具体的にはアクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、マレィン酸、無水マレィン
酸などのカルボン酸類及びこれらのエステルたとえばメ
チル、エチル、ブチル、ヒドロキシエチル、ジメチルア
ミノエチル、ジエチルアミノェチルェステルなどを包含
される。
上記2種の原料の使用割合は禾反応原料を回収して使用
することを考慮すれば限定的ではないが、副反応たとえ
ば脂肪酸及び(又は)そのェステルの二重化反応やQ,
3−不飽和カルボン酸類の重合を避けるためには、使用
されるリノール酸、リノレン酸及び之等化合物のェステ
ルの総計1モルに対して0.8〜1.5モル好ましくは
1〜1.2モルのQ,8−不飽和カルボン酸類を使用す
るのがよい。前記脂肪酸混合物を原料として未反応原料
を殆んど含まない飽和脂肪酸及びモノ不飽和脂肪酸を取
得する場合には、前記のQ,B−不飽和カルボン酸類の
使用量を1〜1.5モル特に1〜1.2モルとするのが
よい。本発明におけるヨードホルムの使用量は、使用さ
れるリノール酸、リノレン酸及び之等化合物のェステル
の総重量に対して0.1〜3重量%好ましくは0.5〜
2重量%の範囲とするのがよい。
3重量%を越える量を使用すると生成物が階色化する傾
向があるので好ましくない。
上記ヨードホルムの存在下における本発明の反応は15
0〜250oo好ましくは170〜230ooの温度範
囲で行なわれ、通常0.5〜1餌時間で終了する。
反応溶媒の使用は可能であるが使用する必要はなく、酸
化防止剤や重合防止剤や重合禁止剤は適宜使用すればよ
い。反応系は好ましくは窒素ガス、炭酸ガス特の不活性
ガスで置換する。本発明によって得られる多塩基酸及び
その誘導体は塗料、印刷インキ、接着剤、可塑剤、ェポ
キシ硬化剤、防蝕剤、界面活性剤、ガソリン又は潤滑油
への添加剤等の分野で使用できる。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明の特徴とすると
ころを明らかにする。
各例中部及び%は特記しないかぎり重量基準による。実
施例 1 櫨洋棒、滴下漏斗、温度計及び還流冷却器を付したフラ
スコに10碇都のIJノール酸(純度90%,オレィン
酸6%,その他4%)及び1文のヨードホルムを仕込み
、窒素気流下に加熱し、220ooに至らしめ、26部
のアクリル酸を2時間で滴下し、さらに同温度で2時間
保温した。
反応生成物の色はガードナー比色計で5であり、その組
成は下記の通りである。脂肪酸
13.5%オレィン酸
10.0〃リノール酸 3.5
〃C2,二塩基酸 71.8
″C36ダイマー酸 3.5
〃その他 11.2〃実施例
2実施例1と同様のフラスコに100部のIJノール酸
メチル(純度92%,オレィン酸メチル6%,その他2
%)及び1部のヨードホルムを仕込み加熱して2300
0に至らしめ27部のアクリル酸メチルを4時間で滴下
し、さらに同温度で2時間保温した。
反応生成物の色はガードナー比色計で6であり、その組
成は下記の通りである。脂肪酸メチル
18.8%オレイン酸メチル
9.2〃リノール酸メチル 2.2
〃C2,二塩基酸ジメチル 67.2
″C36ダィマー酸ジメチル 7.2〃
その他 6.8〃実施例
3実施例1と同様のフラスコに下記第2表に記載のト
ール油脂肪酸10礎部及びヨードホルム0.5部を仕込
み、窒素気流下に加熱して200午0に至らしめ、11
部のアクリル酸を2時間で滴下しさらに同温度で2時間
保温した。
反応終了後蒸留器に反応混合物をうつし、3側Hgで未
反応のアクリル酸を留去したのち釜温250qoまでの
留分60.5部を留出させ残澄50.5部を得た。これ
らの組成を原料トール油脂肋酸の組成と併せて下記第2
表に示す。第2表比較例 ヨードホルムに代えてヨウ素を使用する他は実施例3と
同様に行なって55.3部の蟹分及び55.7部の残笹
を得た。
これらの恒数と組成を下記第3表に示す。第3表 実施例 4 実施例1と同様のフラスコに下記第4表記教のアマニ油
脂肪酸10碇部及びヨードホルム1部を仕込み窒素気流
下に加熱して200q Cに至らしめ12.5部のアク
リル酸を2時間で滴下しさらに同温度で2時間保温した
以後実施例3と同様に蒸留し、蟹分57.4部及び残澄
55.1部を得た。これらの恒数と組成を第4表に示す
。第4表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リノール酸、リノレン酸、之等化合物を含有する脂
    肪酸混合物、及び之等のエステル類から選ばれた少なく
    とも1種とα,β−不飽和カルボン酸類とをヨードホル
    ムの存在下に反応させることを特徴とする多塩基酸及び
    その誘導体の製造方法。 2 ヨードホルムが使用されるリノール酸、リノレン酸
    及び之等のエステル類の総重量に基づいて0.1〜3重
    量%の範囲で用いられる特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 3 ヨードホルムが、使用されるリノール酸、リノレン
    酸及び之等のエステル類の総重量に基づいて0.5〜2
    重量%の範囲で用いられる特許請求の範囲第2項記載の
    方法。 4 反応温度が150〜250℃の範囲である特許請求
    の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載の方法。 5 反応温度が170〜230℃の範囲である特許請求
    の範囲第4項記載の方法。 6 α,β−不飽和カルボン酸が、使用されるリノール
    酸、リノレン酸及び之等エステル類の総モル量に対して
    1〜1.5倍モル反応される特許請求の範囲第1項記載
    乃至第5項のいずれかに記載の方法。 7 脂肪酸混合物がトール油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ア
    マニ油脂肪酸、綿実油脂肪酸、サフラン油脂肪酸、米糖
    油脂肪酸及び脱水ヒマシ油脂肪酸から選ばれたものであ
    り、またエステル類が低級アルキルエステルである特許
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の方法。 8 α,β−不飽和カルボン酸類が、α,β−不飽和カ
    ルボン酸及びそのエステルである特許請求の範囲第1項
    乃至第7項のいずれかに記載の方法。
JP52144306A 1977-11-30 1977-11-30 多塩基酸及びその誘導体の製造法 Expired JPS6034532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52144306A JPS6034532B2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 多塩基酸及びその誘導体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52144306A JPS6034532B2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 多塩基酸及びその誘導体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5476605A JPS5476605A (en) 1979-06-19
JPS6034532B2 true JPS6034532B2 (ja) 1985-08-09

Family

ID=15359002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52144306A Expired JPS6034532B2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 多塩基酸及びその誘導体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6034532B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5476605A (en) 1979-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5380894A (en) Production of hydroxy fatty acids and estolide intermediates
US3753968A (en) Selective reaction of fatty acids and their separation
JPH04282340A (ja) ジカルボン酸の製造方法
US5194640A (en) Process for making high-purity oleic acid
US3899476A (en) Process for making a methacrylic acid adduct of linoleic acid and product
CH632981A5 (de) Verfahren zur racemisierung optisch aktiver 2,2-dimethyl-3-(1'-alkenyl)-cyclopropan-1-carbonsaeurehalogenide und entsprechender carbonsaeuren.
KR101374505B1 (ko) 비닐 카르복실레이트의 제조 방법
JPS6034532B2 (ja) 多塩基酸及びその誘導体の製造法
US4379928A (en) Synthesis of amides
US2584527A (en) Unsaturated dicarboxylic acids and esters and their preparation
US2688627A (en) Dicyclopentadiene carboxylic acids
JP2795018B2 (ja) ロジンエステルの製造法
JPS5822093B2 (ja) 多塩基酸及びその誘導体の製造法
US2510423A (en) Method of producing alkyl esters of alpha-beta unsaturated monocarboxylic acids froma beta-lactone and an alcohol
US3030416A (en) Beta-diketones and preparation thereof
US3462461A (en) Purification of phthalic anhydride
US3439050A (en) Color-inhibited alcohol composition for producing plasticizer esters with improved color
Roe et al. Free radical additions to esters of unsaturated fatty acids. Preparation of dicarboxylic acids and other polyfunctional products
JPS5940817B2 (ja) ジカルボン酸エステル及びその製造方法
US2809926A (en) Purification of phthalic anhydride
US2361027A (en) Drying compositions
US2075035A (en) Process for preparing carboxylic anhydrides
PROUT et al. The Active 12-Methyloctadecanoic Acids
TW200301250A (en) Purification method of (meth)acrylic acid ester
JPS62185051A (ja) アクリル酸またはメタクリル酸のシクロヘキシルエステルの製造方法