JPS6034493B2 - 人造黒鉛製品の製造方法 - Google Patents
人造黒鉛製品の製造方法Info
- Publication number
- JPS6034493B2 JPS6034493B2 JP53040599A JP4059978A JPS6034493B2 JP S6034493 B2 JPS6034493 B2 JP S6034493B2 JP 53040599 A JP53040599 A JP 53040599A JP 4059978 A JP4059978 A JP 4059978A JP S6034493 B2 JPS6034493 B2 JP S6034493B2
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- JP
- Japan
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- carbon
- product
- artificial graphite
- container
- fired
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- Expired
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- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人造黒鉛製品の製造方法に関する。
炭素焼成品のまわりを詰粉で囲み、詰粉と炭素焼成品を
接触させた状態で黒鉛化する従来の黒鉛化法では、たと
え最高温度が３０００００付近に達していても通電を終
了して冷却する段階で気体状態の灰分が凝縮し、詰粉を
介して再び製品の中へ入り込み、純度の高い人造黒鉛製
品を得ることはできなかった。従って、別の精製工程を
設け約３０００００で長時間（２０〜５畑時間）保持し
たり、フレオンガスや塩素ガスなどのような作業環境上
好ましくないガスを使って脱灰処理をしなければならな
いなどの欠点があった。本発明はこれら従来技術の欠点
を鑑み、ァチェソン型黒鉛化炉を使い効率よく黒鉛化と
脱灰を同時に行ない、高純度の人造黒鉛製品を得られる
製造方法を提供するものである。
接触させた状態で黒鉛化する従来の黒鉛化法では、たと
え最高温度が３０００００付近に達していても通電を終
了して冷却する段階で気体状態の灰分が凝縮し、詰粉を
介して再び製品の中へ入り込み、純度の高い人造黒鉛製
品を得ることはできなかった。従って、別の精製工程を
設け約３０００００で長時間（２０〜５畑時間）保持し
たり、フレオンガスや塩素ガスなどのような作業環境上
好ましくないガスを使って脱灰処理をしなければならな
いなどの欠点があった。本発明はこれら従来技術の欠点
を鑑み、ァチェソン型黒鉛化炉を使い効率よく黒鉛化と
脱灰を同時に行ない、高純度の人造黒鉛製品を得られる
製造方法を提供するものである。
本発明を図面にもとづいて説明する。
第１図は従来の炉壁１、電極２及びラィニング３より構
成されているアチェソン型黒鉛化炉の内部に、炭素焼成
品６を炭素容器５の中に戦遣してその周辺に詰粉４を施
して、この詰粉と炭素焼成品６とを非接触の状態で黒鉛
化している状態を示すァチェソン型黒鉛化炉の部分縦断
面図を示し、第２図は第１図の側面縦断面図を示すもの
である。
成されているアチェソン型黒鉛化炉の内部に、炭素焼成
品６を炭素容器５の中に戦遣してその周辺に詰粉４を施
して、この詰粉と炭素焼成品６とを非接触の状態で黒鉛
化している状態を示すァチェソン型黒鉛化炉の部分縦断
面図を示し、第２図は第１図の側面縦断面図を示すもの
である。
ここで、本発明の炭素容器はルッボ形式の容器に蓋をし
て構成することもできるし、更に炉内のすべての炭素焼
成品のいちどに戦暦できる炭素容器を構成することもで
きる。一方、前記炭素容器にガス導入用パイプを取り付
け窒素ガスやアルゴンガスのような不活性ガスを炭素焼
成品のまわりに流入させることにより脱灰の促進ができ
、炉内の製品の温度も二色温度計などを用いて測定する
ことができる。
て構成することもできるし、更に炉内のすべての炭素焼
成品のいちどに戦暦できる炭素容器を構成することもで
きる。一方、前記炭素容器にガス導入用パイプを取り付
け窒素ガスやアルゴンガスのような不活性ガスを炭素焼
成品のまわりに流入させることにより脱灰の促進ができ
、炉内の製品の温度も二色温度計などを用いて測定する
ことができる。
又、炭素容器内の製品のまわりに流入させるガスの流量
に応じて炭素容器に詰粉より小さい径の貫通穴をあげる
ことにより脱灰をより促進させることができる。上記の
ように構成されたアチヱソン型黒鉛化炉を用いて炭素焼
成品を黒鉛化すると、詰粉と炭素焼成品が非接触の状態
にあるため、炭素焼成品は均一に加熱され、製品内の脱
灰の不均一性を防ぐことができ、炉の冷却時においても
気体状態にあった灰分が凝縮し詰粉を介して炭素焼成品
を逆拡散することがない。
に応じて炭素容器に詰粉より小さい径の貫通穴をあげる
ことにより脱灰をより促進させることができる。上記の
ように構成されたアチヱソン型黒鉛化炉を用いて炭素焼
成品を黒鉛化すると、詰粉と炭素焼成品が非接触の状態
にあるため、炭素焼成品は均一に加熱され、製品内の脱
灰の不均一性を防ぐことができ、炉の冷却時においても
気体状態にあった灰分が凝縮し詰粉を介して炭素焼成品
を逆拡散することがない。
又、ガス導入用パイプから不活性ガスを製品の周囲に流
入させた場合は炭素焼成品から発生する気体状の灰分が
炭素容器から効率よく排除されるため、人造黒鉛製品の
脱灰が促進されアチヱソン型黒鉛化炉の冷却時に気体灰
分の人造黒鉛製品表面への凝着は起らない。その上、炭
素容器に詰粉より４・さし、径の貫通穴をあげることに
より炭素容器内の気体灰分の分圧を下げることができ炭
素焼成品の脱灰もより促進させることができ、好ましい
ものである。以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
入させた場合は炭素焼成品から発生する気体状の灰分が
炭素容器から効率よく排除されるため、人造黒鉛製品の
脱灰が促進されアチヱソン型黒鉛化炉の冷却時に気体灰
分の人造黒鉛製品表面への凝着は起らない。その上、炭
素容器に詰粉より４・さし、径の貫通穴をあげることに
より炭素容器内の気体灰分の分圧を下げることができ炭
素焼成品の脱灰もより促進させることができ、好ましい
ものである。以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る。
実施例 １それぞれの炭素容器内に炭素焼成品を１ブロ
ック入れ、詰粉と非薮触の状態で２９００００、３時間
保持して黒鉛化した。
ック入れ、詰粉と非薮触の状態で２９００００、３時間
保持して黒鉛化した。
この人造黒鉛製品の灰分組成を調べた結果を下表に示す
。実施例 ２ それぞれの炭素容器内に炭素焼成品を１ブロック入れ、
詰粉と非接触の状態で２９００００、３時間保持して黒
鉛化した。
。実施例 ２ それぞれの炭素容器内に炭素焼成品を１ブロック入れ、
詰粉と非接触の状態で２９００００、３時間保持して黒
鉛化した。
その際、炉内温度が２５００ｏｏに達してからガス導入
用パイプを介して炭素容器内に窒素ガスを１．５夕／ｍ
ｉｎの割合で流し続けた。得られた人造黒鉛製品の灰分
組成を調べた結果を下表に示す。実施例 ３ １側め〜２柳◇の貫通穴を全体にあげた炭素容器内に炭
素焼成品を１ブロック入れ、詰粉と非接触の状態で２９
００００、３時間保持して黒鉛化した。
用パイプを介して炭素容器内に窒素ガスを１．５夕／ｍ
ｉｎの割合で流し続けた。得られた人造黒鉛製品の灰分
組成を調べた結果を下表に示す。実施例 ３ １側め〜２柳◇の貫通穴を全体にあげた炭素容器内に炭
素焼成品を１ブロック入れ、詰粉と非接触の状態で２９
００００、３時間保持して黒鉛化した。
その際、炉内温度が２５００００に達してからガス導入
用パイプを介して炭素容器内に窒素ガスを１．５そ／ｍ
ｉｎの割合で流し続けた。得られた人造黒鉛製品の灰分
組成を調べた結果を下表に示す。比較例 １ ァチェソン型黒鉛化炉で従来法の炭素焼成品の周りに詰
粉を詰めた状態で２９００ｏｏ、３時間保持して黒鉛化
して得た人造黒鉛製品の灰分組成を調べた。
用パイプを介して炭素容器内に窒素ガスを１．５そ／ｍ
ｉｎの割合で流し続けた。得られた人造黒鉛製品の灰分
組成を調べた結果を下表に示す。比較例 １ ァチェソン型黒鉛化炉で従来法の炭素焼成品の周りに詰
粉を詰めた状態で２９００ｏｏ、３時間保持して黒鉛化
して得た人造黒鉛製品の灰分組成を調べた。
その結果を下表に示す。表
表に示す結果からも明らかな如く、従来のアチェソン型
黒鉛化炉を用いて、炭素焼成品と詰粉とを非接触の状態
で焼成することにより、高純度人造黒鉛製品を容易に製
品することができ、同時に不活性ガスを製品表面に流入
させることや穴をあげ通気をよくした炭素容器を併用す
れば、より高純度な人造黒鉛製品を製品することができ
る等、産業上有用な方法である。
黒鉛化炉を用いて、炭素焼成品と詰粉とを非接触の状態
で焼成することにより、高純度人造黒鉛製品を容易に製
品することができ、同時に不活性ガスを製品表面に流入
させることや穴をあげ通気をよくした炭素容器を併用す
れば、より高純度な人造黒鉛製品を製品することができ
る等、産業上有用な方法である。
第１図及び第２図は本発明にかかわる炭素焼成品と詰粉
とを非接触の状態で焼成している状態を示すァチヱソン
型黒鉛化炉の部分縦断面図と側面縦断面図を示したもの
である。 １・・・黒鉛化炉炉壁、２・・・電極、３・・・ラィニ
ング、４・・・詰粉、５・・・炭素容器、６・・・炭素
焼成品、７・・・ガス導入用パイプ。 孫１図 第２図
とを非接触の状態で焼成している状態を示すァチヱソン
型黒鉛化炉の部分縦断面図と側面縦断面図を示したもの
である。 １・・・黒鉛化炉炉壁、２・・・電極、３・・・ラィニ
ング、４・・・詰粉、５・・・炭素容器、６・・・炭素
焼成品、７・・・ガス導入用パイプ。 孫１図 第２図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ アチエソン型黒鉛化炉を用いて人造黒鉛製品を製造
する方法において、炭素焼成品を炭素容器内に載置する
ことにより該炭素焼成品と詰粉とを非接触の状態で黒鉛
化することを特徴とする人造黒鉛製品の製造方法。 ２ 前記炭素容器にガス導入用パイプを設けたことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の人造黒鉛製品の製
造方法。 ３ 前記炭素容器に詰粉粒度より小さい貫通孔を設けた
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項及び第２項記載
の人造黒鉛製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53040599A JPS6034493B2 (ja) | 1978-04-05 | 1978-04-05 | 人造黒鉛製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53040599A JPS6034493B2 (ja) | 1978-04-05 | 1978-04-05 | 人造黒鉛製品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54132495A JPS54132495A (en) | 1979-10-15 |
| JPS6034493B2 true JPS6034493B2 (ja) | 1985-08-09 |
Family
ID=12584966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53040599A Expired JPS6034493B2 (ja) | 1978-04-05 | 1978-04-05 | 人造黒鉛製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6034493B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0639997B2 (ja) * | 1985-09-19 | 1994-05-25 | 東海カ−ボン株式会社 | 黒鉛化炉の廃熱回収方法 |
| JP5802129B2 (ja) | 2008-10-27 | 2015-10-28 | イメリス グラファイト アンド カーボン スイッツァランド リミティド | グラファイト粉末の製造および処理方法 |
| JP5617181B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-11-05 | 富士電機株式会社 | 薄板状成形体の加熱処理方法 |
| CN102390829B (zh) * | 2011-07-26 | 2013-03-27 | 大同新成新材料股份有限公司 | 一种炉头用石墨粉和艾奇逊炉头结构及其养护方法 |
-
1978
- 1978-04-05 JP JP53040599A patent/JPS6034493B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54132495A (en) | 1979-10-15 |
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