JPS6034175B2 - 回転磁気ヘツド装置の鳴き防止装置 - Google Patents

回転磁気ヘツド装置の鳴き防止装置

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JPS6034175B2
JPS6034175B2 JP52139619A JP13961977A JPS6034175B2 JP S6034175 B2 JPS6034175 B2 JP S6034175B2 JP 52139619 A JP52139619 A JP 52139619A JP 13961977 A JP13961977 A JP 13961977A JP S6034175 B2 JPS6034175 B2 JP S6034175B2
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JP
Japan
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drum
tape
magnetic head
rotating magnetic
vibration means
Prior art date
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Expired
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JP52139619A
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JPS5472029A (en
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良美 渡辺
重道 本田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気記録再生装置(VTR)の回転磁気ヘッド
装置においていわゆる鳴き現象を防止するようにしたも
のである。
VTRの回転磁気ヘッド装置のヘッドドラムに対して所
定の角度例えば180oの角範囲にわたって磁気テープ
を巻付けた状態で磁気テープを移送するように構成して
いるものがある。
そして一般的にヘッドドラムは金属材料にて形成されて
おり、高温多湿となるとその表面に結露が生じ易く、こ
れが為にテープ移送中にテープとドラムとの間の摩擦状
態が不安定となり、いわゆる鳴きの現象が生じて磁気テ
ープの円滑な走行が阻害され、正常な再生画像が得られ
なくなり、又は磁気テープの走行が不可能になり、場合
によってはこれが切断されるが如き傾向にあった。この
為従来はファン又はヒ−夕−等の加熱装置を取付けて回
転ドラムを乾燥させ、然る後に記録又は再生を行うよう
にしているが、この場合では予めこの乾燥操作をしなけ
ればならず、直ちに記録又は再生し度い場合には間に合
わない欠点がある。
本発明はこのような点に鑑みて考慮されたもので、以下
本発明を図面について説明する。
第1図を参照するに、1は回転磁気ヘッド装置のヘッド
ドラムであり、上ドラムlaと下ドラムlbとより構成
され、一対の回転磁気ヘッド2は上ドラムlaの下面に
おいて1800の角間隔を保持して取付けられ、上ドラ
ムlaと一体となって回転する。本例では下ドラムlb
はシャーシ等の基板(図示せず)に固定されている。こ
の下ドラムlbの下部には帯状ガイド3が下ドラムlb
と一体に形成され、又は下ドラムlbと別体に形成され
た帯状ガイド3がこの下ドラムlbに巻付けられて取付
けられている。4はこのドラム1に所定の角範囲例えば
はゞ180o の角範囲にわたって巻付けられた磁気テ
ープであり、記録又は再生時にあっては矢印方向に移送
されるものとする。
本発明においては上述したように少なくとも1個の固定
ドラムlbを有する磁気ヘッド装置において、この固定
ドラムlbに沿わされている部分の磁気テープ4の一部
を振動手段5により必要時に振動されるようになすもの
である。
この為例えば第2図に示すように固定ドラムIbの一部
に窓孔又は凹部6を設け、この内部に振動手段5を収納
し、これにより下ドラムlbに沿わされているテープ4
をその内面側(磁性面側)からた)いて振動させるよう
になすことができる。
次に振動手段5の一例を第3図について説明すると、こ
れは従来周知のバイモルフ圧電素子と言はれるものを使
用できるもので、両面に電極7a及び7bがメッキ等に
より被着された圧電素子9と、同様に両面に電極8a及
び8bが被看された圧電素子10とを、これら圧電素子
9及び10の厚味方向の分極方向が同じとなるように電
極7b及び8aの面で接着し、かかるバィモルフ板に対
して図に示すように電圧を印加することにより一方の電
圧素子9は伸びる方向に変位し、他方の圧電素子1川ま
縮む方向に変位する。
従ってバィモルフ板は図面に示すようにたわむ。又その
変位は電界の大きさに応じたものとなり、電界の方向を
逆とすれば変位の方向も逆となる。11はこの信号源(
第3図の例では直流電源)である。
第2図の例ではこのようなバィモルフ板の一端即ちテー
プ4との接触面にテフロン等のテープ12を巻付けてテ
ープ4との摩擦係数仏を低下させ且つバィモルフ板又は
テープ4或いはその両者を保護するようにしており、こ
れはテープの他の金属メキ等を使用できる。そしてこの
バィモルフ板の池端を支持体13を介して下ドラムlb
の凹部6内に接着等により取付ける。この場合保護テー
プ12の外面12aが下ドラムlbのテープ接触面と同
一面となるように取付ける。尚この振動手段5の下ドラ
ムlbに対する取付位置はテープ4の下ドラムlbに対
援する部分であれば特にいずれの位置でもよいが、テー
プ4の下ドラムlbに対する特に接触圧の高い部分が望
ましいと考えられる。
第1図に示すように上ドラムlaが回転し、下ドラムl
bが固定ドラムであって、テープ4がドラム1に対する
入口附近では主に回転する上ドラムlaに沿わされ、出
口附近では主に固定の下ドラムIbに沿わされ、且つテ
ープ4がドラムーに対してはゞ1800の範囲にわたっ
て沿わされる方式の回転磁気ヘッド装置にあっては、ド
ラムーの中心から見てテープ4のドラム1よりの出口か
らほ)、8=450附近においてテープ4のドラムーに
対する援触圧が最高になることが実際の使用上における
ドラムーの摩耗状態から判断された。よって第1図に示
す例ではこの部分に上述した振動手段5を設けろを可と
する。又この振動手段5は1ケ所に限らず、複数個所に
設けることもできる。このような構成において、記録又
は再生時、この振動手段5を振動させることにより、テ
ープ4のドラム1よりの出口における張力が減少するこ
とを認めた。
即ち第4図に示すように、振動手段5に与える信号の電
圧をパラメータとして、横軸に振動手段5に供給する信
号の周波数を目盛り、縦軸に振動手段5の無振動時の上
述した位置における張力との差を目盛って示したもので
ある。
尚無振動時の上述した位置のテープ張力は57夕であっ
た。又振動手段5としては高さ日,(第2図参照)=1
5側、支持体1 3の部分を除く高さ日2=11柳、横
中が3側、厚味d=0.6側のものを使用した場合であ
る。尚振動手段5による振動中は20〜30仏仇であっ
た。この曲線図から明らかなように、振動手段5に印加
する電圧が高いほど差は大となり、又周波数が高いほど
張力の差が大となることが判る。
例えば150V、500HZでは約一5夕の差となり、
無振動時の張力が上述した如く57夕であるから、この
場合は57夕−5夕=52夕となった。このように本発
明によれば、振動手段5を動作させることによりテープ
4の引張り張力を低下させることができ、即ちドラムー
とこれに沿わされて移送されるテープ4との間の摩擦係
数仏を低下させることができるので、それ丈けテープ4
をスムーズに移送させることが可能となり、いわゆる鳴
き現象を回避できることを認めたものである。このよう
にドラム1とテープ4との間摩擦係数仏が低下する理由
は明らかでないが、一般的に回転ドラムにあってはこの
ドラムの回転に伴ってドラムとテープとの間はェアフイ
ルムが生じてこの両者間の摩擦係数が小となるが、ドラ
ムが固定式の場合、このェアフイルムが生じにくくなり
、この傾向は特に固定ドラムにおける回転ドラムより遠
ざかる位置にあって著しくなると考えられる。
ところで本装置においては、固定ドラムの特にテープの
出口附近貝0ち固定ドラムに対するテープの接触面が大
となる部分において振動手段5を設リブ、これを振動さ
せるようにしているので、テープ4の移送に伴い、この
ドラムとテープの間に僅か乍らェァフィルムを作り、そ
の結果両者間の摩擦係数が低下するものと考えられる。
尚第4図から明らかなように、振動手段5に印加する信
号の周波数は高い程、有効であると考えられるが、再生
画面の歪の発生や、現存の振動手段5の周波数特性から
テレビジョン信号のフィールド周波数(50HZ又は6
0日2)又はそれらろ整数倍に選ぶがよいことが実験的
に確認された。このような値に選ぶことによって、フィ
ールド周期より見て常に決った時点においてテープ4が
振動手段5にてた)かれることになるので、仮りにた)
かれることによってその時点における再生画像に歪が生
じたとしても、この歪の位置が変わることがなく、即ち
この位置が時間的に変化することがなくなり、よってこ
れによる画面の乱れを回避することができる。又音声に
対してワウが生じる傾向にあるが、NTSC方式のテレ
ビジョン信号の記録再生装置では120HZ、PAL方
式のそれでは100HZ程度の振動ではほとんど影響が
認められず良好であった。又一般にAFC回路にあって
は低い周波数程いわゆる引込み範囲が広くなるので、上
述した振動手段5の周波数も、このAFC回路により引
込み得る程度の低い周波数に選ぶのがよいと考えられる
更に本装置は、磁気テープへの記録、又はこれよりの再
生状態にあって、従来周知の湿度検知手段を使用して、
湿度が所定値より多い場合には自動的に振動手段を駆動
させるようなす。
しかし乍らいわゆる鳴きを聞いて振動手段を自動的に動
作させるようにしてもよく、更には再生画像が乱れたと
きに動作させるようにしてもよい。或いはテープの張力
を検出し、この張力が所定値以上に達したとき、振動手
段5を振動させるようにしてもよい。尚第1図に示す実
施例にあっては、テープ4をその内側則ちドラム1側よ
りた)くように構成した場合であるが、外側からた)〈
ように構成てもよい。この場合、ドラム1には振動手段
5によってた)かれる位置に凹部又は透孔を設けて置い
てもよい。以上説明した本発明によれば、比較的簡単な
構成をもって、いわゆるテープの鳴きを自動的に回避す
ることができ、よって仮りにドラム1に結霧が生じても
、直ちに記録又は再生操作を行うことができる特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置を附した回転磁気ヘッド装置
の一例を示す斜視図、第2図はその一部の断面図、第3
図は本発明に使用できる振動手段の一例を示す拡大側面
図、第4図は動作を説明する為の曲線図である。 1はヘッドドラム、lbはその固定ドラム、4はテープ
、5は振動手段である。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 少なくとも1個の固定ドラムを含み、磁気テープが
    この固定ドラムの表面に沿い且つ傾斜した状態で架張さ
    れて移送される回転磁気ヘツド装置の上記固定ドラムに
    沿わされている上記磁気テープの一部を振動させる手段
    を設け、浸度が所定値より多い場合に自動的に上記振動
    手段をテレビジヨン信号のフイールド周波数又はその整
    数倍の周波数の信号で振動させるようにしたことを特徴
    とする回転磁気ヘツド装置の鳴き防止装置。
JP52139619A 1977-11-21 1977-11-21 回転磁気ヘツド装置の鳴き防止装置 Expired JPS6034175B2 (ja)

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JP52139619A JPS6034175B2 (ja) 1977-11-21 1977-11-21 回転磁気ヘツド装置の鳴き防止装置

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JPS5472029A JPS5472029A (en) 1979-06-09
JPS6034175B2 true JPS6034175B2 (ja) 1985-08-07

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ID=15249497

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5996557A (ja) * 1982-11-25 1984-06-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転ヘツドアセンブリ
JPH083948B2 (ja) * 1987-02-20 1996-01-17 日本放送協会 テ−プカセツトおよびテ−プ走行機構
US5463506A (en) * 1992-11-25 1995-10-31 Nippon Hoso Kyokai Head drum apparatus

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JPS5472029A (en) 1979-06-09

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